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クレジットカードの在籍確認についての基礎知識!在籍確認なしのクレジットカードはあるのか?

クレジットカードに申し込みすると必ず在籍確認があるの?
アルバイトだから在籍確認の電話はしないでほしい。在籍確認なしで審査に通る条件を知りたい!

カード会社からの在籍確認は、アルバイトや派遣などの雇用形態、休業日や営業時間など様々な理由で嫌煙されがちです。

しかし、最近では在籍確認がないカード会社も多くなっています。

今回は、在籍確認について幅広く解説しますので、在籍確認で悩んでいる人は参考にしてくださいね。

FP監修者
森本 陽子
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

在籍確認なしのクレジットカード会社が増えている

昔はどこのカード会社でも審査項目の1つと言ってよいほど、必ず在籍確認がありました。

私自身、信販会社に勤務していた時は在籍確認が取れるまで何度も勤務先に連絡していた覚えがあります。

しかし最近では即日発行や3営業日発行など審査スピードを重視する傾向があり、在籍確認を省略するカード会社が増えてきました。

また、スピード審査の中でも夜間休日に審査結果メールが届くカード会社があります。

この場合、機械審査をメインとしているため基本的に在籍確認を省略すると考えてよいでしょう。

100%在籍確認をしないカード会社はありませんが、在籍確認は時間とコストがかかります。

それらを考慮し、審査の過程で在籍確認が必要な場合のみ連絡するという方法が主流になっているのです。

クレジットカードの審査になぜ在籍確認が必要なのか

クレジットカード申込時の在籍確認は、申込者の申告内容通りに返済能力があるのかを確認するためにあります。

申込時に申告する勤務先や年収などはすべて自己申告です。

良い悪いは別として、嘘の申告で申し込みすることもできますよね。

クレジットカードはあくまでも「返済能力のある人」を対象にその人の信用力を担保として発行される金融商品なのです。

いい加減な審査をしてクレジットカードを発行し、貸し倒れが発生してしまえばクレジットカード会社は大きな損害を受けてしまいます。

そのような状況にならないよう、申込者がきちんと申告した勤務先に勤務し、収入を得ているかを確認するのが在籍確認です。

在籍確認の電話はどんな内容?対応の方法は?

在籍確認の経験をしたことがない人は、どんな方法でどのように行われるか不安に思うことでしょう。

また、きちんと会社に在籍している人でも在籍確認を気にする人は大勢います。

その理由は様々ですが、多くは自分がクレジットカードに申し込んだことを知られたくないというところのようです。

ここでは在籍確認の方法や流れと対応方法を解説します。

在籍確認の基本は電話連絡

カード会社が行う在籍確認の基本は、電話を利用した方法です。

申込時に申告した勤務先電話番号に連絡し、申込者を呼び出すことで在籍状況を確認します。

日常的に個人宛の電話がかかってくるような仕事の人は、あまり気にならないかもしれません。

しかし、店舗や工場などあまり頻繁に電話がかかってこない環境の人は、迷惑に感じたり、どんな流れなのか気になったりしますよね。

また、周囲にクレジットカードに申し込みしたことを知られたくない人も多くいます。

そのような人は、在籍確認の電話で同僚や上司にバレるのではないかとヒヤヒヤすることでしょう。

在籍確認はカード会社名?個人名?

在籍確認の電話で一番気になることが、電話口でどう名乗るのか?ですよね。

昔は個人名を名乗る方法が主流でしたが、昨今ではカード会社によって会社名を名乗るところもあるようです。

この変化は、時代による考え方の変化が影響しているのかもしれませんね。

昔は、クレジットカードやローンへの申込を他人に知られないようにという配慮が先だっていたため、個人名が主流でした。

しかし、昨今は詐欺などが増加し、個人名の電話を怪しむ人も増えているのです。

尚、カード会社名を名乗るのは大手銀行系カード会社が多く、消費者金融系や流通系カード会社は原則個人名になります。

もしも在籍確認の名乗りに希望がある場合は、クレジットカードに申し込みする際に「個人名で連絡をしてほしい」、「会社名を名乗ってほしい」などのお願いをしておくと良いでしょう。

在籍確認の電話に出られなかったら?

続いて気になるのは、自分が会社にいない時間の在籍確認ではないでしょうか。

まず、万が一会社にいない時間に在籍確認の電話がかかってきても、在籍していないと判断されることはありません。

もちろん、それが原因で審査に落ちることもありませんので、安心してください。

在籍確認が実施されるのは基本的に平日9時~17時あたりなので、土日祝日や夜間に勤務している場合は不在時に連絡が来る可能性も十分に考えられます。

しかし、在籍確認は本人確認ではないということです。

あくまでもその会社に申込者が在籍しているかがわかればOK。

そのため申込者が勤務時間外でも「本日はお休みです」「外出中です」など在籍していることがわかる回答が得られれば、それで在籍確認が終了となる場合がほとんどです。

中には本人が電話口に出るまで何度か連絡するというカード会社もあります。

但し、そのような場合はカード会社が申込者に在社時間を尋ねるなど、長期化しないように配慮してくれることが多いです。

在籍確認では何を聞かれるのか

在籍確認の電話対応に不安を感じている人も少なくありません。

在社時に在籍確認の電話に出られた場合、カード会社の人とどんな話をすればよいのか気になりますよね。

在籍確認の電話に出た場合は、カード会社の人が話を進めてくれるので特に何か準備する必要はありません。

ほとんどの場合、「氏名」「生年月日」「電話番号」「住所」など本人であれば即回答できる内容をいくつか聞かれて終了します。

場合によってクレジットカードに申し込みしたことに間違えないかも聞かれることがあります。

在籍確認の電話に出た場合の対応は、相手の質問に回答するだけの非常に簡単なもとなので安心しましょう。

在籍確認がある人とない人の違い

クレジットカード申込時の在籍確認は、必要と判断された人にのみ実施される傾向にあることは先に解説しましたね。

では、在籍確認が実施される人とされない人にはどのような違いがあるのでしょうか。

在籍確認がある可能性が高い人

カード会社が審査の過程で、在籍確認が必要と判断する可能性が高いのは下記のような場合です。

  • 転勤が多い(勤務先情報が頻繁に変更される)
  • 勤続年数が短い
  • 過去にクレジットカードやローンの利用がない
  • カードやローンの支払いに遅延や延滞があった
  • クレジットヒストリー(クレヒス)に不安がある
  • キャッシングやカードローンなどを利用中
  • 申込カードでキャッシング枠を希望している

上記のすべてに当てはまるのは「安定した収入があり、返済能力に問題がないか定かでない」ということです。

カード会社は審査の際、信用情報機関や過去の自社情報を参考に見極めます。

その情報で過去の勤務先や他社カードの支払い状況、キャッシングの利用状況などがわかるため、申し込み情報と比較します。

その情報が一致しなかったり、利用状況に不安があったりする場合に収入源となる勤務先に勤務している事実があるかを確認するのです。

在籍確認がない可能性が高い人

対して在籍確認がない可能性が高い人は下記のような人です。

  • 勤続年数が長い
  • 過去の支払い状況に問題がない(正常な支払ができている)
  • クレジットヒストリー(クレヒス)が良好
  • キャッシングやローンの利用残高がない
  • 自営業や会社役員

在籍確認される可能性が高い人と比較すると概ね真逆にある人ですね。

在籍確認されない人で特徴的なのは、自営業や会社役員がいることでしょう。

これはカード会社の判断によるため100%ではないものの、ネットや帝国データバンクの情報で確認できることが理由です。

厳密には在籍確認がないのではなく、在籍確認の電話連絡がないというところでしょう。

自営業の場合、申込者が代表者であり、会社役員の場合も会社概要などに氏名が掲載されるので、電話をしなくても確認できるというわけです。

勤務先が派遣会社の場合

派遣会社に登録し、派遣先で仕事をしている場合の多くは、在籍確認が省略されます。

これは、派遣会社が在籍確認の電話に対応しないからです。

派遣で勤務している場合、勤務先には派遣先ではなく派遣元である派遣会社を記入します。

そのため、自動的に在籍確認は派遣会社に電話することになりますよね。

しかし、派遣会社は非常に多くの登録者を持っており、同姓同名の人も多くいるため、在籍確認が日常業務の負担になるのです。

クレジットカード会社は、派遣会社が原則在籍確認の電話に対応しないことを理解しています。

そのため、派遣社員の場合は他の職種の人と比べると在籍確認がないことが非常に多いのです。

但し、いくら派遣社員だからと言っても審査において在籍確認が必要と判断した人には、在籍確認をしなければなりません。

返済能力に不安があるのに派遣社員だから気にしないというわけにはいきませんよね。

そのような場合は派遣会社に在籍確認をしますが、上記の通り在籍確認に応じてもらえず「在籍の確認が取れない」ということになります。

在籍確認が取れないことは、立派な審査に落ちる理由です。

派遣社員の方は、在籍確認が行われないように注意して申込することをおすすめします。

在籍確認が原因で審査に落ちることがあるのか

在籍確認が原因で審査に落ちることがあるのかという不安を持っている人もいますよね。

結論だけを先に言ってしまうと、在籍確認が原因でクレジットカードの審査に落ちる可能性はあります。

在籍確認で審査に落ちる理由は、単純に「在籍している確認が取れなかったから」です。

申込時に嘘の勤務先情報を申告している場合は、当たりまえですよね。

では、実際に発生している嘘の申告をしていないのに在籍確認ができない原因を見ていきましょう。

「在籍していないと言われた」

電話口に出た勤務先の方から、「在籍していません」「確認が取れません」等の回答があった場合です。

この回答致命的ですが、実は結構ある事例なのです。

実際に在籍しているのにこのような「在籍していない」と回答されてしまうのには、考えられる原因があります。

  • 原因①大きな会社の代表電話番号を申告していた
  • 原因②入社して間もないために電話口の人が知らなかった
  • 原因③旧姓など申込書と異なる苗字で勤務していた

これらが在籍確認できない主な原因です。

通常は、このような回答を受けた後、申込者本人に連絡をして状況を詳しく聞きます。

その後、状況に応じて再度在籍確認の連絡をすれば無事終了します。

しかし、この時に申込者本人と連絡が取れないと八方塞がりになり、審査に落ちるのです。

クレジットカードに申し込みした後は、知らない電話番号からの着信にも対応できるようにしましょう。

勤務先電話番号は直通番号が理想

申し込み時に申告する勤務先の電話番号は、基本的に自分が勤務している場所に繋がる番号にしましょう。

複数回線を持つ会社であれば自分の部署への直通番号や内線番号、店舗勤務の人は本社ではなく店舗の電話番号が理想です。

自分がいる場所に繋がる電話であれば、電話口の人が知らなかったり、誤った回答をしたりする可能性が低くなるからです。

但し、派遣会社に登録して勤務している場合は、派遣先ではなく派遣会社の連絡先を申告します。

「長期休暇中だった」

病気で長期療養をしているなど、長期的に勤務先をお休みしている場合も審査に落ちる原因になることがあります。

在籍確認は「○○さんいらっしゃいますか?」などと電話を繋いでほしいというニュアンスで連絡をします。

少々不安をあおるようですが、その時の電話口の人の回答が審査結果を左右するのです。

下記のような回答が考えられます。

回答① 現在療養のため、長期休暇を取っています

回答② 本日は、お休みをいただいています

回答③ おりません

回答②であれば、カード会社もただの休日だと考えるので審査に落ちる原因にはなりません。

しかし、回答①のように長期休暇中であることを伝えたり、回答③のように在籍していないと取れる回答をしたりすると審査落ちの原因になります。

長期休暇中でも有給休暇の場合もあるので必ず審査に落ちるということはありません。

しかし、そのまま在籍確認OKとすることも難しいでしょう。

このような場合もカード会社から本人に状況確認の連絡が入り、詳細の確認をすることになります。

「退職していた」

既に退職した勤務先を申告している場合に発生する事例です。

実はこれもよくある事例の1つですが、厳密にいえば申込時に嘘の申告をしたことになります。

中には有給消化などで実際の退職日は翌月末だけど、最終出社日が既に過ぎていたというケースもあります。

しかし、契約上の退職日を知っている同僚は少なく、多くの人は会社に来なくなった日が退職日なので在籍確認の連絡にも「退職」と回答してしまうのです。

もちろん他のケース同様に申込者本人にカード会社は確認をするので、退職日は後日であることを説明できます。

しかし、今後退職を予定している人にクレジットカードを発行するかは疑問です。

退職後に不安があるからクレジットカードを作っておきたかったのかもしれません。

そのような場合は、もう少し早めに申し込みし、自分が会社に出社している間に在籍確認の連絡を受けられるようにしましょう。

通常のクレジットカード申し込みであれば、何らかの理由で1度や2度在籍確認が取れなくても即審査に落ちることはほぼありません。

本人に状況を確認したり、確認が取れやすい時間に改めたりとカード会社も前向きに動きます。

但し、即日発行のクレジットカードに申し込んでいる場合、在籍確認が取れず即日発行できなくなる可能性がありますので、注意しましょう。

在籍確認を避けるための方法

ここまでで在籍確認のないクレジットカード会社はないが、省略される場合があることがわかりましたね。

在籍確認を確実になしにすることはできませんが、在籍確認の可能性を下げることはできます。

職場に連絡されるのは迷惑だと考えている人や在籍確認が原因で審査に落ちるかも?と不安がある人は参考にしてください。

クレジットカード会社の繁忙期に申し込みする

審査件数が多くなるクレジットカード会社の繁忙期に申し込みをすると、在籍確認を省略される可能性が高くなります。

繁忙期は、新社会人のカード申込が増加する春先や人事異動や転勤の多い9月頃です。

この時期は、どこのクレジットカード会社も非常に忙しくなり、少しでも業務を減らしたいので通常よりも在籍確認を実施する件数が減少します。

スピード発行のクレジットカードに申し込みする

先に解説した通り、スピード発行に対応しているクレジットカードは在籍確認を省略する可能性が高いです。

機械審査をメインとして審査結果を出し、人による審査が必要と判断された場合のみ審査担当者による審査が実施されるからです。

申込者の状況に不安や疑問があればスピード発行であっても在籍確認が実施されますが、通常は省略される可能性が高いと考えてよいでしょう。

返済可能な借入は返済しておく

キャッシングやカードローンの残債がある場合は、原則在籍確認が実施されます。

在籍確認を避けたいのであれば、できるだけ借入残高を0円にしておきましょう。

但し、返済後にすぐクレジットカードに申し込みすると事務処理が終わっておらず、信用情報機関では借入額が残っている可能性があります。

借入を返済してからクレジットカードに申し込みするまでは数日余裕を持たせた方が安心です。

日常的に良好なクレヒスを保つようにする

今すぐに結果が出ることではありませんが、クレヒスは常に良好な状態を保つようにしましょう。

普通にクレジットカードを利用して、予定通り返済していれば特にクレヒスに傷がつくことはありません。

特に複数のクレジットカードを利用し、きちんと継続的に安定した支払いができていれば問題視されることはほぼありません。

在籍確認に関するQ&A

パートやアルバイトでも在籍確認はありますか?

パート・アルバイトは在籍確認を実施される可能性が高くなります。正社員や公務員と比較すると収入の安定に不安があるからです。

パート・アルバイトの場合は、在籍確認がとりやすいように勤務先欄に本社などではなく申込者の勤務場所につながる電話番号を申告するようにしましょう。

学生は学校に在籍確認があるのですか?

学生に対しての在籍確認は、ありません。

アルバイトをしている学生の場合、アルバイトとして申込するとアルバイト先への在籍確認が実施される可能性があり、一社会人として審査されます。

そのため、学生の場合はアルバイトをしていても学生として申込した方が審査に通る可能性が高くなるでしょう。

尚、学生・アルバイト問わず、未成年の場合は親権者の同意が必要になることも忘れないようにしてくださいね。

公務員は在籍確認なしで審査に通るというのは本当ですか?

基本的に公務員だから在籍確認が省略されるという事実はありません。

但し、安定性の高い公務員はクレジットカードの審査において非常に信用力が高く、審査に通りやすいのは事実です。

在籍確認があった場合は、審査に通るのですか?

在籍確認が実施されたから審査に通ったということにはなりません。

在籍確認は、審査の後半に実施されるますが、あくまで審査の一貫として実施されるため、正式な審査結果はその後に判定されます。

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