楽天ゴールドカードは、10年以上も顧客満足度No,1を維持している楽天カードの上位カードです。
一般人が保有するカードとは程遠いイメージのゴールドカードですが、昨今はだいぶ身近な存在になりましたね。
その中でもより身近に感じられるゴールドカードとして人気を集めているのが楽天ゴールドカードなんです。
ここでは、楽天ゴールドカードのメリット・デメリットや審査基準、審査に落ちる原因などを解説していきます。
楽天ゴールドカードとは
冒頭に書いた通り、楽天ゴールドカードは一般カードである楽天カードの上位カードです。
そのため、楽天カードの申込資格が「高校生を除く18歳以上」であったのに対し、楽天ゴールドカードは「学生を除く20歳以上」を基本に「安定した収入があること」が含まれ、申込できる条件の難易度が高くなりました。
その分、利用可能枠の最高額も変わり、楽天カードが最高100万円のところ楽天ゴールドカードでは最高200万円となっています。
ゴールドカードの最高限度額平均が250万円と言われている中、楽天ゴールドカードの最高利用限度額200万円は少々物足りなく感じるかもしれませんね。
実は、楽天ゴールドカードはゴールドカードでありながら年会費が2,000円(税抜)と格安で、一般的なゴールドカード年会費の5分の1ほどの金額です。
そのワケは、楽天カードの中での楽天ゴールドカードのポジションにあります。
楽天カードの上位カードは、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードの3種類です。
この上位カードの中で一般的なゴールドカードに並ぶカードは楽天ゴールドカードではなく、楽天プレミアムカードなんです。
いわば、楽天ゴールドカードは一般カードとゴールドカードの間に位置するセミゴールドカード。
その分、年会費が格安になり、サービス内容も厳選されているということです。

楽天ゴールドカードのメリット
楽天ゴールドカードは、楽天カードの上位カードということもあり楽天カードに欲しかったサービスが盛り込まれています。
具体的な楽天ゴールドカードのメリットをご紹介しましょう。
ポイント還元率が楽天カードより高い
楽天ゴールドカードを持つうえで多くの人が一番のメリットに感じる特典が、ポイント還元率が高くなることでしょう。
楽天カードは1.0%~3.0%の還元率でしたが、楽天ゴールドカードになると1.0%~5.0%の還元率となり、楽天カードより2.0%も高くなります。
この最高還元率は、楽天市場で楽天ゴールドカードを利用してショッピングをした際の還元率ですが、楽天カードユーザーの多くは楽天市場を頻繁に利用しているため確実にメリットとなるでしょう。
楽天市場で楽天カードを利用して、100円の買い物をした時に付与されるポイントが3ポイント(3円相当)だったのに対し、楽天ゴールドカードでは5ポイント(5円相当)のポイントが付与されるので、単純に100円当たり2円得するということになります。
格安年会費でゴールドカードを保有できる
一般的なゴールドカードの年会費は1万円前後と高額ですが、楽天ゴールドカードの年会費は2,000円(税抜)と格安です。
実は楽天カードには楽天プレミアムカードという年会費10,000円(税込)のもう1枚のゴールドカードが存在します。
言ってみれば楽天ゴールドカードは一般的なゴールドカードと一般カードの間に位置する1枚ということになります。
楽天ゴールドカードは、ゴールドカードとしての特典やサービスを大多数が求めるものだけに絞ることで年会費を格安に抑えていると考えられます。
ETCカードが無料で発行できる
楽天カードではETCカードの年会費が有料というデメリットがありましたが、楽天ゴールドカードではETCカードが無料発行できます。
昨今、ETCカードの無料発行は当たり前になっていますが、残念ながらその点だけは楽天カードでは叶わず500円(税抜)の年会費が発生していました。
しかし、2,000円(税抜)の年会費を支払って楽天ゴールドカードを保有すれば、ETCカードが無料で発行できるのです。
ETCカードを利用している楽天カードユーザーからすれば、ETCカードが無料発行になるだけで楽天ゴールドカードの年会費が1,500円(税抜)になったと考えることもできますね。
空港ラウンジが利用できる
ゴールドカードに多くの人が求めることと言えば、やはり空港ラウンジの利用でしょう。
楽天ゴールドカードでは年間2回まで国内主要空港のラウンジと海外一部のラウンジを無料で利用できます。
ゴールドカード保有者は、空港ラウンジ利用を目的としている人が目立ちますが、出張などで頻繁に飛行機に乗る一部の人以外は、年数回の旅行や帰省に利用する程度という人が多いのではないしょうか。
1万円前後の年会費を支払って一般的なゴールドカードを持ってもラウンジの利用が数回であれば年会費2,000円(税抜)の楽天ゴールドカードで2回利用できる方がお得な場合もあるでしょう。
この点も回数を制限することで年会費に還元していると考えられますね。
楽天ゴールドカードのデメリット
一般的なゴールドカードと比較してしまうとやはり年会費が格安な分、見劣りしてしまう楽天ゴールドカードです。
デメリットもしっかりと把握したうえで、自分のライフスタイルに役立つ1枚になるか検討すると良いでしょう。
年会費が有料になる
楽天カードユーザー目線で見ると一番のデメリットは、年会費が有料になることでしょう。
一般的なゴールドカードと比較すると5分の1程度の年会費であっても、楽天カードであれば一切かからなかった経費がかかるという点はどうしてもデメリットと感じてしまいます。
この2,000円(税抜)の年会費にどれだけメリットを見出せるかが楽天ゴールドカードの選択基準になるでしょう。
楽天市場の利用頻度が低いと恩恵が少ない
楽天ゴールドカードは楽天カードと比較して2.0%も還元率が高くなりますが、それはあくまでも楽天市場で利用した場合に限られます。
楽天市場以外で国際ブランドとして利用した場合は楽天カードと同じ1.0%、その他楽天ポイントカード加盟店で利用した場合も楽天カードと変わらない還元率です。
単純計算で年間7万円以上楽天市場でショッピングをする場合は、楽天ゴールドカードの方がお得ということになります。
4万円利用で年会費2,000円分のポイントを獲得することが出来ますが、楽天カードは同額利用した場合1,200円分のポイントを獲得できます。
楽天ゴールドカードで7万円利用すれば3,500円分のポイントを獲得できるため、楽天カードとの差額も埋まるということです。
海外旅行傷害保険が利用付帯
私個人的に楽天ゴールドカードの最大の弱点と考えているのが、海外旅行傷害保険が楽天カードと同じ内容ということです。
一般的にゴールドカードになると補償額なり、付帯条件なりが一般カードより優遇されますが、楽天ゴールドカードの場合は楽天カードに付帯されている海外旅行傷害保険と何も変わらないんです。
海外旅行傷害保険は利用付帯となり、補償額も最大2,000万円です。
最近では年会費無料のクレジットカードでも海外旅行傷害保険が自動付帯されているカードが出てきていますから、ゴールドカードで利用付帯となると大きな弱点となります。
海外旅行に行かない人や旅行はすべて楽天トラベルを利用し、楽天カードで支払っているという人には大きなデメリットにはならないかもしれませんが、一般的にはデメリットと考えられますね。
空港ラウンジなら楽天プレミアムカードがおすすめ
空港ラウンジの利用を考えて楽天ゴールドカードを検討している場合には、楽天プレミアムカードがおすすめです。
年会費は一般的なゴールドカードと変わらない10,000円(税抜)になりますが、空港ラウンジを利用する人にとっては最強コスパカードと言っても過言ではありません。
その理由が楽天プレミアムカードに付帯されている「プライオリティ・パス」です。
楽天プレミアムカードを保有しているだけで、世界1,200以上の空港ラウンジを無料利用できるプライオリティ・パスの最上級クラス プレステージ会員資格を無料で受けられます。
通常、プライオリティ・パスのプレステージ会員になるには年間US $429、日本円にして4万円強の会費が必要になるんです。
年会費1万円の楽天プレミアムカードで、年間4万円の会費が無料になるんですから、最強コスパと言われてもおかしくありませんよね。
プライオリティ・パスでは、航空会社や搭乗クラスに関係なく常に最高クラスのラウンジを利用できます。
プライオリティ・パスの対象ラウンジには、無料ドリンクや軽食、無料Wi-Fi、充電設備などが利用でき、中にはシャワールームや会議室が併設されているラウンジもあります。
空港ラウンジの利用に期待するのであれば楽天ゴールドカードよりも楽天プレミアムカードがおすすめです。
楽天ゴールドカードの審査基準
楽天ゴールドカードの審査は楽天カードと比較すると上位カードというだけあり、厳しい内容になりますが、その基準はあるのでしょうか。
審査難易度が高くなると言っても一般カードである楽天カードの審査は、銀行系や信販系クレジットカードよりも難易度が低く、中には審査の甘いクレジットカードとしている情報もあります。
そんな楽天カードよりも難易度が高い楽天ゴールドカードの審査基準を解説していきましょう。
楽天ゴールドカードの申込資格
まず楽天ゴールドカードの基本となる申込資格をおさらいしましょう。
【楽天ゴールドカードの申込資格】
- 学生を除く、20歳以上であること
- 安定した収入があること
- 楽天会員であること
楽天会員は無料で即日登録できますので、何ら問題はないでしょう。
楽天カードと大きく異なるのは「年齢」「安定した収入」と「学生全般が不可」という点になります。
楽天カードは高校生を除く18歳以上であれば、収入の有無に関係なく申し込みすることが出来ました。
しかし、楽天ゴールドカードは未成年に申込資格がなく、更には成人していても学生では申し込みができません。
そして最大の違いが安定した収入の有無です。
楽天ゴールドカードの最高利用可能枠は楽天カードの倍で200万円となりますし、年会費が格安であったとしてもゴールドカードとしてのステータスがあります。
これらに対して高い返済能力と高い信用力が求められるため、やはり安定した収入は外せないのでしょう。
職業により審査結果が左右するのか
ゴールドカードを手にできる職業というと医者や公務員、大企業の役職者などのイメージがありませんか?
このような職業の方々は年収云々よりも安定した収入を得られる職業と判断され、ゴールドカードの基準を満たしている場合が多いのは事実です。
しかし、実際に審査に影響するのは「職業・職種」ではなく「雇用形態」です。
楽天ゴールドカードに限りませんが、クレジットカード会社が求めるのは立派な職業に就いている人ではなく「安定した収入がある人」になります。
安定した収入とは、単に毎月お給料をもらって働いていることではありません。
クレジットカード会社は、期間に定めのない雇用形態で勤務できることが一番の安定収入と考えるんです。
パート、アルバイト、契約社員、派遣社員は一般的に期間に定めのある有期契約で、非正規雇用となります。
非正規雇用の場合、正規雇用の正社員と比較して職を失う可能性が高くなり、結果安定した収入を得にくいという判断になります。
また、自営業や中小企業の経営者の場合は経営状態が安定しないことから、収入が安定しないと考えられるのです。
楽天ゴールドカードの審査において職業は審査に大きく影響しませんが、雇用形態は正社員が大きく有利です。
勤続年数が審査に与える影響は?
楽天ゴールドカードの審査において勤続年数は長いほど評価されます。
勤続年数が長いということは、その間安定した収入を得られているということになるので、今後も安定した収入を得続けられると判断されるのです。
逆に勤続年数が1年未満の場合は、審査にマイナスの影響を及ぼします。
例えその前に10年間勤続していたとしても、申し込み時に勤続年数が1か月であればその年数が審査の対象になります。
もしも転職を考えている場合は、勤続年数が長いうちに申し込みすべきでしょう。
楽天ゴールドカードが求める年収
楽天ゴールドカードの審査において年収はとても重要な審査項目になります。
先に解説している通り、楽天カードと比較して最高利用可能枠が高額なのでその分の返済能力を求められるからです。
一昔前はゴールドカードというと年収1,000万円クラスのお金持ちにしか縁のない存在とされていましたが、昨今ではかなり審査基準が下がり多くの人が利用できるようになりました。
現在、一般的なゴールドカードで必要と言われる年収は300万円以上となりますが、楽天カードの場合、一般的なゴールドカードに位置するカードが楽天プレミアムカードになるため、楽天ゴールドカードの基準はもう少し甘いと考えられます。
楽天プレミアムカードで必要と言われている年収が200万円なので、楽天ゴールドカードの場合は年収が200万円未満でも審査に通過する可能性があります。
JCBやアメックス、三井住友カードなどゴールドカードの場合、300万円~350万円以上の年収が必要と言われていますので、楽天ゴールドカードは年収に関しては基準が低いと思って良いでしょう。
居住年数はスコアリングの加点対象
勤続年数と比べて収入に直結しないため、深く考えない人が多いようですが、居住年数も審査に影響を与えます。
居住年数が影響するのは、楽天カードの審査にも利用されるスコアリングです。
スコアリングにおいて居住年数は、長ければ長いほど点数が高くなるため審査に通過する可能性が高まります。
居住年数が長いということは、同じ家に長期間居住しているということなので、夜逃げなどによる貸倒れの可能性が少ないと判断されるのです。
また、賃貸住宅であれば長期間家賃を継続的に支払うことができていることがわかります。
一人暮らしよりも家族同居の方が審査に通りやすい
クレジットカードの申し込みでは家族構成の申告もあります。
細かい家族構成を聞かれるわけではありませんが、一人暮らしか親兄弟と暮らしているか、配偶者や子どもと暮らしているかがわかる範囲での申告を求められます。
家族構成では配偶者や親など同居家族がいる場合、一人暮らしより返済に対する信頼度が上がるためスコアリングの点数が高くなります。
一人暮らしの場合は、身軽に転居できることから返済に困った時に夜逃げされるリスクがあると考えます。
また、配偶者や子どもがいる場合は、申込者の経済力により家族を養うことが出来ていると判断され、評価が上がります。
クレヒスは審査に対する影響力が大きい
楽天ゴールドカードに限らず、どのクレジットカード会社でもどのランクのクレジットカードでも重視されるのがクレヒス(利用履歴)です。
個人信用情報機関に登録されている過去のクレジットカードやカードローンの利用履歴は、クレジットカードの審査をする上で非常に重要な情報となります。
個人信用情報機関が保管している今までに利用してきた金融商品の契約事項や返済状況は、申込者がどれだけ誠実に商品を利用してきたかを判断するのに最適なんです。
金融事故情報がある場合はもちろん審査に通ることはありませんが、ブラックリストに載らない程度の数日間の延滞やリボルビング払いの残高、キャッシング残高などたくさんの情報から新たにクレジットカードを発行して良い顧客であるかの判断ができます。
ブラックリストには登録されていないものの毎月返済が数日遅延していたり、年間数回返済の遅れがある場合、返済能力に不安があるため審査に落ちる可能性が出てきます。
また、リボルビング払いやキャッシングの残高が多い場合、円滑に返済ができていたとしても「お金に困っている」印象は否めません。
その場合、やはり楽天ゴールドカードの審査に通りづらくなってしまいます。
楽天ゴールドカードの審査に通ることを目的とする場合、キャッシングやリボルビング払いの残高はなるべく減らしておく方が良いでしょう。
楽天ゴールドカード申込時の注意点
楽天ゴールドカードに申し込みするうえで、知っておいてほしいことが2つだけあります。
これから解説する2点を念頭におき、あとは事実のままに申告して申し込みしましょう。
インビテーションと審査結果は別
既に楽天カードを利用している人には、楽天カード㈱から楽天ゴールドカードのインビテーション(招待)が届くことがあります。
インビテーションを受けると今まで自分が利用してきた楽天カードの実績が評価され、楽天ゴールドカードの審査基準を満たしたと思う人もいるでしょう。
実際ネット上では楽天カードに限らず、「インビテーションを受けて申し込みしたのに審査に落ちた」「審査に落とすならインビテーションを送らないでくれ」という声が目に付きます。
しかし、インビテーションと楽天ゴールドカードの審査は関係ありません。
確かにインビテーションは、楽天カードの利用実績が認められて「この顧客には上位カードに招待できるのではないか」と判断された人に対して送られてきます。
定かなインビテーション発行条件はわかりませんが、一般的には下記のような条件を達成している場合が多いです。
【一般的なインビテーション発行条件】
- 年間利用額が社内基準を超えている
- 返済の遅延や延滞がない
- 長期間、事故なく継続して利用がある
このような条件を満たし、更に楽天ゴールドカードの申込可能年齢の顧客にインビテーションを発行していると思われます。
しかし、20歳以上という年齢や学生でないということは、楽天カード入会時の申告内容でわかりますが、勤務先や年収の情報は変更されている可能性もありインビテーションを発行する時点でわかりません。
そのため、インビテーションを受け取ったが審査には落ちるということが発生するのでしょう。
もちろんその他にも審査条件があると推測できます。
インビテーションを受けるということは楽天ゴールドカードの最低条件を満たしていると考えることが出来ますが、インビテーション=楽天ゴールドカードの発行ではないことは知っておきましょう。
楽天カードでクレヒスを積み上げる
楽天ゴールドカードに申し込みするとクレヒスが重視されることはお伝えしていますね。
その中でもやはり一番楽天ゴールドカードへの近道とされるのが楽天カードでクレヒスを積み上げることです。
楽天カードを積極的に利用し、円滑な返済を繰り返していれば楽天ゴールドカードへの切り替え審査は最短1分で終了します。
自社のクレジットカードを誠実に利用してくれている実績が目に見えてわかると、個人信用情報機関の情報から読み取るよりもずっと信用力を高く評価してくれます。
安定した収入がある人であれば債務整理を経験した人でも改めて優良なクレヒスを積み上げることでゴールドカードユーザーになれる可能性は十分にあります。
クレヒスは時間をかけて積み上げていくものなので、今すぐに良く見せる術はありません。
クレジットカードやカードローン、ショッピングローンを利用する際は、常に健全で誠実な利用をすることを心がけておくと将来的に充実したクレジットカードライフを送ることが出来ます。
楽天ゴールドカードの審査に落ちる理由
楽天ゴールドカードの審査基準について解説してきましたが、最後に審査に落ちる理由を解説していきましょう。
楽天ゴールドカードに申し込みして審査に落ちてしまった方や、これから楽天ゴールドカードに申し込みするのに審査が不安な方必見です。
年収が不足している
年収が概ね200万円未満の場合、年収が理由で楽天ゴールドカードの審査に落ちる可能性があります。
楽天ゴールドカードは、一般的なゴールドカードに位置する楽天プレミアムカードにはおよびませんが、れっきとしたゴールドカードです。
年会費無料で無職の方でも審査に通る楽天カードとは違い、安定した収入を重視した審査をします。
安定した収入の判断には勤務先や勤続年数、雇用形態を参考にしますが、やはり年収は重要です。
楽天プレミアムカードが求める年収が200万円を言われているため、もう少し少額でも審査に通る可能性はありますが、楽天ゴールドカードの利用可能枠が最高200万円なことを考えると微妙なラインでしょう。
様々な情報から審査をしますので、厳密に年収がいくら以上なら審査に通過し、いくら以下なら審査に落ちるという基準はありませんが、雇用形態と年収のバランスは重要です。
正規雇用の場合は、多少年収が低くても長期的に安定した収入を得られると判断されますが、非正規雇用の場合は正規雇用以上に年収に求める割合が増加すると思っておくと良いでしょう。
クレヒスが少ない
クレヒスがまったくない「ホワイト」や「スーパーホワイト」または、クレヒスが少ない場合は楽天ゴールドカードの審査に落ちる可能性があります。
個人信用情報機関に登録されているクレヒスはクレジットカードの履歴書のようなもの。
履歴書なしで就職やアルバイトの面接に言っても採用される可能性が低くなるのと同じことです。
特にクレヒスがまったくない「ホワイト」と「スーパーホワイト」の場合、信用力の判断がまったくできません。
更に金融事故によるブラックリスト明けの可能性を秘めてしまうので、審査に落ちる可能性が高くなってしまうのです。
もしもクレヒスが少なかったり、ホワイトの場合は、楽天ゴールドカードではなく楽天カードを作り、クレヒスを積み上げることをおすすめします。
自社の一般カードで良いクレヒスが積み上げられれば次の機会に楽天ゴールドカードへ切り替え申し込みをすることで、驚くほどスムーズに審査に通過することもあります。
クレヒスの状態を確認する場合は、個人信用情報機関に信用情報の開示請求をすることができますので、下記記事を参照のうえ請求してみると良いでしょう。
他社借入額が多い
他社の借入額が多額な場合、楽天ゴールドカードの審査に通過できる可能性が低くなります。
他社借入額はクレジットカードのキャッシングやカードローンで現金を借りている残高なので、借入額が多いと「お金に困っている人」と思われてしまいます。
ショッピングの残高とはまったく違う判断になるんです。
特に借入額が申告年収の3分の1を超えている場合は、総量規制に引っ掛かってしまうため審査に落ちてしまいます。
また、一般的に100万円を超える借入残高があると審査に通りにくいとも言われています。
楽天ゴールドカードの審査に通過するためには、他社の借入残高をできるだけ返済してから申し込みをすると良いでしょう。
まとめ
楽天ゴールドカードは、格安年会費と厳選されたサービスで楽天カードになかった魅力を持ったゴールドカードです。
その分審査基準は高くなりますが一般的なゴールドカードと比較すると通過しやすい要素もあり、初めてのゴールドカードとして利用するには打ってつけのカードでしょう。
楽天市場などの楽天サービスを利用する人はポイント還元で年会費分は簡単に取り戻せてしまうので、現在楽天カードや楽天市場を利用している人は積極的に申し込みを検討してみてくださいね。