相続した空き家のたたみ方②
ビジネス
不動産 / 土地活用
2022.01.14

相続した空き家のたたみ方②

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https://www.holos.jp/holo-style/2021/09/13/jpd_column2109/


実家が空き家になったら?


両親が他界したことにより自分が空き家を相続することになった場合、その活用方法を判断しなくてはなりません。そのためには、まず現状を把握することが重要です。

思い入れがあれば別宅として所有したり、状態が良ければ「他人に賃貸・売買」、老朽化が進んでいれば「建物を取り壊し更地にし、活用の幅を広げる」など、さまざまな選択肢がでてきます。

ただ、いずれの場合にも具体的な手続きの前には、事前準備が欠かせません。どんな手段があり、どんな流れで進めたら良いのか。今回は、売却・リフォーム・賃貸に焦点を当てて考えていきます。

①売却をするメリット

空き家の状態が良ければ、そのまま活用することが可能です。賃貸と比較した場合でも維持・管理の責任が買主に移転するため、相続人にとってリスクが低くなります。しかし、買主を自ら探し、売却に必要な手続きを行うことは容易ではありません。そこで、通常は不動産業者に仲介依頼をすることになるでしょう。


リフォームの重要性

昨今の災害リスクを鑑みて、住宅の安全性を確保することはとても重要です。特に「耐震性」に関する確認を怠ると、被害の甚大化はもちろん資産価値や査定価格にも影響を及ぼす可能性がでてきます。

現状確認は、家屋が建てられた時期から耐震基準を逆算する方法があります。昭和56年5月以前に建築確認を受けた家屋は「旧耐震基準」が適用されているため、耐震リフォームが施されていなければ、現在の基準を満たせない可能性があります。


③賃貸に出す

賃貸を検討するにあたり、現況のままで難しい場合リフォームの費用が必要です。例えば古民家としての魅力があれば、リノベーション工事を行い付加価値を付けることも可能です。また、自己資金が乏しい場合は、借り手の自由なリフォームを許す賃貸借契約を結ぶ「DIY型賃貸借契約」などの工夫も検討することができます。


実家を売却したいと思ったらすべきことは?


「実家が空き家になる」状況は、すぐにイメージできないかもしれません。仮に遠隔地で親元を離れて生活しているなら尚更、親族とのコミュニケーションを重ねておくことをお勧めします。認知症になったら?突然他界したら?・・・話し合うことができなくなる前に、現状の把握や方針を決めておくと良いでしょう。

また、戸建ての場合、土地の境界や面積に関するトラブルは少なくありません。古い家は隣地や道路との境界線が曖昧になっているケースで、土地家屋調査士に依頼し、境界に関する書類を揃えておくことも重要です。

後々のトラブルを避けるため、関係する家族全員が話し合いに参加することが大切です。不動産としての価値を低下させないためにも、早期に相談し、準備をしておきましょう。


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この記事を書いた人
上畑忠之
上畑忠之
株式会社ジェー・ピー・ディー清水
代表取締役社長 (現任)
株式会社ホロスプランニング
取締役
Profile
ゼネコン(不動産・建設)営業職10年後、1999年ソニー生命保険株式会社入社。2015年に株式会社ホロスプランニング入社、現在に至る。
【資格】
日本FP協会認定 ファイナンシャルプランナー
宅地建物取引主任者
生命保険協会認定 トータルライフコンサルタント
サイコム・ブレインズ認定 HPCトレーナー
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ライフプランを中心に将来設計の考え方をお話します。特に、住宅に関すること・老後のお金の貯め方・相続について、コンサルティングします。又、暮らしに変化があった方(結婚・出産・マイホーム購入・転職・退職 等)のお役に立てると思います。