アイフル

アイフルは外国人でもお金を借りられる?

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アイフルやアコムといった消費者金融業者では、外国人でも利用が可能です。

日本での暮らしには何かとお金がかかります。
自分の給料だけではお金が足りなくなることもあるでしょう。

そういった場合でも、合法的に日本に滞在して就労しており、収入が基準を満たしていればアイフルからお金を借りることができます。

著者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)・CFP認定者・ 貸金業取扱主任者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

外国人がアイフルに申し込むには

申し込みの条件

アイフルは外国人でも利用することができます。
とはいえ、利用するためにはいくつかの条件を満たす必要があります。

審査に通るために最も望ましいのは「永住権を獲得している」ことです。

永住権を持っているということは、借りてから長年にわたって日本に住み続けるだろうということを推測できます。

消費者金融業者はお金を個人に融資しますが、貸したお金を利息とともに返済してもらわなければなりません。
その点、ずっと日本に暮らし続けることを証明する永住権は、「信頼性が高い」と判断されます。

ただし、永住権を得ていなくても、収入を安定的に得ており、在留カードで証明される在留年数の残りが充分な期間であると判断されれば、審査に通る可能性が高くなります。

外国人の場合には、いずれ本国へ帰国することが考えられます。

返済が終わらないまま、日本の法律が及ばないところへ行かれてしまうことを消費者金融業者は恐れます。
「返済するまで必ず日本に居住して、返済義務を果たす」ことが最重要な点です。

審査において重視される条件は以下の3点です。

・返済が終わるまで日本に居住すること。

・安定した収入を得ていること。

・勤続年数が一定の基準以上で継続されていること。

必要な書類

①本人確認書類

アイフルに申し込むのに必要な書類として「本人確認書類」が挙げられます。提出できるのは以下のような書類です。

・運転免許証

・パスポート

・健康保険証

留学生であっても上記の書類があれば本人確認ができるので、申込書類とともに提出しましょう。

名前や住所が合っていることや、有効期限内であることも確認しておく必要があります。

また、申し込みのときに必ずしも提出は義務ではありませんが、外国人の場合にはアイフルから提出するよう求められることがある書類があります。

・特別永住者証明書

・在留カード

こういった書類も求められれば、すぐに提出できるように用意してきましょう。

②収入証明書

アイフルでは申し込みのときの希望限度額が50万円の場合、または他の貸金業者からの借入と合計して100万円を超える場合には、審査のときに収入証明書を提出する必要があります。

収入証明書とは日本で働いて稼いでいるお金の金額を証明する書類で、働いている会社やアルバイト先から受け取ることができます。アイフルで収入証明書として提出できるのは次のような書類です。

・源泉徴収票

・給与明細書

・住民税決定通知書

・所得証明書

・確定申告書

いずれの書類も年末調整や確定申告のタイミングで手に入れることができますが、手元になければ勤務先の担当者に依頼するなどすれば発行してもらえます。

申し込みのときに注意したい4つのポイント

①在留期間

アイフルの借金をすべて返済できるまでに日本に居住していなければアイフルを利用できません。

在留期間がいつまでなのか、それまでにお金を返しきれるのか、借金返済の計画をしっかり立てましょう。

アイフルが在留期間以内に借金を完済できないと判断したら、お金を借りることはできません。

②収入が安定しているか

申込者が外国人であるかどうかに関わらず、収入が安定していなければ「返済能力がない人」と判断されて審査に通らなくなります。

安定収入というのは、毎月同じ程度の金額を給料として受け取っている状態であることえを指します。
1ヶ月だけ多くの金額を受け取ったとしても、次の月に収入がゼロという状態では「収入が安定している」とはみなされません。

③他の業者で延滞してないか

日本でお金を借りた経験がある人は、他のローンやキャッシングで返済の延滞がないかどうか、クレジットカードの利用中に支払いを延滞したことがないかどうかが重視されます。

返済や支払いを延滞したという事実は個人信用情報機関に登録されていて、アイフルに申し込むと必ず発覚します。返済期日を守らず延滞していた人は、アイフルの審査に落ちる可能性が高くなります。

④日本語能力

外国人がお金を借りるときには、その人が日本語をどの程度話せるのかということも審査の基準になります。

日本語である程度のコミュニケーションが取れることが重要です。

発音までチェックされることはありませんが、アイフルの担当者の質問に答えることができないというレベルでは審査では不利になります。

外国人がアイフルの審査に落ちるパターン

資格外での収入があるとき

留学生でもアイフルで契約することができますが、資格外活動許可で収入があるときは、資格外活動の許可を法務省からもらっている必要があります。

というのも、外国人が日本で収入を得るには、在留したときに届け出た目的以外の収入しか得てはいけないことになっているからです。

そのため、もし資格外の活動をしている場合には、法務省に届け出をして収入を得るようにしましょう

。届け出は住んでいる住所が管轄となっている地方入出国在留管理官署になります。届け出をするのには以下の書類が必要になります。

・申請書

・当該申請に係る活動の内容を明らかにする書類を1通

・在留カード

・旅券または在留資格認定証明書

・身分を証明する文書

書類に不備がある

外国人がアイフルの審査に通過するには、本人確認書類、在留カードまたは特別永住者証明書を提出する必要がありますが、こういった書類に有効期限が切れているものがあるといった不備があると審査に通らなくなります。

さらに、借入金額が50万円を超える場合など、収入証明書の提出が必要になるケースがあります。

外国人の場合には、収入が不安定とみなされがちですので、希望限度額が低めでも収入を証明する書類の提示を求められやすくなります。

短期滞在ビザで日本に来ているときには、永住資格を持っている人よりも審査の通過率が落ちます。
というのも、日本での滞在期間が6ヶ月以内ですので、アイフルだけでなく、金融機関でお金を借りるのは困難でしょう。

書類不備として良くあるケースとして、電話番号やメールといった連絡手段での記入ミスがあります。

アイフルでは申し込み後の審査結果を電話やメールで申込者に連絡します。
そのため、たとえば携帯電話を持っていないと審査に通っても連絡が取れず、アイフルの利用ができなくなります。

また、審査の一環で実施される勤務先への在籍確認が取れないと審査はそこでストップしてしまいます。

申込書の記入ミスは非常に多いことが報告されています。

外国人は特に、申込書や申し込みフォームへの記入・入力は注意しましょう。姓名を逆に書いてしまったり、勤務先の住所や電話番号の記入ミス、必要書類の不足など、多くのハードルがあるので事前に良く調べておきましょう。

申し込み内容を確認できない

申込書などの記入ミスと同様ですが、アイフルへの申し込みは正しい日本語で行う必要があります。

間違った日本語を使って申し込みをしたり、外国語で申し込んだりした場合には審査する側は正しい情報を確認できなくなります。

外国の人は、日本語の記述で困難を覚えている人もいるでしょう。

母国語とはまったく違う文字であるため、申込書の記入などで日本人から見ておかしな記述になってしまうことは多く発生します。

もし、申込書の内容を確認できなくなると、審査通過は難しくなります。

日本語に自信がない人は事前にアイフルのコールセンターに電話をして相談したり、日本語に堪能な友人や知人、日本人で相談できる人に依頼して申込内容に間違いがないかどうかを確認しましょう。

また、年収や勤務形態など申込内容に虚偽があったと判断されると審査落ちの可能性が高まります。

「本当のことを申告したら審査に通らない」などと不安になって、嘘の内容で済ませれば良いなどを考える人は多くいます。

しかし、何らかの理由で虚偽が審査担当者に分かってしまうと審査通過は難しくなりますし、そもそも虚偽報告は犯罪になる可能性もあります。

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