公益通報者保護法とは
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2022.05.10

公益通報者保護法とは

2022年6月1日から「改正公益通報者保護法」が施行されます。これは、内部告発等を行った通報者が不当な扱いをされないために制定された法律です。例えば、下記のような事態に陥ったとき、通報者に対して行われた不当な扱いを「無効」にし、保護する役割を果たします。

・産業廃棄物の不法投棄を上層部に報告したら、突然遠方への異動を命じられた

・横領を告発したら、人事評価が低評価となり、昇給しなかった

・品質偽装をやめるよう提言したが相手にされず新聞社に告発したら、強制的に解雇された


そして、今回の改正では「実情」に合わせた、以下の要件も追記されています。

・保護される対象となる通報者・通報内容を拡大
 >今まで対象外だった1年以内の退職者・役員も保護対象へ
 >刑事罰対象の行為の告発に加えて、行政罰対象の行為の告発も保護対象へ

・企業側の体制整備義務

・内部通報者の守秘義務違反を罰則対象へ

・告発した企業から受けた損害賠償責任を無効へ


昨今は、企業における透明性や持続可能性が重視されています。そこで、このような法律は、企業の健全経営の後押しになる大切な仕組みです。万が一の際は心強い味方になるので、ご参考になれば幸いです。

<ご参考までに>
政府広報オンライン:組織の不正を未然に防止
通報者も企業も守る「公益通報者保護制度」

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201701/4.html



Text by L-club Team(エルティヴィー L-clubメールより引用)

HPH220510-002-01

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2001年4月生まれ。
イチロー選手(当時:シアトル・マリナーズ)がメジャーリーグの開幕戦、1番ライトでデビュー。時を同じくして誕生したホロスプランニングの公式マスコットです。
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