消費者金融

サラ金とは?消費者金融とは意味が違うの?わかりやすく解説!

サラ金とは?消費者金融とは違うの?

「サラ金」という言葉を聞くと「お金を借りたけれど高金利でお金が払えず、自己破産してしまった」とか「お金が返せないと、取り立てが怖くて夜も眠れない」など、サラ金という言葉に怖いイメージをお持ちの方も少なくありません。

サラ金消費者金融とはどう違うのか?

また、サラ金から消費者金融へと変わっていった経緯や、街金、ヤミ金との違いなどを紹介しますので、参考にして下さい。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

サラ金とは?消費者金融とは意味が違うの?

サラ金とは?

《「サラリーマン金融」の略》サラリーマン・主婦などの消費者個人を対象に、貸金業者が融資をする高金利の小口金融。また、その業者。
引用:コトバンク「サラ金

サラ金は簡単にいうと昔の消費者金融のことで、現在では「サラ金」という呼び方をする事はほとんどなくなっています。

プロミスアコムアイフル、などの大手消費者金融もサラ金時代から営業をしていて、吸収、合併を重ねて今の形になりました。

消費者金融と呼ばれるようになった理由は様々ですが、やはりサラ金という悪いイメージを払拭したい意味合いも込められています。

サラ金と呼ばれた語源は?

消費者金融が設立された発祥当時の呼び方は「団地金融」や「勤め人信用貸し」などと呼ばれ、サラリーマンを対象に当時から無担保、無保証でお金を貸していました。

当時のサラリーマンは終身雇用や将来の収入も保証された花形職業で、当時は団地に住むには相当な所得が必要でした。そのため団地居住者は信用度が高く、その信用度でお金を貸し付けていました。

その当時は「サラリーマン金融(サラ金)とか「庶民金融」とも呼ばれていましたが、現在は「消費者金融」と呼ぶのが一般的となっています。

消費者金融とは?

消費者金融は貸金業法に従って無担保でお金を貸す、一般の個人を対象とした金融サービスを行う金融機関のことです。

基本的には無担保・無保証人で利用できる場合が多く、安定した一定の収入があればアルバイトやパートの方でも、申込者本人の信用を担保にお金を借りることができます。

消費者金融には大手から中小の規模の会社まで数多くありますが、大手と中小では融資対象者やサービスに違いがあります。

例えば大手消費者金融ではカードローン形式による「極度貸付」になるため融資枠内であれば自由に借入や返済できます。

一方の中小消費者金融では「証書貸付」といって、お金を借りるごとに契約が必要になる貸付方法が多くなっています。

近年では大手消費者金融は消費者金融、中小消費者金融をサラ金と呼び分ける傾向もあるようです。

サラ金は危ない消費者金融のこと?街金やヤミ金との違いは?

サラ金と聞くとやはり怖いイメージを持ちますし、危ない消費者金融というイメージがありますよね。

サラ金は昔の消費者金融の呼称ですが、似た言葉に「街金」や「ヤミ金」などがあります。

サラ金時代に近い?街金(中小消費者金融)とは

街金とは、アコムプロミスなどCMでもよく知られている大手消費者金融以外の中小消費者金融のことです。

地方都市に存在し地域を中心に小口の融資を行なっていて、大手と比べ融資対象者やサービスなどに違いがあります。

本来地元を中心にした地域密着型の貸金業を営んでいましたが、最近ではインターネット申込を取り入れるようになり、地元だけでなく全国展開をしているところ業者も増えています。

中小消費者金融の融資対象

大手消費者金融や銀行カードローンへ申込をしても、過去に延滞や債務整理をした事があるいわゆる「金融ブラック」と呼ばれる人が、新たにカードローンの申込をしても審査に通る事はありません。

しかし、中堅消費者金融が顧客対象としているのは、大手の審査に通らなかった人や、いわゆる「金融ブラック」と呼ばれる人を対象にしているので、大手の審査に通らなかったとしても、中小消費者金融なら借りられる可能性があるという違いがあります。

中小消費者金融の審査基準

中小消費者金融も自社の基準を基に審査を行いますが、大手消費者金融と違い、過去のデータにとらわれずに審査を行っているところも多く、面談形式や電話での審査方法ならではの良い面があります。

たとえば、過去に金融事故を起こし、信用情報機関の個人情報に事故情報が記録されていると大手だと審査に通る事はありません。

しかし、中小消費者金融のような、担当者との対面形式の審査なら返済が遅れた理由を、正直に伝える事ができます。

延滞した理由が仕方のない理由であれば過去に金融事故を起こしていても、担当者が現状を見て「お金を貸しても返済が出来る」と判断すれば融資を受けられる事があります。

サラ金とヤミ金の違い

カードローンの契約を大手消費者金融と交わすのであれば何の問題もありませんが、中小消費者金融へ申し込む際には注意しなければならない事があります。

それは、中小消費者金融に混じって「ヤミ金」と言う悪徳業者も存在しているという事です。

「ヤミ金」とは業者登録をせずに貸金業を行っている業者の事で、高い金利でお金を貸付たり、返済できない時は会社や家まで押しかけてきて返済をせまるなどの違法行為を行う業者です。

「ヤミ金」も中小消費者金融と同じ、大手で借りられなかった人や、金融ブラックになっている人を融資対象にしています。

そのためインターネット上でも「必ず貸します」とか「審査なしで即日融資OK」「借り入れ件数関係なし」などといった広告を出して顧客を募っています。

ほかで借りることが出来ない状況で急にお金が必要になった時は、ワラにもすがる思いでヤミ金からお金を借りてしまったという人も少なく在りません。

しかし、一度「ヤミ金」に手を出してしまうと、個人で解決する事は難しく、警察や弁護士に依頼しなければならなくなります。

業者を選ぶ時は正規の貸金業者か「ヤミ金」かの見極めが重要になります。

ヤミ金はどう見分ける?

貸金業を営む場合は、都道府県へ届けて登録する事が義務付けられているので、正規の貸金業者は必ずこの登録番号を持っています。

貸金業者が広告を掲載する時は、登録番号や商号、所在地、代表者名、代表電話番号などを必ず明示しなければならない事になっています。

正規の貸金業者かどうかを調べるには、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」から登録番号や商号などのどれかひとつの項目を入力して検索すると、該当する貸金業者があれば表示されます。

検索結果の内容と広告の記載内容が違うときは、ヤミ金の可能性が高いと考えましょう。

サラ金時代から大きく変わった消費者金融の4つの特徴

ネットも普及していなかったサラ金時代、情報の少ない社会の中で借りすぎ、貸しすぎによる借金地獄が蔓延していました。

今でこそ安全に利用ができる消費者金融ですが、サラ金時代と大きく変わった4つの特徴をみていきましょう!

【web申し込み】ネットを使った手軽な申し込みが主流に

サラ金時代 来店申し込みが必須(大手消費者金融には自動契約機あり)
消費者金融 来店不要のネット申し込みが主流

インターネットが普及し、スマホからも手軽に申し込みができるようになりました。

基本的な申し込み条件は「20歳以上の安定した収入がある方」と変わりはありませんが、申し込みが便利になったことで利用者も増えています。

【過剰貸付の抑制】サラ金地獄をなくすために定められた総量規制

サラ金時代 融資額に法的な制限なし
消費者金融 総量規制に基づいて個人の年収の3分の1を上限にする

サラ金時代は、融資に関する制限はなく、貸せると思った人にはどんどん貸付をします。

やがて利用者は返済が続けられなくなり、返済のために新たな借り入れをするという自転車操業を繰り返し、返済できなくなるとやくざまがいの取り立てで夜逃げや、自殺をするという事が社会問題になりました。

そのため当時は「サラ金は怖い」という印象をもっている人が多かったのですが、2006年に「消費者を守る」という立場から、金融庁が貸金業法の改正を行います。

貸金業法は2010年から完全施行となり、その中でも「年収の3分の1を超える貸付を原則禁止する」という総量規制が新たに導入されました。

その他、金利の上限や融資限度額、取立て方法など法律で厳しく規制されるようになりサラ金時代と違って格段に安全性が高くなっています。

【上限金利の引き下げ】高金利がなくなり法定金利が定められた

サラ金時代 出資法29.2%を上限に利息制限法違反への罰則はなし
消費者金融 利息制限法違反への罰則と出資法の見直し

消費者金融の上限金利は「利息制限法」と「出資法」いう二つの法律で規制されています。

しかし2006年の貸金業法の改正前、利息制限法では(15~20%)、出資法では(29.2%)というように、この二つの法律の定める金利の上限はそれぞれ異なっていました。

そして出資法の29.2%を超える上限金利では刑事罰対象となりましたが、出資法と利息制限法の上限金利の間の金利帯(15~20%から29.2%の間)はグレーゾーンとして、ある一定要件を満たすと有効とみなされていました。

いわゆる「グレーゾーン金利訴訟」が始まったのはこれが原因です。

現在は出資法の上限金利が29.2%から20%に引き下げられ、グレーゾーン金利は撤廃。
現在でも出資法と利息制限法の上限金利には差がある部分はあるものの、

  • 利息制限法の上限を超過した分は超過部分が無効・行政処分の対象
  • 出資法の上限を超える部分は刑事罰の対象

    となっており、以前のような高金利で融資する事はなくなりました。

    【取立規制の強化】サラ金時代の恐怖の取り立てがなくなった

    サラ金時代 保証人へも強制連絡をして恐ろしい取立て
    消費者金融 取りたてのガイドラインが定められた

    サラ金時代に行われていた人を脅して従わせるような恐怖の取り立ては、改正貸金業法21条第1項により違法な消費者金融の取り立て行為として以下のように具体的に定められ、罰則の引き上げにより厳しく規制されるようになりました。

    • 正当な理由なく夜間や早朝に自宅を訪問する行為
    • 返済や連絡をした、または連絡を受ける時期を申告した場合に、正当な理由なく夜間や早朝に時間に電話やFAX、訪問などする行為
    • 正当な理由なく勤務先など自宅以外へ電話やFAX、訪問などする行為
    • 退去するよう意思表示したにも関わらず家や勤務先などその場に居座る行為
    • 張り紙や立て看板などの方法で借入やプライベートに関する事実を明らかにする行為
    • 貸金業者や家族など他者からの借入により返済するよう要求する行為
    • 家族や友人など他者への取り立て行為
    • 家族等が取り立てに協力することを拒否している場合に無理やり協力するよう要求する行為
    • 弁護士や司法書士が介入しているにも関わらず債務者と接触しようとする行為
    • 債権者にこれらいずれか(6を除く)の禁止行為をするぞと予告する行為

      以上のような違法な取立行為があった場合、2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金またはその両方が科されます。

      消費者金融、銀行、クレジットカードのメリットデメリットは?

      お金借りるなら、いくら、いつまでに必要なのか、そして返済期間をいつまでと考えているのかによって適切な借入先が変わります。

      大手消費者金融と中小消費者金融でもその特徴は大きく違いますし、そのほかにもお金を借りるキャッシングサービスには銀行やクレジットカードなどがあります。それぞれの特徴を表で見てみましょう。

      大手消費者金融
      のカードローン
      中小消費者金融 銀行
      カードローン
      クレジットカード
      キャッシング
      金利 上限18%程度 上限20%程度 上限14.5%程度 上限18%程度
      限度額 500〜800万円 50〜500万円 500〜800万円 10〜100万円
      融資スピード 最短即日 最短即日
      ただし来店必須の場合も
      最短翌日 キャッシング機能が
      ある場合は即時、
      なければ最短即日〜1週間程
      審査難易度 比較的柔軟 比較的柔軟
      大手に落ちた
      方の受皿
      比較的厳しい カードによる
      総量規制 あり あり なし あり
      無利息期間 あり
      SMBCモビットはなし
      ごく一部であり ごく一部であり ごく一部であり
      返済方法 インターネット返済、口座振替、振込、
      ATM、アプリ
      振込 口座振替、ATM、振込 口座振替
      カード 専用のカードがある
      カードレスも可
      ごく一部で専用の
      カードがあるところも
      専用のカードもしくは
      銀行のキャッシュ
      カードにローン機能
      を付与
      クレジットカードに
      キャッシング枠
      信頼性や知名度 知名度が高い
      多くが銀行
      グループ傘下
      知名度が低い
      正規業者か
      ヤミ金かの
      見極めが必要
      信頼性や知名度が
      高く安心
      知名度が高い
      クレジットカード会社
      が多い

      最短即日融資が可能で、申し込みもネットで完結、借り入れも返済も利便性が高いのは大手消費者金融です。

      大手消費者金融のメリットデメリット

      • 最短即日融資が可能
      • 金利は高いが無利息サービスがある
      • 借り入れも返済も方法が充実しており手数料無料の方法がある
      • カードレスキャッシングも主流
      • 他社からの借り入れが3社以上なら審査が厳しい

      申し込みから融資まで、そして借り入れや返済もスピードが魅力の大手消費者金融は最短即日融資が可能です。

      また、24時間いつでも借り入れができる振込キャッシングの対応もあり、最近では専用アプリをダウンロードするとカードレスでセブン銀行ATMから借り入れや返済ができるようになりました。

      金利の高さは不安ですが、無利息サービスを活用して短期間に完済できる借り入れに向いています。

      中小消費者金融のメリットデメリット

      • ネット申し込み後、契約は来店が必要になる場合が多い
      • 返済は銀行振り込みが多い
      • カードが発行されず証書貸付になる
      • 金利が高い
      • 他社からの借り入れ4社まで対応

      カードが発行されないためATMの利用はできず、利便性が高いものではありません。
      金利が高いため、短期間に完済できる借り入れで計画を立てると良いでしょう。

      銀行カードローンの審査にも通らない、大手消費者金融の審査にも通らないという方は中小消費者金融が他社借り入れ4社以内まで対応しており可能性があります。

      銀行カードローンのメリットデメリット

      • 即日融資ができない
      • 他社からの借り入れ件数が2社以上なら審査が厳しい
      • 金利が低めの銀行カードローンが多い
      • 絶対にヤミ金ではないという安心
      • ATMで借り入れ、口座引き落としで返済が基本の形

      銀行カードローンで即日融資ができなくなったのは2018年1月です。審査のひとつに警察庁への照会も加わり、反社会勢力を排除する目的とともに審査に時間がかかるようになりました。

      最大の魅力は金利の低さにあり、銀行カードローンの一般的な上限金利は14.5%前後です。

      クレジットカードキャッシングのメリットデメリット

      • すでにキャッシング枠があれば即時利用可能だが即日融資ができない
      • 海外での利用が可能
      • 金利は高め
      • 翌月一括返済が基本だが最近はリボ払いも
      • 利用枠は10~100万円だが50万円以下がほとんど

      クレジットカードのメイン機能はあくまでショッピング機能であり、そのショッピング枠に含まれる形で利用可能なのがキャッシング枠です。少額になるケースがほとんどであり、10~50万円が相場です。

      すでにキャッシング枠が設けられている場合には審査なしで利用可能ですが、キャッシング枠がない場合や、これからカードを申し込んで郵送されてくるカードを受け取ってキャッシングできるまでには、数日~1週間程度はかかるのが一般的です。

      サラ金時代の借り入れは時効になる?よく聞く話の真相は?

      まだ消費者金融がサラ金と呼ばれ、法定金利以上を設定していた恐ろしい時代。実は、サラ金時代の借金を放置しているという方は少なくありません。

      納得できない金利だと気がついた、支払う意思がなくなったなどきっかけはさまざまあるようですが、たとえ法定金利上であっても過払い金があったとしても、対策を講じなければその借金は消えません。

      消費者金融の時効は5年です。しかし時効の援用などが行われ、10年の時効となるのが一般的です。

      時効を成立させるためには、10年経ったら自動的に成立というのではなく、借入先に返済の義務が消滅したことを知らせる内容証明を送らなくてはなりません。

      個人で内容証明を送るには正しい判断ができない可能性があります。弁護士などの専門家に相談をしましょう。

      まとめ

      一時期「サラ金は怖い」と思われていましたが、貸金業法の改正以降は、手軽に安心してお金が借りられるようになりました。

      今では、消費者金融(サラ金)は日常生活の中で便利なツールとして多くの人が利用しています。

      「急にお金が必要になった時」や「給料日までお金が持たない」という時はカードローンの利用も方法のひとつです。

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