第九章 運はどこからやってくるのか。人生初の全国トップ。
ビジネス
起業
2018.05.10

第九章 運はどこからやってくるのか。人生初の全国トップ。


「朝倉さん。あなたは恐らく今の会社に勤め続けてもそれなりに評価され出世されるでしょう。でもそのまま今の会社で定年を迎えられたとき、本当に満足できたと思える自信はありますか?企業の歯車の一片で終わるより自分で自分の歯車を回していく、そんな仕事 にやりがいを感じませんか?そして結果はすべてあなたの報酬に反映されるんです。やり方しだいであなたの夢が叶うのです。人は迷ったとき安全な方向に戻ろうとします。でも、ここは勇気を出して私からの一本の電話に賭けてみませんか!」

もう20年以上前になるが、圭太がこの業界、保険業界に入るきっかけになったのはパシフィック生命のライフナビゲーターとして入社したことだ。当時流通業のバイヤーとして働いていた圭太に1本の電話がかかってきたことがその始まりだった。確かに迷う自分がいた。安全な、立場や人間関係が確保されている今の職場に留まろうとしている自分もいた。その迷いをふっきらせてくれたのが敏腕ヘッドハンターのクロージングだったのだ。

そしてその後の10年間、圭太はライフナビゲーターとしても営業所長としても支社長としても年間社長賞はじめ常にトップクラスの成績を収めることになる。だが、それぞれのジャンルにおいて1位になったことは無かった。独立するときにさして悔いは無かったが、しいて言えばチャンピオンになれなかったことかもしれない。

圭太は保険業界に入ったとき同様、起業するときにもその決断に迷いが無かったと言えば嘘になる。収入や地位などあまりにも捨てるものが多く、リスクが高かったからだ。

「迷ったら進む。進まずに後で後悔するくらいなら、思いきって進んでダメなほうがまだ潔ぎイイ。」

50歳くらいになって「あの時どうして決断しなかったんだろう・・」と後悔するくらいなら、まだ身体も動き頭も回る今しかないと思ったのだ。

そして起業してわずか3年でホールコンサルティングは主要保険会社の年間全国トップに輝くことになる。2位とは僅差だった。期末ギリギリまでは2位。それが最後の最後で逆転して1位になった。実は棚からぼた餅のような、期末ギリギリに入社してくれた優秀なプランナーのお蔭だったのだが、それでも代理店数は全国で約2,500店、その中の1位になったのだ。パシフィック生命時代でも成し得なかったチャンピオンという立場に圭太は喜びを隠し得なかった。

ただその一方では、短期間で成長させた組織をこれからも維持成長し続けることができるのか、自分にはその器があるのか、そんな一抹の不安は頭の中から離れなかった。出来過ぎのスタートがフロックで、まだ盤石の組織でないことも充分にわかっていたからだ。

「この勢いに乗って突き進もう。とにかく乗合代理業に風が吹いている今は、この風に乗って行けるところまでホール号を走らせるんだ。」

一抹の不安をよそに、圭太はホール号の船長としてとにかく舵を握り全速前進の号令をかけ続けるのだった。


続く

◆コラム◆

<目標達成の思考と行動とは>

営業目標や業績目標を立てて、常に達成する人と立てただけで達成したためしがない人がいます。この違いはどこからくるのでしょうか。もちろん個人で営業する立場とチームで目標を設定する立場、目標そのものの高さ、経験値やスキル等実力そのものによって考え方は様々でしょう。私も正直常に立てた目標を達成できてきたわけではありません。ですが過去の経験値から達成できたときの思考や行動を振り返ってみると次のフローに行きつきました。

①目標を設定する→②再度目標を入念に設定する→③準備をする→④行動する→⑤振返る→⑥行動する→⑦諦めずに行動する→⑧諦めずに行動する→⑨諦めずに行動する→⑩目標の方から近づいてくる→⑪達成する。


1.①②→ 定めた目標が実現可能な目標なのか。その目標が上位概念の目的に沿っているものか
  (目標達成が企業理念である顧客貢献や社会貢献に繋がっているのか)目標を行動計画に
   落とし込む。
2.③→ スタートアップまでにいかに入念緻密悲観的に行動を数値に落とし込み、
   事が上手く運ぶような根回し(協力者、キーマン、上司)や事前準備(顧客を理解するため
   のリサーチ)を行うか。
3.④→ 楽観的アクティブ自信を持って楽しみながら行動する。ただし細心の注意は怠らず
  (油断せず)
4.⑤→ 基本週間ごとに目標と行動のGAPを確認し、次週の行動計画を修正する。
5.⑥⑦⑧⑨→ あと一人、もう1件、自分で約束した「数」を達成するまで仕事を終わらせない。
6.⑩→ ⑦⑧⑨を諦めずやり続けていると予期せぬところ(人や場所)から案件がやってくる
7.⑪→ 達成する(夢が叶う)

こんな感じでしょうか。

『万策尽きた時「あきらめない」という妙案がある。』

この言葉をメンタリングの師匠、福島正伸先生から教わりました。私の好きな言葉です。振り返ってみると、目標を達成できたときは最後まで諦めず「他に誰かいないのか」「他の考え方は無いのか」「どうすればできるのか」と思考を張り巡らせながらも、動きは止めずに行動し続けていると、予期せぬ出会いや久しぶりの人から連絡があり、そこから一気に突き抜けることがあるのです。これを一般的にラッキーと言うのかもしれませんが、私の経験的な確信は「運」は人から運ばれてくるということです。

この現象は、本気で自分の仕事が大好きで信念と情熱を持って取り組んでいると、その想いや行動は必ず誰か(身近な人から神様まで?)に観られていて「助けてやろう」と応援のエネルギーを貰えるということではないでしょうか。

この記事を書いた人
堀井計
堀井計
(株)ホロスホールディングス
代表取締役社長
(株)ホロスプランニング
代表取締役会長
Profile
ソニー生命保険株式会社 京都中央支社長/株式会社アダムス 取締役ゼネラルマネージャー/株式会社エスクァイアマガジンジャパン 取締役/2001年4月 株式会社ホロスプランニングとしての営業を開始/2007年11月 株式会社HOLOS-BRAINS 取締役会長就任 ※現任/2014年2月 株式会社ホロスホールディングス 代表取締役社長就任 ※現任/2017年10月 株式会社エルティヴィー 代表取締役会長兼社長就任 ※現任 ☆趣味は読書、サーフィン、落語。☆
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皆さんこんにちは。ホロスグループ代表の堀井です。
日常にあるちょっとした出来事や体験で気付いたことにユーモアをブレンドし、独断と偏見に満ち満ちたコラムやブログを書いてます。お気に召す方は是非無料のサプリとしてご愛用ください(笑)
ブログ:ワタスがほりいけいダッ