10万円必要なとき、借りる方法としては消費者金融や銀行カードローンがまず思い浮かびます。
最近ではアプリを活用して手軽に手続きできる方法も増えています。無利息期間を上手に使えば、支払う利息額を抑えてお得な利用も可能です。
特に消費者金融は申込の準備が少なく、借入までの時間も大変短い特徴を持っていておすすめの10万円を借りる方法でしょう。
しかし、ローンは申し込み条件が決まっていますし、審査なしでは借りられません。
借りるからには必ず返済も伴うので、利息や返済方法について知っておくことも重要です。10万円は簡単に準備できない額といってよいでしょう。
この記事では、審査なしで10万円を借りる方法、ローンだけでないお金を作る方法や注意点をご紹介します。
審査なしで10万借りる方法
ローンの審査を受けられない、ローンを利用したくない場合に10万円借りる方法をご紹介します。
審査は行われないのですが、利用にあたって気を付けたい点はあります。
必ず注意事項を確認しておきましょう。
持っているクレジットカードのキャッシング枠で10万借りる
すでにクレジットカードを持っていて、キャッシング枠が付帯しているなら10万円をキャッシングする方法があります。
審査を受ける必要がありませんし、提携ATMに行けばすぐにお金を引き出せます。
ただし、ローンと同様に返済時には利息がかかります。
また、クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠に含まれているものがあり、ショッピング枠をいっぱいまで使っていればキャッシングできない可能性があります。
注意しておきたい点としてクレジットカードのショッピング枠を現金化する点です。
ショッピング枠の現金化は、商品を購入し買い取ってもらうなどの形態で現金を入手する方法になります。
違法ではありませんが、クレジットカードを発行している会社は規約違反と定めているため強制解約になるおそれがあります。
生命保険契約者貸付
生命保険の契約があるなら、契約者貸付を利用してお金を借りられる可能性があります。
契約者貸付制度は、生命保険を解約せずに満期時の返戻金を担保にお金を借りる方法です。
満期返戻金の7割程度が借入できる額の目安となります。
金利も5%未満ですし、万が一返済できなくても満期返戻金で相殺できるため安心感のある借入方法でしょう。
制度を利用できるようになるまでには1週間程度必要なので早めの申し込みが必須です。
質屋にブランド品や貴金属を預ける
質屋に手持ちのブランド品や貴金属を担保として預けてお金を借りる方法があります。
期限までに返済すれば、担保として預けた商品は手元に戻ります。返済できなければ、そのまま商品は質屋が預かり販売品となります。
審査はありませんが、質草となる担保をすでに持っていないと利用できません。
また10万円を借りるには、かなり高額の査定となる商品が必要でしょう。
公的な融資制度で10万借りる
金融機関のローンで借りられない場合には、地方自治体等が窓口となっている公的な融資制度を利用する方法があります。
ただし、公的な融資もやはり審査は行われますし、融資までの期間は長いです。
緊急小口資金であっても、最短で5日程度は要しますから今すぐ手元にお金が必要な場合には間に合わないケースもあるでしょう。
生活福祉資金貸付制度
お金の使いみちに応じた種類がある生活福祉資金貸付制度は、生活が困窮しやすい世帯を対象として貸付を行っています。
生活支援のためだけでなく、住居の入居や教育支援などに使えます。
ただしそれぞれ限度額が決まっており、制度を利用できる条件も異なるため、まずは窓口への相談から行いましょう。
生活福祉資金貸付制度内に緊急小口資金があり、最短で5日程度で最高10万円の貸付をうけられます。
求職者支援資金融資制度
現在雇用保険の資格がない方や雇用保険の受給期間が終了してしまった求職者の方を対象とした融資制度が求職者支援資金融資制度です。
あくまでも生活費が賄えないときに支援するものなので、単身なら5万円程度と貸付額は大きくありません。
まずは利用できる条件を満たしているかを確認しましょう。
10万借りるなら消費者金融がよい理由
消費者金融が少額キャッシング向けであることはご存知でしょうか。
カードローンには大きく分けると消費者金融と銀行カードローンがありますが、それぞれ特徴が違います。
消費者金融が少額キャッシングに向いているのは、下記の理由があります。
- 審査が早い
- 当日中にお金を借りられる
- 借り入れ、返済方法が豊富
- 会員サービスが充実
銀行カードローンと比べて金利が少しだけ高い反面、即日融資を受けやすく、サービスが充実しているのが消費者金融です。
少額のキャッシングであれば返済期間も短くなるので、金利が高くても利息の負担はそれほど大きく感じません。
計画的に利用できれば、数%の金利の高さは大きなデメリットではなくなります。
消費者金融の大きな特徴の一つが「使い勝手の良さ」にあります。
即日振込できる振込キャッシングや、パソコンやスマホで返せるネット返済など、店舗や金融機関に足を運ばない利用方法が便利です。
また、インターネット上の会員サービスから登録内容の変更や残高照会など、通常は窓口で行うようなサービスがネット上で手続き可能となっています。
最近では大手消費者金融ならアプリを使って借入や返済、各種サービスを手軽に行えます。
10万を借りるなら無利息期間を活用
消費者金融でお金を借りるなら、ぜひ無利息期間をお得に活用しましょう。
大手消費者金融では、プロミス、アコム、アイフル、レイクで無利息期間サービスがあります。
無利息期間とはその名のとおり、借りている期間内は利息が発生しないサービスです。
無利息期間中に多くの返済をすればするほど、後々の返済にかかる利息の負担が軽減されます。
まずは、利息について確認しましょう。
お金を借りる際の「利息」とは
「利息」とはお金を借りた際に発生する、お金のレンタル料です。
借り入れ残高に対して年間でかかる利息の割合が金利です。
10万円を借りた場合、10万円だけを返済するのではなく、そこに利息をプラスして返済します。
借り入れ残高に対して利息が発生するので、返済して元金が減ったら、その分借り入れ残高が少なくなり、支払う利息額も減ります。
ただし、消費者金融のカードローンでは月々一定額を返す返済方式を取っていることが多いため、元金返済分が大きくなっていきます。
無利息期間中に大きく返済ができれば、残りの返済は利息の負担が軽くなります。
金利18.0%で10万円借りた場合のシミュレーション
「金利18.0%」で「10万円」の借入したケースを「無利息期間なし・無利息期間あり」の2つの例で比べてみましょう。
- 無利息期間を使わずに10回で完済した場合
- 無利息期間中に半分の5万円を返済し残りを5回で返済した場合
返済回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 10,843 | 9,343 | 1,500 | 90,657 |
2 | 10,843 | 9,484 | 1,359 | 81,173 |
3 | 10,843 | 9,626 | 1,217 | 71,547 |
4 | 10,843 | 9,770 | 1,073 | 61,777 |
5 | 10,843 | 9,917 | 926 | 51,860 |
6 | 10,843 | 10,066 | 777 | 41,794 |
7 | 10,843 | 10,217 | 626 | 31,577 |
8 | 10,843 | 10,370 | 473 | 21,207 |
9 | 10,843 | 10,525 | 318 | 10,682 |
10 | 10,842 | 10,682 | 160 | 0 |
累計 | 108,429 | 100,000 | 8,429 | 0 |
返済回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 50,000 | 50,000 | 0 | 50,000 |
2 | 10,454 | 9,704 | 750 | 40,296 |
3 | 10,454 | 9,850 | 604 | 30,446 |
4 | 10,454 | 9,998 | 456 | 20,448 |
5 | 10,454 | 10,148 | 306 | 10,300 |
6 | 10,454 | 10,300 | 154 | 0 |
累計 | 102,270 | 50,000 | 2,270 | 0 |
無利息期間中に返済した5万円は、そのまま元金に充当されます。
そのため借入残高は5万円となり、その後の利息を大きく軽減させていることが分かります。
- 無利息期間を使わずに10回で完済した場合の利息=「8,429円」
- 無利息期間中に半分の5万円を返済し残りを5回で返済した場合=「2,270円」
同じ「10万円」を「金利18.0%」で借り入れ「返済額1万円弱」と条件に違いはないのに、無利息期間中の返済額が大きいと返済回数にも利息にも大きな違いが出ます。
大手消費者金融の無利息期間を比較
それでは大手消費者金融の無利息期間を比べてみましょう。
消費者金融 | 無利息日数 | 適用開始日 | 適用金額 |
---|---|---|---|
プロミス | 30日間 | 初めての借り入れ翌日から | 借入全額 |
アコム | 30日間 | 契約翌日から | 借入全額 |
アイフル | 最大30日間 | 初めての契約翌日から | 借入全額 |
レイク | 60日間※ | 初回契約日翌日から | 借入全額 |
180日間※ | 初回契約日翌日から | 借入額のうち5万円まで | |
SMBCモビット | 無利息の取り扱いなし |
レイクの無利息サービス条件
※新生フィナンシャルで初めてご契約いただいた方のみが対象となります。※上記無利息はいずれも契約額1万円~200万円までの方。※60日間無利息はWebで申込んだ方限定。※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用は不可。※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。※無利息期間終了後は通常金利適用となります。※Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
レイクの商品概要(貸付条件・利息について)
【融資額】1万円~500万円【貸付利率(実質年率)】4.5%~18.0%※貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。【利用対象】満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方、ご自分のメールアドレスをお持ちの方)【遅延損害金(年率)】20.0%【返済方式】残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式【返済期間・回数】最長5年・最大60回※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は借入れ及び返済計画に応じて変動します。【必要書類】運転免許証等※収入証明(契約額に応じて新生フィナンシャルが必要とする場合)【担保・保証人】不要【商号】新生フィナンシャル株式会社【貸金業登録番号】関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
SMBCモビットのみ無利息期間がありませんが、ほかの大手消費者金融には無利息期間があります。
プロミス、アコム、アイフルの無利息期間はそれぞれ最長30日です。
ただし、アコムとアイフルは契約翌日から無利息期間が始まりますが、プロミスは初回借り入れ翌日から無利息期間が適用されます。
借り入れのタイミングにかかわらず無利息期間をフル活用しやすいのはプロミスです。
また、レイクは無利息期間がネット申込なら60日間、5万円以下なら180日間と長いのが特徴です。
無利息期間中にどれだけ多く返済ができるのかが残りの利息を抑える大きなポイントになります。
10万借りる時の毎月の返済額と返済シミュレーション

10万円借りた場合は、1回で返済するのは難しくなりますね。
複数回で分けて返済する場合、返済期間が長くなると利息額が大きくなってしまいます。
かといってあまりに大きい額を返済に回してしまうと、家計に影響が出てしまうでしょう。
収入にもよりますが、毎月1万円程度の返済額を目安に返済計画を立てるとよいでしょう。
10万借りる時の最低返済額を比較
消費者金融 | 最低返済額 |
---|---|
プロミス | 4,000円 |
アコム | 5,000円 |
アイフル | 5,000円 |
SMBCモビット | 4,000円 |
レイク | 4,000円 |
最低返済額を比べてみても、各社大きな差がないことがわかります。
ただし10万円を借りた場合、利息を考えず毎月5,000円ずつ返済していくと、返済回数は20回になり返済期間は2年近くもかかってしまいます。
最小約定返済額は毎月の負担としては大きく感じませんが、利息は日割りでの計算となるためどうしても大きな額になってしまいます。
お金に余裕があるときには、随時返済を行って利息額を軽減しましょう。
10万借りる時に最低返済額で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 4,000円 | 32回 | 25,864円 | 125,864円 |
アコム | 5,000円 | 24回 | 19,772円 | 119,772円 |
アイフル | 5,000円 | 24回 | 19,772円 | 119,772円 |
SMBCモビット | 4,000円 | 32回 | 26,260円 | 126,260円 |
レイク | 4,000円 | 32回 | 26,260円 | 126,260円 |
返済額が1,000円違うと、返済回数や利息総額に大きな違いが発生していることがわかります。
月々の返済額はできる限り大きな額にしておき、随時返済も積極的に取り入れると利息をぐんと減らせるでしょう。
10万借りる時に月1万円で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 10,000円 | 11回 | 9,043円 | 109,043円 |
アコム | 10,000円 | 11回 | 9,158円 | 109,158円 |
アイフル | 10,000円 | 11回 | 9,158円 | 109,158円 |
SMBCモビット | 10,000円 | 11回 | 9,158円 | 109,158円 |
レイク | 10,000円 | 11回 | 9,158円 | 109,158円 |
返済回数は変わりませんし、利息総額としては100円程度の差なので、金利の違いは大きな違いにはなっていないといえるでしょう。
金利や限度額に違いがない場合、消費者金融のカードローンを比較する際には、返済しやすさを重視することをおすすめします。
10万借りるなら一番重要なのは「返済のしやすさ」
返済のしやすさとは、返済方法が多いか、返済時に手数料がかからないかといった点です。
消費者金融は自社ATM以外に提携ATMでも借入や返済できますが、手数料がかかることが多いです。
また、自宅や勤務先など行動範囲内にATMがないとわざわざ返済のために出かける必要がありますね。
インターネット返済を利用できるかどうか、アプリなどでさらに便利になっているかなども確認しておきましょう。
10万借りて1万円ずつ返済する場合、11回、つまりほぼ1年間返済することになるため返済のしやすさは大変重要になるのです。
20万借りる時の毎月の返済額と返済シミュレーション

20万円は高額とは言えず、かといって少額とも言えない金額です。
借り入れをするときのポイントは「必要最低限の希望額にすること」。
希望額よりも多めに申告すればそれだけ審査に時間がかかります。
パートアルバイトでもまだ十分可能性の高い金額になるでしょう。
20万借りる時の最低返済額を比較
消費者金融 | 最低返済額 |
---|---|
プロミス | 8,000円 |
アコム | 9,000円 |
アイフル | 9,000円 |
SMBCモビット | 8,000円 |
レイク | 8,000円 |
20万円を借りた場合の最低返済額は1万円未満と共通しており、負担の少ない金額といえるでしょう。
しかし、返済額が少ない場合は、返済期間がどんどん伸びてしまいます。
20万円を借り入れ時には「2万円~2万5千円」程度を返済額の目安にして、計画的に返済を進めましょう。
20万借りる時に最低返済額で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 8,000円 | 32回 | 51743円 | 251743円 |
アコム | 9,000円 | 28回 | 45093円 | 245093円 |
アイフル | 9,000円 | 28回 | 45093円 | 245093円 |
SMBCモビット | 8,000円 | 32回 | 52540円 | 252540円 |
レイク | 8,000円 | 32回 | 52540円 | 252540円 |
返済金額たった1,000円変わっただけでも、返済回数に4回という開きがつきました。
20万借りる時に月2万円で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 20,000円 | 11回 | 18,094円 | 218,094円 |
アコム | 20,000円 | 11回 | 18,320円 | 218,320円 |
アイフル | 20,000円 | 11回 | 18,320円 | 218,320円 |
SMBCモビット | 20,000円 | 11回 | 18,320円 | 218,320円 |
レイク | 20,000円 | 11回 | 18,320円 | 218,320円 |
プロミスは金利が17.8%、そのほかの消費者金融が金利18.0%ですが、金利の違いによる大きな変化はありません。
20万借りるなら重要なのは「返済のしやすさ」と「無利息期間」
20万円という大きな金額ですが、金利の違いはまだ利息の違いに大きく表れていません。
しかし、20万円を借りた場合に重要になるのが、返済額であることがわかりました。
20万円以上を借り入れる場合は、無利息期間を活用しましょう。
この期間内に大きく返済をすると、後々の利息の負担が軽くなります。
利息が発生しないうちにいくら返せるのかが勝負になるでしょう。
30万借りる時の毎月の返済額と返済シミュレーション

30万円は消費者金融で借り入れが可能な額です。
これ以上の大きな金額を借りる場合、金利の違いや融資限度額の上限となる傾向から考えて、消費者金融ではなく銀行カードローンでの申し込みが良いでしょう。
30万借りる時の最低返済額を比較
消費者金融 | 最低返済額 |
---|---|
プロミス | 11,000円 |
アコム | 13,000円 |
アイフル | 13,000円 |
SMBCモビット | 11,000円 |
レイク | 11,000円 |
30万以上の借入とした場合、少しずつ返済額に違いが出てきます。
30万円を毎月1万円ほどの返済を続けた場合は、返済期間は約3年と長期化してしまいます。
少しでも早い完済と家計への負担の少ない金額を考えて、2万5千円~3万円程度の返済をするとよいでしょう。
30万借りる時に最低返済額で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 11,000円 | 36回 | 87,289円 | 387,289円 |
アコム | 13,000円 | 29回 | 70,993円 | 370,993円 |
アイフル | 13,000円 | 29回 | 70,993円 | 370,993円 |
SMBCモビット | 11,000円 | 36回 | 88,683円 | 388,683円 |
レイク | 11,000円 | 32回 | 78,817円 | 378,817円 |
30万借りる時に月2万5千円で返済した場合
消費者金融 | 返済額 | 返済回数 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 25,000円 | 14回 | 32,836円 | 332,836円 |
アコム | 25,000円 | 14回 | 33,260円 | 333,260円 |
アイフル | 25,000円 | 14回 | 33,260円 | 333,260円 |
SMBCモビット | 25,000円 | 14回 | 33,260円 | 333,260円 |
レイク | 25,000円 | 14回 | 33,260円 | 333,260円 |
30万借りるなら「追加返済のしやすさ」も重要
ここまで10万・20万・30万の借り入れシミュレーションを確認してみると、消費者金融の金利による「利息の差」がそれほど大きくないことがおわかりいただけたでしょう。
10万・20万・30万円の借入でポイントとなるのは「返済額」です。
消費者金融では毎月の最低返済額は決められていますが、それ以上の金額であれば自由に返済可能です。
いかに「スムーズに返済できるのか」を消費者金融を選ぶ重要ポイントにしましょう。
10万借りるときに重要な「返済方法」を比較
お金が必要なときには、借りるところまでしか考えられないかもしれません。
しかし、10万円借りた場合にはその後毎月の返済が伴います。
面倒に思ったり、手間がかかる方法だったりすると、後回しにしてついつい忘れてしまうでしょう。
返済の遅れは、延滞金を支払うだけでなく信用度を大きく下げます。
あまりにきちんと返済していなければ、利用停止や全額一括返済を求められてしまうのです。
確実に返済しやすい方法を選びましょう。
消費者金融 | 口座引き落とし | ネット返済 | 店頭窓口 | 専用ATM | スマホATM |
---|---|---|---|---|---|
プロミス | ○ | ○ 約1100の金融機関 |
○ | ○ | セブン銀行 ローソン銀行 |
アコム | ○ | ○ 約116の金融機関 |
○ | ○ | セブン銀行 |
アイフル | ○ | ○ 全国の金融機関 |
○ | ○ | セブン銀行 ローソン銀行 |
SMBCモビット | ○ 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行が対応 |
○ 約400の金融機関 |
× | × | セブン銀行 ローソン銀行 |
レイク | ○ | ○ 全国の金融機関 |
× | ○ | セブン銀行 |
消費者金融 | 提携ATM |
---|---|
プロミス | 三井住友銀行 ゆうちょ銀行 セブン銀行ATM E-NET ローソンATM |
アコム | 三菱UFJ銀行 セブン銀行 E-net ローソンTM イオン銀行 北海道銀行 北陸銀行 東京スター銀行 八十二銀行 三十三銀行 広島銀行 西日本シティ銀行 福岡銀行 十八親和銀行 熊本銀行 クレディセゾン |
アイフル | セブン銀行 ローソン銀行 イオン銀行 三菱UFJ銀行 西日本シティ銀行 E-net 十八親和銀行 ゆうちょ銀行 |
SMBCモビット | 三菱UFJ銀行 セブン銀行 イオン銀行 プロミス セゾンカード 三十三銀行 福岡銀行 十八親和銀行 熊本銀行 ローソン銀行 E-net 地方銀行 |
レイク | セブン銀行 ローソン銀行 三菱UFJ銀行 イオン銀行 三井住友銀行 東京スター銀行 西日本シティ銀行 三十三銀行 クレディセゾン |
いずれの消費者金融も返済方法は多彩です。
ただ、利用方法が少ない消費者金融もありますし提携ATMに違いがあるため、どんな返済方法で主に返済していくのかきちんと計画しておく必要があるでしょう。
おすすめの返済方法は、口座引き落としで返済忘れがないようにしておくものです。
余裕があるときにインターネット返済や、手数料がかからないATMでの追加返済を積極的に行うと返済期間を短くできます。
Q&A
いわゆる金融ブラックの状態ではローン審査には通りません。自分でお金を作るアルバイトや、手持ちのものをフリマアプリで売る方法にしましょう。アルバイトやフリマアプリでの販売は、返済を考えなくてよいため現時点で収入に不安がある方も利用しやすい方法です。
ただし、アルバイトやフリマアプリで10万円を準備するのは簡単ではありません。アルバイトなら1ヵ月程度かかってしまうこともあるでしょう。フリマアプリも売れなければお金にはなりません。お金がすぐに必要な場合の手段として確実性は低いです。
ローン審査に通らなかった、総量規制額まで借入済みといったケースでは、お金は借りられません。お金の借入目的によっては、公的な融資を利用しましょう。ただし、公的な制度は審査も厳しく時間がかかるため、今すぐ借りたいときには間に合いません。
対処方法として、違法な金融業者やクレジットカード現金化、個人間融資を選びたくなりますが、絶対にやめておきましょう。お金を借りられないどころか、トラブルに巻き込まれてしまう可能性が高いです。
まとめ
10万借りるときには消費者金融カードローンや銀行カードローンがおすすめですが、審査なしでは借りられません。
消費者金融は審査時間の短さや借入方法や返済方法が多いので大変利便性が高いですが、審査がある限りは利用できない可能性もあるでしょう。
そんなときには、質屋や保険の契約者貸付制度を利用する方法もありますが、いずれも注意しておきたい点があります。
また困ったときでもトラブルになりやすい違法業者やクレジットカードの現金化は避けるべきです。
10万円はやはり少額ではありません。
借りる場合には無利息期間を有効に利用して少しでも利息額を抑え、計画的な返済を行いましょう。