FXといえば「チャート画面をずっと見続ける必要がある」「常にチャンスを待っていないといけない」といったイメージがありませんか?
しかし、FX会社によっては、決まったプログラムを選択しておくことで、コンピュータによる自動売買ができるシステムを提供しています。
「FX自動売買」や「システムトレード(シストレ)」と呼ばれています。
FX会社ではさまざまな自動売買ツールをリリースしており、その機能性や使い勝手はさまざま。
今回は、おすすめのFX自動売買ツールとそれを提供しているFX口座・会社を7社を紹介します。
自動売買のしくみや運用方法などの基礎知識や、自動売買のメリットやデメリット、自動売買のやり方・始め方もあわせてお伝えします。
この記事のポイント
- FX自動売買ツール・FX会社の特長について8社を比較
- 編集部が選んだおすすめ自動売買ツール・FX会社の詳細が分かる
- FX自動売買とは何か・自動売買の運用方法にはどんなものがあるかが分かる
- FX自動売買のメリットやデメリットが分かる
- FX自動売買のやり方・始め方が分かる
自動売買ツールおすすめのFX口座8つを比較
FXの自動売買を始めたいと思っても、全てのFX会社で自動売買ができるわけではありません。
自動売買ツールがあるFX口座は限られています。
そこでおすすめのFX口座7つをピックアップし、スプレッドや手数料、スマホアプリの有無、自動売買の運用方法、通貨ペア数、最低取引単位で比較しました。
FX自動売買 | 証券会社 | スプレッド(米ドル円) | 手数料 | スマホアプリの有無 | 自動売買の運用方法 | 通貨ペア数 | 最低取引単位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
トライオートFX | インヴァスト証券 | 0.3銭 | 1000通貨あたり片道20円 ※1万通貨未満 |
〇 | リピート系・選択型・設定型 | 17 | 1000通貨 |
マイメイト | インヴァスト証券 | 変動制 | 無料 ※投資助言報酬は1,000通貨あたり1円 |
× | AI選択型 | 16 | 5,000通貨 |
みんなのシストレ | みんなのFX | 0.2銭※変動制 | 無料 | 〇 | リピート系・選択型 | 34 (リピート注文は13) |
1000通貨 |
トラリピ | マネースクエア | 4.0銭 | 無料 | 〇 | リピート系 | 15 | 1000通貨 |
iサイクル2取引 | 外為オンライン | 0.9銭 | 1000通貨あたり (南アランド円は1万通貨あたり) 片道20円(miniコースの場合 |
〇 | リピート系 | 26 | 1000通貨 |
ループイフダン | アイネット証券 | 2.0銭 | 無料 | 〇 | リピート系 | 20 | 1000通貨 |
トラッキングトレード | FXブロードネット | 0.2銭 | 1ロット1000通貨の場合片道20円 | 〇 | リピート系 | 24 | 1万通貨(ライトコースは1000通貨) |
ちょいトレFX | FXプライムby GMO | 1.0銭 | 無料 | × | 選択型・設定型 | 14 | 1000通貨 |
※調査日:2023年4月24日
※公式サイトを参照または電話調査による情報
FX自動売買ツールは大きく分けて3種類
自動売買ツールは、その特長によって大きく3種類に分けることができます。
- リピート系自動売買ツール
- 選択型(ストラテジー系)自動売買ツール
- 設定型自動売買ツール
一つずつ確認していきましょう。
1.リピート系自動売買ツール

リピート系自動売買ツールとは、あらかじめ設定しておいたルールをもとに、特定の値幅で売買を繰り返すプログラムを組んだシステムを指します。
ルールに従った取引が機械的に行われるため、人間の心理が一切介入されないのが特徴です。
最初にいくつかの設定をすれば自動で売買の注文をしてくれるので、仕事中でも寝ている間でも継続的に取引して稼ぐことができます。
値動きが予想しやすい幅でのトレードとなるのが特徴で、売り・買いのエントリーチャンスが非常に多いこともメリットです。
相場が上がったり下がったりを繰り返す「レンジ相場」に強く、一度に大きな利益を狙うのではなく、少額の利益をコツコツ積み上げていく取引に向いています。
リピート系のプログラムは最初から取引ツールに搭載されていることが多く、売り・買いの価格を設定し、取引幅を決めるだけですぐに自動売買が始められるため、初心者に最もおすすめのプログラムです。
2.選択型(ストラテジー系)自動売買ツール

選択型(ストラテジー系)自動売買ツールとは、FX会社や投資のプロや専門家が独自で開発した自動売買のプログラムを選んで自動取引を行うというものです。
ストラテジーを直訳すると戦略のことで、自動売買の取引情報を提供するトレーダーやプログラムを指します。
最初にストラテジーを選べば、あとは自動的に24時間売買をしてくれます。
ただし、その設定でどれくらいの成果を上げているのかは公開されていますが、どういうルールで売買されているかは公開されていないものもあります。
自分でテクニカル分析を組み込んだシステムを作る必要がないので初心者におすすめといえますが、反面、なぜ勝ったのか(負けたのか)を知ることができません。
自分のFXのスキルを上げていきたいと考えている人には不向きな場合もあります。
ストラテジーを選択して設定するだけで、プロトレーダーの取引を再現できるようになります。難しいプログラミングの知識などは必要ないため、初心者や中級者におすすめです。
ミラートレーダーも選択型自動売買ツールとして知られる
選択型の自動売買ツールのなかでも、有名なツールの1つが「ミラートレーダー」です。
ミラートレーダーは、イスラエルの「トレーデンシー社」が提供する選択型のFXシステムです。
自動売買プログラムを作る必要がなく、購入する必要がない点などで後述するメタトレーダー(MT4)にも負けず劣らずの高評価を得ています。
ちなみにミラートレーダーの自動売買プログラムは「ストラテジー」と呼ばれます。
相場の知識が少ない人でも利益を狙えるため、「うまい人と同じような結果を簡単に出したい」と思っている方におすすめです。
ただし、売買のロジックを知りたい人や、自分でどんどん取引してFX取引に慣れたい人には不向きです。
3.設定型自動売買ツール

設定型自動売買ツールとは、自動売買のプログラムを自分で設定して行う自動売買の方法です。
自由度が高い運用ができるのが他の方法にはない強みです。
一方、テクニカル分析やチャート分析など、専門的な内容を理解していないと作ることができません。
中級者・上級者向けのツールといえます。
トレードの知識だけでなくプログラミング言語やサーバーなどパソコンに関連する深い知識が求められるので、上級者向けのプログラムになります。
MT4(メタトレーダー4)は設定型自動売買ツールに属する
MT4とは、ロシアにあるMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した自動売買ツールで、FXのトレーダーに人気があります。
MT4は設定型自動売買ツールに属し、自由度が高くいろいろカスタマイズできますが、かなりの知識が必要なので初心者にはおすすめしません。
自動売買プログラムを書き換えることで、融通がきいた設定が可能な点がメリットです。
自分のアイデア次第でプログラミングが自由自在になるので、ある程度FXを経験してから始めるといいでしょう。
初心者にはリピート系自動売買ツールや選択型(ストラテジー系)自動売買ツールがおすすめです。設定型自動売買ツールは自分の理想の取引方法が思い描けるようになってから、使ってみましょう。
自動売買ツールおすすめFX会社ランキング
自動売買は条件によっては頻繁に取引が起きるため、取引ごとにかかる手数料の安さ・スプレッドの狭さを参考に選ぶといいでしょう。
また、少額で始められるかどうかや、リピート系・選択型(ストラテジー系)のどちらも選べるFX会社がおすすめです。最初はリピート系を使用して、慣れてきたら選択型(ストラテジー系)に移行するといったことも可能です。
トライオートFX(インヴァスト証券)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
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通貨ペア数 | 17種類 |
手数料 | 1000通貨あたり片道20円(1万通貨未満) |
スプレッド | 米ドル/円:0.3銭 ユーロ/円:0.5銭 |
自動売買方法 | リピート系・選択型・設定型 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://www.invast.jp/triauto/ |
- プログラムを選ぶだけのカンタン設定
- スプレッドは業界でも最狭水準
- 各種手数料無料
トライオートFXは、プログラムを選ぶだけでも運用できる自動売買ツールです。
画面で「セレクト」を選び、通貨ペアと売買ルールで構成されている自動売買ロジックの中から、収益率や損益チャートなどを参考にして「カートに追加」を選択、「カート」で「注文を確定する」を押せば手続きは完了です。
また、初心者向けの「セレクト」の他に、自分で細かく設定できる自動売買上級者向けの「ビルダー機能」を備えているのも特徴です。
オリジナルの自動売買プログラムを作成できるほか、既存のプログラムをアレンジして自分だけの自動売買プログラムにしてしまうことも可能です。
インヴァスト証券のトライオートFXは自動売買の「セレクト機能」でリピート系の自動売買ツールを選ぶことができます。
インヴァスト証券のトライオートFXは「セレクト機能」により、90種類超から自動売買ロジック(ストラテジー)を選べます。
インヴァスト証券のトライオートFXは「ビルダー機能」により、世界に一つだけのオリジナルツールを作ることもできます。
トライオートFXの口コミ・評判
自称中級者ですが、トライオートFXはカスタマイズが自由にできるところが良いですね。単にストラテジーを選ぶだけの自動売買に物足りなさを感じていたので、ビルダー機能を楽しく使わせてもらっています。
アプリがシンプルなのが良いと思います。セレクト機能だけに絞れば初心者でも簡単に売買が始められる印象です。
マイメイト

最低取引単位 | 5,000通貨 |
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通貨ペア数 | 16種類 |
手数料 | 無料 ※投資助言報酬は1,000通貨あたり1円 |
スプレッド | 変動制 |
自動売買方法 | AI学習選択型 |
スマホアプリの有無 | × |
公式サイト | https://www.mai-mate.com/ |
- AIを選んでトレードをお任せ
- 売買手数料は無料
- 安心運用サポート機能付き
インヴァスト証券は、上場企業インヴァスト株式会社の100%子会社という安心感のある証券会社です。
また、トライオートFXやトライオートETFなどの自動売買システムを提供しており、トレーダーの人気を集めています。
成績上位5つの通貨ペアのTOP100エージェントを、3ヶ月に1回入れ替えてトレードした場合のシミュレーションでは、原資100万を10万通貨で運用した場合、2年8ヶ月で約200万円の総合利益となる結果がでています。
※過去の集計結果であり、将来に利益を保証するものではありません。

マイメイトは「エージェント」と呼ばれるトレードAIを選ぶだけで、自動売買が可能なシステムです。
AIエージェントは他のユーザーが作って育成した物を選ぶことができますが、自分で作成をすることも可能です。
選択したAIエージェントは、日々のトレードを重ねつつ、価格データ、テクニカル指標、ニュースデータなどを取り入れて学習します。
また、AIのトレードを評価することで育成することも可能です。
マイメイトの口コミ・評判
投資資金は30万円ほどですが、毎日コツコツと利益を上げてくれています。
ランキングから勝率の高いエージェントを選ぶだけでも、それなりの勝率になってくれるのが便利。
ざっくりとトレンドを把握しながら、定期的にメンテナンスすると勝率が高まりそうなので、今後のAIの進化にも期待です。
ツイッターで情報収集した所、利益を出している方を多く見かけたので、試してみました。
複数の通貨やエージェントに分散することで、リスクヘッジになっていて、トータル的に勝率がよく、利益を出すことができました。
今後も使っていけそうです。
みんなのシストレ(みんなのFX)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
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通貨ペア数 | 34種類(みんなのリピート注文は13) |
手数料 | 無料 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭※変動制 |
自動売買方法 | リピート系・選択型 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://min-fx.jp/ |
- 取引手数料が無料
- 1,000通貨単位で取引できる
- ストラテジーを選択するだけのカンタンシステム
みんなのシストレは、「みんなのFX」で知られるトレイダーズ証券が提供している自動売買ツールです。
初めてでもたったの3ステップ(検索する、ストラテジーを選ぶ、取引開始する)で始められる気軽さが魅力です。
ストラテジーをどうやって決めたら良いか分からない人は、管理ページ内の「お役立ちランキング」から選ぶことができます。
シンプルな選択肢だけですぐに始められるので、右も左も分からない初心者でも自動売買にすぐチャレンジできます。
1,000通貨単位で取引できるメリットもあり、10,000通貨で自動売買を始めることにリスクを感じる人にもおすすめです。
平日であれば朝7:00~22:00までの間はサポートを受けられるので、不安なことが起きてもすぐに解消できるでしょう。
みんなのシストレでは、特定の条件を設定するとその通りに売買を繰り返す「みんなのリピート注文」が取引可能です。
注文を毎回いちいち入力する手間が省けるので、時間にゆとりができます。
みんなのシストレでは、様々な観点からのランキングや検索結果から好きなトレーダー(人)かプログラム(機械)を選ぶだけで、24時間自分の代わりにシステムが自動売買をしてくれる「選択型」も選ぶことができます。
シンプルで分かりやすいインターフェイスなので、初心者にもおすすめできます。
みんなのシストレの口コミ・評判
みんなのシストレを初めてやってみたのですが、簡単すぎて拍子抜けしました。
ストラテジーを選ぶだけで始められるので、右も左も分からない私みたいな人でも安心です。スプレッドが業界最狭水準というのも嬉しいですね。
ほぼ24時間、いつでも問い合わせに対応してくれるのは嬉しいですね。
分からないことがあって相談してみたのですが、親切丁寧に対応してくれました。すぐに疑問が解決できるので、FX取引に集中しやすいと思います。
トラリピ(マネースクエア)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
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通貨ペア数 | 15種類 |
手数料 | 無料 |
スプレッド | 米ドル/円:4.0銭 ユーロ/円:5.0銭 |
自動売買方法 | リピート系 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi |
- 相場の上下を予測しなくても取引できる
- 相場の乱高下にも強い
トラップリピートイフダン(トラリピ)は、一定の値幅で自動で売買を繰り返す士システムです。
利用者の平均取引期間は8.5年と長く、長期的な資産運用の手段としてトラリピを使っているユーザーが多くを占めていることが分かります。
多くの注文を広い範囲に仕掛けることによって、毎日価格が上がり下がりするレートをリピート機能で手間なく狙えます。
マネースクエアのトラップリピートイフダン(トラリピ)は、自分で決めた価格で自動的に売買を繰り返してくれるリピート系自動売買ツールです。1回につきレンジ(変動幅)内で最大101本までの注文を仕掛けることができます。
トラリピの口コミ・評判
最初は含み損ばかりで焦りましたが、多くの人が8年以上も続けていることを知ってからは安心しました。
短期的な目線ではなく、長期的な目線でじっくりと増やしていくものなので、腰を据えて取り組んでいきたいです。
最近は仕事で忙しく、自分でトレードが難しい状態でしたが、どうにかしてFXで利益を得たいと思っているなかでトラリピを始めました。
自動で売買をして資金が増えていくので嬉しいです。
iサイクル2取引・サイクル2取引(外為オンライン)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
通貨ペア数 | 26種類 |
手数料 | 1000通貨あたり(南アランド円は1万通貨あたり)片道20円 |
スプレッド | 米ドル/円:0.9銭 ユーロ/円:1.9銭 |
自動売買方法 | リピート系 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://www.gaitameonline.com/icycle/ |
- 「トレンド機能」で買い・売り判断が自動化
- 通貨ペアの種類が豊富
- オンライン面談で自動売買を相談できる
iサイクル2取引は、リピート系注文で人気の自動売買ツールです。
1,000通貨で取引できるminiコースと1万通貨コース、1回の取引数量が異なる2つのコースがあるため、自身の資金量に応じたコースで無理のない取引が可能です。
想定変動幅がトレンドに合わせて自動的に追従する機能も秀逸です。
オンライン面談による相談も受け付けているので、チャットなどの文章だけではなく直接話を聞きたい人にもおすすめです。
外為オンラインの自動売買ツールはリピート系のみです。そのツールがiサイクル2取引とサイクル2取引で、iサイクル2取引の特長としてレンジ(変動幅)が予想と外れても相場に自動で追従しつつ取引を続けてくれます。(サイクル2取引は自動追従機能なし)
マトリクス方式と呼ばれる方法が採用されているのも特長で、シミュレーションの結果をもとに、さまざまな投資戦略をサポートしてくれます。
また、デモ口座もあるので、まずは試してみたいという人におすすめです。
iサイクル2取引の口コミ・評判
初心者向けに作られているので、仕組みが分かりやすくて使いやすいです。
トレンド機能が優秀なので、中級者の人でも満足できるんじゃないでしょうか。
iサイクル2が回転してくれているので、良い利幅になっています。
自動システムが強く、緩い上げ下げでもしっかり利益をとってくれているので満足しています。
ループイフダン(アイネット証券)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
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通貨ペア数 | 20種類 |
手数料 | 無料 |
スプレッド | 米ドル/円:2.0銭 ユーロ/円:3.0銭 |
自動売買方法 | リピート系 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://inet-sec.co.jp/ |
- 勝率が高くて好評
- 少額から取引を始められる
- スワップポイントも高水準
アイネット証券が提供するループイフダンは、リピート型に属する自動売買システムです。
買いの「Bタイプ」、売りの「Sタイプ」に加えて買いと売りの両方を繰り返す「BSタイプ」がありますが、どれにすれば良い場合は「ループイフダンランキング」で人気のものをチョイスするだけでも始められます。
平均利益率14%と非常に高水準なので、初心者でもしっかりと利益を狙えるでしょう。
トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨も運用できるため、スワップポイント重視の長期投資家にもおすすめできます。
アイネット証券の自動売買ツールはリピート系の「ループイフダン」です。一定値幅レートが動くのに合わせて自動売買を繰り返すのみのシンプルなツールなので、設定も分かりやすく初心者におすすめです。
ループイフダンの口コミ・評判
高金利通貨を自動売買に利用できるのが良いですね。スワップポイントが大きいので、何もせず買いポジションを持っているだけでチャリンチャリンと利益を出してくれています。
一定の値幅の間で売買を繰り返してくれるので、レンジ相場でとにかく強い印象です。トレンド相場よりもレンジ相場が得意だと思うので、そういった場面ではループイフダンにおまかせで稼いでいます。
トラッキングトレード(FXブロードネット)

最低取引単位 | 1万通(ライトコースは1000通貨) |
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通貨ペア数 | 24種類 |
手数料 | 1ロット=1000通貨の場合片道20円 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
自動売買方法 | リピート系 |
スマホアプリの有無 | 〇 |
公式サイト | https://www.fxbroadnet.com/ |
- 24種類の通貨ペアから選択できる
- スマホアプリで簡単に始められる
トラッキングトレードはFXブロードネットが提供していて、24種類の通貨ペアで自動売買ができるリピート型の自動売買システムです。
小さな価格の上げ下げを利用してコツコツと利益を積み上げていくタイプなので、安定したパフォーマンスを発揮できるのです。
スマホアプリで簡単に始められることも特徴で、外出先でも自動売買の実績が確認できます。
さらに公式サイトでは初心者向けの投資コンテンツが充実しているため、情報収集としても利用できます。
FXブロードネットの自動売買ツールはリピート系の「トラッキングトレード」です。注文のしくみや、なぜ利益が出るのかが分かりやすく、FX口座を持っていれば申し込みを別途する必要もないので簡単に使い始めることが可能です。
ちょいトレFX(FXプライム by GMO)

最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
通貨ペア数 | 14種類 |
手数料 | 無料 |
スプレッド ※例外あり |
米ドル/円:1.0銭 ユーロ/円:3.0銭 |
自動売買方法 | 選択型・設定型 |
スマホアプリの有無 | × |
公式サイト | https://www.fxprime.com/ |
- オリジナルのストラテジーが簡単に作れる
- 取引手数料が無料
ちょいトレFXでは、条件を選択するだけで簡単にストラテジーを作れる仕組みがあります。
画面の案内に沿ってテクニカル指標を選ぶだけでストラテジーを作れるので非常に簡単です。
作ったストラテジーをテストしてみて、うまくいくようならそのまま運用に利用できます。都度修正も可能で、納得するまで作り込めます。
ちょいトレFXでは基本的に取引手数料が無料となっているので、コストあまりを気にすることなくFX取引にチャレンジできるでしょう。
FXプライム by GMOのちょいトレFXでは、プロが作成したストラテジーから選ぶだけで簡単に自動売買取引を始められます。
ちょいトレFXでは、マウス操作で一つずつ条件を選んでいくだけでオリジナルのストラテジーを作ることもできます。
ちょいトレFXの口コミ・評判
自動でちょこちょこと利益が積み重なっていくのが面白いです。ストラテジーを選択するだけですぐに始められるので、初心者でも心配する必要はないと思います。
テクニカル指標を用いて自由にシステムを設定できる点が良い。ストラテジーを細かく修正したい時にできるので、優良な自動売買だと思う。
FXの自動売買とは?通常の取引との違いを解説
FXの自動売買とは何なのかについて、基本をおさらいしておきましょう。
【FXの自動売買とは】
自分に代わって機械が取引してくれる投資方法のこと
自動売買は文字通り自分に代わってトレードを代行してくれるシステムのことで、システムトレード(略してシストレ)とも呼ばれます。
裁量取引はトレーダーが自分のタイミングで売買ボタンを押して取引するのに対し、自動売買(システムトレード)とは、決まったルールに従って自動でシステムが取引を行ってくれます。
あらかじめ設定しておいたプログラムによって取引が行われるため、仕事中や就寝中、遊んでいる最中でも取引チャンスを逃すことがありません。
もちろん、自動売買のサービスを利用しているとその分だけコストがアップするデメリットもあります。
やみくもに自動売買を始めるのではなく、手数料や勝率・利益率なども考慮して、自分にあったサービスを決める必要があります。
裁量取引と自動売買の違い
FXの取引方法には通常の取引(裁量取引)と自動売買(システムトレード)の2種類があります。
- 裁量取引(通常の取引):トレーダー自身が取引を行うこと
- 自動売買:取引を自動売買のシステムに任せること
自分自身でトレードをする場合は常にチャートを見ている必要がありますが、米国株の取引時間が深夜帯であることから、寝ている間に絶好の買いタイミングを逃してしまうことも考えられます。
また、人間の判断に基づくという問題点もあります。
「感情」「気持ち」といった人間だからこそ持っている論理的ではない要素が入る余地があることによって、「本来なら損切りをするべき局面なのに、損切りができなくてズルズルとポジションを持った結果、大きな損失を出してしまった」ということもあります。
しかし自動売買だと、「為替レートが〇まで下がったら買う、〇まで上がったら売る」などという一定の取引ルールを設定しておくことで、相場の変動に応じて自動で注文を成立させることが可能です。
24時間パソコンに張り付く必要がなくなるため、普段は仕事で忙しいサラリーマンであっても副業としてFXを続けることが可能になります。
人間の感情が入る余地がないため、損切りのタイミングに迷うことはありません。
ルールで設定した数値に達したら機械的に損切りしてくれるのは、初心者にとっては大きなメリットです。
だからといって「自動取引が最適解」というわけではないことに注意しましょう。
人間の意志とは無関係に取引を繰り返すことで自動的に利益を追求できる反面、知らない間に損失が拡大している可能性もあります。
あくまでルールに沿って取引を繰り返すので、損失が拡大しても柔軟に取引内容を変更できない点が欠点です。
裁量取引と自動売買の良いところ・悪いところを整理して、どちらも使いこなすことが理想です。
次の項では裁量取引のメリット・デメリットについて解説しています。
自動売買にはない特徴をつかみ、取引の参考にしてみてください。
FXの通常の取引(裁量取引)のメリット・デメリット
通常の取引(裁量取引)のメリットは、相場の状況に合わせた柔軟な取引が可能である点です。
たとえば相場の急変が自分にとってチャンスと見れば売買数量を増やすことで爆益を狙うこともできますし、逆に売買数量を減らすことで損失を減らすこともできます。
あらかじめ決まった動きしかできないシステムトレードでは、このような柔軟な判断はできないでしょう。
一方で裁量取引では24時間相場を見続けることができないのがデメリットです。
そして感情を排除したトレードが難しいことも欠点になります。
人間には潜在的に、利益を得たい・儲けたい!という欲求があるため、合理的ではない判断によってかえって損失につながってしまうのです。
自分のFXに対する経験や知識によって、どちらが向いているかも変わってくるでしょう。
FX自動売買のメリット
続いて自動売買(シストレ)のメリットを紹介します。
- 24時間利益を狙える
- 感情を排除した取引ができる
- 専門知識が不要
- 売買タイミングに迷わない
- いますぐ始められる
5つのメリットについて、一つずつ説明していきます。
24時間利益を狙える
FXは24時間ずっと眠らない市場です。
しかしトレードをするのが人間である以上、24時間ずっと張り付いておくことはできません。
一方の自動売買は、24時間常に動いており、自分の代わりに取引をしてくれます。
自分が寝ている間も遊んでいる間も、自動的に取引が行われるため、常に画面に張り付いている必要はありません。
なので、専業のトレーダーでなくても、1日中利益を狙うことができます。
この時間帯は日本の夜から早朝の時間帯にあたり、自分で取引を行うのはサラリーマンでは難しいでしょう。トレードに参加できたとしても、昼夜逆転の生活になってしまいます。
その点システムトレードであればルールに従った取引を行ってくれるため、深夜であっても継続した取引ができます。
感情を排除した取引ができる
自分自身でトレードを行う場合、どうしても感情的な取引をしてしまうことがあります。
- 利益を早く得たいあまり、早すぎる利益確定を行ってしまう
- 損失が確定することを恐れるあまり、決済ができない
自動売買(シストレ)では自分で自動売買を終わらせない限り、ルールに従って機械的な取引が行われます。
自動売買は、一度始めれば感情に流されることなく機械的なトレードが可能です。
専門知識が不要
設定型のシステムトレードを利用する場合、プログラミングからサーバーまで、パソコンに関連するさまざまな知識が求められます。
しかしリピート系や選択型の自動売買ツールであれば、あらかじめ用意されたストラテジー(戦略)を選択するだけで誰でも簡単に自動売買(シストレ)の導入が可能です。
売買タイミングで迷わない
FXをしていると、何度も「ここで損切りするのはもったいないかも……」という場面に出くわすことがあります。
ですが、そのような時に相場の分析結果ではなく、感情によって取引すると損をすることが多々あります。
迷っている間に絶好の売買ポイントを逃してしまうこともあるでしょう。
自動売買は設定したルールに従って粛々とシステムが注文を出してくれるので、感情で迷って売買タイミングを逃すことがありません。
今すぐ始められる
FXの自動売買について「初期設定が面倒くさそう……」「始めるまでに乗り越えないといけないハードルが高そう……」というイメージを持つ人もいるのでは??
サービス内容によっても違いがあるものの、カンタン設定で自動売買を始められるものも数多くあります。
ランキングやおすすめからストラテジーを選ぶだけですぐに始められるのは、自動売買の大きなメリットです。
FX自動売買にはデメリットもある!
自動売買(シストレ)にはメリットだけでなく、以下のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
・相場の急変に対応しにくい
・ツールによっては設定が難しい
・勝率が高ければ勝てるとは限らない
以上のデメリットについて、一つずつ解説します。
相場の急変に対応しにくい
自動売買(シストレ)の欠点は、一度始めると設定した条件に従って機械的な取引が行われることです。
逆にいえば、人間のように相場の急変を受けて柔軟な対応をすることができません。
自動売買のプログラミング次第で、自分が本来意図していたこととは違う取引が行われる可能性があります。
ツールによっては設定が難しい
自動売買(シストレ)の設定の仕方はFX会社が採用している取引ツールによって異なります。
取引ツールによっては自動売買の設定が複雑になるため、設定ができずに挫折することもあるかもしれません。
自動売買ツールは前述のとおり「リピート系」「選択型」「設定型」に分かれますが、このうちリピート系または選択型のほうが、設定型より簡単な設定で取引を始められます。
設定型のMT4は初心者にはおすすめしない
ロシアにあるMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した自動売買ツール・MT4(メタトレーダー4)。
人気だから、有名だからと手を出してしまうと、テクニカル指標やプログラミング言語などの知識がない初心者の方だと何から始めたら良いのかさえ分からず、途方に暮れてしまうことになるのでおすすめできません。
みんなのFXの「みんなのシストレ」にはリピート型も選択型も両方あり、自分に合う方を選べるので初心者の方に向いています。
勝率が高ければ勝てるとは限らない
FXの自動売買ツールを探していると、「このシステムなら勝率〇割!」という謳い文句がついていることがあります。
かなり魅力的に見えるワードですが、実は勝率が高ければ絶対に儲かるとは限りません。
勝率だけを上げるため、ナンピン買いのルールを盛り込んでいることがあります。
ナンピンとは、予想とは逆の値動きをして損が発生した場合に、買いポジションをさらに増やすことで平均購入単価を下げることです。
平均購入単価を下げる例
1米ドル=100円で1,000通貨分の買いポジションを建てたケースで、円高になって1ドル96円になったと仮定しましょう。
そこで追加で1,000通貨分を購入(ナンピン)することで、平均購入単価は98円になります。
相場が反発して1米ドル98円以上になれば利益が得られるというわけです。
ナンピンを続けて平均購入単価を下げることで、相場が反発すれば利益が得られます。
この仕組みがあることで高い勝率を出していることがあるのです。
しかし、いつでもこの手法が通じるとは限りません。
相場が反転しない限りは利益を得られないため、リーマンショックのような局面で為替が予想の逆をいってしまった場合はいつまでナンピンを繰り返しても損失が膨らむばかりになってしまいます。
自動売買(シストレ)のメリット・デメリットを解説してきましたが、自動売買は結局どんな人に向いているのでしょうか。
自動売買は、例えばこんな人におすすめできます。
- 仕事や家事などで、パソコンの前にずっと張り付いてはいられない、という人
- FXの取引をするときに、感情が入ってしまってなかなか損切りができずに困っている人
- テクニカル指標などの知識がまだ無く、システムに取引をお任せしたい人
FX自動売買ツールの選び方!3つのポイントはこれ!
手数料・スプレッドで選ぶ
自動売買(シストレ)に限った話ではありませんが、導入するならできるだけ手数料を安くすることは大切です。
自動売買(シストレ)ではスプレッドのほかに取引手数料が発生することがあり、何度も取引を繰り返すと手数料が積み重なってせっかくの利益がマイナスになることも考えられます。
一方で、手数料は安くてもその分だけスプレッドが広い自動売買もあります。また、FX会社によっては通常のFX取引と自動売買の場合でスプレッドが違うこともあります。
目先の数字に惑わされることなく、総合的にみて安いかを考えることが大切です。

https://www.holos.jp/media/fx-commission.php
使いやすさで選ぶ
自動売買ツールの使いやすさは、FX会社が導入しているツールごとにまったく異なります。
多機能なものは極めれば使い勝手は良いかもしれませんが、最初は「何をすればいいのか分からない……」という状態になりがちです。
上手に運用できないことで、収益がかえってマイナスになることも考えられます。
できるだけシンプルで使いやすい自動売買ツールにすることが初心者の方には大切です。
ツールの種類で選ぶ
上記で解説したとおり、自動売買ツールは大きく分けて3種類あります。
- リピート系
- 選択型
- 設定型
この3種類のうち、リピート系は初心者に、選択型は初心者・中級者に、設定型は上級者におすすめできます。自分に合う自動売買ツールを選ぶことで、違和感なく自動売買を始めることができます。
FX自動売買のやり方・始め方を解説!
FX自動売買のやり方・始め方は難しそう、と思っている方へ。
FXの自動売買は、ツールによっては意外にも簡単に始められます。
ここでは、「みんなのFX」の「みんなのシストレ」(選択型)をスマホアプリで行うやり方を例に、FX自動売買のやり方・始め方について解説していきます。

画像引用元:みんなのFX公式サイト
自分が気になるプログラム(AI)やトレーダー(人)の種類を検索します。ランキング形式でストラテジー(戦略のこと)を見ることもできます。
これだ!と思うストラテジー(戦略のこと)を選びます。
ロット(取引数量のこと)を選択し、取引を開始します。
みんなのシストレはSNSをする感覚で自動売買ができるので、自動売買初心者の方でも抵抗が少なく始めることが可能です。
FX自動売買についてのQ&Aコーナー
自動売買とは、機械(システム)により自動的に売買される取引のことです。システムトレード(シストレ)とも呼ばれます。
FX会社が提供する自動売買ツールは無料で使えます。しかし、スプレッドや手数料は別途かかるので注意してください。
詐欺のツールも確かに存在します。ツールの購入代金と言って高額な料金を請求されることもあるので注意が必要です。しかし、きちんとした国内のFX会社から提供される自動売買ツールであれば詐欺ということはありません。
いくら機械が自分の代わりに自動で取引してくれると言っても、放置しておけば自然に儲かるというわけではありません。相場は日々変化しており、それによって自動売買を調整する必要があります。取引状況を把握しながら自動売買を行わないと、大損してしまうこともあるので注意しましょう。
本サイトではFX初心者にはGMOクリック証券 FXネオをおすすめしています。
FX初心者から上級者まで世界中で利用されており、FX以外の投資にも対応しているのが魅力の1つです。
スマホアプリの使いやすさやチャートの見やすさも特徴のため、スマホで投資デビューしたい人におすすめの口座です。
FX自動売買を使うならインヴァスト証券がおすすめ
この記事では8つの自動売買ツールを紹介してきましたが、編集部一番のおすすめは「インヴァスト証券」です。
「トライオートFX」と「マイメイト」の2種類の自動売買を扱っており、自分のスタイルに合った自動売買を選ぶことができます。
初心者でも分かりやすいインターフェイスとやり方で、簡単に自動売買を始めることができます。
自動売買を行うときは、リピート型にしろ選択型にしろ、その時その時の相場を読んで、それにフィットするストラテジーを選択することが大切です。
FXの勉強は必要ですが、まずは口座開設から、自動売買の最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。