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アコムで借り入れた履歴はカーローン審査に影響する?

過去にアコムなどの消費者金融でお金を借りた経歴がある場合「自動車ローンが通らないのでは・・・」と心配になる人もいるのではないでしょうか?

結論からいうと「アコムを使ったことがあるだけでは影響はない」となります。

しかし、過去の利用の仕方によっては影響は避けられません。

今回は、「アコムなどの消費者金融」と「自動車ローン(カーローン)」の関係について解説します。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

自動車ローンを組む時に消費者金融の履歴は影響するか?

自動車ローン(カーローン)に申し込む場合、消費者金融を利用した履歴があってもそれだけでは不利にはなりません。

しかし、影響を与えてしまうNGなケースがあります。

どのような場合に、カーローン審査に影響を与えるのでしょうか?

アコム(消費者金融を)使ってもすぐには影響はない

消費者金融を利用していること自体は、クルマのローン(カーローン)には影響はありません。
しかし、利用の仕方や返済の仕方がまずかった場合は影響を与えることがあります。

どのようなケースでカーローンの審査に影響を与えてしまうのでしょうか?

返済の延滞(事故情報)があると影響あり!

カードローンやクレジットカードのキャッシング、スマホや携帯電話の利用料金などを一定期間以上延滞させた場合、事故情報として信用情報機関に記録されてしまいます。

一定期間とは「61日以上」または「3ヶ月以上」のいずれかを指します。
この情報は事故情報と呼ばれ、一定期間は削除されません。

延滞などの事故情報が登録された状態は俗に「ブラック」と呼ばれており、この情報が個人信用情報機関に残されている限り、カーローンだけでなく、あらゆるローンを組むことができなくなります。

延滞の事故情報は、完済してから5年間が記録が残り続けることを覚えておきましょう。

多重債務の状態には要注意

他の金融機関からも同時にお金を借りていて、完済できずに困ってしまっている状態を「多重債務」と呼びます。

金融機関はアコムのような消費者金融系カ―ドローンだけでなく、クレジットカードを扱っている「信販会社」や銀行なども同様です。

何社以上から借りているとNGという条件はカーローンを受ける金融機関ごとに異なりますが、一般的には3件以上の金融機関から同時に借入れしている場合は自動車ローン(カーローン)に通りにくくなります。

自動車ローン以外に「カーリース」にも影響がある?

カーリースとは、利用者が選んだ車を一定期間「月々定額で」乗れるプランのことです。

頭金が不要で期間中の税金や諸費用も含まれているため、税金などを払う月に支払いが増えてしまうことがないのがメリットです。

毎月一定の金額を払って利用できるため家計管理がしやすくなっており、購入ともレンタルとも違う形として、注目されつつあります。

過去に消費者金融からお金を借りていた場合、このカーリースにも影響があるのでしょうか。

これもカーローン審査と同じく「消費者金融を利用した経歴だけで直ちに影響はない」が答えです。

カーリースの契約は、ローン契約と同じように審査が行われます。

審査基準はリース会社ごとに異なりますが、信用情報に傷があったり、多重債務の状態に陥ってしまっていたりすると審査を通過することはできないのはカーローンと共通です。

消費者金融の利用の有無にかかわらず、スマホの支払遅れなどを発生させると信用は無くなってしまいます。

カーローン・自動車ローンの審査項目

一括購入ではなくローンを選択した場合、まずはカーローンの審査を通過する必要があります。

カーローンや自動車ローンの審査項目は、銀行や消費者金融のカードローンと大きくは変わりません。

審査の厳しさはローンを提供する金融機関によっても異なりますが、各社で共通する3つの審査項目をご紹介します。

属性情報

属性情報とは「申込者の返済能力を示す情報」の総称です。

具体的には、以下のような情報のことを指します。

  • 年齢
  • 年収
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 持ち家の有無
  • 既婚・未婚

「年齢」に関しては、一般的に20代前半より30~40代が評価されやすいと言われています。
仕事で高い地位を得ている可能性も高く、年齢的な面で仕事を簡単に辞めないと考えられるためです。

「年収」は、高ければ高いほど返済能力が高いと判断されます。
明確な基準はありませんが、年収が著しく低い場合はカーローンの締結時に「連帯保証人」を求められる可能性もあります。

「勤務先」は、正社員や公務員の評価がもっとも高くなります。
逆にフリーターや派遣社員の場合は、景気次第で職を失う可能性があるため、評価は低くなりがちです。

「勤続年数」は、長ければ長いほど評価が高くなります。
あまりに勤続年数が短いと「途中で辞めてしまって支払い能力が亡くなるのでは?」と判断されることもあります。

「持ち家」については有り「結婚」にかんしては既婚のほうがそれぞれ評価が高くなります。

これは、お金を貸す立場としては「夜逃げ」の可能性を心配するためです。
賃貸アパートに住む独身の人よりも、結婚して子供もいる持ち家の人の方が夜逃げの心配はない判断されるわけです。

他社借り入れ状況

さきほど紹介した「アコムなどの消費者金融を借りたら審査に落ちる?」に関係する項目が「他社借り入れ状況」です。

過去に消費者金融を使ったことがあるというだけでは、審査に影響はありません。

一方で今でも利用していて、それが「3社以上の複数」借り入れているとし審査に通過できない可能性が高まります。

アコムなどの消費者金融に限らず、スマホや携帯電話のローン、クレジットカードのリボ払いの残債など、あらゆる「借金」が調査の対象です。

これらの情報は信用情報機関に記録されており、カーローンを審査する会社は見ることができます。

申し込み時に他社借り入れ状況を確認されて、嘘をつきとおすことはできません。

残債があるのなら、カーローン審査前に完済しておくことが重要です。

信用情報

信用情報とは、利用者がお金を貸すための信用に値するかを確かめる項目です。

具体的には、信用情報機関にアクセスして返済遅延などの「事故情報」が記録されていないかを確認します。

日本には現在「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」「JICC」「全国銀行個人信用情報センター」という3つの信用情報機関がありますが、金融事故に関する情報はどこでも共有されています。

過去に発生させた事故情報は、情報が削除されるまでは筒抜けになってしまいます。

カーローン・自動車ローンを組む時のNG行動

カーローンを組む際に、審査に通過できるかを決めるのは「消費者金融の利用履歴」ではありません。
カーローンに申し込む際に避けたいNG行動を紹介します。

転職して勤続年数を減らしてしまう

転職して中小企業から大企業に勤務先が変わり、年収も大幅にアップ。

普通に考えれば審査にはプラスになります。ただし、転職したばかりのころは審査にマイナスになってしまうこともあります。

それは「勤続年数」がリセットされるためです。

いくら大手企業であっても、勤続年数が1~2ヶ月など著しく短い場合は審査落ちの原因になってしまう可能性があります。

転職した場合、カーローンの申し込みまで最低でも半年程度の時間を開けてからのほうが無難です。

他社利用状況の申告で嘘をつく

3社以上から同時に借り入れを行って返済に苦慮している「多重債務」の状態では、審査に悪い影響を及ぼすのは紹介した通りです。

また、嘘の申告をしても全くの無駄です。
なぜなら、日本にある3つの信用情報機関では事故情報に関して共有しているためです。

過去に延滞を発生させた金融機関が属する信用情報機関とカーローンを申し込む金融機関の信用情報が違うとしても、情報を隠すことはできません。

また、審査の際に「虚偽の申告をする」という行為自体が、審査においては決定的にマイナスです。

個人間でも同じですが、お金の貸し借りは信用で成り立っています。嘘をつく人間にお金を貸せないと判断されるのは当然です。

仮に過去に不都合な事実があったとしても、隠さずに正直に報告するようにしましょう。

スマホの支払いを遅らせる

過去に返済の遅延を遅らせた場合は審査に通過できなくなりますが、カードローン以外にもスマホや携帯の料金を遅らせた場合も対象です。

近年、スマホの本体価格は約10万円などと高額の機種が多いので、ローンを組んで毎月の利用料の支払いに上乗せして返済することができます。

スマホの利用料と混ざって分かりにくいですが、本体代金を分割して支払う立派な「借金」です。

カーローンに申し込みたいなら、スマホの代金についても遅延を起こさないことが大切です。

自動車を買う資金の調達方法

自動車を購入する場合、一括で用意できない場合は、何らかの方法でお金を借りて購入することになります。

代表的な資金の調達方法として、以下の3つをご紹介します。

  • 銀行のマイカーローン
  • ディーラーローン
  • アコムなどのマイカーローン

銀行のマイカーローン

クルマのローンを組む時にもっともポピュラーなのが、銀行が提供する「マイカーローン」です。

銀行が提供するマイカーローンほとんどの銀行で扱っているため、普段利用している銀行でも申し込めます。
すでに給与振込先として利用している場合、金利が優遇されることもあります。

ほかの金融機関と比較して圧倒的な低金利が自慢で、年2~5%程度で借り入れが可能です。

ただし、金利が低い分だけ他よりも審査が厳しいのがネックです。

ディーラーのローン

クルマを購入するディーラーでも、銀行のようなローンを提供しています。
その場で手続きできるため、わざわざ別の金融機関に出向く必要がないので便利です。

ディーラーローンを組むことで、車両本体価格の値引きを受けるなどの交渉にも利用できます。

一般的に銀行よりも審査が通りやすいと言われているのは「購入するクルマが担保」になるためです。所有権がディーラー側にあるため、完済するまで売却することができません。

また銀行と比較すると金利も高い点もデメリットです。

カードローンでもOK?

何らかの理由で自動車ローン(カーローン)を利用できない人は、アコムなどのカードローンを利用することができます。

アコムのカードローンは利用使途が自由ですから、もちろん車の購入の際にも利用が可能です。

銀行やディーラーのカーローンとは違うメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 即日融資が可能
  • 無利息サービスがある
  • 返済分だけ再度借り入れできる

アコムでは、銀行などが提供するカーローンと違って「即日融資」が可能です。

借り入れ可能金額は本人の返済能力や信用によって変化しますが、100万円を超える金額の即日融資も不可能ではありません。

また、アコムであれば契約の翌日から30日間は金利ゼロで計算ができます。
はじめてアコムを利用する人に限られますが、支払い負担を小さくすることが可能です。

30日以内に完済できなくても、30日分は金利ゼロで計算されるため、短期で完済できれば銀行よりもお得になることもあります。

また、銀行やディーラーの自動車ローンやマイカーローンは一度借りたら完済するまでは追加での申し込みはできません。消費者金融の場合は借入限度額に空きがあれば、完済の途中でも追加の借り入れができます。

返済が長期化するほど不利に

借りやすく、利用しやすい消費者金融カードローンですが、もちろんデメリットもあります。

銀行カードローンの金利が一般的に年2~5%、金利が高いと言われるディーラーローンですら5~10%なのに対し、アコムなどの消費者金融では100万円以上の借り入れの場合でも金利は年15.0%と高めです。

借入額が100万円を下回る場合、年18.0%の金利が設定されます。

初回は1ヶ月無金利で利用できると言っても、返済期間が長くなるほどに利息が大きくなりやすい点に注意が必要です。

短期間で集中して返済できる時に、アコムの利用を検討しましょう。

アコムの公式ホームページでは、「毎月の返済金額」や月一回の返済とした場合の「返済回数」についてシミュレーションをすることができます。

銀行やディーラーのカーローンとの返済額の比較にご利用ください。

アコムで借り入れた履歴はカーローン審査に影響する?まとめ

今回は、アコムなどの消費者金融と自動車ローン(マイカーローン)の関係を解説しました。

消費者金融を利用した実績があるからといって、即座にカーローンに影響はありません。
しかし、返済の遅延などの事故情報が記録されてしまった場合は別です。

日々の返済は怠ることなく、キチンと完済することで信用が増していくことを覚えておきましょう。

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