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FXのスプレッドが狭い会社を比較【2022年版】最小の通貨ペアを紹介

FX会社を選ぶ際のポイントはいくつかありますが、投資家にとってのコストになる「スプレッド」の狭さは重要なポイントです。

また、スプレッドが広いということは、ポジションを持った瞬間にマイナスからのスタートであることを意味します。

この記事では業界最狭クラスのスプレッドを提供している、おすすめのFX会社10社を徹底比較しました。

スプレッドの仕組みや計算方法、変動するタイミング、スプレッドの狭い通貨ペアなどについて解説します。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。
このページの概要
  1. スプレッドが狭いのはここ!通貨ペア別にFX会社10社を比較
  2. スプレッドが狭いおすすめのFX会社10選
  3. FXのスプレッドとは?仕組みと計算方法を解説
  4. FXでスプレッドが変動するタイミングは?
  5. スプレッドでFX会社を選ぶためのポイント
  6. FXの取引手法によってもスプレッドの重要性は変わる
  7. FX会社とスプレッドに関するQ&A
  8. FX会社を選ぶ時はスプレッドに注目

スプレッドが狭いのはここ!通貨ペア別にFX会社10社を比較

1つのFX会社のスプレッドだけを眺めていても、それが広いのか狭いのか見当がつかないでしょう。

スプレッドは複数のFX会社で比較するのが最適解です。

そこで、FX会社10社のスプレッドを通貨ペア別に比較し、スプレッドが狭いFX会社はどこなのかを調査しました。

【スプレッド一覧・主要通貨ペア編】
※単位は銭、各公式サイト記載のスプレッドを参照

FX会社 ドル円(銭) ユーロ円(銭) 豪ドル円(銭) ポンド円(銭)
SBI FXトレード 0.09 0.3 0.40 0.69
みんなのFX 0.2 0.4 0.6 0.8
外為どっとコム 0.2 0.4 0.5 0.7
GMOクリック証券 0.2※ 0.5※ 0.6※ 1.0※
DMM FX 0.2 0.5 0.9 1.0
外貨ex byGMO 0.2※ 0.5※ 0.6※ 1.0
LINE FX 0.2 0.3 0.3 0.5
LIGHT FX 0.2 0.4 0.6 0.9
松井証券 0.2~1.6 0.5 0.7 1.1
ヒロセ通商 0.2~1.9 0.4~4.4 0.6 1.0

【調査日:2022年6月2日】
※原則固定

【スプレッド一覧・高金利通貨ペア編】
※単位は銭、各公式サイト記載のスプレッドを参照

FX会社 トルコリラ円(銭) メキシコペソ円(銭) 南アフリカランド円(銭) 中国人民元円(銭)
SBI FXトレード 2.80 0.20 0.80 1.40
みんなのFX 1.6 0.3 0.9 0.9
外為どっとコム 提示なし 0.2 0.5 0.9
GMOクリック証券 原則固定対象外 0.2※ 0.9※
DMM FX 0.2 1.0
外貨ex byGMO 0.4※ 1.3※ 3.0※
LINE FX 0.3 1.0
LIGHT FX 1.6 0.3 0.9 0.9
松井証券 2.9 0.3 1.0
ヒロセ通商 1.6~3.0 0.2 0.8

【調査日:2022年6月2日】※原則固定

【スプレッド一覧・ドルストレートペア編】

※単位はpips、各公式サイト記載のスプレッドを参照

FX会社 ユーロ米ドル(pips) ポンド米ドル(pips) 米ドルスイスフラン(pips) 豪ドル米ドル(pips)
SBI FXトレード 0.19 0.69 1.10 0.59
みんなのFX 0.3 実績公表なし 実績公表なし 実績公表なし
外為どっとコム 0.3 0.7 1.60 0.5
GMOクリック証券 0.4 1.0 原則固定対象外 0.9
DMM FX 0.4 1.0 1.60 0.9
外貨ex byGMO 0.4 1.0 1.60 0.9
LINE FX 0.3 0.5 1.5 0.3
LIGHT FX 0.3 0.8 1.5 0.8
松井証券 0.4 1.0 1.7 0.9
ヒロセ通商 0.3 0.6 1.5~6.6 0.4

【調査日:2022年6月2日】

スプレッドが狭いおすすめのFX会社10選

スプレッドの狭さが自慢のFX会社はいくつもありますが、それぞれ得意とする通貨ペアやサービスが異なります。

ここでは、FX初心者にもおすすめのFX会社を10社ご紹介します。

SBI FXトレード

取引通過単位ごとにスプレッドが異なる

SBI FXトレードでは取引通貨単位ごとにスプレッドが異なるのが特徴で、1万通貨以下のスプレッドであればほとんどの通貨ペアで業界最狭水準です。

1,000通貨以下で特にスプレッドが狭い

とくに米ドル/円は1,000通貨以下であればスプレッドは何と0.00~0.09銭と脅威的な狭さを誇ります。

※ただし、1,000通貨より大きい金額で取引する場合はスプレッドは変動制になるので注意が必要です。

少額投資に向いている

1ドルから投資できるため、「何から始めていいのかも分からない……」という初心者の方でも気軽に始められるのもメリットです。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.09銭
ユーロ/円 0.30銭
豪ドル/円 0.40銭
ポンド/円 0.69銭
トルコリラ/円 2.80銭
メキシコペソ/円 0.20銭
南アランド/円 0.80銭
中国人民元/円 1.40銭

※調査日:2022年6月2日

SBI FXトレードの公式サイトを見る

みんなのFX

スプレッドが業界最狭クラスで狭い

みんなのFXは、米ドル/円0.2銭、ポンド/円0.8銭など、いずれの通貨ペアでも業界最狭クラスのスプレッドが特徴です。

インターバンク銀行に参加している複数の金融機関と取引しており、利用者に有利な条件の相手を選んでいることでスプレッドを狭くできています。

スプレッドは原則固定

AM8:00~AM5:00までスプレッドは原則固定であり、変動制を採用しているFX会社と比較して低コストで取引が可能です。

ダイレクト入金や出金などの手数料に関しても、もちろん不要です。コスト面で有利なことから、少額取引にも向いています。

シストレにも対応

また、「システムトレード」や「バイナリーオプション」を取り扱っている点がほかのFX会社と大きく異なります。

これらを活用しつつ、スプレッドが狭い会社を選びたいなら「みんなのFX」が有力な選択肢です。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.4銭
豪ドル/円 0.6銭
ポンド/円 0.8銭
トルコリラ/円 1.6銭
メキシコペソ/円 0.3銭
南アランド/円 0.9銭
中国人民元/円 0.9銭

※調査日:2022年6月2日

みんなのFXの公式サイトを見る

外為どっとコム

スプレッドの狭さが魅力

外為どっとコムは、FX業者として長年サービスを提供している老舗です。

取引数に関係なく米ドル/円は0.2銭のスプレッドを提供しており、さらに南アフリカランド/円も0.30銭と上記の「SBI FXトレード」と比較しても安くなっています。

南アフリカランドの取引に興味がある人におすすめです。

情報発信にも優れている

また、ニュースやセミナーに関する情報発信にも優れています。
初心者だけでなく、FXトレードを極めたい中級者・上級者にも選ばれているのです。

スワップポイント狙いの方にもおすすめ

さらに、人気の高金利ペアが取り揃えられている点も見逃せません。

「メキシコペソ/円」で買いポジション10万通貨当たり60円、「南アフリカランド/円」で10万通貨あたり80円という高水準のスワップポイントを得られます。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.4銭
豪ドル/円 06銭
ポンド/円 0.8銭
トルコリラ/円 提示なし
メキシコペソ/円 0.2銭
南アランド/円 0.5銭
中国人民元/円 0.9銭

※調査日:2022年6月2日

外為どっとコムの公式サイトを見る

GMOクリック証券

業界最狭水準のスプレッド

GMOクリック証券は、「業界最小水準スプレッド」と公式サイトで謳っているFX会社です。
例外はありますがスプレッドが原則固定なのも嬉しいところ。

FXを始めやすいサービスやツール

スマホで「スピード本人確認」を行えば最短で当日に取引を開始することができます。

パソコンやスマホの取引ツールも使いやすいので、なるべく早くFXを始めたい方や初心者の方にもおすすめできます。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.5銭
豪ドル/円 0.6銭
ポンド/円 1.0銭
トルコリラ/円 原則固定対象外
メキシコペソ/円 0.2銭
南アランド/円 0.9銭
中国人民元/円

※調査日:2022年6月2日

GMOクリック証券の公式サイトを見る

DMM FX

最短1時間で取引を開始できる

DMM FXはスプレッドが狭いだけでなく、「スマホでスピード本人確認」を利用すれば最短1時間後から取引を開始できるという点が魅力です。

サポートが充実している

また、平日24時間の間、電話やメールでのサポートをしてくれるというのもFX初心者には嬉しいところ。

LINEでの問い合わせも可能です。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.5銭
豪ドル/円 0.9銭
ポンド/円 1.0銭
トルコリラ/円
メキシコペソ/円 0.2銭
南アランド/円 1.0銭
中国人民元/円

※調査日:2022年6月2日

DMM FXの公式サイトを見る

外貨ex byGMO

スプレッドが業界最狭水準なのが嬉しい

外貨ex byGMOも、米ドル円をはじめとする通貨ペアでのスプレッドが業界最狭水準(0.2銭~)です。

よって、効率的な取引が可能という点が嬉しいところ。

スキャルピング公認・MT4も利用OK

外貨ex byGMOは、スキャルピングを公認しているFX会社でもあります。

スプレッドが業界最狭水準という点は、そんな短期トレーダーにも嬉しいメリットと言えます。
MT4を分析に利用OKなのも見逃せないポイントです。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭 原則固定
ユーロ/円 0.5銭 原則固定
豪ドル/円 0.6銭 原則固定
ポンド/円 1.0銭 原則固定
トルコリラ/円  
メキシコペソ/円 0.4銭 原則固定
南アランド/円 1.3銭 原則固定
中国人民元/円 3.0銭 原則固定

※調査日:2022年5月9日

外貨ex byGMOの公式サイトを見る

LINE FX

主要通貨ペアでスプレッドが最狭水準

比較表を見ると分かる通り、LINE FXのスプレッドは主要通貨ペアでは最狭水準です。

ツールが分かりやすくとっつきやすい

いつも使っている「LINE」で取引が可能で、ツールもシンプルで分かりやすいので、難しいイメージのあるFXもとっつきやすいというメリットがあります。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.3銭
豪ドル/円 0.3銭
ポンド/円 0.5銭
トルコリラ/円
メキシコペソ/円 0.3銭
南アランド/円 1.0銭
中国人民元/円

※調査日:2022年6月2日

LINE FXの公式サイトを見る

LIGHT FX

業界最狭水準のスプレッド

LIGHT FXは、米ドル円のスプレッドが0.2銭など業界最狭水準のスプレッドが嬉しいFX口座です。

約定力が高い

LIGHT FXは、スプレッドが狭いだけでなく約定率が99.9%(※2020年5月にLIGHT FXが行った約定率調査より)と高いので、取引が成立しやすいのが特長。スキャルピングやデイトレードなどの短期売買にも適しています。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.4銭
豪ドル/円 0.6銭
ポンド/円 0.9銭
トルコリラ/円 1.6銭
メキシコペソ/円 0.3銭
南アランド/円 0.9銭
中国人民元/円 0.9銭

※調査日:2021年9月13日

LIGHT FXの公式サイトを見る

松井証券

米ドル円などのスプレッドが狭い

松井証券もスプレッドが狭く、米ドル円0.2銭などで業界最狭水準です。

1通貨単位から取引可能

松井証券は、全ての通貨ペアにて1通貨単位から取引できるのがメリットで、初心者でも始めやすいと言えます。

1通貨取引では利益はあまり出ないものの、まずはFXを学びたいという方におすすめのFX会社です。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2~1.6銭
ユーロ/円 0.5銭
豪ドル/円 0.7銭
ポンド/円 1.1銭
トルコリラ/円 2.9銭
メキシコペソ/円 0.3銭
南アランド/円 1.0銭
中国人民元/円

※調査日:2021年9月13日

松井証券の公式サイトを見る

LION FX(ヒロセ通商)

通貨ペア数が多い

ヒロセ通商は通貨ペア数が50と多く、他のFX会社では見かけないような通貨ペアで取引することも可能です。

もちろん米ドル円0.2銭などスプレッドも業界最狭水準です。

スキャルピングが公認されている

スプレッドが狭いだけでなく、ヒロセ通商ではサーバーの質に力を入れているため、スキャルピングが公認されているというメリットがあります。

「クイック注文」という機能がアプリに用意されているのも心強いです。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2~1.9銭
ユーロ/円 0.4~4.4銭
豪ドル/円 0.6銭
ポンド/円 1.0銭
トルコリラ/円 1.6~3.0銭
メキシコペソ/円 0.2銭
南アランド/円 0.8銭
中国人民元/円

※調査日:2021年9月13日

ヒロセ通商の公式サイトを見る

FXのスプレッドとは?仕組みと計算方法を解説

スプレッドとは、為替レートの「売値と買値の差」のことです。


FXの為替レートは売りと買いで差があります。

例えば米ドル円の売値が109円51.5銭、買値が105円51.9銭の時、その差は0.4銭になります。

この両者の価格差のことをスプレッドと呼んでおり、FX取引においては実質的に手数料にあたります。

このスプレッドの間隔が狭いほど投資家が負担するコストが安くなり、開きが大きいほどコストが高くなることを意味しています。

スプレッドと手数料の違いって?

FXでは多くの会社で取引手数料を無料にしています。

しかし、この場合の「手数料」というのはスプレッドのことではありません。

スプレッドはコストとしては原則かかるものであり、取引のたびに必要になる実質的な手数料ということになります。

スプレッドはそのままFX会社の利益になるわけではないため厳密には手数料ではありませんが、投資家にとっては取引にかかわるコストであることは変わりません。

実質的に手数料とみても良いでしょう。

FXにかかる手数料の種類は?各社の入出金手数料やスプレッドを比較!FXでかかる手数料とは?手数料とスプレッドの違いや、各社の手数料を比較した結果を紹介。かかった手数料は経費にできるのか、なぜ無料なことが多いのかなども解説します。...

スプレッドの計算方法

  1. スプレッドの単位がpipsの場合、銭になおします。※1pips=1銭です。
  2. 銭を円に換算します。※1銭=0.01円です。
  3. 計算式に当てはめてコストを割り出します。

取引通貨数×スプレッド=かかるコスト

計算例1:通貨ペアが米ドル/円・スプレッドが0.3銭・取引通貨が1万通貨の場合

0.3銭=0.003円

1万通貨×0.003円=30円(かかるコスト)

計算例2:通貨ペアがユーロ/米ドル・スプレッドが1.2pips・取引通貨が1万通貨の場合

pipsを銭に・銭を円に換算し、計算式に当てはめます。

1.2pips=1.2銭=0.012円

1万通貨×0.012円=120円(かかるコスト)

こうしてみると、非常に低いコストで取引できそうだと思うかも知れません。

しかし、例えば1日に何回も取引をするスキャルピングやデイトレードの場合、取引をするたびにスプレッド分のコストがかかります。

FX会社によってスプレッドに0.1銭の差がある場合、1万通貨を1000回取引すれば、実質的な取引コストの差は1万円になります。

0.1銭の差が積み重なると大きな取引コストの差になってしまいます。そのため、FX会社を選ぶ時は、スプレッドが狭いかどうかにも注目することをおすすめします。

スプレッドが広いとどれくらいの損になる?

これまで紹介したスプレッドは「0.2銭」「1.0銭」など少額なものが多いように感じます。

0.2銭を円に直すと0.002円ですから、「そんな少額な数字、気にしなくても良いのでは?」と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、FXの基本取引単位は1,000~1万通貨と大きいため、たとえ0.2銭でも何度も取引を繰り返すうちに大きなコストになってきます。

スプレッド0.2銭で米ドル円を1万通貨ずつ取引する場合、1回で20円が最低限のコストとして必要です。

もし1週間に50回の取引を行うと1年で2,600回の取引を重ねることになり、1回のコストが20円でも1年で52,000円のコストになる計算です。

もしスプレッドが0.3円ならどうでしょうか?

1回のコストが30円になり、同じ量の取引をこなすと年間で78,000円のコストがかかります。

たった0.1銭の違いでも、1年で3万円近いコスト増になってしまうのです。

これは1週間50回の取引での試算ですから、もっと取引するトレーダーであれば更にコストがかかるでしょう。

銭とpipsの単位の違いは?

ひとくちに「スプレッド」といっても、以下の2つの単位があることはご存知でしょうか?

  • pips

通貨ペアによっては、スプレッドが銭ではなく「pips」という表記になっている場合があります。

pipsとは、通貨ペアごとに定められている単位のことで、1銭=1pipsと読み替えれば問題ありません。

では、なぜpipsが存在するのでしょうか?
それは、バラバラである各国の通貨の共通単位として使用するためです。

米ドル/円やユーロ/円のように「外貨と日本円」の組み合わせで取引をする際には銭を使い、ユーロ/米ドルやポンド/米ドルのように「外貨と外貨」の組み合わせで取引をする際には銭の代わりにpipsを使うのです。

日本円では円に対して銭、米ドルではドルに対してセントといったように、国ごとに通貨の下の単位が存在します。
しかし、国ごとの単位をそれぞれ表示させると非常に分かりにくいので、共通の表記としてpipsが採用されているのです。

ドル/円やユーロ/円などは「クロス円」と呼ばれており、円未満の単位はになります。

一方で、ユーロ/米ドル、などクロス円以外の通貨ペアに関してはpipsが採用されています。

ただし、1pipsがいくらを表すのかは通貨ペアやFX会社によって異なります。

1pips=0.0001通貨単位の場合もあれば、1pips=0.00001通貨単位の場合もあります。

FX会社を選ぶ際に、1pipsがいくらを表すのか、会社ごとの定義を確認しておきましょう。

1pipsがいくらにあたるのかは公式サイトに記載がありますが、見にくくて見つからないこともあります。

どうしても見つからない場合は公式サイトに問い合わせて確認してみるのも良いでしょう。

原則固定のスプレッドと変動スプレッドの違いは?

ひとくちにスプレッドといっても、大きく分けて「原則固定」と「変動制」があります。

それぞれメリット・デメリットがあるため、FX会社を決める前に両者の違いを知っておきましょう万

原則固定

FX会社スプレッドの表記をみていくと、スプレッドが「原則固定」と書かれていることがあります。

本来のスプレッドは市場の状況によって、広くなったり狭くなったり変動するのが一般的です。

しかし、取引する利用者からみれば、いつでも同じスプレッドで取引できるほうが分かりやすいでしょう。

常にスプレッドが動いていると、取引のタイミングを見極めるのが大変ですし、コスト管理も面倒です。

そこでFX会社によっては、市場の状況に関係なくスプレッドを一定にしていることがあります。
これが「原則固定」です。

相場が乱高下するときを除き、基本的には変動制よりも原則固定の方が狭いスプレッドで取引しやすいとされています。

ただし、あくまでも「原則」である点には注意が必要です。相場が急変動して市場参加者が様子見に回るときなどには、スプレッドが広がる傾向にあります。
極端にスプレッドが広がった場合は、取引自体が難しくなりますし、保有ポジションがある場合には証拠金維持率が下がってしまうこともあります。

変動制

原則固定の反対は「変動制」で、文字通り市場の状況に合わせてスプレッドが提示されます。

値動きが落ち着いているときのスプレッドは広くなり、値動きが激しくなると狭くなるのが特徴です。

取引参加者が少なくなるとスプレッドは広がるので、早朝のスプレッドは広くなりやすいです。

取引参加者が多い時間帯(夜間など)は変動制のほうが狭いスプレッドで取引できることもあるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。

スプレッドだけでなく約定力もチェックしよう

約定力とは、注文が確定するスピード・正確さ(発注したレートと約定したレートが限りなく近いこと)のことです。

これが強いほど良いといえる指標といえます。

FXは株式と同様、取引相手がいないと成立しません。
自分が買いたい場合は、売ってくれる人がいないと購入することはできないのです。

注文しようとして取引相手が少なくてななか約定できなかったり、注文そのものが拒否されたりするケースもあります。

あるいは注文したレートと約定したレートが違う「スリッページ」が発生することもあります。

価格の急騰や急落など、注文が売り・買いの片方に集中する場面では発生しやすくなります。

そのため、FX会社を選ぶ際は「約定力が高いFX会社」を選ぶことが大切です。

FXの取引ではスリッページによって損失を被る可能性もあるので、できるだけスリッページが発生しない環境が望ましいです。

また、スリッページに関連して約定力に関係する単語についても、理解を深めておくことをおすすめします。

約定力に関係する単語としてはスリッページ以外にも「提示率」「許容スリッページ」があります。

スリッページとは

スリッページは「希望レートと約定レート」に違いが生じることです。
スリッページが発生することを「すべる」と表現することもあります。

スリッページが発生する(すべる)のが、投資家に有利に働くか不利に働くかは、その時にならないと分かりません。

スリッページが発生する要因は「発注した注文がFX会社システムで処理される前に為替レートが変動してしまうこと」です。

為替レートは刻一刻と変化するため、投資家の取引画面に表示されたときには、すでにFX会社内で別の為替レートを提示し始めるケースもあります。

インターネットの通信速度なら投資家にすぐ新しい情報が届きますが、タイムロスを全くのゼロにすることは不可能です。
よって思った数字と違うレートで約定することがあります。

提示率とは

スプレッドの設定は各FX会社で異なりますが、異なるのはそれだけではありません。
公開しているスプレッドの数字が広がりやすいかどうかも、FX会社ごとに異なります。

この差を確認する指標として利用できるのが「提示率」です。

提示率が高いということは「公開されているスプレッドで取引しやすい」ことを表しており、スプレッドの数字を信頼できるということです。

できるだけコストを抑えるためには、提示率ができる限り100%に近いFX会社を選ぶことが重要です。

特にスキャルピングのように1日に何十回も取引する場合、スプレッドが何度も広くなるとダメージも大きくなります。

許容スリッページとは

許容スリッページとは、自分で「ある程度の為替レートの誤差はそのまま受け入れる」と指定する機能のことです。

FX会社のツールで「許容スリップ」などの言葉が書かれている部分があれば、そこで許容スリッページ指定できます。

許容スリップ(許容スリッページ)で指定した数値を超えるスリッページが発生した場合には、取引しないことに決めることが可能です。

スリッページはスプレッドや提示率と違って目に見えないリスクですが、この機能を使うことで許容できないスリッページは取引の対象から外すことができます。

ただし、スリッページを完全に拒否するのは現実的ではありません。
スリッページを気にするあまり、大きな取引チャンスを逃しては意味がありません。

取引を続けるなかで、ちょうど良い数値を探していくことも、FX取引では重要になります。

サーバーや約定システムが強いか、あるいは第三者機関の約定力調査があるか、といった点がチェックポイントになるでしょう。

FX業者によってはトレーダーが発注した時点の価格で約定する業者や、強固なサーバーを備えている業者もあるため、スプレッドの差がないときはこうした「約定力」の評判も比べてみましょう。

FXでスプレッドが変動するタイミングは?

スプレッドは常に一定ではなく、トレードの状況次第では変動することがあります。
変動制はもちろんのこと、原則固定になっている会社であっても、あまりに変動が激しい場合はスプレッドに影響します。

ここでは「どんな時にスプレッドが広がりやすいのか」について解説します。

早朝などで取引する人が少ない時

日本時間の「4時~8時」は日本の通勤時間とNY市場が閉まる時間が重なるため、取引量は少なくなり、スプレッドは広がりやすくなります。

週の始まりである月曜日も取引参加者が少ない傾向にあります。

取引に参加する人が少ないほどスプレッドは広がるため、コストにこだわるならこの時間帯の取引は避けることも検討しましょう。

レートが急激に変化する時

注目度の高い指標が発表される直前、波乱を警戒して取引を控える人が多いため取引量が減少します。

逆に、米国の雇用統計など世界的に影響が強い指標が発表されたり、アメリカ大統領選挙の結果など世界的なニュースが駆け巡ったりした際はレートが急激に変化します。

一時的に取引相手が見つからないこともあるかもしれません。

こうなると流動性が失われることで、スプレッドは変動し、広がりやすい傾向にあります。

スプレッドでFX会社を選ぶためのポイント

FX会社によってスプレッドの設定はさまざまです。今回はいくつかのFX会社を比較しましたが、それでも迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、スプレッドを基準にしてFX会社を選ぶ際のポイントを改めて見ておきましょう。

売買取引で利益を獲得するというFXの基本から考えると、以下の条件をできるだけ満たしたFX会社を選べば失敗は少ないです。

  • スプレッドは狭ければ狭いほど取引で有利
  • スプレッドは原則固定がおすすめ
  • ドル/円なら0.2銭のスプレッドが目安
  • FX会社のスプレッド縮小キャンペーンもチェック

スプレッドは狭ければ狭いほど取引で有利

当たり前ではありますが、スプレッドは狭ければ狭いほど投資家・トレーダーには有利です。

スプレッドが狭いのは支払うコストが安いことを意味しており、同じ取引をしても投資家が利益を狙いやすいのです。

例えば、米ドル/円のスプレッドが「0.2銭のA社」と「0.3銭のB社」であれば、A社の方がスプレッドは狭いです。

スプレッドの比較だけをすればA社を選んだほうが利益を得やすいでしょう。

ユーロ/米ドルなど外貨同士の取引で使われる単位「pips」でも同様です。
ユーロ/米ドルのスプレッドが「0.3pipsのA社」「0.4pipsのB社」とであればA社の方が有利に取引できます。

ただし、コスト以外の優位点がある場合は、必ずしも「スプレッドが狭い=選ぶべきFX会社」にならないこともあります。

たとえばスプレッドだけなら0.3銭よりも0.2銭の方が有利ですが、0.3銭のFX会社に「チャート分析がやりやすい」「スマホアプリが優秀で口コミ評判も良い」といった付加価値がついている場合、総合的にみてスプレッドが広くても有利に働く場合があります。

スプレッドの狭さはあくまで指標の1つですから、最終的に利益を得られるのはどこかを考えましょう。

その中の判断材料としてスプレッドの狭さを重視すると良い会社に巡り合える可能性も上がります。

スプレッドは原則固定がおすすめ

スプレッドは「原則固定」「変動制」の2つがありますが、できるなら「原則固定」の業者を選びましょう。

変動制と比較してコストを抑えられることが多いだけでなく、コスト管理もしやすくスムーズな取引につながります。

ただし、原則固定はあくまでも「原則」であって例外もあります。

日本で言えば東日本大震災のような震災や天変地異、そのほか世界的な政変、有名企業の倒産など、市場に大きな影響を与える事柄が発生して相場が急変すると原則固定といえどもスプレッドが変わることはあります。

米雇用統計や政策金利の発表など超重要な経済指標の結果発表で相場が急変した場合も同様です。

これらの急激な変動の際はたとえ原則固定であってもスプレッドが変動する可能性があることは頭の片隅に入れておいた上で、FX会社を選択しましょう。

ドル/円なら0.2銭のスプレッドが目安

初心者がFXを始める時、選ぶべき通貨ペアはやはり米ドル円が鉄板です。

この米ドル円のスプレッドが0.2銭以下であることが1つの選定ポイントになるでしょう。

ドル円は日本人としてはもっともメジャーで取引参加者が多い通貨ペアです。
どのFX会社でもスプレッドは狭くなる傾向にありますが、一般的に0.2銭以下のスプレッドであればコストを抑えた取引が可能です。

そのほか「豪ドル円」「ユーロ円」など、スプレッドを比較してできるだけスプレッドが狭い会社を選ぶことが大切になります。

FX会社のスプレッド縮小キャンペーンもチェック!

FX会社によっては、期間限定でスプレッド幅を縮小するキャンペーンを行っている場合があります。

期間中は指定の通貨で通常よりも狭いスプレッドで取引を行うことができるため、取引コストを抑えることが可能です。

FX会社によっては、定期的にキャンペーンが行われる場合もあります。

口座開設の際は、自分が取引したい通貨ペアのキャンペーンが行われているか、頻度はどのくらいかをチェックしておきましょう。

FXの取引手法によってもスプレッドの重要性は変わる

FXの取引手法には以下の3つがあり、それぞれ必要になる取引時間も知識量も異なります。

  • 数分単位で取引を繰り返す「スキャルピング」
  • 数時間~1日単位で取引を繰り返す「デイトレード」
  • 数週間~数ヶ月単位で取引する「スイングトレード」
  • 数ヶ月単位で取引する「長期投資」

それぞれの手法ごとにスプレッドの重要性も異なります。スプレッドを比較する前に、以下の原則を覚えておきましょう。

  • スキャルピングやデイトレードでは最重要
  • 少額を長期保有する場合は影響が小さめ

スキャルピングやデイトレードでは最重要

トレーダーがスプレッドを負担するのは売買を行う時なので、基本的に取引回数が増えれば増えるほどスプレッドの影響は大きくなります。

取引回数が多いと利益を出したときに値幅に占めるスプレッドの比率が大きくなるためです。

米ドル/円をスプレッド0.3選で取引した場合で考えてみましょう。
1日に10回のスキャルピングで3円の値幅が取れたとして、利幅に占めるスプレッドの割合は1%です。

しかし、スイングトレードを選択して1週間で3円の値幅を取った場合、値幅に占める割合は0.1%にしかなりません。

数分単位で取引するスキャルピングはもちろん、数時間単位で取引するデイトレードでもスプレッドの狭さを特に重視してFX会社を選びたいものです。

たった0.1銭の違いでも、毎日何十回と取引して何年も続けていくうちに数千円~数万円とコスト増になってしまいます。

少額を長期保有する場合は影響が小さめ

取引回数が多いほどスプレッドが与える影響が大きいということは、逆にいえば取引回数が少ない手法を選択すればスプレッドの影響は少ないということです。

FXは何をもって長期的な投資手法か明確になっていない部分がありますが、「数週間以上放置する」ような場合は長期的な取引と定義して良いでしょう。

たとえば数ヶ月単位でポジションを持ち続ける長期投資の場合、スプレッドの比較はあまり意味がありません。

長期投資の目的がスワップポイントであれば、スプレッドが多少高くてもスワップポイントが高いFX会社を選んだほうが利益になります。

どのように利益を得ていくのかを考えたうえで、スプレッドを重視するのか、スワップポイントなどほかの数値を重視するのかは変わってくるでしょう。

FX会社とスプレッドに関するQ&A

最後にFX会社とスプレッドに関して初心者の方が疑問に感じやすい点をQ&A方式でまとめました。

ユーロ円のスプレッドが狭いFX会社は?

2022年6月2日現在のユーロ円のスプレッドを比較すると以下のとおりです。

  • SBI FXトレード:0.3銭
  • みんなのFX:0.4銭
  • 外為どっとコム:0.4銭
  • GMOクリック証券:0.5銭
  • DMM FX:0.5銭
  • 外貨ex byGMO:0.5選
  • LINE FX:0.3銭
  • LIGHT FX:0.4銭
  • 松井証券:0.5銭
  • ヒロセ通商:0.4~0.7銭

スプレッドに関してはSBI FXトレード LINE FXの狭さが際立っています。ユーロ円の取引コストを重視して選ぶなら、この2社が有力候補になるでしょう。

ポンド円のスプレッドが狭い会社は?

2022年6月2日現在のポンド円のスプレッドを比較すると以下のとおりです。

  • SBI FXトレード:0.69銭
  • みんなのFX:0.8銭
  • 外為どっとコム:0.6銭
  • GMOクリック証券:1.0銭
  • DMM FX:1.0銭
  • 外貨ex byGMO:1.0銭
  • LINE FX:0.5銭
  • LIGHT FX:0.9銭
  • 松井証券:1.1銭
  • ヒロセ通商:1.0銭

先ほどのユーロ円よりも FX会社ごとのスプレッドに大きな差があるのが特徴です。

このなかではLINE FXの0.5銭が圧倒的に狭く、次いで外為どっとコムの0.6銭とSBI FXトレードの0.69銭という結果になりました。

ポンド円の取引コストを重視して選ぶなら、この3社が有力候補になるでしょう。

スプレッドはなぜ変動するの?

スプレッドが変動するのは、為替相場の売買状況に影響されて「Bid」「Ask」の差が広がることによります。
【Bidとは】
「為替取引で銀行などの金融機関の買い手が「この値段なら買える」と提示する買値のこと。」
【ASKとは】
「外国為替取引取引などで取引業者が提示する売値のこと。オファーとも呼ばれる」

急激な変動が起こった場合、FX業者がスプレッドに対応できないことで広がる傾向があります。
変動制を採用しているFX会社はもちろん、原則固定であっても政変や震災による急激な変動ではスプレッドが広がる可能性もあります。

    FX会社を選ぶ時はスプレッドに注目

    今回はスプレッドが狭いFX会社を10社比較して紹介しました。入金・出金手数料などが一切無料のFX会社も多い中で、スプレッドの狭さは重要な要素です。

    スプレッドが狭いほど長期的にみてかかるコストが少なくなるため、狙っている通貨ペアのスプレッドができるだけ狭いFX会社を選びましょう。

    もし「原則固定」と「変動制」で迷ったときは、基本的には原則固定を選ぶのがおすすめ

    また、初心者におすすめのFX口座は次の記事で詳しく解説しています。

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