彼女にお金を借りる男の心理は、いったいどうなっているのでしょうか?
「この人だけにはお金を貸してと言われたくなかった!」
彼氏にお金を貸してほしいと頼まれたときに、ほとんどの女性は心の中でこう叫ぶはずです。
貸すのか、貸さないのか、どちらにしてもそのままつき合っていてよいのか、という不安が渦巻くのは仕方ありません。
今後二人でどんな未来を考えるのか、彼女にお金を借りる男の心理を解明することで助けとなるはずです。
どうして彼女にお金を借りるの?その心理
根本的にお金の価値観が異なる
お金の大切さがわかっていない、借りればいいと思っている男も少なからずいます。
「お金を貸して」と頼むことで相手がどんな気持ちになるか、まったく理解していないのです。
「少額だから」「すぐ返すから」「つき合って長いから」と自分の中で理由が説明できれば「借りる事の何が悪いの?」という発想でしょう。
人にお金借りる事を何とも思っていない可能性があります。
自己中心的な甘え
「この俺が困ってるんだ。助けてくれてもいいだろう」という考えを持つ男もいます。
しかし、逆に女性が困っていると相談したら「自分で解決しろ」と躊躇なく答えるタイプです。
彼女に頼めばなんとかなるだろうと、お金借りられない最終手段として甘えてくることもあります。
不思議な傾向として、こういう男性に頼られた場合に、彼女は自分が一番信頼されている、愛されていると思ってしまい、簡単に貸すことがあります。
借りてもよいと考える相手
お金を貸してと簡単に言えるのは、最も大切な相手と思われていないことがあります。
自分では彼女と思っていても、相手は単にお金を引き出せる女と思っている、他に本命や将来を考えている相手がいないとも限りません。
お金を実際に貸さなくても、貸してというだけでそれまでの関係が壊れる可能性もあるわけです。
簡単に貸してと言ってくる相手は、自分との関係が壊れてもよいと軽く考えている疑いもあるでしょう。
信頼の表れ
彼女を信頼しているからこそ、お金を貸してと頼んでも、別れることはないと思っている場合があります。
唯一プライドを捨ててもよい相手と考えているわけですね。
あまり交友関係が広くなく、親との関係も希薄な場合に彼女しか頼む相手がいないというケースもあるでしょう。
これはつき合った期間や、相手の普段の行動(いつもお金を借りようとしていないか、少額でも貸したことがあったらきちんと返したか、など)などから、自分が信頼されているかどうかは判断しやすいのではないでしょうか。
彼女にお金を借りる男に解決法や対策はある?
彼にお金を貸してほしいと頼まれたときから、「貸すべきか。貸しても大丈夫か」と悩む女性は少なくありません。
簡単に貸すのも問題がありますし、貸さないのも相手を信用していないと思われそうですよね。
もちろん、お金を借りたいと頼まれる理由は様々ですし、相手がどんなタイプの男性なのかによって解決策は異なってきます。
貸さない
身も蓋もない解決法ですが、実はこれはベストかもしれません。
生活費が足りないといった理由なら、一度お金を借りることができれば、次も借りられると単純に思ってしまう男もいます。
困っているだろうし、かわいそうだし、といった発想で貸してしまうとそれがクセになってしまうかもしれません。
彼女からお金を借りるのは簡単なことと思わせないほうがよいでしょう。
借りる目的が明確なら、それに適したおすすめカードローンなどを利用すればいいだけのことです。
自分が貸さなくてもよい
「私だけが彼を助けてあげられる!」この発想は、大変危険です。
お金を貸す以外に、彼を助ける方法はたくさんあるはずではないでしょうか。
むしろ自分が逆の立場なら、相手にお金を借りようとは思わず、迷惑をかけたくないと一番に考えるでしょう。
君しかいないではなく、他に言う前にたまたま彼女に言ってみたら「貸してくれたラッキー」程度にしか思っていない可能性があります。
お金が必要な理由を聞く
なぜお金が必要なのか、その理由をきちんと確認してから判断するのは悪いことではありません。
事情や金額によっては、絶対に貸さないと決めつけなくてもよいかもしれませんね。
ここできちんと説明しない、適当に嘘をつくといった状態なら、もちろんお金を貸すことはできないでしょう。
理由も聞かずに貸してしまうと、頼めば簡単に貸してくれる彼女と思ってしまいます。
すると、自分で何とかせずに「また借りればいいかな」と考える流れを作りやすくしてしまいます。
あまりお金の話をつまびらかにしない
結婚前提で、一緒にお金を貯めているという状態でないなら、あまりお金のことは詳細に彼に話さないのも一つの方法です。
これは相手を信用していないというのではありません。
お金を借りることをなんとも思っていない男は、お金があるところから出してもらって何が悪いという発想です。
話の流れでお金を持っているとみたら、ここから借りようと判断するかもしれません。
また、最初からお金を持っている女性を狙って、つき合おうと決めることもあります。
長くつき合ったのではないなら、自分の収入などは細かいところまで話さなくてよいでしょう。
彼氏にお金を貸してといわれた段階で冷めた!
彼氏が「お金が足りないから貸してほしい」と言われて、どうするか悩むのではなく、愛情がすっと冷めてしまうことがあります。
不信、だらしない、友達がいないのでは、家族との関係がうまくいっていない、などネガティブなイメージを持ってしまうことで、好きな気持ちがどんどん減ってしまいますよね。
心置きなくお金を貸せるタイプの女性は、間違いなく少数派です。気持ちが冷めてしまったからといって、自分を責める必要はありません。
お金を借りる男を見分けられない?
つき合う前に、お金を借りるようなタイプの男は避けたい、ともちろん女性なら思います。
確かに、事前にわかっていればつき合わなければいいのですが、そう簡単にはいかないのが難しいところです。
たとえば、つき合い始めのデートはすべて男性が支払っていた、そのうち女性が少し負担するようになる、さらに割り勘になり最終的に彼女の負担分が大きくなり、女性がすべて出していたという流れのうち、途中までなら体験した方少なくないでしょう。
彼女がすべて出している後にくるのは「お金を貸して」です。
どこで気付くのか、冷静に「おかしくない?」と思えるのかが大切です。
つき合っている段階で、お金のことで少しでも相手に疑問を持ってしまったら、どんなに関係を続けようとしてもいずれ上手くいかない結果が待っています。
プライドの高い男がお金を借りる?
男性にとってプライドを捨てるというのはなかなかできないものです。
プライドが高いというのは、自己中心的、自慢が多い、間違いの指摘に認めたり訂正したりしない、といったマイナス点に注目が集まりがちですよね。
しかし表裏一体で、プライドが高いからこそ行動力がある、努力するといったプラス面が魅力となっている男性も少なくありません。
プライドの高い男性は、女性に気軽に頼み事をしない、特に金銭面では見栄を張るタイプが多いのではないでしょうか。
「男たるもの、女性にお金のことを頼んでなるものか!」というのは古い考えのようですが根底に流れている男性は意外と周囲にいるはずです。
ただし「じゃあプライドの高い男性が彼氏なら、お金を貸してとは頼まれないかな」と安易に考えないほうがよいです。
というのも、プライドが高い男性の中には、女性は守るべき対象という考えから、男性が一段上、女性が劣っていると考えてしまう人もいます。
自分より立場が下の相手に頼み事はしないタイプならお金を貸してとは言わないでしょう。
ですが、女性が自分を尊重するべき、自分が困っているときには無条件で手伝うべき、という発想になるプライドが高い男性も少なくないのです。
女性にしてみれば、随分とご都合主義な気もしますが、当の男性はお金を借りることにためらいがないかもしれません。
お金を借りることに関して「プライドがないのかな」と感じても、相手はプライドがあるからこそ「お金を借りよう」と思っている可能性も否定できないでしょう。
プライドが高い男性であっても、つき合う前にはお金の支払いに関してどんな意識でいるのかは確かめるべきです。
距離を置いて冷静に見ても
お金を借りる男に、なぜ貸してしまうのかというと、やはり好きという気持ち、今後も関係を続けたい気持ちが前提にあるでしょう。
少しでも相手が困らないように、というやさしさはお金を借りることをなんとも思わない男にとっては、つけ入る隙となってしまいます。
好きな気持ちが少しでも残っている場合は、冷静に見ることは難しいですね。
「もしかしたら、お金を貸してと言われるのは今回だけかもしれない」と期待したくなります。
実際に、一度貸してしまったのなら、きちんと返済してくれたのか、二度目はないのか、で答えが出せるのではないでしょうか。
このとき落ち着いて相手を見られないなら、一旦距離を置く、長めに会わない期間を作ってみてもよいですね。
お金の貸し借りは恋愛を破綻させる
相手を純粋に好き、相手も自分を好きでいてくれる、この関係にお金の貸し借りが入ってくると恋愛が崩れてしまうケースがほとんどでしょう。
「お金を貸したけれど、まだつき合っているし、幸せ」こう言える方も中にはいるでしょう。
しかし、相手の気持ちは見えません。
「また借りられるかもしれないからつき合っておこう」「お金を貸してくれたからよい相手だ」と打算しかないかもしれないのです。
ツライ!お金を貸してという男とつき合うんじゃなかった!
彼はお給料が歩合制で、かなりムラがあるとずっと言ってました。確かに全部おごってくれるときと、ちょっとピンチだから今日は安いランチだけというときがあり、そんなものかと。そのうち、ゴメンここ出しといて、今日財布忘れたから、ということが増えていき、最終的にお給料日まで2~3万円貸してと頼まれました。
仕方なく貸したものの、ある時彼が知らない女性と肩を組んで歩いているのと鉢合わせ。自分は完全に浮気相手で、貸したお金は彼女へのプレゼントとなっていたようです。
とても恥ずかしいのですが、彼の代わりに借金して返済に苦しんでいます。
独立する、経営がうまくいっていないという話に、貯金を崩し、その後金融会社から借金してしまいました。結婚前提のつき合いだと何度も言われていたので、信じてしまったのです。これ以上借りられない状態になったとき、彼にあっさり別れてくれと言われました。
借金は自分が返すからといったのですが、返済額の振込はストップしてしまっています。なぜ言われるがままに借金してしまったのか、後悔しかありません。
高級車に乗り、常に服はブランドもの、食事はいつも豪華なレストラン、でした。確かに今どきちょっと不自然なほどですが、本当にお金持ちなのかもしれないと。でも絶対に家には招かれなかったんですね。
ある時共通の友達がいることがわかって、その友達と話したら絶対にそんなにお給料が高い勤務先ではないと。実家も特にお金があるわけではないということでした。結局、車も、服も、デート代もすべて借金でした。バレたが最後、これまで出してきたから君が全部出してくれと。さらに返済に間に合わないから、返してくれとまで言ってきました。
彼氏からお金を貸してと頼まれたらどう断る?
やはり好きな相手からお金を貸してと頼まれると、断りにくいものです。しかし、今後もつき合っていきたいなら、きちんと断りましょう。
その場しのぎの言い訳「今持ち合わせがない」「私も今月使ってしまってピンチ」を使わないようにします。一時的な理由なら「いつなら貸せる?」「お金が入ってきたら貸せる?」と相手が考えてしまうからです。
「貸し借りがあるとトラブルになりやすい」「自分は誰にも貸さないことにしているから」とはっきりと断ったほうが、また頼まれる可能性が少なくなります。
ただ、あまりにズバッと言ってしまうと、関係が悪くなることが気になるかもしれません。
相手の状態をまったく気にしていないのではなく、彼氏のことは大切に思っているけれど貸せないという気持ちが伝わるような言い方を心がけます。
またお金を貸してといわれたことがショックで、会話が減ってしまうかもしれませんが、積極的に話すことを心がけましょう。
言い方のニュアンスになってしまうので、普段のキャラクターも関係して相手への気持ちが伝わりにくいかもしれません。
どうでもいいから貸さないのではなく、関係を大切にしたいからこそ貸さないということを、気まずくなる前に思い切って伝えたほうがよい時もあります。
彼氏にお金を貸さないけれど対案を出してみる
彼氏にお金を貸すことはできない、でもなんとか解決してほしいなら別の方法を二人で考えてみる方法もあります。
大切なのは、お金がなぜ必要なのかという点をクリアにすることでしょう。
支払いに関するピンチなら返済方法を変えてみる
欲しいものをクレジットカード一括払いで買ってしまったけれどお金がない、こんな場合は、後から分割払いやリボ払いに切り替えましょう。
クレジットカードによっては、後から支払い方法が変更できないこともあります。
消費者金融などのカードローンを利用
消費者金融や銀行のカードローンを利用する方法もあります。
金利が高いイメージがありますが、利用日数に応じた金利計算なのでお金ができ次第返済してしまえば利息は抑えられます。
もちろん彼の名義で利用してもらいましょう。頼まれても彼女が自分でローンに申し込むことはしてはいけません。
不用品を売る
ネットオークションなどで不用品を売ってお金を工面することもできます。
出品するものによって高額になることもありますが、出品や発送の手間はかかります。
副業やアルバイトをする
勤務先が禁止していないことが前提ですが、副業やアルバイトで収入アップすることも可能です。
在宅、隙間時間を生かすなど、本業に応じた副業を考えてみるとよいでしょう。
一時的な解決では間に合わないことも
慢性的にお金のピンチが続いているなら、出費を見直すだけでなく、トータルで改善しないといけません。
長いつき合いなら、お金にルーズなタイプと結婚できるか、という大きな問題も抱えることになります。
またお金の問題を解決するための提案を聞き入れないようなタイプは、常に一時的な解決策でごまかしている、誰かに頼めばなんとかなるという安易なお金の使い方をしているはずです。
どんな相手なのか見極めるきっかけと考えて、その後のつき合いを判断する材料とするべきです。
お金を借りる男とのつきあい
最も頼みにくいことを頼むのが、愛情なのかそうではないのか、自分が真っただ中にいると簡単には見極められません。
愛情であっても、単に利用したいだけなのであっても、「お金を貸して」と彼女に言える男をずっと信用できるかどうかは、かなり難しいのではないでしょうか。