カードローン

イオン銀行のフリーローンはおまとめローンとして利用可能

消費者金融や銀行のカードローンからの借入の返済で生活が苦しくなって、お金が足りなくなっているときに検討したいのが「おまとめローン」です。

イオン銀行が提供しているローンはおまとめローンとしても活用できるローン商品で、金利も低く限度額も高めに設定できるというメリットがあり、おまとめローンとしての利用がおすすめできます。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

イオンアシストプランはおまとめローンとして利用可能

イオン銀行のおまとめローン

複数の消費者金融や銀行のカードローンから借入していると、返済スケジュールの管理がままならなくなるときがあります。

うっかり返済日を忘れてしまったり、引き落とし口座に残高が不足してしまったりすることもあるでしょう。

また、高い金利のカードローンから借りていると、金利の返済に追われてしまい、ちっとも元金が減っていかないこともあります。

そうなると、また別のカードローンから借りて返済するというカードローン地獄に陥ってしまい、返済のことで頭がいっぱいになることもあります。

そういったときにおすすめなのが「おまとめローン」と呼ばれるローンです。
複数のカードローンを一本化して返済先を1つに絞り、返済日の管理の負担を軽くする方法です。

多くの消費者金融や銀行が「おまとめローン」を提供しています。

アコムやアイフル、プロミスなどに取り扱いがありますし、東京スター銀行のおまとめローンは知名度も高いものがあります。

イオン銀行のカードローンは、低金利で高限度額を狙いやすいカードローンとして知られています。
できればイオン銀行でおまとめローンを組みたいところですが、残念ながらイオン銀行にはおまとめローンの提供はありません。

ただし、フリーローンの「イオンアシストプラン」で借入して、それを他社の返済に使うことができます。
事実上のおまとめローンとして利用可能です。

イオンアシストプランの概要

・イオンアシストプランの概要

利用限度額 30万円~700万円(10万円単位)
金利 年率3.8%~13.5%
借入期間 1年~8年
申込方法 インターネット申込のみ
返済方法 毎月27日にイオン銀行普通預金口座から引き落とし
申込条件 ・20歳以上60歳未満

・イオン銀行の口座保有者

・前年度税込年収200万円以上

・年金受給者、専業主婦は不可

インターネット専用のフリーローンで、融資まで来店する必要がありません。
また、使いみちが自由で、事業資金を除く用途に使うことができます。他社からの借り換えが可能で、おまとめローンとして使えます。

返済方法はイオン銀行普通預金口座からの引き落としのみで、口座を持っていない人は開設する必要があります。

他社・他行のおまとめローンとの比較

イオンアシストプランは、返済期間が最長8年という設定のフリーローンで、おまとめローンに「利用することができる」とされている商品です。

こういったローン商品は他の銀行にもあり、また消費者金融にも「おまとめローン」は提供しています。
代表的な商品と比較すると、以下のようになります。

・イオンアシストプランとの比較

金融機関 おまとめローン 金利 限度額
イオンアシストプラン フリーローンをおまとめローンとして利用可能 3.8%~13.5% 700万円
楽天カードローン カードローンを借り換えとして利用可能 1.8%~14.6% 800万円
プロミス
おまとめローン
借り換えローンを提供 4.5%~17.8% 500万円
アコム
借り換え専用ローン
借り換え専用ローンを提供 7.8%~18.0% 300万円
東京スター銀行 おまとめローンを提供 12.5% 1000万円

イオンアシストプランをおまとめローンとして考えたときに、他行と比較すると金利が低いことが分かります。

低金利なのは楽天銀行と東京スター銀行ですが、最高金利が高めで、東京スター銀行は固定金利という点が気にかかるところでしょう。

借入限度額が最大で700万円というのも高額の部類で、複数の借入を一本化する以上、高額の限度額であるのは歓迎すべき要素です。

イオンアシストプランの特徴

総量規制の対象外

イオンアシストプランは銀行のフリーローンであるため「総量規制の対象外」です。
これは大きなメリットと言えます。

消費者金融のカードローンは総量規制の対象となり、年収の3分の1以上を借りることはできませんが、イオンアシストプランではその規制の対象とはなりません。

とはいっても、年収に見合わない高額の借入はできません。

何社までおまとめ可能?

イオンアシストプランはフリーローンですので、使いみちは自由です。
何社までおまとめできるかという決まりはありません。

ただ、あまり借入件数が多いときには審査に通らない可能性もあります。
何社あれば審査落ちすると一概には言えませんが、4社以上になると審査落ちする可能性が高まります

追加借入は可能?

イオンアシストプランはフリーローンというローン商品で、借りたら後は返済するだけのローンです。

住宅ローンやマイカーローンと同様と考えれば良いでしょう。追加で借りたい場合には再度審査を受ける必要があります。

イオンアシストプランの審査

申込から融資までの流れ

インターネットで申し込み

イオン銀行の公式サイトの「イオンアシストプラン申込」から申し込みします。

借入シミュレーションも設置してあるので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
規約などを確認して、同意事項に同意してから申込画面に進みます。

申込フォームに必要事項を入力して送信します。その内容を元に仮審査が実施されます。自宅や勤務先に確認の電話連絡がある場合があります。

契約書類の郵送

審査結果は郵送で届きます。

仮審査に通過した場合には「お借入手続きのご案内」が同封されているので、書面の指示に従って記入・署名・捺印をして必要書類を同封して郵送で返送します。

審査通過すると

書類がイオン銀行に届くと本審査となります。

本審査に通過すると、融資前に意思確認の電話連絡が入ります。

ここで同意すれば、最短2営業日以内にイオン銀行の口座に振込で融資が実行されます。
これを他社の返済に回せば、借入の一本化が完了します。

審査は厳しい?

一般的におまとめローンの審査は、カードローンの審査よりも厳しい傾向があります。

これも銀行と消費者金融とでは若干の違いがあると言われており、銀行は厳し目、消費者金融はおまとめローンとしての審査は独自で若干緩めと言われています。

おまとめローンは借入金額が高くなる傾向があります。
借りる金額が大きいと「この人はこれだけの額を返済できるかどうか」ということを確認するために、厳し目に審査する必要があります。

ただ、今まで毎月しっかり返済できていて、借入額を返済できるとみなされる最低限の収入があれば審査通過は難しくないでしょう。

信用情報に傷がなく、しっかり返済している実績があれば信用されます。

イオンアシストプランはおまとめローン専用ではなく、フリーローンです。
そのため、通常のおまとめローンとは審査基準が若干異なる可能性があります。

「通常のおまとめローンと同じくらい厳しい審査」くらいに思っていれば間違いないでしょう。

在籍確認がある

通常、ローンの審査では在籍確認が行われます。
これはイオン銀行に限らず、どの金融機関でも同様です。

イオン銀行「アシストプラン」の申込条件は「安定した収入があり、年収が200万円以上」となっています。

そのため、申込者が本当に職業に就いているかどうかを確認するために、職場に電話連絡があると考えて間違いないでしょう。

イオン銀行アシストプランの在籍確認では、担当者の個人名で電話が掛かってきます。社名を尋ねられた場合には「イオン銀行」と答えるケースもあります。

会社や部署によっては、銀行のローンに申し込んだ場合には銀行名を名乗ってもらったほうが怪しまれないこともあるでしょう。

消費者金融が自分の社名を名乗られると「お金を借りようとしている」ことが完全に分かってしまうので避けたいところです。

ところが、銀行はローン以外にも数多くの商品やサービスを提供しています。そのため、銀行名を名乗ってもらったほうが良いというケースもあるでしょう。

在籍確認の電話というと、必要以上に不安に思う人もいますが、イオン銀行の場合にはあまり心配する必要はありません。

こういう人は審査に落ちやすい

イオン銀行「アシストプラン」に限らず、どの金融機関のローンでもそうですが、今までの金融機関の利用履歴は審査では非常に重視されます。

ローンの利用で返済トラブルがあった人に対して、金融機関がお金を貸さないのは当然と言ってもいいでしょう。

【イオン銀行アシストプランの審査に落ちる人の特徴】

・5年以内にカードローンなどの返済を2ヶ月から3ヶ月延滞をしたことがある。

・債務整理をしたことがある。任意整理なら3年から5年、個人再生なら5年、自己破産なら10年程度はどこからも借入できない。

・他社カードローンなどの借入額や借入件数が多すぎる。

・短期間で何件ものカードローンに申し込んでいる。

・勤続年数が短い。

・収入が安定しておらず、月によってばらつきが大きい。

信用情報に傷があるときには金融機関での審査は不利です。

1日や2日程度の遅れが1回あるという程度ならあまり大きな問題にはなりませんが、何度も繰り返し遅れているという人は注意しましょう。

イオンアシストプランのメリット・デメリット

金利が低く限度額が高い

金融機関が一般消費者に貸し出しするときに設定する金利は、利息制限法という法律に基づいて定められます。

利息制限法で決められている金利は「1社での借入額が100万円を超えると年率15.0%以下」にしなければなりません。

実際、消費者金融ではおまとめローンの最高金利を15%としているケースが多くあります。

銀行が提供するおまとめローンはもう少し低めですが、14%台で設定されることも多く、あまり金利の低さを実感できません。

一方、イオン銀行「アシストプラン」は上限金利が年率13.5%ですので、法定金利よりも低く、多くのおまとめローンと比較しても低い部類に入ります。

金利は審査によって決定されますが、上限金利がもとから低いので、さらに低い金利で設定される可能性もあります。

また、限度額も高め設定です。

消費者金融のおまとめローンは限度額が300万円から500万円程度のものが多く、おまとめしたいローンの合計額が大きいときに対応できません。

イオンアシストプランは限度額が700万円なので、審査に通過できればおまとめローンとして充分に機能します。

おまとめで利息が減る

イオンアシストプランは、フリーローンながら「おまとめローンとして最適な商品」として紹介されることが多いローンです。

おまとめローンを利用するメリットは以下のようになります。

・金利が下がる可能性が高い。

・支払いの手間が1つにまとまる。

・支払日を忘れる心配が減る。

・今後の支払い計画が立てやすくなる。

消費者金融で「年率18.0%の金利で50万円の借入が3件ある」というケースと「イオンアシストプラン1社にまとめる」ケースで、1年=12回で返済する場合を比較してみましょう。

・年率18.0%の金利で50万円の借入が3件あるとき

毎月の返済額5万4839円×3件×11ヶ月+最終回4万5845円=165万222円

・イオンアシストプラン1社で150万円にまとめたとき

毎月の返済額13万4328円×11ヶ月+最終回13万4323円=161万1931円

差額は3万8291円となります。

これは1年で完済するとした場合で、返済期間が長引けば返済総額も多くなるので、金額の差も大きくなります。

主なデメリット

融資まで時間がかかる

イオンアシストプランの最も大きなデメリットは「手続きに時間がかかる」という点です。

審査には通常で3営業日かかり、融資までは口座があれば1週間から2週間、口座開設も同時に行うと2週間から1ヶ月ほどかかります。

条件が若干厳しい

イオンアシストプランは継続して安定した収入があるというだけでなく、年収200万円が条件のひとつで、若干厳しいと感じる人もいるでしょう。

年収200万円というのは決して高い基準ではありませんが、それでも「年収を条件のひとつとする」というのは、それだけで審査が厳しいことが推測されます。

返済のみの利用

イオンアシストプランは、返済のみの貸付です。

マイカーローンなどと同様で、「証書貸付」と呼ばれるタイプの貸付です。
返済しながら繰り返し利用するということはできません。この点では使い勝手が悪いと言えるでしょう。

手数料がかかる

一般的なカードローンの場合にはあまり請求されない「事務手数料」がイオンアシストプランにはかかります。

契約1件につき2700円でそれほど大きな額ではありませんが、借入時に印紙代もかかります。

利用者の自己負担となっているので、思わぬ盲点となることもあります。

イオン銀行カードローンはおまとめローンに利用可能?

イオン銀行カードローンについて

イオン銀行でおまとめローンとして活用できるフリーローンの「アシストプラン」は、融資まで時間がかかりますし、年収の制限があることから、若干審査が厳しいことが推測されます。

そのため、通常のイオン銀行カードローンのほうがおまとめローンとして活用しやすいのではないかと考える人もいるでしょう。

フリーローンとカードローンの違いというと「銀行が提供するのがフリーローンで、消費者金融が提供するのがカードローン」というくらいの違いと考えられますが、それ以外にも考慮しておくべき要素があります。

たとえば、イオン銀行カードローンは借入限度額が800万円と高額で、金利は3.8%から13.8%の「変動金利」で設定されます。
変動金利は金融情勢などを参考に金利が上下するものです。

申込資格は以下のようになっています。

・日本国籍を持っているか永住権のある外国籍の人

・20歳以上65歳未満

・継続的な収入があること

・イオンクレジットサービス株式会社またはオリックス・クレジット株式会社からの保証が受けられること

上記の条件を満たしていれば、社員や公務員だけでなくパートやアルバイト、自営業者、専業主婦でも申込が可能です。
学生は申し込むことができませんが、広範囲の人をターゲットにしたローン商品と言えるでしょう。

また、アシストプランのような収入による制限は設けられていません。

カードローンの特徴

イオン銀行カードローンには、返済で「自動融資」という独自のシステムがあります。

これは、返済日に返済用口座の引き落とし残高が不足していた場合、カードローンで不足分を自動で融資するというものです。

カードローンの返済で不足分を借入で済ませるということは、未返済と同じではないかと思いがちですが、これは「未返済」「滞納」という扱いにはなりません。

他のカードローンやクレジットカードではこのような自動融資というシステムはないので、口座に返済額が残っていない限り、必ず「滞納」になりますが、イオン銀行カードローンではそうなりません。

これは大きなメリットと言えます。

通常、返済日に支払いができずに返済の遅延や滞納になると、次の借入で審査に通ることが難しくなり、クレジットカードやカードローンの新規発行や審査に通らなくなります。
いわゆる「ブラックリストに載る」という状態です。

イオン銀行カードローンでは、そういった状況を回避することができます。自動融資というサービスは非常に有用と言っていいでしょう。

カードローンとアシストプランとどちらが良い?

フリーローンの「アシストプラン」と、イオン銀行の通常のカードローンと比較した場合、使い方や利用者の状況でも違いますが、どちらかというと通常のイオン銀行カードローンのほうがおまとめローンとして使いやすいと言えるでしょう。

アシストプランは借入限度額が700万円ですが、イオン銀行カードローンは800万円です。
また、借入条件を見てもアシストプランは60歳以上では借入できませんし、年金受給者や専業主婦は借入できません。

イオン銀行カードローンは65歳未満なら借入できますし、年金受給者や専業主婦でも借入できます。

この申込条件は、専業主婦や年金受給者でもない人にとっても意味があります。

条件が緩いローン商品ほど、審査そのものの基準も緩めに設定されているからです。
そのため、普通の会社員や自営業者にとっても、審査に通りやすくなっています。

アシストプランには年収200万円以上という条件がありますが、イオン銀行カードローンにはそういった条件による縛りはありません。

使い勝手においては多くの点でイオン銀行カードローンのほうが勝っていると言えるでしょう。

ただし、アシストプランの最高金利が13.5%であるのに対し、イオン銀行カードローンの最高金利は13.8%と「0.3%」だけ高くなります。

注意したいのは、イオン銀行カードローンは「変動金利である」という点ですが、ある意味ここだけがマイナスポイントで、これ以外の面ではイオン銀行カードローンのほうがおまとめローンとしては優れていると言えるでしょう。

まとめ

イオン銀行アシストプランは、おまとめローンとして適したローン商品です。

金利も低く、限度額も充分です。

ただし、年収による制限もあることから、審査は厳し目になることが推測されます。

審査に通るということを考えたら、通常のイオン銀行カードローンをおまとめローンとして使うほうが実用的かもしれません。

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