大手の消費者金融業者が導入している無利息サービスは「アイフル」でも提供されています。
無利息期間中は金利がかからないので、利息の支払い負担を軽くできます。
ただし、アイフルの一部のローン商品には無利息サービスが適用されないため、利用条件や対象商品を確認しておきましょう。
この記事では、アイフルの無利息期間サービスをお得にフル活用するポイントを徹底的に解説します。
アイフルの無利息サービスの基本知識
無利息サービスとは
アイフルで提供されている無利息サービスとは、その名の通り「利息ゼロでお金を借りられる」というサービスです。
通常、お金を借りるときには、審査で適用された金利に基づいて利息が発生します。
利息と金利はほぼ同じ意味で使われていますが、厳密には下記の通りです。
- 金利=借りた金額に対して追加で払う金額を計算するための利率
- 利息=金利によって算出される貸借される資金の使用料
利息の算出方法を見ると、よりわかりやすくなります。
アイフルで契約した当初適用される金利は多くの場合で「年率18%」です。
金利は信用度によって決まり、利用当初はきちんと返済するかどうかがわからないため通常は最高金利が適用されます。
アイフルで10万円借りると30日後の利息は「10万円×18%(0.18)÷365×30」で1,479円です。
無利息期間中は利息がまったくかからず「0円」になります。
つまり、10万円借りた30日後にかかるはずの「1479円」を支払わなくて済むということです。
もし、無利息期間中に返済すると、返済した額はすべて元金の返済に充てられます。
30日後に1万円返済すると、無利息期間外なら8,521円が元金に充当されます。
無利息期間中なら、1万円がそのまま元金に充当されて利用残高は9万円です。
アイフルの無利息適用の条件
最大30日間無利息サービスは「アイフルと過去一度も契約をしたことがない初回利用者」にのみ適用されます。
アイフルの利用が初めてであれば、他の消費者金融業者や銀行カードローンを利用中の人も無利息サービスは受けられます。
過去にアイフルの利用経験がある人や、いったんアイフルの会員で解約後に再びカードローン契約を結ぶ人には適用されません。
「以前アイフルの目的別ローンを利用したが、今回はキャッシングローンを利用したい」など、契約するローン商品が違っても、無利息サービスは適用されません。
無利息サービスは、申込者の借入金額や利用限度額に関わりなく適用されます。
アイフルとの契約額は10万円であっても、100万円であっても同じ条件で適用されます。
借入額による制限もなく、追加借入しても無利息期間中はずっと利息が付きません。
少額だからサービスを受けられないことや、高額を借りたから無利息期間が延長することもありません。
これまでアイフルとの関係がなかった人が、初めて利用する際に適用されるサービスです。
適用されるのは無担保ローンのみ
アイフルで無利息サービスはすべてのローン商品に適用されるわけではないため、利用する際には間違えないようにしましょう。
- キャッシングローン
- SuLaLi(女性限定カードローン)
- ファーストプレミアムカードローン
注意したいのは、アイフルのお得なローン商品である「おまとめローン」には無利息サービスがないという点です。
アイフルの「かりかえMAX」や「おまとめMAX」はクレジットカードや銀行カードローンの借入もまとめられる便利な商品ですが無利息期間はありません。
無利息期間は契約翌日から適用される
1.初回借入日ではない
アイフルで無利息サービスが適用されるのは、初回借入日からではなく契約翌日からです。
「とりあえず契約だけしておいて、借入は後からにする」計画だと、契約翌日から無利息期間がスタートするため、無利息期間が短くなってしまいます。
アイフルで契約が終わってから10日後に借りると、無利息期間は実質20日です。
2.何度借入しても利息がかからない
アイフルの無利息期間が継続している間は利息がかかりません。
追加融資を何度行っても利息はかからないのです。
完済が翌月以降になったとしても、支払う利息を抑えられます。
利息を抑えるコツは、無利息期間の30日をフルで活用するために、お金が必要なタイミングで申し込むことです。
アイフルの審査はWeb申し込みなら最短25分で完了しての融資にも対応していますから、「今借りるかどうかわからないけれど早めに申し込んでおく」必要がありません。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※WEB申込なら最短25分融資も可能です。
3.無利息期間中での返済は必要
無利息期間中に返済日がやってくると、借入金額に応じて決まった最低約定返済額以上を返済しないといけません。
利息がかからない→返済しなくてもよいと考える人もいますが、無利息期間中でも返済期日がやってくれば必ず返済しましょう。
返済35日サイクル制での注意
アイフルの返済期日の決め方には「約定日制」と「35日サイクル制」の2つがあります。
もし、返済期日を「35日サイクル制」にした場合、35日ごとの返済となるので、初回の返済日には無利息期間のサービスはすでに終了しています。
繰り上げ返済や一括返済をすることは可能なので、もし利息の支払いを発生させたくない場合には無利息期間サービスの期間内に忘れずに完済してしまいましょう。
また、銀行振込の返済では、「平日の午後3時以降または土日祝日の場合には振込の反映が銀行の翌営業日」になることに注意しましょう。
日にちの計算を間違えてしまうと、完済したつもりが実際には端数が微妙に余ってしまう可能性があります。
アイフルの無利息サービスがおすすめの人
1.無利息期間内に完済できる人
アイフルの無利息サービスで一番お得になるのは、無利息期間内にお金を借りてすべて返済できる人です。
お金を借りても30日以内に返済できる見込みのある人は、一切利息を支払わずにお金を借りられます。
2.短期間で返済できる人
無利息期間内ではなくても、短期間で返済可能な人も無利息サービスがお得です。
2ヶ月以内で完済できる計画なら、最初の1ヶ月分の利息はまったくかかりません。
つまり、1ヶ月分の利息だけなのでかなり負担を抑えられます。
場合によっては、アイフルより低金利な銀行カードローンで借りて長期返済するよりも
利息額を減らせるでしょう。
3.アイフルを初めて利用する人
無利息期間は、アイフルを初めて利用する人が対象者です。
初めてアイフルに申し込む際に注意しておきたいのは、無利息期間が契約翌日からスタートする点でしょう。
契約してもすぐに借りないなら、無利息期間が30日間より短くなってしまいます。
お金が必要な時に申し込んで契約しましょう。
アイフル無利息サービスを利用する際の注意点
アイフルの無利息サービスを利用する場合に気を付けておきたい点があります。
返済が反映されるタイミングに注意
無利息期間中に返済期日がやってきた場合、返済に遅れると無利息サービスが停止される可能性があります。
忘れずに確実に返済しましょう。
また、注意したいのは返済日ギリギリの入金です。
銀行振込で平日15時以降や土日祝に返済すると、入金したお金の反映は翌営業日になります。
返済日当日の平日15時以降に振り込んでも返済期限には間に合わず、無利息期間が停止されます。
さらに、返済が遅れた事により、利息や遅延損害金が発生します。
返済は余裕を持って行う、または即時反映できる返済方法を選ぶようにしましょう。
アイフルATMや提携ATM、スマホアプリを利用した返済は反映が早いです。
無利息サービス以外のサービスも比較する
アイフルに申し込む前に、他社との比較をするなら無利息サービス以外のサービスもチェックしておきましょう。
カードローンは無利息期間後も限度額の範囲内なら何度でも借りられます。
借入方法、返済方法、限度額増額は可能か、増額後の金利に違いがあるのかなどのローンスペックも比べておくことをおすすめします。
何度も使う予定はない、1回だけ借りてすぐに返済してしまう計画の方以外なら、無利息期間が終了した後の使いやすさも確認しておきましょう。
アイフルの無利息期間を利用する場合の融資の流れ
アイフルに初めて申し込む方は、無利息期間を利用できる対象者です。
申し込みから契約、借入までの流れを確かめておくとスムーズに融資を受けられます。
アイフルの申し込み方法
アイフルの申し込み方法は4種類あります。
- WEB
- スマホアプリ
- 無人店舗
- 電話
いずれの申込方法でも、融資までの流れは原則下記の通りです。
- 申し込み
- 審査
- 契約手続き
- 借入
申し込み方法別メリット
WEB
WEBでの申し込みのメリットは、WEBだけで申し込みを完了できる点です。
カードレスでアイフルを利用するなら、郵便物もなくなります。
スマホアプリ
スマホアプリは、運転免許証を撮影して読み込むと申込情報の入力を短縮可能です。
スマホアプリでも、カードレスで郵便物なしでの利用を選択できます。
無人店舗
アイフルが設置している無人店舗でも契約できます。
無人店舗での申し込みはその場でカードを発行できるため、郵便物が自宅に届くと気になる場合にもおすすめの方法です。
またアイフルATMが併設されている無人契約機もありますので、現金をすぐに手元に準備したい方に最適の申し込み方法といえるでしょう。
電話
アイフルでは電話により申込は、9:00~18:00まで受け付けています。
その場で審査ができ、契約方法は無人店舗か郵送から選べます。
申込時や借入での希望、たとえば申し込みをどこにも行かずに済ませたい、今すぐ現金が必要などに応じて適切な申込方法で申し込むとよいですね。
アイフルの無利息サービスはどのくらいお得なのか
年率14.0%のカードローンとの比較
無利息サービスは無条件でお得と考える人は多いのですが、無利息の期間は決まっています。
ですので、無利息期間の終了後も借り続けていた場合の金利も把握しておきましょう。
分かりやすいのは、金利が低い銀行カードローンとの比較です。
借入額、借入期間、無利息期間によって本当にお得なローンは異なります。
銀行カードローンで低金利と定評のあるみずほ銀行カードローンと、アイフルで比較してみました。
借入額 | 金利 | 利息総額 | |||
---|---|---|---|---|---|
30日 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | ||
5万円 | 18.0% | 0円 | 731円 | 1770円 | 3834円 |
14.0% | 575円 | 1170円 | 2058円 | 3865円 | |
10万円 | 18.0% | 0円 | 1463円 | 3542円 | 7779円 |
14.0% | 1150円 | 2341円 | 4119円 | 7739円 | |
20万円 | 18.0% | 0円 | 2927円 | 7315円 | 15562円 |
14.0% | 2301円 | 4683円 | 8242円 | 15485円 | |
30万円 | 18.0% | 0円 | 4347円 | 12366円 | 23228円 |
14.0% | 3452円 | 7026円 | 12366円 | 23228円 | |
50万円 | 18.0% | 0円 | 7376円 | 18402円 | 4452円 |
14.0% | 5753円 | 11711円 | 20611円 | 38718円 |
アイフルは消費者金融業者なので金利が高く、利息は銀行カードローンより大きいと思っている人は、驚いたのではないでしょうか。
借入額や、返済期間によっては1年前後の利用ならアイフルと銀行カードローンの利息額に大きな違いがありません。
契約翌日からの最大30日間無利息のお得さは、実は短期返済以外にも影響していることがわかりますね。
メガバンクのカードローンと比較
みずほ銀行だけでなく、他の大手銀行のカードローンと比較しても、アイフルの無利息サービスを利用したほうがお得になります。
みずほ銀行以外のメガバンクとも利息を比較してみましょう。
銀行のカードローンには無利息期間サービスがないので、アイフルと比較したときに利用期間が短ければ短いほど利息に差が出ます。
カードローン | 金利 (年率) |
返済期間 | 利息額 | 合計返済額 |
---|---|---|---|---|
アイフル (無利息サービス適用) |
18.0% | 1ヶ月 | 0円 | 10万円 |
3ヶ月 | 2958円 | 102958円 | ||
6ヶ月 | 7397円 | 107397円 | ||
三菱UFJ銀行カードローン | 14.6% | 1ヶ月 | 1200円 | 101200円 |
3ヶ月 | 3600円 | 103600円 | ||
6ヶ月 | 7200円 | 107200円 | ||
三井住友銀行カードローン | 14.5% | 1ヶ月 | 1191円 | 101191円 |
3ヶ月 | 3575円 | 103575円 | ||
6ヶ月 | 7150円 | 107150円 | ||
みずほ銀行カードローン | 14.0% | 1ヶ月 | 1150円 | 101150円 |
3ヶ月 | 3452円 | 103452円 | ||
6ヶ月 | 6904円 | 106804円 |
※三菱UFJ銀行カードローンは金利(年1.8%~14.6%)の上限金利で利息計算
アイフルの無利息サービスを適用すると、短期間利用して完済するときにはメガバンクのカードローンよりもお得に借りられることが分かります。
アイフルやプロミス、レイクの無利息サービスと比較
アイフル以外にも、無利息サービスを提供している消費者金融や一部銀行はあります。
業者・銀行 | 特徴 |
---|---|
アイフル |
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アコム |
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レイク |
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プロミス |
|
PayPay銀行 |
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愛媛銀行 |
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無利息サービスを重視するなら、無利息期間が長いレイクがあります。
インターネット申し込みなら60日間無利息ですし、5万円までの借入なら180日間も利息がかかりません。
また、プロミスや愛媛銀行の無利息期間は契約翌日ではなく借入翌日からスタートします。
アイフルの無利息期間は、他社と比較してもごく平均的ですからお金を借りるタイミングや24時間振込融資に対応しているか等でローンを比較しましょう。
審査に自信があるなら「アイフルファーストプレミアムカードローン」がおすすめ
アイフルには、通常のカードローンの他に「ファーストプレミアムカードローン」というローン商品があります。
通常のものと同様に、無担保・無保証人の個人消費者向けのカードローンです。
無利息サービスも提供しており、契約日の翌日から最大30日間無利息となっています。ただし、申し込みには条件が付きます。
金利 | 3.0%~9.5% |
---|---|
限度額 | 100万円~800万円※ |
審査時間 | 最短で25分 ※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。 |
申込から借入まで | 最短25分 |
申込条件 |
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その他の特徴 |
|
※一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります
※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です
特筆すべきなのは、金利の低さです。
消費者金融業者の中ではもちろん、銀行カードローンと比較しても低金利ですね。
ただし、限度額は「最低でも100万円」です。
貸金業者は年収の3分の1以上を貸付してはいけない総量規制により、ファーストプレミアムカードローンに申し込むためには年収は少なくとも300万円は必要です。
審査の難易度の高さをクリアできるなら、ファーストプレミアムカードローンの低金利はイチオシできるローン商品といえるでしょう。
アイフル無利息期間のQ&A
無利息期間中に何度借入しても、利息はかかりません。
限度額の範囲内なら、繰り返し借入をしても30日間は利息を気にする必要がないのです。
無利息期間終了後は、通常適用された金利が日割りでかかります。
アイフルに初めて申し込む方は、最高金利18.0%が適用される方がほとんどです。
無利息期間終了の通知等は特にありませんので、契約時に終了日を確認しておきましょう。また、利息がかからない間にどんどん返済して負担を軽くしたい場合にも終了日は重要です。
無利息期間は、お金を借りるのに利息がかからないことから、罠なのではないか、借りてはいけないのではないかと不安になってしまいますよね。
大手消費者金融では少しずつ内容は異なるものの、無利息サービスを利用者に提供しています。
無利息期間は、初めての方も申し込みやすいと感じる顧客のためのお得なサービスですから申し込んではいけない、危険があると考える必要はありません。
ただし、カードローンを初めて利用すると便利さについつい借り過ぎてしまう可能性があります。
必要額以上は借りず、事前に返済計画を立てておくと、返済不能に陥るリスクは回避できます。
無利息期間はお得なサービスですから上手に活用しましょう。
まとめ
アイフルの無利息サービスは、初回契約者にのみ適用されます。
契約日の翌日からすぐに無利息期間は始まり、30日間が経過するともちろん利息がかかります。
利用期間が短ければ、低金利な銀行カードローンよりもお得に借りられます。
無利息サービスをフル活用するコツは、アイフルの場合なら契約翌日から無利息期間がスタートする、無利息期間中も返済日はやってくるなどの注意点を把握しておくことです。