カードローン

住信SBIネット銀行カードローンの返済方法と返済額を具体例で解説

住信SBIネット銀行は実店舗や自前のATMがないネット専業銀行ですが、多くのローン商品を取り揃えていることで知られています。

とくに低金利で使いやすいカードローンは、利用者から高く評価されています。

しかし、返済方法と返済額の決め方も特徴的ですので、内容を良く理解したうえで上手に使っていきましょう。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

住信SBIネット銀行カードローンの返済の基本

毎月5日の自動引き落とし

住信SBIネット銀行カードローンは、指定された口座に返済金額を入金しておき、毎月5日に自動引き落としで返済するシステムを採っています。

自動引き落としが行われるときの手数料を払う必要はありません。

【自動引き落としによる返済の手順】

1.毎月1日に返済日と返済金額が記載されたメールが届く。

2.毎月4日までに住信SBIネット銀行の円普通預金口座に返済額を用意しておく。

3.毎月5日の返済日に返済額が自動引き落としされる。5日が土日祝日の場合には翌営業日に引き落とし。

4.引き落としされた時点でその月の返済が完了する。

住信SBIネット銀行の円普通預金口座に必要な金額が入金されていないとき、カードローンの自動引き落としは正常に実行されません。

1円でも足りなければ引き落としは掛からないので、毎月1日のメールが届いた時点で金額を確認しておきましょう。

カードローンの引き落としが正常に行われないとき、住信SBIネット銀行から「延滞者」として扱われます。

毎月の返済額

住信SBIネット銀行カードローンには、「プレミアムコース」と「スタンダードコース」の2つのコースがありますが、違いは金利と限度額のみです。

約定返済の返済額についてコースごとの違いはありません。
借入残高ごとに返済額が変動する方式で返済額が決定されます。

・住信SBIネット銀行カードローンの返済額

借入残高 約定返済額
10万円以下 2000円
10万円超~20万円 4000円
20万円超~40万円 6000円
40万円超~60万円 8000円
60万円超~80万円 1万1000円
80万円超~100万円 1万5000円
100万円超~150万円 2万円
150万円超~300万円 2万5000円
300万円超~400万円 3万円
以後、借入残高100万円増えるごとに+1万円

・他の金融機関カードローンとの約定返済額の比較

金融機関名 借入残高50万円 借入残高100万円
住信SBIネット銀行 8000円 1万5000円
三井住友銀行 1万円 1万5000円
オリックス銀行 9000円 1万5000円
SMBCモビット 1万3000円 2万6000円

住信SBIネット銀行の約定返済額は他の金融機関に比較すると低めと言えるでしょう。

ただ、毎月の負担が軽いだけ利息が膨らみやすいので、繰り上げ返済は必須でしょう。

手数料無料の提携ATM

住信SBIネット銀行の口座にお金が入っていない場合には、提携ATMで返済しても良いでしょう。
提携ATMから返済額を入金しても利用手数料はかかりません。

住信SBIネット銀行は、ネット専業銀行であるため、自前のATMを持っていません。
そのため、現金を取り扱うには必ず提携ATMを利用しなければなりません。

店舗を持っている銀行なら、自行のATMなら手数料無料で、提携ATMでは有料ということも可能ですが、ネット専業銀行でそのシステムを採用すると、ユーザーに負担をかけることになります。

そのため、多くのネット銀行では提携ATMでの手数料を無料としています

。住信SBIネット銀行でも多くの提携ATMで手数料が無料です。

【手数料無料で入金できる提携ATM】

提携ATM 設置場所
セブン銀行 セブンイレブン、イトーヨーカドー
ローソン銀行 ローソン
イオン銀行 ミニストップ、イオン
イーネット ファミリーマートなど

セブンイレブンやローソンは全国各地に店舗がありますし、イトーヨーカドーも各地に店舗を出しています。

それらに設置された提携ATMを利用すれば住信SBIネット銀行の口座に手数料無料で返済額を入金することができます。

住信SBIネット銀行カードローンを利用している人は、自宅や会社の近くの提携ATMを利用しましょう。

返済額を抑えるには随時返済する

随時返済のメリット

住信SBIネット銀行の返済額を抑えたい人は、随時返済をしていきましょう。

随時返済とは、毎月の返済に加えて任意の金額を返済することです。

住信SBIネット銀行カードローンでは、毎月決まった額が自動引き落としされますが、それとは別に自分が希望するタイミングに返済ができます。

随時返済すると、自動引き落としにだけ頼って返済するよりも最終的な利息は少なく済みます。

自動引き落としに加えて随時返済するメリットには、以下のようなものが挙げられます。

・完済までの期間が短縮される。

・支払う利息を抑えることができる。

・自宅や勤務先からでもできる。

・コンビニやスーパーなどの提携ATMから返済できる。

・住信SBIネット銀行の場合は、提携ATMの利用手数料がかからない。

随時返済すると、そのまま元金の返済に充てられるため返済期間を短くすることができます。

返済期間が短くなると、支払い月の数が少なくなるので必然的に利息を抑えることができます。

住信SBIネット銀行は提携ATMの利用手数料がかからないので、無駄なお金を支払う必要もありません。

実際に随時返済してみると

実際に住信SBIネット銀行カードローンで随時返済することをシミュレーションしてみましょう。

たとえば、住信SBIネット銀行カードローンから30万円借入して、約定返済のみで返済した場合と、それに加えて随時返済をした場合とを比較すると以下のようになります。

・随時返済のシミュレーション

返済額 完済までの期間 総利息額
約定返済のみ 12ヶ月 2万4566円
約定返済+3000円 11ヶ月 2万1458円
約定返済+5000円 10ヶ月 2万171円
約定返済+1万円 9ヶ月 1万7606円

随時返済を行わない場合には完済まで12ヶ月かかりますが、毎月1万円をプラスして随時返済すると返済期間は9ヶ月に短縮されます。

また、住信SBIネット銀行に支払う利息額も7000円ほど減って返済負担が軽くなりました。

随時返済でこれだけお得に

毎月の返済額が低額な住信SBIネット銀行では、返済を自動引き落としに任せていると、なかなか残債が減りません。

そこで随時返済をすると、ぐっと返済回数や総返済額が減ります。

住信SBIネット銀行の魅力のひとつに低金利が挙げられます。

とくに「プレミアムコース」は金利が年率7.99%と非常な低金利です。
それでも、やはり返済回数が延びればその分だけ返済負担は重くなります。

プレミアムコースで100万円を借入して約定返済のみで返済した場合と、毎月5万円を返済した場合で比較すると以下のようになります。

・プレミアムコースで100万円を借入したシミュレーション(金利7.99%)

返済額 返済期間 返済総額
約定返済のみ 241ヶ月(20年1ヶ月 158万4917円
毎月5万円を返済 22ヶ月(1年10ヶ月) 107万6755円
毎月5万円を返済
(スタンダードコース)
24ヶ月(2年) 115万5253円

自動引き落としのみで返済したプレミアムコースよりも、積極的に随時返済を行ったスタンダードコースのほうが40万円以上もお得になっています。

利息を節約したいと考えるときに重要なのは金利よりも返済期間です。
できるだけお得に利用したいのであれば、余裕のあるときに積極的な随時返済を行いましょう。

住信SBIネット銀行の返済でのデメリットとは

自行口座からしか返済できない

住信SBIネット銀行カードローンの利用では「住信SBIネット銀行」の口座開設が必須です。

また、毎月の返済はこの口座から自動引き落とし以外の方法しかありません。

そのため、普段から住信SBIネット銀行を利用していない場合には、「新規に口座を開設して、その口座へ毎月決まった金額を入金しておいて自動引き落としを済ませて確認する」という必要があります。

普段使っていない口座にいちいちローン返済のために入金を行うのは、いかにも面倒です。

普段から使っている口座を引き落とし先にしておくのと比較すると、返済忘れによって延滞してしまうリスクも高くなります。

普段から住信SBIネット銀行の口座を使っているなら何も問題ないところですが、メインバンクが他にあってそこから毎月振込をしなければならないという使い勝手の悪さは気になるところでしょう。

ただ、住信SBIネット銀行には「定額自動入金サービス」というサービスがあり、これを使うと同じ名義の他行口座から特定の金額を定期的に自動的に振替するという機能があります。

住信SBIネット銀行を「借入用の銀行」にしか使わない場合には、定額自動入金サービスへの登録は必須と言えます。

毎月の返済額が低すぎる

住信SBIネット銀行の毎月の返済額は、カードローンとしてかなり低い部類に入ります。

たとえば、借入額が100万円のときに住信SBIネット銀行カードローンの返済額は毎月1万5000円ですが、同じ条件のとき大手消費者金融のプロミスは毎月最低返済額は2万6000円です。

もし、住信SBIネット銀行をおまとめローンとして使うのであれば、これは大きなメリットにもなりますが、毎月の返済負担が軽いことは一概にメリットとも言えません。

というのも、毎月の返済負担が軽いということは、元金の返済も長期化するからです。

返済が長期化すれば、その分利息も毎月支払っていくので最終的な利息額は高額になる傾向があります。

たとえば、住信SBIネット銀行プレミアムコースで金利が年率5.99%、借入額250万円を借りた場合、返済は以下のようになります。

・住信SBIネット銀行プレミアムコースの返済例

返済額 最終返済額 返済回数
毎月自動引き落としのみで返済 378万7960円 317回(26年5ヶ月)
毎月2万5000円を返済 347万1199円 139回(11年7ヶ月)
毎月4万円を返済 300万3852円 76回(6年4ヶ月)
毎月5万円を返済 288万3241円 57回(4年9ヶ月)

ちなみに、同じ250万円を金利15%のアコムで借りて、アコムの最低返済額である7万5000円で返済を継続した場合、最終返済額は325万4456円、返済回数は44回で返済期間は3年6ヶ月となり、自動引き落としに任せっきりにしたプレミアムコースよりも返済額が少なくなります。

このように毎月の返済を自動引き落としに任せっきりにしてしまうと、低金利のプレミアムコースでさえ合計100万円以上の利息が発生します。

金利が高い消費者金融で借りた場合よりも損する結果になります。

ただ、これも「毎月の返済負担が軽いと、生活は楽になるが長期間にわたって多額の利息を取られる」こと、「毎月の返済負担が重いほど返済は早く、長期的にはお得に借りられる」ということをわきまえておけば問題ないでしょう。

そもそも審査が厳しい

住信SBIネット銀行カードローンは業界でトップクラスの低金利、高額融資のローンとして知られています。

金利はプレミアムコースで「0.99%~7.99%」、スタンダードコースで「8.99%~14.79%」、限度額は10万円から1200万円と高額です。

ただ、誰でもこの超低金利で大きな金額を借りられるわけではありません。0.99%という金利が適用されるには、以下の条件を満たす必要があります。

・1100万円を超える限度額を設定されている。つまり年収が2000万円以上はある。

・SBI証券口座保有登録者または住信SBIネット銀行の住宅ローンを組んでいる。

・ミライノカード(JCB)を保有しており、住信SBIネット銀行の口座を引き落とし口座に指定している。

ネットには口コミ情報や体験談が数多く寄せられていますが、それによるとプレミアムコースが適用される目安は年収400万円以上の人です。

他社でのキャッシング債務があったり、自営業など不安定とみなされる職業であれば、年収が400万円あってもプレミアムコースが適用されません。

住信SBIネット銀行カードローンはローン商品として確かに魅力的ですが、そもそも審査に通るのが困難です。

逆に年収の条件を満たしており、他にローンの残債がないという人や個人属性に自信があるという人にはおすすめできるカードローンです。

まとめ

住信SBIネット銀行カードローンは毎月の返済額が低いだけに、返済が長期化しやすいというデメリットがあります。

積極的に随時返済をして、利息を抑えるようにしましょう。約定返済にだけ頼っていると、最終的にはかなりの金額を支払うことになってしまいます。

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