プロミス

プロミスに借入があると住宅ローンが借りられないのはホント?

プロミスでお金を借りていると、住宅ローンの審査に影響を与えます。

とはいえ、プロミスを使っていれば絶対に住宅ローンの審査に通らないというわけではありません。

一般的には、貸金業者の利用は住宅ローンの審査で不利とされていますが、あくまで信用情報の一部として審査の対象となるに過ぎません。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

プロミスでの借入が住宅ローンの審査にどう影響するか

住宅ローンの審査でチェックされるもの

1.申込者の信用力

住宅ローンを申し込むと、保証会社が審査を担当して「事前審査」と「本審査」の2段階でその人の返済能力を審査します。

「事前審査」が事実上のメインで、「本審査」は住宅ローン実行前に行われますが、事前審査以降に変化がないかどうかを確認するだけです。

住宅ローンの審査で重視されるのは、申込者の「信用力」です。

信用力とは、返済するためのお金をしっかりと用意できるかどうかという能力のことで、それを確認するために多くの項目が調べられます。

年齢や職業、年収、雇用形態、勤務先、勤続年数、家族構成、他社からの借入、預金など多岐にわたる項目が審査の対象となります。

2.消費者金融の借入は詳細に調査される

住宅ローンでは申込者に関する様々な情報を審査しますが、多額の借入があると返済能力が乏しいと判断されます。

たとえば年収は600万円あるものの、プロミスから100万円以上の借入があり、クレジットカードの支払いも残っているなどといった状態では、審査結果は厳しいものとなるでしょう。

消費者金融からの借入は特に詳細に調査されます。

プロミスなどの貸金業者の借入は金利負担が重いため、住宅ローンの審査では大きなマイナス要素となります。

住宅の購入を検討している人は、早めにプロミスなどの消費者金融からの借入を整理しましょう。

信用情報機関を通じて情報は共有される

金融機関が住宅ローン申込者の他社の借入をどうやって調べるのかというと、これは信用情報機関へ照会することで確認できます。

たとえばプロミスで借入の取引をすると、プロミスを通じてその取引情報は信用情報機関に登録されます。

こういったローンやキャッシングの取引情報を「信用情報」と呼び、これらは信用情報機関を通じて金融機関や貸金業者の間で共有されます。

住宅ローンに申し込むと、金融機関は信用情報機関を通じてその人の信用情報を必ずチェックします。
そのため、他社からの借入について、金融機関に虚偽の内容を申告しても意味がなく、信用を落とすだけになります。

日本には3つの信用情報機関があり、お互いに情報が共有されています。

・日本の信用情報機関と加盟会員

名称 加盟会員
シー・アイ・シー(CIC) クレジットカード会・、信販会社・リース会社・保険会社・保証会社・銀行・消費者金融業者・携帯電話会社など
日本信用情報機構(JICC) 消費者金融・流通系クレジット会社・銀行系クレジット会社・信販会社・リース会社など
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 銀行・信用保証協会・保証会社・クレジットカード会社など

さらにこの3つはCRIN(クリン)という情報交流ネットワークによってつながっており、個人消費者がどういった金融機関からどのくらいの借入をしているのか、返済状況はどうなっているのかなど、詳細な情報を各金融機関は入手することができます。

消費者金融からの借入が不利な理由

借入といっても、銀行のカードローンもあればクレジットカードのショッピングの分割払いなど様々に種類があります。
銀行ではクレジットカードを提供しているだけでなく、教育ローンもあればマイカーローン、フリーローンなどの金融商品を用意しています。

そのなかでも、消費者金融業者や銀行などからの「カードローンの借入」は住宅ローンの審査では相当の不利と言われています。

理由のひとつは、カードローンの発行主体の問題があります。

銀行から教育ローンを借りているのと、消費者金融の利用とでは住宅ローン審査での印象がまったく違います。

教育ローンは目的が明確ですし、多くの場合で返済期間も決まっています。

一方で、消費者金融のカードローンは利用目的が自由なローンで、多くの場合で「生活費の補てん」のための使われます。
そのため、カードローンの借入が大きいということは、返済能力が乏しい人と判断されがちです。

また、消費者金融などのカードローンは金利が高めに設定されています。

法律上は10万円以上100万円未満の最高金利は「18%」で、消費者金融業者では通常はこの金利を採用します。
住宅ローンなどに比較するとかなり高い設定です。

そのため、もし住宅ローンを組んだとしても、消費者金融からの借入の返済負担が大きいため、返済能力に疑問を持たれてしまいます。

プロミスの借入がどこまで住宅ローンに影響するか

金融事故歴は致命的

プロミスからの借入があるからといって、住宅ローンの審査に絶対通らないというわけではありません。
あくまで、その人の返済能力との兼ね合いです。

最も危険なのは、金融事故履歴があるケースです。
金融事故とは、2ヶ月以上もしくは61日以上の延滞や、任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理のことを指します。

現在は借入がなくても、過去にそういった履歴がある人は要注意です。

おおよそ金融事故の履歴は5年立つと信用情報機関から情報が抹消されます。
ただし、どの地点から5年なのかは、事故の種類によって違います。

債務整理の場合には「完済してから5年」というケースが多い傾向があります。

とはいえ、住宅ローンの申し込みをする時点で何かしらのクレジットカードやキャッシングカードが使えているなら、金融事故については問題にならないでしょう。

心配な人は、JICC・CIC・KSCの3機関で個人情報の開示請求をしてみましょう。
開示書に事故履歴が記載されていないなら、信用情報はクリーンな状態です。

返済負担率が重要

返済負担率とは

プロミスからの借入があるから住宅ローンは絶対に無理ということはありません。
問題になるのは、「どの程度の借入があるのか」という点です。

ここで重要なのが「返済負担率」という数字です。

これは、収入のうちどの程度の割合を借金の返済に充てているのかを示した数値です。
たとえば月収が30万円で、カードローンの毎月の返済額が1万5000円なら、カードローンの返済負担率は5%です。

この状態でさらに住宅ローンを申し込んだ場合に、住宅ローンとカードローンを合計した返済負担率がどの程度になるのか、金融機関は厳しくチェックします。

【返済負担率の計算事例】

事例1.年収:500万円、住宅ローンの年間返済額:140万円、カードローンの年間返済額:20万円

・(140+20)÷500=32%(住宅ローン+カードローン)

・140万円÷500=28%(住宅ローンのみ)

事例2.年収:350万円、住宅ローンの年間返済額:140万円、カードローンの年間返済額:20万円

・(140+20)÷350=45.7%(住宅ローン+カードローン)

・140÷350=40%

住宅ローンとカードローンの年間返済額が同じでも、年収が違うと返済負担率には違いが出てきます。

返済負担率はどこまで許容される?

一般に、適正な返済負担率は「20%~25%」と言われています。

ただ、住宅ローン利用後の返済負担率が「30%~35%」程度なら良いとしている金融機関が多い傾向があります。

上記の計算事例では、1のケースではカードローンの返済を加算しても返済負担率は32%ですので、ギリギリ住宅ローンの審査には受かる可能性があります。

2のケースでは、カードローンがない場合でも返済負担率が40%にもなるので、住宅ローンの利用はほとんど不可能と言っていいでしょう。

このように、プロミスなどの貸金業者からの借入があるから住宅ローン利用不可というわけではなく、あくまで住宅ローンを支払うことにした場合の収入との兼ね合いです。

年収が高ければ40%近くの返済負担率でも住宅ローンを検討してもらえます。

借入ゼロなら大丈夫?

カードローンで借入しているのに比較すると、借入ゼロなのが圧倒的に有利であることには間違いありません。
ただし、もし借入がなかったとしても、カードローンの利用枠が残っている場合には注意が必要です。

プロミスから借入をしていて、それを完済しただけだと、まだ「プロミスとの契約は残っている」状態です。

借入枠が100万円とすると、プロミスは「範囲内でいつでもいくらでも借りられる」ローンですので、いつでも100万円を借りることができてしまうとみなされます。

信用情報機関に照会すれば、カードローンの借入枠がいくらに設定されているのかも金融機関に分かってしまいます。

借入がゼロだったにもかかわらず、多額の借入枠があったことで住宅ローンの審査担当者から指導されたという事例は数多くあります。

もしカードローンの借入枠が残ったままの状態のとき、「解約してください」と言われることがあります。
枠があるだけで金融機関からの印象は悪くなります。事前に解約しておいたほうが良いでしょう。

プロミスから借入があって住宅ローンの審査を受けるなら

可能なら完済しておく

プロミスで借入している最中に住宅ローンに申し込むと、どの程度の返済負担率になるのかを調べられることになります。
毎月の給料に対してどのくらいに割合で住宅ローンの返済ができるのか、住宅ローンの審査では慎重に判断されます。

住宅ローンの審査は金額が大きいこともあり、通常のカードローンよりも厳しく行われる傾向があり、すでに借金があるとそれだけ審査も通りにくくなります。

残高が少なく、完済が視野に入っているのであれば、数ヶ月待ってでもプロミスの借入は完済しておいたほうが良いでしょう。
プロミスへ完済してから住宅ローンに申し込んだほうが審査ではぐっと有利になり、住宅ローンを含めた毎月の返済負担も少なくなります。

プロミスでは「残高スライド元利定額返済方式」によって毎月の返済額を決定しています。

この方式では、借入残高に応じて返済額が変動します。

もし、完済できなかったとしても、借入残高を減らしておけば、毎月の負担を減らすことができるので住宅ローンの審査では有利です。
給与に対してどの程度の返済額になるのかという割合を減らしておくことが審査通過ではポイントです。

過去の完済履歴はプラスになることも

プロミスからの借入があると住宅ローンの審査では不利になりがちですが、逆に「プロミスから過去に借入し、延滞などの金融事故を1回も起こすことなく返済して、すでに完済してある」というケースでは、その履歴がプラスに働くこともあります。

プロミスなどの消費者金融業者からお金を借りるというのは、どうしてもマイナスイメージがつきまといますが、実際に返済できているということは、返済能力がある証拠にもなります。

問題になるのは、過去に金融事故があったかどうか、また返済中なら毎月の返済額がいくらなのかという点です。
完済履歴は「借りたお金をしっかる返済できる人」という証明ですので、プラス要素です。

完済したら解約もしておく

プロミスを完済した場合には、解約手続きをしておきましょう。

すでに完済した状態でも、契約が残っていては「いつでも借りることができる状態」となり、借入件数としてカウントされてしまいます。住宅ローンの審査では、借入残高がゼロであっても審査に影響を及ぼすケースがあります。

すでに借入残高がなく、次回の利用の予定もないなら、早めにプロミスへの解約手続きを済ませておきましょう。

・プロミスの解約方法

1.プロミスコールへ電話を掛ける。

2.お客様サービスプラザで対応してもらう。

借入残高が完全にゼロ円なら解約できますが、1000円未満の端数が残っていることがあります。

このときには解約手続きはできません。端数を確認して計算し、返済残高を銀行振込や店頭窓口で返済すれば全額返済が完了します。

最も簡単でスムーズなのは、フリーコールに連絡して「解約したい」と意思表示する方法です。

オペレーターが丁寧に対応してくれます。
端数の残高が残っているときにも返済方法などについて相談できます。

たとえ信用情報がクリアで、借入残高がゼロだったとしても、プロミスと契約中という事実は住宅ローンの審査に影響します。完済後は早めに解約して、住宅ローンの審査が滞りなく進むようにしましょう。

金融事故情報があったら

もし、プロミスなどの貸金業者からの借入がなくても、信用情報に金融事故の記録があったら、住宅ローンの審査では絶望的です。

その場合には、事故履歴が消えるまで待つしかありません。

「住宅ローンを組みたいので消してほしい」という要望はまったく通りません。
事故情報が消えるまで待ちましょう。

事故情報は消えるまでに「5年」かかりますが、たとえば「延滞が解消してから5年」などとされており、「どこから5年なのか」を微妙に思い違いをしてしまうことがあります。

信用情報機関への情報照会は、本人であればインターネットを通して短時間でできます。現在の自分の信用情報を確認しておくのは、住宅ローンの審査を受けるにあたって必須といえるでしょう。

まとめ

プロミスからの借入があるからといって、絶対に住宅ローンの審査に通らないというわけではありません。

問題となるのは、あくまで返済負担率です。

もしプロミスに完済できるのであれば、完済して解約してから住宅ローンに申し込みましょう。

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