消費者金融

消費者金融における上限金利の相場は高い?消費者金融の金利から利息を計算する方法

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消費者金融で借入をするときには欠かすことができない比較項目は、「金利」「申し込み方法」「返済方法」「他にはないサービス」の4つがあります。

中でも、消費者金融の金利を重要考えて比較している方も多いでしょう。

消費者金融ランキングをみても、金利は必ず記載されて比較項目になっています。消費者金融の金利相場を知ることは重要です。

しかし、それ以上に利息の仕組みを知ることで元金以外の支払いを大きく抑えることも大切です。

  • 消費者金融の金利の計算方法は?
  • 消費者金融の金利の上限は?
  • 消費者金融の金利相場は?
  • 消費者金融の金利は高い?

こうした疑問をお持ちの方に対し「消費者金融の金利」について説明していきます。

著者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)・CFP認定者・ 貸金業取扱主任者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

消費者金融における上限金利の相場は高い?

まずは消費者金融の金利の相場はどのくらい高いのか?比較一覧で比べてみましょう。

消費者金融の金利相場
消費者金融 金利(下限) 金利(上限) 借入限度額
プロミス 4.5% 17.8% 500万円
アコム 3.0% 18.0% 800万円
アイフル 3.0% 18.0% 800万円※
SMBCモビット 3.0% 18.0% 800万円
レイク 4.5% 18.0% 500万円

※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です

消費者金融の金利の平均は、下限金利が3%~4.5%上限金利が17.8%~18.0%と、このあたりが大体相場になっていることがわかります。

下限金利ですと3.0%のアコムとSMBCモビット、上限金利ですと17.8%のプロミスの金利が最も低いです。

実質年率とは、通常の金利に手数料などお金を借りる際に必要な経費を加えた利率のことです。悪徳業者では、契約したあとに「手数料で5,000円必要だから」などと高額な料金を上乗せして請求してくるケースがあるといいます。その為、お金を借りる人を守るため、貸金業法では消費者金融の金利を実質年率で表記するよう義務付けているのです。

【参照】プロミス:お借入れのお利息(借入利率)のご案内 アコム:金利・利息(利息の計算方法) アイフル:借入利率は何%ですか? SMBCモビット:金利・手数料 レイク:カードローン・キャッシングの商品概要(貸付条件・お利息について)

初回契約時に適用される金利は何%くらいなの?

上限金利と下限金利の間で、自分はいったいどの程度の金利で借りることができるのでしょうか?はじめての借り入れの場合、

「間をとって10%くらいで借りられるかな?」
「下限金利がより低いほうが金利も低くなる?」

などと思ってしまう方もいるかもしれません。

実は初回契約時の金利で下限金利が適用されることはありません。
まずはアコムの金利をみてみましょう。

アコムの金利と利用限度額
利用限度額 適用金利
501万円〜800万円 3.0%〜4.7%
301万円〜500万円 4.7%〜7.7%
100万円〜300万円 7.7%〜15.0%
1万円〜99万円 7.7%〜18.0%

下限金利である3.0%で契約するには501万円以上の利用限度額が必要なことがわかりますね。

消費者金融の場合、総量規制以上借りたいとしても年収の3分の1までしか借りることができません。
つまり、501万円以上借りて下限金利が適用されるためには、年収が1,500万円以上最低でも必要ということになります。

そして一般的に、初めて消費者金融で借り入れする場合には、「上限金利が適用される」傾向があります。プロミスですと17.8%、それ以外の大手ですと18%です。

なぜ初めての借入では上限金利が適用されるの?

適用される金利は上記のように利用限度額に応じて決められるしくみにはなっていますが、初回の借入の場合には利用限度額を低めに設定される傾向にあり、最終的には審査によって適用金利が決まります。

申し込みをしてそのカードローンを初めて利用する方は、カードローン会社にとって「確実に返済をするかどうかわからない」状態です。審査を行って個人信用情報機関に過去や現在の債務状況や返済状況を確認していますが、それでも実際の返済実績がなければ確実性がありません。

金利の高さはカードローン会社にとってリスクの高さ。そのため、新規申し込み時には上限金利が適用されるということです。つまり、大手消費者金融で初めて借りる場合、最も金利が低い可能性が高いのはプロミスの17.8%ということになります。

消費者金融の上限金利は法律で決まっている?

昔の消費者金融の金利は非常に高く、上限が29.2%という高金利で営業をしていました。当時は違法ではなくギリギリのグレーゾーン金利でした。現在は法律によってはっきりと上限金利が決められているため高金利で借りてしまうことはありません。

貸金業法の利息制限法では元金(実際に借りた額)に対して設定してもよい金利の上限が定められています。

元金 金利上限
10万円未満 20.0%
10万円以上100万円未満 18.0%
100万円以上 15.0%

通常、大手のカードローンでは10万円単位での融資となるため18%が上限となります。審査の甘い消費者金融である中小業者では9万9千円など上限金利を20%にするための融資限度額が決まることが多くなっています。

消費者金融の金利から利息を計算する方法

消費者金融の利息の計算方法

金利とは元金に対して年間でかかる利息の割合です。いってみれば、消費者金融でお金を借りた場合のレンタル料のようなものが「利息」であり、利息を計算するための数値が「金利」というわけです。

利息は「金利」だけで決まるのではなく、「借入残高」「利用日数」と3つの要素で決まってきます。

利息の計算方法は、借入残高×金利÷年間日数×利用日数です。一日分の利息を利用日数分支払うことになります。

例えば10万円の借り入れを、金利18.0%で1ヶ月(30日)借りた場合、一ヶ月分の利息は
10万円×18.0%÷365日×30日=約1,500円」となります。

消費者金融の利息の仕組みと返済額

最低限返済しなければならない額は消費者金融によって違いがありますが、金利18%で10万円借入時の平均返済額は4,000円程度です。返済額は「元金+利息」という構成でできています。

上記のケースの場合、4,000円を返済して1,500円が利息となるため、実際に返済ができているのは2,500円だけになります。

基本的に消費者金融の返済方法は決められた最低返済額を毎月、完済まで支払うのが普通です。逆に、借入残高(元本)は返済していくたびに減っていきますから、返済が進むに伴い利息額も少なくなっていきます。

金利18%で10万円を借り入れし、毎月最低返済額4,000円を返済していく場合、レイクのシミュレーションでは毎月の元金と利息は次のように変化していきます。

返済回数 毎月の返済額 元金充当分 利息 借入残高
1回目 4,000円 2,521円 1,479円 97,479円
2回目 4,000円 2,558円 1,442円 94,921円
3回目 4,000円 2,596円 1,404円 92,325円
4回目 4,000円 2,635円 1,365円 89,690円
5回目 4,000円 2,674円 1,326円 87,016円
10回目 4,000円 2,877円 1,123円 73,044円
20回目 4,000円 3,332円 668円 41,823円
30回目 4,000円 3,860円 140円 5,663円
32回目 1,771円 1,746円 25円 0円

※こちらはレイクの返済シミュレーションを元にした表です。(2021年7月時点)

毎月の返済額は変わらないけれど、借入残高が減るのに伴って毎月の利息額も減っていきます!

消費者金融では最低返済額以上を返済することももちろん可能です。最低返済額は毎月の負担は軽くすみますが、完済時の総支払額は多くなってしまいます。支払いに余裕があるときに積極的に多めに返済し返済期間を短くすることで、最終的に支払う利息を抑えることができます。

消費者金融の金利は本当に高い?高いと感じるのは借入いくらから?

ここまでで、消費者金融の金利や利息計算についてご説明しましたが、正直「消費者金融の金利ってそんなに高くないかも?」と思った方もいらっしゃるかと思います。

確かに18%の金利であっても、10万円程度の借り入れで最低返済額にすれば1ヶ月の利息は1,500円程度。消費者金融の金利はそれほど高くない、と思ってしまうかもしれません。しかし借入額が増えればどうでしょうか。

借入額 利息 毎月の返済額
10万円 1,479円 4,000円
20万円 2,958円 8,000円
30万円 4,438円 12,000円
40万円 5,917円 12,000円
50万円 7,397円 14,000円

※こちらはレイクの返済シミュレーションを元にした表です。(2021年7月時点)

借入額が30万円まではまだ毎月の返済額に占める利息の割合のほうが少なくなっています。しかし、40万円を越えると毎月の返済額12,000円に対し6,000円程度と、返済額のうち利息が半分を占めるようになります。

また、40万円の借り入れで返済額が12,000円の場合の返済回数は47回、およそ4年です。

カードローンには、便利なのでついつい借りすぎてしまうというデメリットがあります。金利18%は少額であればそれほど高く感じないかもしれませんが、高額で長期の借り入れになるほど金利の高さを実感します。

どうしても止むを得ない場合以外は、できるだけカードローンに頼らないよう計画的に使っていきましょう。

消費者金融の金利を下げる方法はある?

増額の申請をする

初めてキャッシングをするときには上限金利が適用されることが一般的ですが、いつまでもその金利のままということではありません。契約時よりも金利が下がるタイミングもあります。

それが増額の時。確実に返済を続けていくなど誠実な利用を続けていると増額のタイミングで金利が下がります。

カードローンの増額を申し込みをすると、これまでの利用状況や、申し込み時に比べて支出が増えていないか、収入が減っていないかなどの審査が行われます。増額審査に通ると融資限度額が上がり、同時に金利が引き下げになる傾向があります。

ただし、増額したからといって借入枠いっぱいまで借りてしまいますと、逆に利息を増やすことになりますので注意しましょう!

返済期間を短くする

前述しましたが、毎月最低返済額の支払いだけで返済していくとそのぶん返済期間が伸びることになり、最終的な利息は多くなってしまいます。

「金利を下げる」わけではありませんが、少しでも「利息を抑える」ことを考えるのであれば、一回ごとの返済金額を増やして返済期間を短くしていくことを考えましょう。

以下は、50万円を金利18%で借り入れした場合、返済回数によって最終的に利息がどのくらい違ってくるのかを表したものです。

返済回数 毎月の返済額 利息総額
15回 37,420円 62,075円
30回 20,819円 124,575円
45回 15,359円 191,183円

※こちらはアコムの返済シミュレーションを元にした表です。(2021年7月時点)

返済回数が減って毎月の返済額が多くなると、その分返済1回あたりの元金充当率が高くなります。利息は返済回数15回で6万円程度なのが、45回になると19万円と3倍にもなります。

毎月の負担が多くなって返済が継続できなくなるほどでは困りますが、少しでも利息を抑えたいのであれば、余裕のあるときに少しでも返済金額を多くしてみるといいでしょう。

一ヶ月金利0円!?無利息期間を有効に使う

大手消費者金融の金利相場は18.0%ですが、無利息期間を使って利息を0円にすることもできます。究極の利息節約方法です。

無利息期間の有効活用法

無利息期間とは指定の期間内は金利が0%になるサービスのこと。
初回契約時のキャンペーンとして提供しているカードローンが増えてきました。

無利息期間中に完済をすると利息の支払いはありません。

カードローンによって、利用するための条件や、適用開始日、無利息の期間が異なります。

大手消費者金融の無利息サービス
プロミス 30日間利息0円
アコム 30日間金利0円サービス
レイク 選べる無利息
アイフル 初めての方なら、最大30日間
SMBCモビット

なかでも、特筆すべきなのがプロミスとレイクの無利息サービスです。

プロミスの30日間無利息

大手消費者金融のプロミスは、以下の条件で初めての借り入れ翌日から適用の30日間無利息の利用ができます。

  •  初めてプロミスを利用する
  •  Eメールアドレスの登録
  •  WEB明細の登録

プロミスは利用を開始してからのサービスも充実しており、借りやすく返しやすいキャッシングです。消費者金融を始めて利用する方には最もお勧めの消費者金融です。

レイクは業界最長!選べる無利息期間

レイクでは初めての契約の場合、「WEB申込限定で60日間無利息」と「5万円まで180日間無利息」の無利息期間が用意されています。

180日間の無利息のサービスは業界最長の無利息期間です。他の大手消費者金融が無利息期間を30日間としていますので、無利息期間で選ぶのであればレイクで決めても良いでしょう。

まとめ

消費者金融の金利を比較してもそれほど大きな違いがありません。実際に重要になってくるのは返済額の調整です。早く完済することが利息を抑える最善の方法です。

早く完済するためには返済方法が便利であること、手数料をかけないことなどさまざまなポイントを抑えた消費者金融選びが必要です。

レイクの無利息サービス条件
※Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
※無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。
※無利息期間経過後は通常金利適用。

レイクの商品概要(貸付条件・利息について)
【融資額】1万円~500万円【貸付利率(実質年率)】4.5%~18.0%※貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。【利用対象】満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)【遅延損害金(年率)】20.0%【返済方式】残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式【返済期間・回数】最長5年・最大60回※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は借入れ及び返済計画に応じて変動します。【必要書類】運転免許証等※収入証明(契約額に応じて新生フィナンシャルが必要とする場合)【担保・保証人】不要【商号・名称】新生フィナンシャル株式会社【貸金業登録番号】関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号

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