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インデックスファンドの利回りでみるおすすめランキング【2022年】

公的年金が今後も継続的に提供されるかが不透明な中、自分の資産は自分で作る必要性が高まっています。

今の現役世代が預貯金に加えて、効率良く資産形成を進めるために推奨されるのが「投資」です。

なかでも初心者におすすめの金融商品が投資信託です。

インデックスファンドとアクティブファンドに分かれていて、特徴や利回りも大きく異なります。

本記事では初めて投資信託にチャレンジしようか迷っている方に向けて、インデックスファンドの特徴や、利回りの高さから見るおすすめの銘柄について紹介します。

このページの概要
  1. インデックスファンドとは
  2. 初心者がインデックスファンドを選ぶメリット
  3. インデックスファンドのデメリット
  4. インデックスファンドの利回り
  5. インデックスファンドの選び方
  6. インデックスファンドの高利回りおすすめランキング
  7. 迷ったときは「米国株」のインデックスファンドがおすすめ
  8. まとめ

インデックスファンドとは

インデックスファンドは、特定の指数と連動するように設定された投資信託のことです。

指数とは取引所や銘柄群の株価の動きを表すデータになります。

指数が値上がりすればインデックスファンドも値上がり、指数が値下がりするとインデックスファンドも値下がりします。

インデックスファンドを構成する銘柄は指数を構成する銘柄とほぼ等しく、銘柄を絞り込む分析は必要ありません。

分析に人件費などがかからないことでコストが安く、分散が効いていることから初心者でも投資しやすい商品です。

たとえば日経平均株価なら225銘柄に分散投資できますし、東証株価指数(TOPIX)に連動するインデックスファンドなら2,000銘柄以上に分散が可能です。

代表的なインデックス(指数)には何がある?

インデックスファンドがベンチマークにする指数には、主に以下のようなものがあります。

指数の名前 構成銘柄
日経平均株価 東証プライム上場銘柄のうち225銘柄
東証株価指数(TOPIX) 東証一部に上場していた銘柄(再編中)
東証REIT指数 東証に上場するREIT(不動産投資信託)の全銘柄
NOMURA-BPI総合指数 日本の国債・社債など
ダウ平均 アメリカの各業種の代表的な30銘柄
S&P500 アメリカで代表的な500銘柄
ナスダック100 ナスダック市場に上場する金融銘柄を除いた100銘柄

同じ指数を対象にしたインデックスファンドにも、さまざまな種類の投資信託があります。

指数が同じなら運用で得られるリターンは変わりませんが、コストは投資信託ごとに違います。

できるだけ低コストの商品を選ぶことがインデックスファンドには重要です。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

投資信託にはインデックスファンド以外に「アクティブファンド」という種類もあります。

指数に連動を目指すインデックスファンドと異なり、アクティブファンドは指数を上回る成果を目指す投資信託のことです。

投資のプロが組入銘柄を厳選することでインデックス以上のリターンを目指しています。

うまく運用できればインデックスを大きく上回るリターンを叩き出すことも可能です。

ただし、組入銘柄の厳選や分析に時間を要することなどから、インデックスファンドよりもコストが高く設定されます。

本当にインデックスファンドよりも高いリターンを見込めるかは商品次第で、高いコストをかけたのにインデックスファンドに負けることも珍しくありません。

投資家としても、「このアクティブファンドは指数に勝てるのか」という点を吟味する必要があるといえます。

インデックスファンドとETFの違い

投資信託と似たような仲間に「ETF(上場投資信託)」という種類もあります。

ETFは「exchange Traded Funds」の略で、市場に上場している投資信託のことです。

通常の投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドに分けられますが、ETFはほとんどがインデックスファンドに分類されます。

通常の投資信託に含まれるインデックスファンドとETFの違いは、「上場しているかどうか」ということです。

ファンドの上場とは

上場するのとしないので何が違うの?という疑問が浮かびますね。

まず、購入できる場所が違います。
ETFは市場に上場しているので、証券口座を持っていればどの証券会社でも同じように購入できます。

一方、インデックスファンドは上場していないので、全ての商品を扱う金融機関は存在しません。

また、売買のしやすさに関する優位性はETFに軍配が上がります。

インデックスファンドは1日1回しか売買できませんが、ETFは市場が開いている時間帯であればリアルタイムでいつでも何回でも取引が可能です。

相場が急落したタイミングで買ったり急上昇したタイミングで売ったりといったことが可能で、個別株と同様に「指値注文」「成行注文」も可能です。

一方「ほったらかし」で投資するなら投資信託の方が向いています。

投資信託は分配金(投資信託における配当金)を自動的に再投資する仕組みがあり、毎月一定の「金額」で購入するといったことが可能です。

気軽にドルコスト平均法や複利といった手法を実現できます。

ETFは分配金の自動的な再投資には対応していません。
分配金が支払われたあと、再投資は自分で行う必要があります。

それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ポートフォリオに組み込みましょう。

初心者がインデックスファンドを選ぶメリット

ここまで「インデックスファンド」「アクティブファンド」「ETF(上場投資信託)」の3つを紹介しましたが、初心者が投資を始めるならインデックスファンドがおすすめです。

なぜインデックスファンドがおすすめなのか、その理由を紹介します。

  • 少額から始められる
  • 銘柄の知識がなくても始められる
  • 値動きを把握しやすい
  • 手数料が割安
  • 幅広く分散できている
  • アクティブファンドよりも成績が良いことが多い

    少額から始められる

    個別株式に投資する場合、基本的に100株単位での購入が基本です。
    1株5,000円の銘柄を購入する場合は50万円+手数料が必要になります。

    投資の初心者で自己資金が少ない場合、1銘柄購入するだけでも大変です。

    1銘柄を何とか購入できても分散ができていないので、その銘柄が暴落すると大きな含み損を抱える心配もあります。

    一方の投資信託(インデックスファンド含む)の場合、100円~1,000円の少額で購入できます
    自己資金が少ない初心者でもすぐに投資を始められます。

    加えて、金額単位での購入が可能な点もメリットです。
    毎月1万円ずつ購入するという「ドルコスト平均法」が使えます、

    毎月一定額で購入するドルコスト平均法を利用すれば、基準価額が高い時は購入口数が自然と少なくなり、安い時には多くの口数を仕込むことができます。

    高値掴みを防ぎ、平均購入単価を下げる効果も期待できるでしょう。

    銘柄の知識がなくても始められる

    投資といえば「株式投資」を思い浮かべる方も少なくありませんが、それぞれの銘柄の良し悪しを分析する知識が求められます。

    分析結果に基づいて投資したとしても、投資結果が悪ければ銘柄の入れ替えも検討しなければいけません。

    その点、インデックスファンドは初心者向けです。

    1つのインデックスファンドに投資すれば指数に含まれる銘柄にまとめて分散投資することになるので、気軽に分散投資が実現します。

    値動きを把握しやすい

    インデックスファンドのベンチマークになる指数は、ニュースでひんぱんに動向が伝えられています。

    お昼のニュースで「日経平均株価」「TOPIX」「ダウ平均」などの動向がニュースで流れているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

    日々のニュースで目にしやすい指数に連動するインデックスファンドなら、状況を把握して買い増しのタイミングを測るのも簡単です。

    手数料が割安

    インデックスファンドを始めとした投資信託にかかるコストは、大きく分けて以下の3つです。

    • 購入時手数料
    • 信託報酬
    • 信託財産留保額

      購入時手数料は投資信託を購入時に1回だけかかる費用ですが、現在は購入時手数料が一切かからない「ノーロード」と呼ばれる商品も増えました。

      信託財産留保額は投資信託を解約する際に投資家が支払う費用で、「基準価額に対して何%」といった形で解約代金から差し引かれます。

      ただ、購入時手数料と同様に、最近では必要ないケースも増えています。

      一方、信託報酬はどんな種類の投資信託でも、投資家が負担する必要があります。

      保有しているあいだはずっとかかり続ける費用なので、ここをできるだけ安く抑えることが重要です。

      インデックスファンドの場合、アクティブファンドよりも信託報酬が割安です。

      アクティブファンドは信託報酬が1%を超えることも珍しくありませんが、インデックスファンドでは多くの商品が0.3%以下の信託報酬で運営されています。

      幅広く分散できている

      インデックスファンドの構成銘柄は、ベンチマークにしている指数の構成銘柄に似通っています。

      たとえば日本の東証株価指数(TOPIX)の場合、東証一部市場に上場していた全銘柄が含まれます(現在は組み換え中)。

      構成銘柄は約2,000もあり、1つのインデックスファンドに投資するだけでこれだけ多くに分散できるのです。

      2,000社もあれば、1社が倒産したとしても影響は軽微です。好調な企業の株価上昇でカバーできるので、安定した資産運用が期待できます・

      さらに、世界中の株式にまとめて投資できる商品もあります。

      たとえば「MSCI KOKUSAI インデックス」という指数は、日本を除く先進国の株式が対象の指数です。

      アメリカ・ドイツ・イギリス・フランスなど、欧米の名だたる先進国を含む20ヵ国以上にまとめて投資できます。

      アクティブファンドよりも成績が良いことが多い

      投資のプロが銘柄を厳選しているアクティブファンドのほうが、良い成績になりやすいイメージを持っている人もいるかもしれません。

      しかし、実際には全体的にインデックスファンドの方が、良い成績を出しているのが実情です。

      アクティブファンドはファンドマネージャーの手腕次第で成績が変わります。
      指数を大きく下回る成績しか残せないアクティブファンドも少なくありません。

      一般的にインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは1割~3割程度とされており、アクティブファンドなら絶対に儲かるというのは間違いです。

      投資家としても、アクティブファンドの行く末を見極める眼力が必要になるでしょう。

      インデックスファンドのデメリット

      インデックスファンドに数々のメリットがあることは、すでに紹介した通りです。

      ただし、インデックスファンドといえども完ぺきではありません。

      以下のようなデメリットがあることも知っておきましょう。

      • 指数よりも成果が上にいくことはない
      • 選ぶ指数によって成績は全く異なる
      • 市場全体がマイナスの時は含み損になる

        指数よりも成果が上にいくことはない

        インデックスファンドは低コストで運用できる一方、圧倒的なリターンは期待できません。

        良くも悪くも、指数に連動したリターンになる金融商品です。

        「1年で資産を3倍にしたい!」と思ってみても、インデックスファンドで達成するのはほぼ不可能です。

        インデックスファンドでそれを実現するなら、ベンチマークの指数が1年で3倍まで成長しなければいけません。

        短期間で大きな利益を得るなら、「レバレッジをかけたFX」や「ボラティリティの大きな小型株に投資する」など、よりリスキーな方法を考える必要があります。

        選ぶ指数によって成績は全く異なる

        インデックスファンドといっても、どの指数に連動するかは商品ごとに変わります。どの指数を選ぶかによって、成績は全く異なる点に注意が必要です。

        たとえば日本株よりも米国株のパフォーマンスが高い状態が続いているのはご存知でしょうか。

        同じ会社が出している投資信託でも、TOPIXに連動する商品とアメリカのS&P500に連動する商品を比べるとトータルリターンが以下のように変わります。

        トータルリターン 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
        1ヶ月 -1.97% -2.06%
        6ヶ月 -4.70% -4.85%
        1年 11.29% -1.56%
        3年 19.89% 8.84%
        5年 5.28%
        設定来 83.01% 35.88%

        どちらもインデックスファンドで大人気の「eMAXIS Slim」シリーズです。

        TOPIXと比較すると、アメリカの主要500社で構成されたS&P500のほうが高いリターンを得ていることが分かります。

        歴史的に見れば日本株のパフォーマンスの方が良いこともありましたが、現在は米国株の方が良いリターンになっています。

        このような指数ごとの特性やリターンも勘案して、何に投資するのかを決めていきましょう。

        市場全体がマイナスの時は含み損になる

        インデックスファンドは市場の指数と連動したリターンになるので、市場がマイナスした場合は一緒にマイナスします。

        リーマンショックやコロナショックのように一気に市場全体の銘柄が下落した場合、インデックスファンドも大きな影響を受けるでしょう。

        対策としては、株式全体が不調のときに値上がりしやすい傾向がある資産に投資することが考えられます。

        「債券」「金」などの指数に連動する投資信託を買うことで、株式に連動する投資信託のマイナスをカバーすることは可能です。

        インデックスファンドの利回り

        投資する以上、できるだけ利回りの良い商品を選びたいと考えるものです。
        そこで、インデックスファンドの平均利回りについて見ていきましょう。

        平均利回りは、「投資金額に対してどのくらい収益を上げてきたかを、1年あたりで示したもの」です。

        「みんかぶ」によれば、2021年7月から2022年6月の投資信託利回り(リターン)ランキングの1位は「UBS原油先物ファンド」でした。

        原油の高騰を受けたもので、1年間の利回りは96.01%にも及びます。

        iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)も26.69%と高いリターンを示しており、ここ1年はコモディティ型の投信が好調であったことが分かります。

        参考:MINKABU|インデックス型】投資信託利回り(リターン)ランキング

        あくまでも現時点から過去をみた結果なので今後はどうなるか分かりませんが、利回りの高さも投資銘柄を決める参考になるでしょう。

        平均利回りの確認方法

        インデックスファンドにおいて、平均利回りは「トータルリターン」という言葉で表現されます。

        証券会社で銘柄を検索して、銘柄紹介のページまで進むとトータルリターンを確認できます。

        たとえばSBI証券で大人気のインデックスファンド「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を検索すると、トータルリターンを確認できます。

        三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

        【引用】SBI証券|三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

        利回りと利率の違い

        利回りと似た言葉に「利率」がありますが、これは全く別の言葉です。

        利率は預貯金や債券に使われる言葉で、「預入残高に対して何%の利子を受け取れるか」を表すものです。

        利率は最初から決まっているので変化はありません。
        その時の成績で結果が異なる「利回り」とは全く異なる概念です。

        利回りとトータルリターンの違い

        利回りと似た言葉にトータルリターンがあります。
        両者の細かな違いを比べると以下のとおりです。

        • 利回り:投資元本に対してどのくらい値上がりしているかを年率で表すもの
        • トータルリターン:分配金を再投資した場合の利回り

        投資信託(インデックスファンド)に関しては、分配金も含めたトータルリターンが利回りと考えて良いでしょう。

        インデックスファンドの選び方

        ひとくちにインデックスファンドといっても、その種類はさまざまです。

        同じ指数に連動するインデックスファンドでも複数の種類が見つかるので、初めて探す人は悩んでしまうでしょう。

        そこで、ここでは数あるインデックスファンドの中で、有望な商品を探すためのポイントを紹介します。

        内容が分かりやすいこと

        インデックスファンドの指数はさまざまで、なかには指数の内容が分かりにくいものもあります。

        たとえば日本の債券に関する「NOMURA-BPI」という指数がありますが、お昼のニュースにはほぼ登場しません。

        どんな銘柄が含まれているのかイメージしにくいでしょう。

        反対に日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)であれば、ニュースでひんぱんに値動きが発表されます。

        インデックスファンドの価格動向も確認しやすいでしょう。

        2つの指数にはトヨタ・ソニー・イオン・三井住友FGなど、誰でも知っている銘柄がずらりと並んでいるので、指数の中身が理解しやすいのもメリットです。

        自分が投資しているものが「何をベンチマークにしているか」「その指標には何が含まれているか」を知ることは投資の基本です。

        インデックスファンドを選ぶなら、内容が分かりやすいシンプルな指標に投資できる商品がおすすめです。

        できるだけコストが安いこと

        インデックスファンドで利益を残すためには、コストができるだけ安いことが重要です。

        インデックスファンドを含む投資信託では、信託報酬というコストが年率〇%という形で毎日の日割りで引き落とされています。

        保有する口数によっても異なりますが、信託報酬が1%違うだけで年数百円~数千円程度の違いが生じます。
        何十年と続けていくと大きな差になっていくのです。

        また、ベンチマークが同じなら得るリターンに違いはありません。
        信託報酬が安いほど、毎日引かれるコストが安いので手元に残る利益は大きくなります。

        同じベンチマークに投資する中から、もっとも信託報酬が安いものを見つけて投資したいものです。

        トラッキングエラーが低いこと

        インデックスファンドは指数への連動を目指す商品ですが、絶対にインデックスファンドに連動した動きになるとは限りません。

        インデックスファンドでもベンチマークから乖離する場合があり、それを「トラッキングエラー」と呼びます。

        指数に連動するのがインデックスファンドの強みなので、トラッキングエラーが小さい投資信託が狙い目です。

        トラッキングエラーは証券会社の投資信託のページで確認できます。

        たとえば楽天証券の三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のページを下にスクロールしてみましょう。

        「トラッキングエラー(TE)」という項目があり、そこで確認できます。

        トラッキングエラー【引用】楽天証券|eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

        地域や資産による特徴を知る

        すでに紹介したように、インデックスファンドに投資している「資産・国・地域」によっても特性やリターンが異なります。

        それぞれの特徴を掴むことで、自身に合ったポートフォリオを組みやすくなるでしょう。

        ここでは以下の5つの投資対象の特徴を紹介します。

        • 国内株式型
        • 先進国株式型
        • バランス型
        • 国内債券型
        • 外国債券型

          国内株式型

          国内株式に連動する指数といえば、日経平均株価や東証株価指数TOPIXが有名です。

          国内株式は外国への投資と違って、為替リスクが抑えられているメリットがあります。
          為替リスクと価格変動リスクのある外国株と比較してリスクは低めです。

          国内インデックスにはトヨタ・ソニー・任天堂など、日本発の有名企業が多く含まれます。値動きも追いかけやすいです。

          ただし、現状ではインデックスのトータルリターンはアメリカに劣後します。

          過去20年では日本株のほうが高パフォーマンスだった事もあるので、長い目で見てリスク分散としてポートフォリオに組み込むのがおすすめです。

          先進国株式型

          先進国型はアメリカを中心とした先進国に投資できる投資信託です。アメリカのAppleやマイクロソフトを始め、世界的な企業に投資できます。

          トータルリターンも日本のインデックスファンドよりも高いことが多く、高い利回りを期待する場合は積極的に投資したいものです。

          ただし、価格変動リスクに加えて為替のリスクがあります。
          あまり比率を高めると大きく値下がった時に精神的に耐えられないこともあるかもしれません。

          なお、インデックスファンドには新興国に投資できるものもありますが、こちらは上級者向けです。

          価格変動リスクが大きく、為替リスクもあり、おまけにカントリーリスク(政治・経済の状況の変化で証券市場や為替市場に混乱が生じるリスク)まで考える必要があります。

          先進国向けのインデックスファンドに慣れてから、手を出してみるのがおすすめです。

          バランス型

          バランス型は、さまざまな資産に分散投資できるファンドのことです。
          世界中の株式や債券・REIT(不動産投資信託)などに幅広く投資できます。

          1つ買うだけで分散投資が可能で、株式が値下がりする局面でも債券・REITが上がることでカバーできることで値動きがマイルドになります。

          資産の配分比率も投資信託のなかで自動的に調整されるので、自分で考える必要がないのもメリットです。

          ただし、株式100%の投資信託に比べてリターンは小さめです。
          一方で債券100%の投資信託に比べると値動きが激しいので、中途半端な性能に感じてしまうこともあります。

          また、投資比率は自分で調整できません。
          年齢やリスク許容度に応じて臨機応変に株式と債券の比率を変えたい場合には、別の商品を選択しましょう。

          国内債券型・外国債券型

          債券は、国や企業が発行した借用証書のことです。
          満期になれば、元金に利子を付けて受け取ることができます。

          株式と違ってボラティリティが小さく、株価が下がる局面で値上がりしやすい性質があるのが特徴です。

          株式投資信託と一緒に保有することで、下落局面での値下がりをマイルドにする効果が期待できるでしょう。

          なお、債券には国内債券と外国債券があります。
          国内債券はほとんど値動きがありませんが、リーマンショックの時は株式が軒並み大暴落した中でプラスだった過去もあります。

          ポートフォリオに組み込むと、景気後退時の安定性が増すでしょう。

          外国債券は国内債券よりもリターンが大きい一方で、為替の影響を受ける分だけリスクが大きい点には注意が必要です。

          純資産総額ができるだけ大きな銘柄

          純資産総額とは、投資信託の保有資産の合計額のことです。

          インデックスファンドの規模の大きさが分かる指標として注目されます。

          純資産総額が大きいインデックスファンドは、投資家からの人気が高いということです。

          純資産総額が少ないと運用ができず、途中で運用がストップしたり償還されてしまったりすることも考えられます。

          長期間に渡って運用するインデックスファンドの強みを活かせないので、あまりに純資産総額が小さい銘柄は選ぶべきではありません。

          同じ指数に投資するなら、できるだけ純資産総額が大きい銘柄を狙うことをおすすめします。

          インデックスファンドの高利回りおすすめランキング

          インデックスファンドにはさまざまな種類があり、「どれを選んで良いのか分からない……」と悩んでしまう人も多いでしょう。

          そこで、数あるインデックスファンドの中でも高い利回り(トータルリターン)が期待できるおすすめの銘柄を5つご紹介します。

          • eMAXIS Slim S&P500
          • SBI・全世界株式インデックス・ファンド
          • iシェアーズゴールド インデックスファンド(為替ヘッジなし)
          • SBI・V・米国高配当インデックスファンド
          • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

            eMAXIS Slim S&P500

            三菱UFJ国際投信株式会社が運営するeMAXIS Slim S&P500は、米国の主要大型株で構成されている「S&P500指数」に連動することを目指すインデックスファンドです。

            S&P500指数は米国市場の時価総額の約80%を占めており、これに投資するだけで米国市場の全体の動きの大半をポートフォリオに反映できます。

            米国株はリーマンショック・ITバブル崩壊・コロナショックと、何度も暴落を繰り返した歴史がありますが、そのたびに力強く成長を続けています。

            特定口座はもちろん、各社でつみたてNISAにも対応しているのもメリットです。信託報酬も低く、20年以上の長期の資産形成のお供に向いています。

            投資対象(ベンチマーク) S&P500
            トータルリターン(1年) 11.29%
            トータルリターン(3年) 19.89%
            トータルリターン(5年)
            トータルリターン(設定来) 83.01%
            純資産総額 1,362,487百万円
            基準価額 19,243円(2022年7月21日)
            信託報酬 0.0968%以内
            設定日 2018/07/03
            運用会社 三菱UFJ国際投信

            SBI・全世界株式インデックス・ファンド

            FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)をベンチマークにして運用している投資信託です。

            全世界株式の名前のとおり、世界中の株式に丸ごと投資できるのが強みです。

            同じような指数に「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」もありますが、こちらは小型株を含んでいません。

            FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは小型株も含み、構成銘柄も約9,000銘柄と非常に多くなっています。

            本当の意味で世界中の株式に分散投資できるので、「日本や米国だけでなく、新興国も全て分散投資したい」という人におすすめです。

            投資対象(ベンチマーク) FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
            トータルリターン(1年) 3.72%
            トータルリターン(3年) 14.98%
            トータルリターン(5年)
            トータルリターン(設定来) 53.59%
            純資産総額 66,388百万円
            基準価額 15,918円(2022年7月21日)
            信託報酬 0.1102%程度
            設定日 2017/12/06
            運用会社 SBIアセットマネジメント

            iシェアーズゴールド インデックスファンド(為替ヘッジなし)

            ゴールドと書かれているとおり、金価格に連動した投資信託です。

            世界経済が減速して貨幣の価値が下がると、リスクオフ資産として金が買われる傾向があります。

            発行体の信用や市場動向で価値が暴落する可能性がある株式や債券と異なり、金はその現物に価値があります。

            価値がゼロになることがなく、世界中で同一の価値を持つことから安全資産と称されます。

            金の延べ棒や金貨といった現物を持つ方法もありますが、紛失や盗難、火災のリスクが怖いものです。

            投資信託で金に投資すれば現物は持てずとも、実質的に金を持つのと同じようにリスク分散が可能です。

            投資対象(ベンチマーク) LBMA金価格(円換算ベース)
            トータルリターン(1年) 26.69%
            トータルリターン(3年) 16.97%
            トータルリターン(5年) 11.43%
            トータルリターン(設定来) 77.33%
            純資産総額 7,442百万円
            基準価額 16,765円(2022年7月21日)
            信託報酬 0.5085%程度
            設定日 2013/09/26
            運用会社 ブラックロック・ジャパン

            SBI・V・米国高配当インデックスファンド

            米国株式市場の高配当銘柄の動きを捉えることをめざす「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目標として運用を行う投資信託です。

            米国株市場のなかでも高配当の銘柄に投資できる商品で、金融・ヘルスケア・原油・日用品関連の企業の構成比率が高い特徴があります。

            市場が急回復するような場面や成長期にはS&P500に劣後するものの、金利上昇場面では恩恵を受けやすいメリットがあります。

            信託報酬も安く、長期的に保有するのに適した銘柄として紹介しました。

            投資対象(ベンチマーク) FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)
            トータルリターン(1年) 23.93%
            トータルリターン(3年)
            トータルリターン(5年)
            トータルリターン(設定来) 23.93%
            純資産総額 12,139百万円
            基準価額 12,703円(2022年7月21日)
            信託報酬 0.1238%程度
            設定日 2021/06/29
            運用会社 SBIアセットマネジメント

            eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

            三菱UFJ国際投信株式会社が手がける投資信託の1つで、8つの試算に分散投資できるものです。

            8つの資産とは下記の8種類です。

            1. 国内株式
            2. 先進国株式
            3. 新興国株式
            4. 国内債券
            5. 先進国債券
            6. 新興国債券
            7. 国内リート
            8. 先進国リート

              それぞれ12.5%の比率で均等に割り振られています。

              特定の国の株式だけでは分散が弱いと感じている方でも、8資産均等型なら満足できるでしょう。

              日本・先進国・新興国の株・債券、更には日本と先進国リートに幅広く投資できます。

              株価が軟調な場面でも債券やリートでカバーでき、先進国が不調でも日本や新興国がカバーしてくれます。

              12.5%の比率は自動的にリバランスされるため、個別の資産を持つときのように自分でリバランスする必要もありません。

              投資対象(ベンチマーク) 合成指数
              トータルリターン(1年) 1.10%
              トータルリターン(3年) 7.46%
              トータルリターン(5年) 5.95%
              トータルリターン(設定来) 34.66%
              純資産総額 154,964百万円
              基準価額 (2022年7月21日)
              信託報酬 0.154%以内
              設定日 2017/05/09
              運用会社 三菱UFJ国際投信

              迷ったときは「米国株」のインデックスファンドがおすすめ

              ここまでおすすめのインデックスファンドをいくつか紹介してきましたが、それでも迷うこともあるでしょう。

              どうしても迷った時は、米国の指数に連動したインデックスファンドがおすすめです。

              米国の主要500社で構成された「S$P500」

              インデックスファンドのおすすめランキングでも紹介した「eMAXIS Slim S&P500」がベンチマークにしている指数です。

              S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が、500銘柄を選出しその株価を時価総額加重平均して算出しています。

              米国の主要な500社で構成されており、世界トップレベルの企業が数多く含まれます。

              AppleやAlphabet(Google)・Meta・Amazon・Microsoftといった主要銘柄はもちろん、JPモルガン・キャタピラー・スリーエム・ジョンソンエンドジョンソンなど、米国でも伝統ある企業が含まれるのも特徴です。

              有名な指数でありながら信託報酬が低いメリットもあります。

              前述の「eMAXIS Slim S&P500」は信託報酬が年0.1%を下回ります。
              米国の成長性の要である500社に分散投資しつつ、長期間の投資に向いているといえます。

              ハイテク銘柄で構成された「ナスダック100」

              NASDAQ100指数は、米国の「ナスダック市場」に上場しているなかでも時価総額トップ100にあたる非金融銘柄で構成された指数です。

              S&P500銘柄と違って金融銘柄(銀行や保険等)が含まれていない代わりに、ハイテク銘柄が多く含まれます。

              Apple・Alphabet(Google)・Meta・Amazon・Microsoftのほかに、アドビ、エヌビディア、ペイパル、ネットフリックス、インテルなど、高い成長性を誇る銘柄も多く含まれます。

              S&P500と比較しても成長性が高いことが特徴です。

              コロナショックを含む過去5年間のリターン(2022年7月22日時点)を比べてみるとナスダック100が113.70%と、S&P500の61.66%と比較しても倍近い成長を見せています。

              その代わり、金利上昇局面では急激に下落する特徴もあります。成

              長性が高いナスダックだけに投資するのではなく、金融銘柄を含むS&P500などの指数も分散投資することで、リスクを抑えながら高い成長性を享受できるでしょう。

              まとめ

              インデックスファンドは指数に連動した投資信託です。
              初心者でも簡単に分散投資が可能で、指数と一緒の安定したリターンが期待できます。

              ただし、どの資産・国・地域の指数に投資するかでリターンが全く異なるため、商品ごとの利回り(トータルリターン)は要チェックです。

              利回りだけを見ると下落局面で一気に含み損が増えることも考えられるので、リスク許容度に応じて債券や不動産の指数に連動したインデックスファンドに投資することも検討しましょう。

              インデックスファンドを利用して長期的にコツコツ投資をつづけ、将来の老後資金の確保を目指していきましょう。

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