アコムでは「ローン専用カード」が発行され、借りるときにも返すときにもATMが利用できます。
アコムで利用できるATMは、アコム自体が設置しているもの、提携しているコンビニや金融機関が設置しているものがあります。
デパート、ショッピングモール、駅、スーパー、そしてコンビニなどのATMを活用すると借入も返済も便利になります。
それぞれのATMでできることや手数料などに違いがあり、どのATMで借入や返済をしても同じではありません。
この記事ではATMの特徴や利用方法を説明して、アコムをさらに賢く便利に活用できるようにわかりやすく解説していきます。
24時間手数料無料で利用できるアコムATM
アコムで利用できるATMは大きく分けると3つあります。
- アコムATM
- 提携コンビニATM
- 提携銀行ATM
ATMと一口にいっても、アコムATMと提携ATMでは利用可能な営業時間や利用手数料が異なります。
ATM | 手数料 | 営業時間 |
---|---|---|
アコムATM | 無料 | 24時間 |
セブン銀行 | 1万円以下 110円 1万円超 220円 |
0:10~23:50 |
E-net | 24時間 | |
ローソンATM | 0:10~23:50 | |
三菱UFJ銀行 | 設置場所により異なる | |
イオン銀行 | 0:10~23:45 | |
北海道銀行 | 8:00~21:00 | |
北陸銀行 | 7:00~21:00 | |
東京スター銀行 | 8:00~22:00 | |
八十二銀行 | 設置場所により異なる | |
三十三銀行 | 8:00~21:00 | |
第三銀行 | 8時~21時 | |
広島銀行 | 設置場所により異なる | |
西日本シティ銀行 | 8:00~21:00 | |
福岡銀行 | 設置場所により異なる | |
十八親和銀行 | 設置場所により異なる | |
熊本銀行 | 設置場所により異なる | |
クレディセゾン | 設置場所により異なる |
手数料無料で利用できるATMはアコムATMのみです。
ATM設置台数はアコム801台、プロミスは932台、アイフルは436台(2021年6月30日現在)です。※(2022年10月末現在)
コンビニATMは原則としてほぼ24時間いつでも利用できますが、利用の都度手数料が110円または220円かかります。
コンビニATMでいつも借りたり毎月返済したりすると、手数料が大きな金額となるので、提携コンビニATMの利用は緊急の借入に使ったほうが賢明です。
アコムATMは1000円単位で借入・返済
- 24時間営業
- 利用手数料は無料
- 千円単位の利用
全国のアコム自動契約機(むじんくん)に設置されているATMでは借り入れや返済ができます。
アコムATMは24時間営業で手数料も無料。年中無休でいつでも利用ができます。
また、千円単位で借入・返済できます。
千円単位の利用なので「5千円だけ借りたいけれど、1万円借りるしかない」といった必要以上な借り入れをしないで済みます。
アコムATMでできること
- 返済
- 借り入れ
- 残高照会
- 暗証番号変更
一部提携ATMでは返済できないものもありますが、アコムATMでは各種利用に対応しています。
アコムATMの借り入れ方法
- アコムのローンカードをATMに入れる
- 暗証番号(4桁)を入力
- 画面に表示されるメニューから「ご融資」を選択
- 利用金額を入力(千円単位で可能)
- 明細書とローンカードを受け取る
- 現金を受け取る
アコムATMの返済方法
- アコムのローンカードをATMに入れる
- 暗証番号(4桁)を入力
- 画面に表示されるメニューから「ご返済」を選択
- 「読取」ボタンを押す
- 明細書とカードを受け取る
アコムATMでは借入時にはアコムカードが必要ですが、返済(入金)の場合はカードを忘れた場合にも対応可能です。
自動契約機(むじんくん)で申し込む
アコムのATMで申し込みができると考えている方も多いのですが、申し込みは自動契約機(むじんくん)で行います。
自動契約機(むじんくん)とアコムATMは併設されています。
まず自動契約機(むじんくん)で申し込みと契約を完了し、発行されたアコムカードまたはアコムマスターカードを使って借入しましょう。
アコムATMを利用するメリット
提携ATMではなくアコムATMを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。
アコムATMの使いやすさをご紹介します。
いつでも手数料無料
アコムATMを利用する場合、時間帯や金額にかかわりなく手数料がかかりません。
提携ATMでは借入や返済する金額に応じて110円または220円かかるため、やはりアコムATMの利用はお得です。
24時間営業で安心
アコムATMなら時間を気にせず借入や返済できます。
土日や、夜間にお金が必要になったときにもアコムATMを利用すればいいので安心です。
全国どこでも設置されている
アコムATMは全国で807台設置されているため、どこでもお金が必要なときにすぐに借りられます。
また返済も同様に、思い立ったときに行えますね。
さらに、駅から近いところや駐車場があるところなど、アクセスしやすいところにATMがあります。
おでかけや買い物のついでに借入や返済をサクッとすませられます。
コンビニATMの借入単位は千円または1万円
コンビニや銀行などの提携ATMでは借入単位は1,000円または1万円です。
1万円単位でしか借入できないのはローソン銀行ATM、東京スター銀行、広島銀行、クレディセゾンです。
必要金額が、3,000円、15,000円などの場合は、10,000円単位で借入できるATMを利用すると多く借りることになってしまいます。
1万5,000円でよいけれど、2万円借りるわけです。
そうなった場合、差額の5,000円をすぐ返済するかというと、財布に入っていれば使ってしまう可能性が高いですよね。
まして便利なコンビニの中で多めの額を持っていると、借りたその時に使ってしまいかねません。
借入したい額によって、提携ATMを使い分けましょう。
アコムの提携ATMは設置台数が多いため、アクセスがよいところを選べます。
多く借りた分にも利息は毎日かかる
当然ですが多く借りた分にも利息がかかります。
本当に必要かどうかわからない額でも、借りてしまえば毎日利息が増えていくのです。
必要な額だけの額をピッタリ借りたほうが、無駄な利息を払わずに済みます。
特にアコムATMなら手数料がかからないので、こまめに借りても安心です。
アコムで利用できるコンビニATM
利用手数料はかかるものの、24時間いつでも利用できるアコム提携コンビニATMは非常に便利です。
毎月の返済でコンビニATMを使うと手数料の負担が気になりますが、急にお金が必要になったときに頼れる存在ですね。
- セブン銀行
- コンビニATME-net
- ローソンATM
全国の主要コンビニがアコムの借入や返済に利用できます。
セブン銀行ATMなら千円単位で借入・返済ができる
提携ATMの中でもセブン銀行ATMでは千円単位の利用ができ、さらにアコムATMと同じように詳細な明細書が発行されます。
- アコムローンカードをセブン銀行ATMに入れる
- 画面に表示される希望の取引の中から「ご出金(借入)」を選択
- アコムでの4桁の暗証番号を入力
- 借入額を入力して確認を押す
- 明細書とカードを受け取る
- 紙幣を受け取る
- アコムローンカードをセブン銀行ATMに入れる
- 画面に表示される希望の取引の中から「ご入金(返済)」を選択
- アコムでの4桁の暗証番号を入力
- 希望の返済取引で「カードローン」を選択
- 紙幣を入れる
- 入金額を確認
- 明細書とカードを受け取る
アコム提携コンビニATM利用の注意点
提携コンビニATMを利用するときには気を付けておきたい点があります。
アコムでの借入や返済にコンビニATMを利用するのは大変便利ですが、利用頻度や時間帯に注意が必要です。
利用の都度利用金額に応じた手数料がかかる
コンビニATMを利用するたびに、手数料がかかります。
1万円以下の利用なら110円、1万円を超える場合には220円かかります。
借入、返済どちらの場合も手数料が必要ですが、利用回数が多くなると大きな額になってしまいます。
メンテナンスで利用できない時間帯がある
コンビニATMは、ほぼ24時間利用できます。
ただしコンビニや、アコムが定めるメンテナンスがありその間は利用できません。
必ず事前にメンテナンス時間を確かめておきましょう。
提携ATMでの取引上限額がある
コンビニATMを利用する際に、上限額が決まっています。
たとえばセブン銀行ATMなら、1回の利用につき紙幣が50枚までです。
ローソン銀行ATMとイーネットは、借入は最大20万円まで、返済は50万円までとなります。
利用額によっては、複数回に分けて借入や返済する必要がでてきます。
利用回数が増えると、その分手数料も増えますから、大きい額の借入や返済時には注意が必要ですね。
アコムカードなしでATMを利用するならスマホATM
セブン銀行ATMで、アコムカードがない場合の利用方法を確かめておきましょう。
スマホアプリを使って借入や返済をしますので、まずアプリをお使いのスマートフォンにダウンロードします。
スマホATMの借入の流れ
- スマホアプリでQRコードを読み取る
- アプリに表示された「企業番号」をATM画面に入力
- 「暗証番号」か「認証番号」をATM画面に入力する
- アプリで入力した取引内容を確認
- お金を受けとる
スマホATMの返済の流れ
- スマホアプリでQRコードを読み取る
- アプリに表示された企業番号を入力
- ATMに紙幣を入れる
カードがない場合でも、スムーズな借入や返済が可能になっています。
セブン銀行では、スマホATMでもカードありと同じように1万円以下の利用なら110円、1万円を超える利用なら220円の手数料がかかるのでご注意ください。
アコムATMと提携ATMの使い分けが賢い利用のポイント
アコムで利用できるATMは、大きく分けてアコムが設置している「アコムATM」と、コンビニや金融機関の「提携ATM」の2種類があります。
アコムATMと提携ATMでは、手数料、営業時間、設置場所や台数が異なります。
どちらのATMを使うか上手に使い分けることで、お得になったり利便性が高まったりします。
利用の目的やタイミングに応じて、アコムATMを使うのか、提携ATMにするのか決めましょう。
今すぐ借りたいときはコンビニATM
コンビニATMか金融機関ATMは、全国に設置台数が5万台以上と大変多いため緊急に借りたいときもすぐに見つかるはずです。
急な飲み会や週末のお出かけなど、何かとお金が必要なときにも安心ですね。
手数料を抑えたいときはアコムATM
アコムATMは手数料がかかりません。
一方、アコムの提携ATMは、利用額1万円以下のとき110円、1万円を超えるとき220円の手数料がかかります。
お金のピンチのたびに何度も提携ATMでの借入を繰り返し、返済も提携ATMで行っていると利用手数料が大きな額になってしまうでしょう。
手数料をできるだけ抑えたいなら、やはりアコムATMを利用しましょう。
アコムのATMは、利用額や利用時間にかかわらず手数料無料です。
返済方法も考えておこう
カードローンの利用計画は借入を中心に立てる方が多いですが、やはり返済も重要です。
返済方法の選び方によって、手数料を抑える、利息額を減らす、返済忘れを防ぐメリットが期待できます。
たとえば、引き落としでの返済は口座残高に気を付けておけば、返済の遅れや忘れを防げますし手数料もかかりません。
アコムでは約定返済日以外にでもいつでも返済できます。
約定返済日以外の返済は随時返済といって、早く返済すればその分利息が減ります。
しかし、手数料がかかる提携ATMで随時返済を行っていると、せっかく抑えた利息額より手数料のほうが大きくなってしまうかもしれません。
お得で便利な利用を考えるなら、借入のあと、返済のことも考えておきましょう。
アコムATMで発行される明細書
詳細な明細書が発行されるのはアコムATMの特徴です。
提携ATMでは通常簡易的な明細書が発行されます。
※セブン銀行ATMも詳細な利用明細書発行されます。明細書で借入状況を把握し、返済計画に役立てましょう。

②今回借りた金額
③無利息残高やATM利用手数料など
※無利息残高とは残高が1000円未満になったとき利息も支払期限もない残高
④現在の借入残高
⑤借り入れ可能な額
⑥次回返済日
⑦次回の最小返済額
⑧現在適用されている金利
⑨遅延損害金が発生している場合に記載される
⑩約定日返済か35日ごと返済か期日設定
⑪全額返済までの月に一度返済した場合の回数
⑫毎回の最小返済額
⑬全額返済までの総返済額
⑭最小返済額で返済した場合の全額返済予定にあたる完済期日
⑮現在適用されている返済方式

②今回返済した金額
③今回返済したうち、元金に充当された額
④今回返済したうち、利息に充当された額
⑤今回返済したうち、遅延損害金に充当された額
⑥今回返済したうち、無利息残高やATM手数料に充当された額
※詳細は⑬⑭に記載される
⑦現在の借入残高(利息は含まない)
⑧借り入れ可能な額
⑨次回返済期日
⑩次回最小返済金額
⑪直近に借り入れをした日
⑫直近の借り入れ後の残高
⑬無利息残高がある場合記載
⑭前回の返済後から今回の返済までの間に使った提携ATM利用手数料など
アコムATM利用時のよくある質問
アコムのATMを利用するときに不安やトラブルがあった際によくある質問をまとめました。参考にご覧ください。
電話での問い合わせが可能です。
平日9時から18時まで、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に問い合わせてください。
また、お近くの自動契約機(むじんくん)でも暗証番号の変更手続きができます。
自動契約機(むじんくん)へは、本人確認書類を持参します。
アコムATMは千円単位の利用となるので、千円未満の端数は返済できません。
完済希望時には端数も返済できるインターネット返済を利用しましょう。
銀行振込でも端数を返済できますが、振込手数料が発生します。
千円未満の無利息残高は、利息は増えず返済の義務もありません。
そのまま放っておいてもよいのです。
しかし、完済後に解約を希望するなら、無利息残高が残ったままではできません。
解約希望なのか、契約を継続するのかを考えて返済方法を選びましょう。
アコムカードを失くした場合、まずアコムへ連絡を入れカードの利用停止をし、その後再発行手続きを行いましょう。
【再発行までの流れ】
1. アコムフリーコール(0120-629-215)に連絡してカードを利用停止する
2. 近くの警察署に紛失届を出す
3. 再発行手続き
紛失ではなく盗難の可能性もありますから、不正利用を防ぐためにも一刻も早くアコムへ連絡を入れて利用停止手続きを取りましょう。
再発行には下記の2通りの方法があります。
・自動契約機
・郵送
いずれの方法でも本人確認書類が必要です。
アコムローンカードの再発行には330円の手数料がかかります。
借入可能額まで余裕があって、アコムカードを入れたのに反応がないときは、カード自体に問題があるかもしれません。
カードをスマートフォンや車のスマートキーなど磁気が強いものの近くに保管していると磁気不良になってしまいます。
アコムカードをスマートフォンケースに入れておいたり、スマートキーと重ねて置いたりするのは避けましょう。
また、ATM機に問題がある可能性もあります。
ATMが故障していないか、ATMの近くに設置されている電話で問い合わせて確認できます。
ATMに修理が必要な場合や、すぐに使えない場合は別のATMで借入や返済をすれば問題ありません。
暗証番号はスマホアプリで照会できます。
スマホアプリなら、わざわざ出かける必要もないのでおすすめです。
むじんくんでも暗証番号を確認できますが、近くにむじんくんがない場合もありますし、別の客がいて利用できない可能性もあります。
近くのアコムATMの場所はアプリで検索できる
現在の場所から最も近いアコムATMはアプリで検索できます。

使い方はとても簡単。希望の検索方法をタップすればOKです。

アコムの公式アプリでは、振込融資の依頼、利用状況の確認、生体認証でのログイン、書類提出など大変便利な機能を活用できます。
アコムを利用する方ならぜひダウンロードしておきましょう。
アコムATMと提携ATMの使い分けが大切
アコムATMは手数料がかかりませんし、24時間営業しています。
提携ATMも、コンビニに設置されているならほぼ24時間利用できますし、設置台数が多いですが手数料がかかります。
アコムATM、コンビニATMそれぞれメリットがありますので、借入や返済回数が多いか少ないか、設置場所などで使い分けるのがポイントです。
現在スマホアプリで借入や返済を行えるのは、セブン銀行ATMのみです。
スマホアプリなら、アコムカードを持っていないときにもATMを利用できます。
スマホプリではQRコードを読み取って手続きできるため、カードレスでも問題なく借入や返済可能です。
このように各ATMでできることにも違いがありますので、お得かつ便利にアコムを利用しましょう。
まとめ
アコムATMなら、借入や返済時の手数料がかかりません。
24時間いつでも利用でき、千円単位での借入や返済にも対応しているため利便性も高いです。
ただし、アコムで借入や返済をしたいときに近くにアコムATMがない場合には、提携コンビニATMを利用しましょう。
提携ATMは手数料が都度かかりますので、緊急時の借入での利用をおすすめします。
他にもインターネットでの借入や返済は手数料がかかりませんので、上手に組み合わせて活用しましょう。