ライフカードは、オリコと並んで信販系クレジットカードの代表的存在でしたが、現在は消費者金融アイフルの完全子会社のため、消費者金融系に位置します。
審査に通りやすい、ポイントが貯まりやすいなどの評判から一定の人気を得ているカードです。
反面、怖い、危ない、悪質など少々不安になる評判もあります。
このページでは、ライフカードの正しい情報を元にメリットやデメリット、怖い噂の真相を解説します。
ライフカードが「悪質・怖い・危ない・怪しい」と言われる3つの原因
ネットを中心に「ライフカードは怖い」、「ライフカードは悪質で危ない」、「ライフカードは怪しい」などの悪い評判が散見されます。
実際、ライフカードが悪質な営業、運営をしている事実はありません。
にもかかわらず悪い評判が上がっているのには、理由があります。
ライフカードが悪質だと思われてしまう3つの原因について解説しましょう。
原因①ライフカードを名乗る「悪質」なフィッシング詐欺
ライフカードの悪評が出回った最大の原因は、フィッシング詐欺だと考えられます。
ライフカードになりすまし、利用確認メールを送信したり、ネットサービスLIFE-Web Deskを装ったりし、アカウント情報を盗むフィッシング詐欺が発生していたのです。
実際はライフカードとまったく関係のない詐欺ですが、ライフカードと混同してしまい「悪質」なカード会社だと発信した可能性があります。
この詐欺はライフカードも把握しているため、公式サイトにて注意喚起をしているので、是非確認してください。
引用:ライフカード公式サイト|フィッシングメールにご注意ください!!
参考:ライフカード公式サイト|【重要】ライフカードを名乗る偽サイト・偽メールにご注意ください!
参考:フィッシング対策協議会|緊急情報|ライフカードをかたるフィッシング
原因②親会社が消費者金融だから「怖い」「危ない」
ライフカードは、2011年のグループ再編により消費者金融アイフルの完全子会社となりました。
消費者金融の子会社というだけで様々な不安が出てきたのでしょう。
上記のような不安がライフカードは怖いというイメージを生んだと考えられます。
恐らく数十年前にあった消費者金融による無理な貸付や催促のイメージが強く残っているのでしょう。
親会社が消費者金融であってもライフカードはクレジットカード会社として他社と何ら変わらない運営をしています。
また、現在の消費者金融は法律に則った非常にクリアな運営をしているため、危険なことは一切ありません。
ライフカードはもちろん、親会社の消費者金融アイフルも安心して利用してください。
原因③覚えがない「怪しい」請求は年会費
上記のようなコメントがネット上に多くあり、ライフカードは怪しい会社なのでは?という憶測に繋がっていると思われます。
この1,350円(1,375円)の請求は、年会費有料ライフカードの年会費請求です。
税抜1,250円のため消費税8%で1,350円、10%で1,375円となります。
ライフカードは年会費無料のイメージが強いため、年会費の引き落としがあることに驚いてしまったり、騙された?と感じてしまったりするのでしょう。
また、初年度のみ年会費無料で2年目以降に年会費が発生するライフカードの年会費が永年無料だと勘違いしている方もいるようです。
下記一覧を確認するとほとんどが年会費初年度無料ですし、入会当初は年会費を認識していても1年後には忘れていたというケースも少なくないでしょう。
カード名称 | 初年度年会費 |
AOYAMAカード | 無料 |
ライフカードStella | 無料 |
ライフカード<旅行傷害保険付き> | 無料 |
トッピングカード | 1,375円 |
龍馬カード | 無料 |
ソードアート・オンラインカード | 無料 |
LiSA CARD | 無料 |
petit milady CARD | 無料 |
上記の中でも特に洋服の青山と提携発行されているAOYAMAカードは、注意が必要です。
AOYAMAカードの多くは店頭で申し込みしているため、洋服の青山でカードを作ったという認識になります。
しかし、カード発行元はライフカードなので年会費はライフカードから請求されるのです。
この仕組みや関係を知らない方は、「契約もしていないのにライフカードが怪しい請求をしてきた!」と考えてしまうのでしょう。
原因①にもある通り今の世の中は、詐欺や不当請求が多数発生していることは事実です。
しかし、覚えがないからと言ってすぐに悪いものだと判断するのは早計ではないでしょうか。
ライフカードの種類と年会費有料・無料の違い
ライフカードは2023年8月時点で提携カードを含め全67種類のクレジットカードを発行しています。
67種類の内44種類が個人向け、23種類が法人向けカードです。
これだけの種類があるとそれぞれの違いについて比較することも難しく感じるかもしれません。
個人向けカード44種類の中から提携カードを除いたプロパーカードをご紹介しましょう。
年会費(税込) | 国際ブランド | 申込年齢 | 最大利用可能枠 | 家族カード | ETCカード | 付帯保険 | |
ライフカード | 無料 | Mastercard® JCB Visa |
18歳以上 | 200万円 | 〇 | 〇 | ー |
ライフカード ゴールド |
11,000円 | Mastercard® | 23歳以上 | 200万円 | 〇 | 〇 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピングガード保険 シートベルト傷害保険 |
学生専用 ライフカード |
無料 | Mastercard® JCB Visa |
18歳以上 25歳以下 |
30万円 | × | 〇 | 海外旅行傷害保険 |
ライフカード Stella |
1,375円※初年度無料 | JCB | 18歳以上 | 200万円 | 〇 | 〇 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
デポジット型 ライフカード |
5,500円 | Mastercard® | 18歳以上 | 10万円 | × | × | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
デポジット型 ライフカード ゴールド |
11,000円 22,000円 |
Mastercard® | 18歳以上 | 190万円 | × | 〇 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピングガード保険 シートベルト傷害保険 |
ライフカード <旅行傷害保険付き> |
1,375円※初年度無料 | Mastercard® JCB Visa |
18歳以上 | 200万円 | 〇 | 〇 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
ライフカード Stylish |
無料 | Mastercard® Visa |
18歳以上 | 200万円 | 〇 | 〇 | ー |
ライフカード

ライフカードのなかでも最もシンプルな設計で、入会金や年会費などの維持コストがまったくかからないカードです。
初めてのクレジットカードにもおすすめの1枚です。
年会費(税込) | 無料 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard® JCB Visa |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~200万円 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ライフカードゴールド

ライフカードのゴールドは年会費はかかりますが、「海外・国内の旅行傷害保険1億円が付帯する」という大きなメリットがあります。
空港ラウンジ特典などゴールドカードらしく付帯サービスが充実していますが、国際ブランドはMastercard®に限られます。
年会費(税込) | 11,000円 |
申込資格 | 23歳以上の安定継続収入がある方 |
国際ブランド | Mastercard® |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~200万円 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピングガード保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
学生専用ライフカード

学生だけが申し込み可能で、若い方やにクレジットカード初心者にカード利便性を体験してもらうためのカード設計です。
年会費無料で海外旅行傷害保険が付帯、海外ショッピングで5%キャッシュバックなどお得な特典が多い点がメリットです。
年会費(税込) | 無料 |
申込資格 | 18歳以上25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方 |
国際ブランド | Mastercard® JCB Visa |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~30万円 |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ライフカードStella

通常のライフカードを女性向けにしたクレジットカードで、国際ブランドはJCBのみです。
女性特有疾病の子宮頸がん、乳がんの検診無料クーポンプレゼントや海外旅行時の特典が付帯している点が大きな特徴です。
年会費(税込) | 1,375円 ※初年度無料 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~200万円 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ライフカード<旅行傷害保険付き>

年会費を有料にすることで、年会費無料のライフカードに付帯しない旅行傷害保険が付帯しています。
旅行傷害保険を求める旅行へ行く機会の多い方に人気があります。
年会費(税込) | 1,375円 ※初年度無料 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard® JCB Visa |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~200万円 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ライフカード Stylish

通常のライフカード機能に加え、オートリボ機能が付帯したリボ払い専用クレジットカードです。
利用額すべてを自動的にリボ払いにすることで毎月の支払額を一定額にコントロールできます。
リボ払い専用カードは、自己管理能力の乏しい方が利用するとリボ払い手数料が嵩み、使いすぎることがあるため注意が必要です。
年会費(税込) | 無料 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard® Visa |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 | ~200万円 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
デポジット型ライフカード

事前に預けたデポジット(保証金)が限度額になるため、過去の金融事故などで審査に不安がある方でも利用できるカードです。
国際ブランドにMastercard®を付帯し、ETCカードの発行も可能(限度額3万円/5万円除く)なため、極々一般的なクレジットカードと同じように利用可能です。
ポイントプログラムや国内外旅行傷害保険、シートベルト傷害保険もしっかり付帯しています。
年会費(税込) | 5,500円 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard® |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 (デポジット額) |
3万円・5万円・10万円 |
追加カード | ETCカード ※デポジット額3万円・5万円を除く |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
デポジット型ライフカードゴールド

デポジット型ライフカードより利用可能枠が高額になりますが、入会時にその分のデポジットが必要になります。
90万円までのデポジットであれば年会費が11,000円(税込)になりますが、100万円以上になると年会費も22,000円(税込)になるので注意が必要です。
年会費(税込) | 11,000円 ※デポジット額100万円以上は22,000円 |
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard® |
還元率 | 0.5%~1.5% |
利用可能枠 (デポジット額) |
20万円~90万円 100万円~190万円 (10万円刻み) |
追加カード | 家族カード ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピングガード保険 シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ライフカードのメリット・デメリット
豊富なラインナップを持つライフカードですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
基本のライフカードを中心に知っておきたいメリットとデメリットを解説しましょう。
ライフカード4つのメリット
ライフカードには4つのメリットがあります。
- 貯まったポイントの移行先が豊富
- 貯まったポイントをキャッシュバックできる
- ポイントアップシステムでどんどん貯まる
- いろいろな条件で選べる豊富なカードラインナップ
ポイント還元率に定評があるクレジットカードのため、ポイントに関係するメリットが多いですが、それぞれを詳しく解説しましょう。
メリット①貯まったポイントの移行先が豊富
ライフカードで貯めたポイントは豊富に用意された交換先を選択して利用することができます。
主な交換先は大きく分けて「他社ポイント」と「ギフトカード」、「キャッシュバック」です。
この3つの他に寄付やHYDE CARD限定のグッツなどへも交換が可能です。
交換可能な他社ポイントは以下の4種類です。(2023年8月時点)
交換先には4大共通ポイントが2社あり、楽天カードやdカードと2枚持ちしている方はポイントを集約できる点がメリットです。
- dポイント
- auWALLETポイント
- ANAマイレージクラブ
- 楽天スーパーポイント
交換可能なギフトカードは下記7種類です。(2023年8月時点)
以前は「三光マーケティングフーズお食事券」や「全国共通すし券」など更に豊富なラインナップでしたが、物価高騰など昨今の経済情勢の影響かはわかりませんが少々改悪と言わざるを得ません。
とは言え、現在も十分に利用しやすい交換先が用意されているので安心してください。
- Vプリカ
- ANA SKYコイン
- Amazonギフトカード
- AOYAMAギフトカード
- JCBギフトカード
- 図書カードNEXT
- QUOカード
尚、ライフのサンクスポイントは交換先により還元率が変動します。
下記交換先の中で還元率が最大になるのはAOYAMAギフトカードで還元率1.0%です。
その他の交換先がほぼ0.5%前後なのを考えると2倍お得ということになりますので、AOYAMAを利用する方は活用してください。
貯めたサンクスポイント170Pでライフカードの年会費を無料にすることが可能です。
年会費11,000円(税込)のゴールドカードも対象で、年会費請求月の前月末までに申し込みすることで年会費を支払わずに継続ができます。
メリット②貯まったポイントをキャッシュバックできる
あまり注目されない点ですが、ライフカードは三菱UFJカード VIASOカードと並び「年会費無料なのにキャッシュバックができる」クレジットカードです。
三井住友カードなど年会費有料のメガバンク系クレジットカードにはキャッシュバックが利用できる場合もありますが、年会費無料カードでは非常に珍しいのです。
とはいえ、通常は1サンクスポイント=5円ですが、キャッシュバックすると1サンクスポイント=4.17円程度と交換レートは低くなります。
キャッシュバックは交換申し込みすると登録の引落口座に振り込みとなります。
現金は使い道が自由なため、交換先に悩んだ時に利用すると良いでしょう。
メリット③ポイントアップシステムでどんどん貯まる
ライフカードのポイントプログラムは、基本的に「利用金額1,000円につき1ポイント付与」のため決して還元率は高くありません。
ライフカードの還元率が高いと言われる理由は、ポイントアップシステムによる加算があるからです。
- 初年度ポイント5倍
入会後1年間はポイント還元率が通常の0.5%から1.5倍の0.75%になります。 - 誕生日月はポイント3倍
誕生日月の利用分はポイント還元率が通常の5%が3倍の1.5%にアップします。 - ステージ制プログラムで最大ポイント2倍
引用:ライフ公式サイト|おトクにポイントをためる|ステージ制プログラム
プログラム期間の利用金額によりポイント還元率がアップし、年間200万円以上利用すると還元率が2倍の0%までアップします。 - L-Mall利用でポイントが最大25倍
ネットショッピングの際、ライフカード会員専用のショッピングモールL-Mallを経由するだけで最大25倍のポイントを獲得することができます。 常に500以上の対象店舗が掲載されており、楽天やヤフーショッピングなどの有名通販サイトを利用できる点がメリットです。
【スペシャルボーナス廃止】
以前は年間のショッピング利用額が50万円以上となった場合、300ポイントのスペシャルボーナスがプレゼントされていました。
しかし、残念ながら2022年2月よりスペシャルボーナスは廃止となりました。
参考:ライフ公式サイト|「LIFEサンクスプレゼント」ポイントプログラム改定のご案内
メリット④いろいろな条件で選べる豊富なカードラインナップ
8種類のライフカードの中から自分に合った設計のクレジットカードを選べる点は、大きなメリットです。
先述した通り、ライフカードは非常に細かな違いのクレジットカードを複数発行しています。
年会費で選びたい方もいれば、付帯保険や付帯サービスを重視したい方もいるでしょう。
カードのラインナップが豊富だから自分にピッタリのカードに出会えます。
特に審査に不安な方におすすめのデポジット型は他社にはほぼないタイプのため、多数の方が助けられています。
ライフカード3つのデメリット
ライフカードのデメリットとして考えられるポイントは3つあります。
但し、デメリットは人によりさほど関係ないと思われるものもありますので、自分が利用する場合にどのような影響があるかを考えてご覧ください。
- 通常還元率がやや低め
- 旅行傷害保険の付帯には年会費がかかる
- ゴールドカードの限度額が低い
デメリット①通常還元率がやや低め
還元率が高いカード、ポイントが貯まりやすいカードとして注目されるライフカードですが、基本ポイント還元率は0.5%と決して高いわけではありません。
昨今では基本還元率が1.0%のクレジットカードも多数あり、ライフカードの還元率と比較すると2倍です。
【還元率1.0%の代表的なクレジットカード】
JCBカードW/楽天カード/dカード/ auPayカード
【還元率0.5%の代表的なクレジットカード】
三井住友カード (NL)/エポスカード/イオンカード
還元率0.5%でも人気の高いクレジットカードは多数ありますが、多くは還元率に代わる大きなメリットを持つカードです。
三井住友カード (NL)は基本還元率こそ低めですが、ポイントアップシステムが非常に優秀なため通常時還元率が気にならないのでしょう。
また、エポスカードやイオンカードは優待や特典が豊富でお得なため、ポイントは貯まりにくくても別の方法で還元されています。
ライフカードもポイントアップなどの工夫がありますので、今後もさらなる進化に期待したいところですね。
デメリット②旅行傷害保険の付帯には年会費がかかる
年会費無料のライフカード スタンダードには、旅行傷害保険が付帯していません。
旅行傷害保険を利用したい場合は、ライフカード<旅行傷害保険付き>やライフカードStella、ライフカードゴールドなどの年会費有料カードが必要です。
旅行傷害保険を付帯させるにはそれなりの経費がかかるため仕方のないことですが、年会費無料カードで旅行傷害保険が付帯しているカードも複数発行されています。
反面、昨今は旅行傷害保険が必要ないと考えるユーザーも多く、付帯を外すクレジットカードも多数出てきました。
好みや求めるサービスの問題になりますが、やはり海外旅行傷害保険の利用付帯でも良いので付帯していると嬉しいですね。
デメリット③ゴールドカードのメリットが少ない
ライフカードゴールドは、メリットが少ないゴールドカードと言われることがあります。
この原因は、ゴールドカードと一般カードの最大利用可能枠が同額なことが大きいでしょう。
通常、一般カードよりもゴールドカードの方が利用可能枠が高額で、付帯サービスも充実しています。
しかし、ライフカードは年会費無料の一般カードと年会費11,000円(税込)のゴールドカードで最大利用可能枠が変わらないのです。
ゴールドカードには最大1億円の旅行傷害保険が付帯するという大きなメリットがありますが、年会費1,375円のライフカード<旅行傷害保険付き>の存在が大きく邪魔をします。
ライフカード<旅行傷害保険付き>の付帯保険は国内旅行傷害保険で最大1,000万円、海外旅行傷害保険でも2,000万円と補償額の差はありますが、1億円もの補償はいらないという声もあります。
空港ラウンジサービスなどライフカードゴールドにしか付帯していないサービスを求める方には価値のあるカードとなりますが、もう少しゴールドカードならではのメリットを増やしてほしいところですね。
ライフカードの審査は甘いのか?
ライフカードは「審査に通りやすい」、「審査が甘いクレジットカード」と取り上げられることの多いクレジットカードです。
しかし、その反面「審査に落ちた」「ライフカードの審査、瞬殺だった」なんていう口コミが見られることも少なくありません。
実際、ライフカードの審査はどのようになっているのでしょうか。
ライフカードの審査難易度は?
ズバリ!ライフカードの審査難易度は普通ラインよりもやや低めと考えて良いでしょう。
信販会社の審査難易度は普通
ライフカードは「信販会社」として、クレジットカードの発行を事業の主体としています。
審査基準は各社で異なっており、審査情報が外部に出てくることはありませんが、発行会社による審査難易度は概ね同じです。

信販会社の審査難易度がさほど高くない理由は、カードを使ってもらえないと利益が上がらないため、他での収益に期待できる銀行系カードよりは間口を広く取っていると考えられます。
発行会社としてのステータスも関係
発行会社としてのステータスも関係します。
大手都市銀行発行のクレジットカードには一定のステータスがありますし、ダイナースクラブカードやアメックスは世界的に「社会的地位が高い」というステータスを持っています。
各社ステータス確保や維持のために様々な企業努力をしており、単純に発行会社のステータスが高ければ、審査難易度も上がると考えられます。
発行元ステータスで考えた場合のライフカードは、さほど高いステータスではないため審査難易度もそれなりということになるでしょう。
申し込み可能な間口が広い
ライフカードの申し込み資格は「日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方。」となっています。
この申込資格は、クレジットカードの中でも最低ラインです。
「日本国内在住」、「18歳以上」、「電話連絡が可能」と3つの条件が含まれていますが、これらをクリアできない方がクレジットカードを作ろうとは思わないでしょう。
また考え方を変えると専業主婦やパート・アルバイトでも申し込みが可能ということになります。
もちろん学生専用カードがあるので、学生も可能です。
雇用形態や収入の縛りが一切なく、申し込み間口を最大限に広くしていることがわかります。
申し込み間口が広いということは、その分審査難易度も高くないと判断できます。
デポジット型ライフカードが審査難易度を下げている
ライフカードが間口を広げられるのは、デポジット型ライフカードの存在が大きいです。
通常のクレジットカードは、審査に通せなければ否決となりカード発行できず終了します。
しかし、ライフカードにはデポジット型があるので、通常のライフカード審査に落ちてもデポジット型で受け止めることができます。
デポジット型はデポジット(保証金)を預けることで発行されるクレジットカードのため、発行元が貸し倒れるリスクがないからです。
そのためライフカード全体としては審査難易度が低くなるのは当然でしょう。
デポジット型ライフカードとは?
デポジット型ライフカードは、発行前にデポジット(保証金)を預けることで、発行できるクレジットカードです。
カード限度額は、預けたデポジット(保証金)と同額になるためカード会社は貸し倒れのリスクなくサービスを提供できます。
過去に延滞などでカード審査に通らなくなったという方でも利用しやすいため、一定の人気があります。
デポジット型ライフカード5つのメリット
事前にデポジット(保証金)を預けるタイプのデポジット型ライフカードは一定の人気がありますが、どのようなメリットがあるでしょうか。
5つの具体的なメリットを見てみましょう。
- クレヒスを積むことができる
- 独自のポイントプログラムでお得
- 国内・海外旅行傷害保険とシートベルト傷害保険を付帯
- ETCカードの発行ができる
- 弁護士無料相談サービスが付帯
メリット①クレヒスを積むことができる
クレジットカードは、利用履歴が信用情報機関に登録されることで、クレヒスを積めるという特徴があります。
クレヒスはローンやクレジットカードなどの審査で必ず参考にされ、将来的な個人の信用に繋がる重要な情報です。
クレジットカードの審査に通るためにクレヒスを積み上げたくても審査に通らなければ積み上げることができないという悩みを持った方は非常に多くいます。
クレジットカード審査に通らない方が選ぶクレジットカードに近しい決済方法として銀行口座から即時決済されるデビットカードが代替品として上がります。
国際ブランドがついたデビットカードは、決済という点では同じように利用できますがクレヒスは残りません。
プリペイドカードもクレヒスが残ることはないため、クレジットカードを持てない方がクレヒスを育てるのは非常に困難なのです。
その点、デポジット(保証金)を預ける他は普通のクレジットカードと同じで、クレヒスを積むことが可能なデポジット型ライフカードは、クレヒスを育てたい方におすすめのクレジットカードです。
メリット②独自のポイントプログラムでお得
デポジット型ライフカードも通常のライフカードと同じように利用金額によりサンクスポイントを貯めることができます。
ポイントは1,000円につき1ポイント貯まり、利用料金によるステージ制で最大還元率は通常時の2倍で貯まります。
また、入会初年度は還元率が1.5倍、お誕生日月は3倍のポイントが貯まる特典も通常のライフカードと同じです。
貯めたポイントは、現金キャッシュバックの他、他社ポイントやギフトカードに交換して利用できます。
ポイントプログラムのついたデビットカードもありますが、クレジットカードと比較して還元率が低く、ほんのおまけ程度のことが多いため、デポジット型ライフカードはその点でも優秀と言えますね。
メリット③国内・海外旅行傷害保険とシートベルト傷害保険を付帯
通常のライフカードには付帯しない「国内旅行傷害保険」、「海外旅行傷害保険」、「シートベルト傷害保険」が自動付帯しています。
海外旅行では最大2,000万円、国内旅行では1,000万円の補償金が出るので、旅行先や出張先で思わぬトラブルが起きたとしても、心置きなく対応することができるようになっています。
メリット④ETCカードの発行ができる
10万円以上のデポジットを預けると年会費無料でETCカードが発行できます。
ETCカードの基本は、クレジットカードの付帯カードとなっているためクレジットカードの発行ができず困っている方もいるでしょう。
クレジットカード機能のない高速道路会社6社が共同発行するETCパーソナルカードは、別途デポジット(保証金)が必要で、ポイントプログラムはありません。(ETCマイレージは対象)
デポジット型ライフカードのETCカードであれば本カードへのデポジットのみで、ポイントも付与されるためお得に使えます。
尚、3万円・5万円のデポジットでは、ETCカードの発行はできないので注意してください。
メリット⑤弁護士無料相談サービスが付帯
弁護士への無料相談サービスが付帯されています。
「東京弁護士会所属 成和パートナーズ法律事務所」への法律相談が、1時間無料で受けられます。
初回相談の1回のみですが、一般的に5,000円~10,000円程度かかると言われる法律相談が無料で受けられるのは大きなメリットです。
参考:ライフカード公式サイト|弁護士無料相談サービス
デポジット型ライフカード4つのデメリット
デポジット型ライフカードにも一定のデメリットがあります。
デポジット型という仕組みから仕方のない部分はありますが、事前に理解しておくことで焦らず対応できるでしょう。
- 事前に年会費とデポジットを支払う必要がある
- 一般的なクレジットカードよりも有効期限が短い
- キャッシング機能の利用ができない
- 家族カードが発行できない
デメリット①事前に年会費とデポジットを支払う必要がある
デポジット型なので当たりまえですが、カード発行前に限度額分のデポジットと年会費を支払う必要があります。
デポジット額は豊富に用意されており「3万・5万・10万・20万以降10万円刻み」の中からから選べます。
尚、デポジット入金の際に併せて年会費も支払う必要があるため、現金をまとめて支払うのが難しい場合は利用しづらいので注意が必要です。
デメリット②一般的なクレジットカードよりも有効期限が短い
デポジット型ライフカードの有効期限は2年間です。
一般的なクレジットカードの有効期限が3~5年なので、若干短くなります。
デポジット型のため更新に伴う審査などに不安はありませんが、更新頻度が高いことでカード差し替えなどの手間が掛かってしまう点は否めません。
デメリット③キャッシング機能の利用ができない
デポジット型ライフカードは、キャッシング機能が付帯されていません。
一般的なクレジットカードは、希望し審査に通過すれば現金の借り入れができるキャッシング機能を付帯することができます。
デポジット型ライフカードは、その仕組みからキャッシングができないことは予測できますが、急に現金が必要になった場合を想定した準備はしておく必要がありますね。
デメリット④家族カードが発行できない
デポジット型ライフカードは、家族カードを発行することができません。
家族カードは本カードの利用可能枠を分け合って利用するシステムのため、デポジット型のクレジットカードでは活用しづらい点も理由の1つかもしれません。
もし家族にカードを持たせたいのであれば、各自で申し込みする方が良いでしょうが、デポジット型を利用しているということは審査に不安がある方もいるでしょう。
パートやアルバイトであっても家族に自分の収入があるのであれば、発行可能なクレジットカードはあります。
しかし、専業主婦や無職などの場合は、審査対象者は配偶者なので、配偶者に審査の心配がある場合は難しいでしょう。
ライフカードに関するQ&A
獲得したポイントは1年目終了後に自動繰越となり、2年間有効です。
更に毎年繰越手続きをすることで有効期限が最大3年間繰越可能なため、最大5年間貯められることになります。
下記はポイント付与対象外となります。
- キャッシングのご利用分
- カード年会費
- リボ・分割手数料
- Edyチャージ
- nanacoチャージ
- ETCカードご利用分
- 当社販売のJCBギフトカード購入分
クレジットカードを退会された場合、未入金のご利用明細等が存在しないことを条件に保証金をご返還いたします(ご返還のタイミングは退会日より2ヵ月後が目安となります)。
切替はできません。
別途、通常のライフカードへの申し込みが必要になります。
参考;ライフカード公式サイト|よくあるご質問|デポジット型カードを年会費無料カードへ切替できますか?
支払金額や貯まったポイントの確認の他、支払い方法の変更や利用可能枠増額の申し込みなどもできます。
参考:ライフカード公式サイト|よくあるご質問|LIFE-Web Deskアプリはどのようなことができますか?