消費者金融 プロミスのカードローン金利は4.5%~17.8%です。
消費者金融の中では低い金利とされていますが、ぱっと見この数字が高いのか低いのか分からない方も多いでしょう。
また、カードローンの選び方で「金利を比べるだけでよいのか分からない」という方もいると思います。
カードローンの返済利息は、金利からいくらを支払うのかを算出しますので、カードローンの金利が低いことは「利息額が少ない→支払い総額」が少ないことになります。
このページでは、プロミスや金融機関などから借りた時の金利を比較して紹介しています。
また、知っているようで詳しくは知らない方も多い「金利」「利息」などの意味や、どのような場合「金利の引き下げ」になるのか、金利について徹底的に解説しています。
プロミスの金利は他社と比べて高いの?
カードローンの金利を比較するときには「上限金利」を比べる事がポイントです。
上限金利とは「4.5%~17.8%」でいえば17.8%のほう、つまり金利の幅の最も高い数字のことです。
逆に低い方の数値4.5%が「下限金利」と呼ばれます。
消費者金融の金利は申込後の審査内で決まり、初めての借入時にはほとんどのケースで上限金利が適用されます。
上限金利よりも低い金利に設定してもらう為には、借り入れと返済を繰り返してプロミスへの信用度を高めることが必要です。
他の消費者金融と比べるとプロミスの金利はやや低い
中小消費者金融は上限金利20.0%の会社が多くありますが、大手消費者金融の上限金利は18.0%が大半です。
その中で唯一プロミスが17.8%の上限金利になっています。
消費者金融 | 金利(年率) | 借入限度額 |
---|---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 |
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 |
レイク | 4.5%~18.0% | 500万円 |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 800万円 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 800万円※ |
※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です
金利の違いはローン選びで重視されていますが、実は少額のキャッシングで短期間に完済する場合には、金利の違いはそれほど大きな問題ではありません。
ローンを借りる際には、金利だけではなく、利用期間(借入期間)の長さも利息に影響するためです。
カードローンを利用しているうちに返済期間が長引いたり、借入額が大きくなったりするケースもあるので、どんなケースになっても返済の負担にならないように、まずは金利を比較して選ぶことが大切です。
金利で支払う利息が決まる
「いくらの利息を支払うことになるのか」の計算に使われるのが金利です。
同じ借入額と返済額なら、金利が低いほど利息の負担が軽くなります。
「4.5%」の下限の金利が適用されるには、プロミスからの大きな信頼が必要ですが、実際に下限の金利が適用されたという方は少ない のではないでしょうか。
プロミスの下限金利4.5%が適用されるのは、恐らく融資限度額上限の500万円になっている方でしょう。
しかし500万円を借りるためには、貸金業者が順守する貸金業法の総量規制に基づいて1500万円以上の収入が必要です。
下限金利で借りられるかもしれない、という期待をせずに上限金利で比較しなければなりません。
銀行カードローンと比べるとプロミスの金利は高い
では銀行カードローンの金利とプロミスの金利を比べてみましょう。
会社名 | 金利 |
---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% |
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% |
じぶん銀行カードローン | 1.48%~17.5% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% |
銀行カードローンの上限金利は14.5%前後が多くありますが、じぶん銀行やオリックス銀行のようにプロミスと大差ない金利が設定されている銀行カードローンもあります。
初回のカードローン利用やどこの金融機関でも上限金利が適用される範囲での融資が多いため、プロミスと比べると銀行カードローンは低金利のローンが多いと言えます。
少額キャッシングで短期間に完済ができるなら金利の違いは大きな影響はありません。
それでは10万円を3か月間借りた場合の、プロミス(金利17.8%)と銀行カードローン(金利14.5%)を比べてみましょう。
– | プロミス | 銀行カードローン |
---|---|---|
金利 | 17.8% | 14.5% |
借入額 | 10万円 | 10万円 |
返済回数 | 3回 | 3回 |
1回の返済額 | 34,327円 | 34,142円 |
利息の総額 | 2,980円 | 2,425円 |
返済総額 | 102,980円 | 102,425円 |
返済回数3回で支払う利息の差は555円しかありません。
最高金利で比較してみると3.3%は大きな違いのようですが、少額の借入で短期間に完済できるなら金利よりも使い勝手を重視したほうがよいでしょう。
返済期間も重要なポイントというわけです。
低金利ローンが必ずしもお得で支払う利息が低いローンというわけではなく、短期間で返済できるなら高金利なローンでも利息を抑えられます。
金利の低い銀行カードローンは大きな借り入れを長期間かけて返済していくときに有利になります。
どのローンに申し込むかを検討している場合には、金利だけでなく借入金額、完済までの期間、そして明確な利息額を比べましょう。
法律で決められている消費者金融の上限金利
消費者金融の金利は確かに銀行カードローンと比べて高く設定されていますが、上限がないわけではありません。
利息制限法という法律によって金利の上限が決められています。
元金 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
借入した元金に応じて、上限となる金利が決められています。
中小消費者金融のローンでは上限金利は20%のものも多く見つかります。
利息制限法に当てはめてみると10万円未満の借入に対しては20%が適用されますが、10万円以上を借りると上限金利が18%になることがわかります。
逆にいえば、10万円以内で借りるなら、20%の金利でも法律上でもまったく問題はないというわけです。
ここでプロミスの金利を見てみると上限が17.8%です。
プロミスなら10万円未満の借入でも上限金利17.8%が金利されるわけですから、利息制限法から考えても良心的な金利といえるのではないでしょうか。
一般的に消費者金融=高金利というイメージは根強くありますが、金利がより低いローンを選ぶことも不可能ではありません。
プロミスの金利を活かすなら「借りてすぐ返す」が一番
銀行カードローンに比べて金利が高い、消費者金融の中では金利が低い、そのプロミスの金利を活かすなら「少額を借りて短期間で返す」が一番です。
例えば給料日まであと数万円あれば…、急に出張が入って5万円ほど必要になったなど、継続する借入ではなく突発的な借り入れでなおかつ少額がよいでしょう。
借入額 | 5万円 |
---|---|
返済回数 | 3回 |
1回の返済額 | 17,163円 |
利息の総額 | 1,489円 |
返済総額 | 51,489円 |
5万円の借入なら3回に分けて返済する計画を立てると、利息の支払いはわずか1,489円ですみます。
即日融資も可能なプロミスは、すぐに借りてすぐに返すのがお得な使い方です。
プロミスの金利を引き下げて利息を減らすことは可能か?
プロミスに限りませんが、消費者金融では初めての利用者に対しては「上限金利」での契約となるケースが大半を占めると考えておきましょう。
短期間で返済するとしても、もちろん少しでも金利が低いに越したことはありません。
では、上限金利が適用された後に、さらに低い金利での利用はできないのでしょうか?
プロミスの金利を下げることはできないの?
プロミスの金利は、初めて適用されたものから下げることはできないのでしょうか。
できるだけ低金利でカードローンを利用したいものですが、プロミスを使っていると金利は下がるのでしょうか。
プロミスの利用を続けて信用が上がると「金利の引き下げ」があります。
どのようにすれば信用度が上がるのかみてみましょう。
- プロミスを利用して半年以上が経過している
- 返済期日と返済額を確実に守っている
- 他社借入が増えていない
- 他社借り入れがあっても返済の遅れを出していない
- 収入が下がっていない(安定もしくは上がっている)
- 申し込み情報に変更があったときにはプロミスに連絡をしている
このような利用者は「優良顧客」として見なされます。
通常は金利だけが下がるのでなく、プロミスの増額が行われ、審査を通過すると融資限度額が増額され、同時に金利が引き下げられるという関係です。
増額にあたっては審査が行われ、審査に通過すれば借入の限度額が上がります。
また、増額審査では勤務先に変更がない場合には原則として在籍確認は行われません。
優良顧客に対しては、低い金利でたくさん借りて欲しいというわけです。
利用実績に自信をお持ちであれば、「自ら増額の申込を行う」のもひとつの方法です。
初回契約から最低でも6ヶ月程度経過した段階で、増額の申込を行ってみましょう。
信用度が高いと判断されると、利用限度額を増額してもらえるだけでなく、契約金利も引き下げられる可能性もあります。
プロミス「ご利用限度額変更申込」の手順
プロミスでは、融資可能額(=限度額)の増額をインターネットから申し込むことができます。
金利の引き下げを希望する場合には、限度額変更申込を行いましょう。
増額申し込みの手順
1.申し込み
・希望金額を入力
・収入証明書を提出(利用限度額が50万円を超える場合、または他社借入残高との合計が100万円を超える場合)
2.審査結果の確認
・審査完了メールが届く
・会員サービスで審査結果を確認
この2ステップだけで増額の申込は完了します。
増額にあたって来店する必要はなく、増額審査は最短20分で完了するため、申し込んだ当日から限度額を変更できる可能性が高いです。
下限金利の4.5%まで引き下げされることはあるの?
プロミスの金利は「年4.5%~17.8%」です。
初回利用者に対しては上限金利である「17.8%」での契約がほとんどです。
では下限金利「4.5%」まで引き下げられることはあるのでしょうか?
先に説明したように利用実績を積み重ねていくことで、限度額が引き上げられると同時に、契約金利が引き下げられることもあります。
カードローンの金利は限度額が高くなるほど契約金利は低くなります。
借入限度額500万になれば下限金利の可能性
限度額がプロミスの上限である「500万円」に近い契約となると、下限金利まで引き下げられる可能性もあります。
ただしプロミスの借入は「総量規制の対象」となるため、年収の3分の1を超える借入はできません。
仮に限度額500万円の契約であれば、年収は最低でもその3倍の「1,500万円」が必要になります。
そのため、一般の利用者では下限金利まで引き下げされることはまずありえないと判断できるでしょう。
プロミスの金利を低くする方法3選
ここでは無利息期間の活用のほかに、金利が下がる可能性がある方法を紹介します。
利用実績を増やす
お金を返してくれるか分からない人にお金を貸す場合、何らかの保険を掛けようとするでしょう。
いわゆる「担保」や「保証人」と呼ばれる仕組みで、個人だけでなく企業でも同じことです。
返済実績がない人の場合は、返済できない可能性も視野に入れるので、高い金利が設定されるわけです。
一方で、何度も期限通りに完済するなどの実績を積み重ねた場合、消費者金融からの信用は上がります。
優良顧客は企業としても手放したくありませんから、返済実績を積むことで金利の交渉が可能になる可能性もあります。
交渉次第では金利が引き下げられることもあるでしょう。
【確実】借入限度額を100万円以上にする
増額を繰り返して利用限度額が100万円以上になった場合は、確実に金利が15.0%以下まで下がります。
これは利息制限法という法律で、金利の上限が以下のように決まっているためです。
借入金額 | 上限年利 |
---|---|
10万円未満 | 20.0% |
10~100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
100万円の借入限度額が設定されれば、年15.0%以下にはなりますね。
それ以上に利用限度額が増えた場合は、さらに金利が下がることもあります。
おまとめローンを利用する
おまとめローンは、複数のローンを1つにまとめる専用の商品です。
総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超える借入であってもまとめることができます。
複数のローンを1つにまとめると毎月の返済回数も1回になるため、返済忘れ・遅れの可能性が低くなりますね。
おまとめで借入残高が100万円以上になれば、金利を15.0%以下に抑えることも可能です。
融資額 | 300万円まで |
---|---|
借入利率 | 6.3%~17.8% (実質年率) |
金利適用方式 | 単一金利 |
申込みできる方 | 年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合は申込み可能。 |
プロミスの30日間金利0%の無利息期間を活用
プロミスでは初めてプロミスを利用する方に向けた30日間無利息サービスがあります。
金利引き下げは、プロミスを利用している期間や、利用実績、返済実績等をもとに審査も行われますが、無利息サービスなら条件を満たしている方なら利用可能です。
金利引き下げはプロミスを一定期間以上利用した後に、無利息期間は利用当初に活用するものといえますが、どちらにしても利息をしっかり節約する技といえます。
無利息期間がある他の消費者金融と比べてみましょう。
消費者金融 | 無利息期間 | 無利息開始日 |
---|---|---|
プロミス | 30日間 | 初めての借り入れた日の翌日 |
アコム | 最大30日 | 契約翌日 |
アイフル | 最大30日 ※はじめての方に限る |
契約翌日 |
SMBCモビット | なし |
他社の無利息期間と比較すると、プロミスの無利息期間は初めての借り入れ翌日から適用のため無駄がありません。
他社なら契約をしてすぐに借りないと、無利息期間が短くなりメリットが減ってしまいます。
プロミスなら契約しておいて、自分が必要な時に借入してもまるごと30日間の無利息期間が利用できるのでお得感は高いですよね。
- プロミスを初めて利用する方
- WEB明細を利用する方
WEB明細の登録を行ってからプロミスから初回借り入れをすると、自動的に無利息期間が適用となります。
無利息期間終了後には通常金利が適用になります。
利息がかからない期間中に大きく返済をすることで後々にかかってくる利息を軽減できます。
プロミスの利息が無料になるもう一つの方法
プロミスポイントという独自サービスを行っているプロミスでは、このポイントをためることで無利息サービスが何度でも利用できます。
インターネット会員サービスの利用に応じてポイントを貯めることができます。
サービス | 獲得ポイント | 条件 |
---|---|---|
プロミスポイントサービス申し込み | 100 | 初回登録時のみ |
プロミスインターネット会員サービスログイン | 10 | 毎月初回ログイン時 |
プロミスインターネット会員サービス内 「プロミスからのお知らせ」の確認 |
5~20 | ポイント獲得対象のメールのみ |
収入証明書類の提出 | 160 | 提出時 |
返済日お知らせメール受け取り | 1 | 毎月月末時点で利用しているサービス |
取引確認メール受け取り | 1 | |
WEB明細の受け取り | 1 |
貯めたポイントで利用できるサービスには、提携ATM利用手数料無料もあります。
コンビニでよく借入する方には魅力的なサービスですが、三井住友銀行ATMやインターネット返済、コンビニ返済などプロミスには手数料無料で利用ができる方法が豊富にあります。
無料にできる手段が他にもある提携ATM利用手数料無料を選択しなくても、無利息期間サービスを選ぶほうがお得になるでしょう。
無利息適用期間 | 7日間 | 15日間 | 30日間 |
---|---|---|---|
必要ポイント | 250ポイント | 400ポイント | 700ポイント |
プロミスに金利交渉しても大丈夫?
金利が高いと感じる場合に、金利交渉して下げてもらうことはできるのでしょうか。
通常は100万円未満の限度額となる場合には、最高金利である17.8%が適用されます。
これまでまったくプロミスを利用したことがない方が「金利を下げてくれ!」と頼んだところで、きちんと返済するかどうかわからない相手に金利を下げることは不可能でしょう。
金利交渉できるのは、やはり数カ月から数年の利用実績、もちろん着実な返済履歴がある方といえます。
結局、限度額増額ができる条件と同様と思っておいたほうがよいですね。
金利を下げるよりも早めの返済が大切
金利を下げることに力を注ぐよりも「繰り上げ返済や随時返済を積極的に取り入れること」「プロミスポイントを貯めてお得なサービスを活用すること」のほうが支払い額を抑えることにつながります。
金利交渉ができないわけではありません。
しかし、「100万円以上の借入限度額を設定できること」、さらに「これまで返済に遅れていないこと」などの条件を満たしていることが前提条件になりますので、簡単なことではないでしょう。
金利の仕組みを理解すればお得な返済ができる
プロミスだけではなく金融機関からお金を借りるときには、金利や利息といった言葉が出てきます。
初めてキャッシングをする方にも知っておいてもらいたい情報ですが、これまで深く考えずにキャッシングをしてきた方にもぜひ覚えておいてもらいたい言葉です。
金利(利率)とは
「金利」は借入額に応じて支払う利息の割合を示すもので「利率」とも呼ばれます。
%(パーセント)で記され、借りた金額に対する年間で発生する利息の割合を示しています。
わかりやすくいうと、金利18%で10万円を借りた場合には1年後に利息1万8000円の支払いが必要になります。
利息とは
「利息」は金利をもとに計算されている、いわばお金を借りたというレンタル料金です。
借りたお金には利息を付けて返さなくてはなりません。
金利は年間で支払う利息の割合を示しており、利息は日割り計算です。
利用日数に応じて変化します。
お金を借りる場合には「利子」という言葉もよく聞きますが、「利息」と同じ意味で使われることが多いですね。
本来は借りる側は「利子」と呼び、貸す側が「利息」と呼びます。
プロミスの利息の計算方法
利息は下記の計算式で導かれます。
元金×金利÷年間日数×利用日数
5万円をプロミスから借りて、10日後に返済する場合の利息を計算すると。
5万(元金)×17.8%(金利)÷365日(年間日数)×10日(利用日数)=243円(利息)
返済のほかに利息が必要になるのではなく、返済額の内訳が「元金充当額と利息支払い額」になります。
そのため、返済に遅れたり頻繁に提携ATMを利用しているとなかなか元金が減らず返済期間が長くなる可能性があります。
元金とは
元金は、カードローンの「借入金」のことです。
10万円を借りて利息を含めて11万円を返済するとしましょう。
最初に借りた10万円が「元金」です。
元金に一定の利率(金利)をかけたものがカードローンを利用した対価として金融機関に支払う利息です。
実質年率とは
カードローン会社のホームページを見てみると、金利に「実質年率」という言葉がついている場合があります。
実質年率とは、借入金額の利息に諸経費を加えた、実質的な金利のことです。
ローンの借入には金利のほかに手数料などのコストがかかるため、それを加味した金利を表示する際に「実質年率」という言葉が使われます。
プロミスの金利は「4.5~17.8%」ですが、これは実質年率のため、諸経費まで全て含まれた金利になっています。
プロミスの返済額の決まり方
プロミスで月々返済する額は、金利と借入残高に応じて決まります。
具体的には、残高スライド元利定額返済方式が採用されており、借りた残高に応じて最低返済額が変わっていくというものです。
借入残高 | 最低返済額 |
---|---|
30万円以下 | 借入後残高×3.61% |
30万円超過~100万円以下 | 借入後残高×2.53% |
100万円超過 | 借入後残高×1.99% |
返済額はいずれも1,000円未満は切り上げです。
残高スライド元利定額返済方式は、毎月の返済額は一定となっているため、計画的な返済が可能になる点がメリットです。
また、最低返済額は低額に抑えられているため、月々の負担は少なく感じます。
その一方で、月々の返済額が少ないことから返済期間が長期化しやすく、借入残高がなかなか減らない→利息額が大きくなる可能性がある点がデメリットです。
繰り上げ返済を上手に取り入れて、返済期間を短くすることが大切になってくるでしょう。
プロミスで繰り上げ返済して利息を抑える
利用日数分の利息を支払うため、早い返済が利息の負担を大幅に軽減します。
利息を抑えるには、ローン金利の引き下げを狙う、無利息期間を活用するといった方法が有効です。
さらに、繰り上げ返済も約定返済日以外にも返済することで、借入残高を減らし利息の軽減にもつながるのでおすすめの方法といえるでしょう。
それでは、10万円借入時に毎月5千円ずつ返済する場合と、10万円借入時に2度3万円の繰り上げ返済をした場合を比べてみましょう。
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 5,000 | 3,517 | 1,483 | 96,483 |
2 | 5,000 | 3,569 | 1,431 | 92,914 |
3 | 5,000 | 3,622 | 1,378 | 89,292 |
↓ | ||||
22 | 5,000 | 4,792 | 208 | 9,288 |
23 | 5,000 | 4,863 | 137 | 4,425 |
24 | 4,490 | 4,425 | 65 | 0 |
累計 | 119,490 | 100,000 | 19,490 | 0 |
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 5,000 | 3,517 | 1,483 | 96,483 |
2 | 5,000 | 3,569 | 1,431 | 92,914 |
3 | 5,000 | 3,622 | 1,378 | 89,292 |
4 | 5,000 | 3,676 | 1,324 | 85,616 |
5 | 30,000 | 28,731 | 1,269 | 81,885 |
↓ | ||||
10 | 30,000 | 29,409 | 591 | 10,476 |
11 | 5,000 | 4,845 | 155 | 5,631 |
12 | 5,000 | 4,917 | 83 | 714 |
13 | 714 | 714 | 10 | 0 |
累計 | 110,714 | 100,000 | 10,724 | 0 |
返済金額5千円の場合には返済回数24回、利息は19,490円。
3万円の繰り上げ返済を2度加えた場合には返済回数13回、利息は10,724円。
返済回数も利息総額もおよそ半分にまで減らすことができました。
繰り上げ返済は非常に有効な手段です、ぜひ活用していきましょう。
ただし、繰り上げ返済の手数料に注意が必要です。
手数料がかかる提携ATMで何度も返済していると、最終的に大きな金額となりかねません。
インターネット返済、プロミスATM、三井住友銀行ATMなど手数料がかからない返済方法を選びましょう。
延滞すると遅延損害金は金利20.0%で算出
返済日に遅れてしまうと、その日数分の遅延損害金が必要です。
遅延損害金の計算は「借入残高×20.0%÷365日×延滞日数」で行います。
通常の17.8%よりも高い利息を支払うことになってしまうので、返済には遅れないように十分に注意しておきましょう。
借入残高10万円を10日間延滞した場合の遅延損害金は下記で計算します。
10万円×20.0%÷365日×10日=547円(小数点以下切り捨て)
と大きな額になることがわかります。
延滞期間は短ければ短いほどよいので、なるべく早い返済を心がけましょう。
過払い金とは
2010年に総量規制が施行され貸金業法が大幅に改正されました。
その中で利息制限法はそのままに、出資法(上限金利を超えると罰則がある)を改正しています。
出資法の上限金利は20.0%となっており、これを超えた金利になっている場合には過分に支払った利息として返還請求ができます。
過払い金が発生している目安は2010年以前に消費者金融と契約していること。
ただしプロミスをはじめ大手消費者金融は、過払い金が問題になったと同時に金利の改定を行っているため、大手消費者金融から借りた方は2007年以前の借り入れが対象となるケースが多くあります。
プロミスで利息制限法を超える借入をしている方は?
プロミスは2007年に上限金利を利息制限法に従って引き下げをしました。
2007年までは上限金利25.55%、それ以降は上限金利17.8%です。
そのため、2007年より以前にプロミスの契約をした方は現在も25.55%の金利になっている場合もあります。
現在適用になっている金利を確認しましょう。
- プロミス会員ページにログインをして金利を確認
- プロミスATMの明細書を確認
- プロミスコールに電話をして確認
プロミスATMでは借り入れや返済のたびに詳細な明細書が発行されます。ここに適用金利が記載されていますので確認をしましょう。
プロミスコールは平日のみ営業をしています。
プロミスコール
電話番号:0120-24-0365
営業時間:9:00~21:00(土日祝日は休業)
現在の金利が17.8%を超えている方はすぐにプロミスに連絡をしましょう。
また、過払い金の返還請求が行えるので過払い金を得意としている弁護士や司法書士に連絡をしましょう。
プロミスで金利の引き下げをした方の口コミ体験談
プロミスを利用して、金利の引き下げを依頼した人の体験談をご紹介します。
金利の引き下げが上手くいった方と同じようにすれば絶対に金利が下がるわけではありませんが、少しでも低い金利で利用したい方には参考になるでしょう。
プロミスを3年ほど利用していて、給料も上がったので限度額増額を申し込むときに、金利を引き下げできないか相談してみたのです。
ちょうど年収が300万円となるため、限度額も100万円にすることができ金利も下がりました。
特に交渉しなくても法律に基づいて金利が下がる限度額でしたが、もうちょっと低くなるとよいなとも思っています。
元金を減らしたいから金利を下げることはできないか?と交渉してみました。
金利引き下げは難しいと分かっていたので、ダメ元のお願いでしたが、返済に遅れたことがなくその点からほんの少し引き下げが可能となりました。
1%も下がっていないのですが、それでも利息の軽減につながるならよいですね。
返済が少し大変だったので金利が下げられないかプロミスに連絡してみました。
こういう依頼をすると、信用情報に問題があるのかなと不安でしたが、記載内容には残らないようです。
ただ、金利引き下げの結果は残念ながら難しいという回答でした。
この後、返済遅れなどがないように気を付けて、限度額増額から金利引き下げを狙いたいと思っています。
プロミスの返済シミュレーションで返済計画を立てる
プロミスの公式ホームページには、誰でも無料で利用ができる返済シミュレーションがあります。
返済額を知りたい方も、返済期間を知りたい方も3つの項目を入力するだけですぐに結果がわかります。
- 借入希望額
- 返済期間
- 借入金利
- 借入希望額
- 毎月の返済金額
- 借入金利
どのように返済をしていくのか、計画は非常に重要です。毎月いくらずつ返済をすればいつ完済ができるのかなど考えていきましょう。
10万円を金利17.8%で借りた時の返済額の違いをシミュレーション
返済額 | 4,000円 | 10,000円 |
---|---|---|
返済回数 | 32回 | 11回 |
利息総額 | 25,864円 | 9,043円 |
返済総額 | 125,864円 | 109,043円 |
30万円を金利17.8%で借りた時の返済額の違いをシミュレーション
返済額 | 11,000円 | 30,000円 |
---|---|---|
返済回数 | 36回 | 11回 |
利息総額 | 87,289円 | 27,145円 |
返済総額 | 387,289円 | 327,145円 |
50万円を金利17.8%で借りた時の返済額の違いをシミュレーション
返済額 | 13,000円 | 50,000円 |
---|---|---|
返済回数 | 58回 | 11回 |
利息総額 | 246,160円 | 45,245円 |
返済総額 | 746,160円 | 545,245円 |
100万円を金利15.0%で借りた時の返済額の違いをシミュレーション
返済額 | 26,000円 | 80,000円 |
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返済回数 | 53回 | 14回 |
利息総額 | 371,743円 | 94,238円 |
返済総額 | 1,371,743円 | 1,094,238円 |
プロミスの金利に関するQ&A
プロミスと金利に関する疑問と回答をQ&A形式でまとめました。
金利は複雑に感じることも多く、疑問点を持つ人も多いでしょう。
金利について不安がある方は、ぜひ読み進めてみて下さい。
プロミスの金利は「4.5%~17.8%」で設定されています。
初めてカードローンを利用して借りる場合には上限金利の「17.8%」になるでしょう。
50万円を借りた場合の毎月の最低返済金額は「13,000円」になります。
プロミスの金利設定に違法性はありません。
消費者金融の金利上限を定めた「利息制限法」では、上限金利を以下のように定めています。
- 借入10万円未満:上限年20.0%
- 借入10~100万円未満:上限年18.0%
- 借入100万円以上:上限年15.0%
プロミスの場合は借入10万円未満でも金利は17.8%ですから、法律よりも厳しく上限を定めていることが分かります。
金利と利息は以下のように違います。
• 金利:借入した元金に対する利息の割合
• 利息:借入残高と金利から計算された元金にプラスする返済額
金利は基本的に%で表します。
このとき、1年単位(元金に対する1年間における利息の割合)で示した割合が「年利」です。
グレーゾーン金利は、以前にあった「利息制限法」と「出資法」のあいだの金利をいいます。
利息制限法の上限金利は15~20%である一方、出資法では刑事罰の対象になる金利上限を29.2%で定めていました。この部分がグレーゾーン金利で、利息制限法を超えた金利を適用しても刑事罰が科されない問題がありました。
現在は解消されており、プロミスの利用でも関係することはありません。
返済を遅らせた場合も通常の金利に代わりはありませんが、遅延損害金が加算されることになります。
原則として年率20.0%が日割り計算で加算されてしまうので、少しでも返済額を抑えたいなら絶対に返済遅れを発生させないようにしてください。
まとめ
プロミスは消費者金融の中では最も低金利のカードローンの一つです。
他社消費者金融と比べて金利が低いことで利息を抑えられるはやはり大きなメリットですが、さらに費用を抑えられる方法がいくつもあります。
- 30日間無利息サービス
- 三井住友銀行ATM利用手数料無料
- インターネット返済手数料無料
- 口座引き落とし手数料無料
といったように利息のかからない期間があり、借入や返済時の手数料をしっかり抑える手段もあるのでプロミスはコストを気にせず使いこなせるカードローンといえるでしょう。