SMBCモビット

SMBCモビットATMの借り方や返済の流れと使えない時の対処法

SMBCモビットではATMで借入や返済ができます。

ただし、SMBCモビットの郵便物や電話連絡なしで申し込めるWEB完結申込では、モビットカードが発行されないので、アプリによるスマホATM取引で借入と返済を行います。

カード発行の有無はローンの申し込み方法によって決まります。
借入や返済でATMを利用するかを検討して、申し込み手続きをはじめましょう。

SMBCモビットは、直営ATMがないのでコンビニや金融機関等の提携ATMを利用します。

提携ATMは全国に14万台以上設置されていて、いつでも便利に利用しやすいですが、手数料がかかる点に注意が必要です。

この記事では、SMBCモビットでのATM利用方法を詳細に解説しています。

さらに、いつ借入や返済ができるのか、どこにSMBCモビットのATMがあるのか、具体的な借入方法や返済方法もすぐにわかります。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)・CFP認定者・ 貸金業取扱主任者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

SMBCモビットのATMでの借り方

SMBCモビットで、ATMを利用した借り方を確認しておきましょう。

モビットカードを使った借入だけでなく、アプリのダウンロード後に利用できるスマホATM取引での借入も可能です。

提携ATMで借り入れする場合の操作方法

SMBCモビットでは、自社ATMがありませんのでATMでの借入は、すべて提携ATMで行うことになります。

提携ATMには金融機関やコンビニなどがありますが、具体的にコンビニATMを利用した場合の借り方の代表例をご紹介しましょう。

とても簡単に借入ができます。

ローンカードをコンビニATMに挿入したあと、以下の流れで取引を進めます。

  1. 「お引き出し」ボタンを選択
  2. 暗証番号を入力
  3. 引き出す金額を入力
  4. 内容を確認して「確認」を押す

ATMでの借り方は銀行キャッシュカードの使い方と同じで、難しくありませんね。

カードなしで借入!セブン銀行「スマホATM取引」

ローンカードを使わない借入方法として代表的なのがセブン銀行「スマホATM取引」です。

SMBCモビットのアプリをスマホにダウンロードすることで、セブン銀行ATMでカードを使わずに借入が可能です。

ただし「セブン銀行でしか使えない」「ローンカードの利用と同じく手数料は発生する」点には注意が必要でしょう。

セブン銀行ATMは、セブンイレブンを良く使う人なら便利に借入や返済できるでしょう。

セブン銀行「スマホATM取引」の手続き方法

セブン銀行「スマホATM取引」で手続き手順は以下とおりに進めます。

  1. SMBCモビットのアプリにログイン、セブン銀行「スマホATM取引」をタップ
  2. 「ご出金(借入)」をタップ
  3. 利用可能額を確認する
  4. セブン銀行ATMで「スマートフォンの取り引き」を選択
  5. 「出金・入金」をタッチ QRコードをスマホで読み取る
  6. SMBCモビットのアプリで表示される「企業番号」を確認
  7. 6の企業番号をセブン銀行ATMに入力
  8. セブン銀行ATMに暗証番号を入力
  9. 借り入れする金額を入力
  10. 紙幣と明細を受け取る

手順を見るとやることが多く感じるかもしれません。

しかし、カードと比べるとスマホで読み取る作業と企業番号を入力する手順が増えただけなので、さほど面倒さはありません。

最初にATM画面に表示されるボタンのうち、「ご出金」ではなく「ご入金」を選択すれば、まったく同じ方法で返済も可能です。

アプリをダウンロードしておくだけで、カードが手元にない時でも取引ができます。

ATMを使わない借入の振込みキャッシング

ATMを利用してくても「振込キャッシング」による借入が可能です。
指定した口座に、SMBCモビットからの振込によって融資してもらえます。

この方法ならローンカードが不要で、入会契約をした直後に振込ができます。

またSMBCモビットからの銀行口座の指定がないので、新しく口座を準備等もないメリットもあります。

他の消費者金融系カードローンは、振込先の銀行口座が限定されている場合がありますが、SMBCモビットならどの銀行口座でも指定が可能です。

ただし、WEB完結申込を選択した方は、振込先として登録できる口座が「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「ゆうちょ銀行」のいずれかに限られる点には注意が必要です。

WEB完結申込では、指定された4銀行の口座を開設済みであることが申込の条件となっています。
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれの口座も持っていなければ、WEB完結での申し込み手続きをスタートできません。

SMBCモビットのATMでの返済方法

SMBCモビットでのATMによる返済方法を確かめておきましょう。

申し込みの段階から返済方法を具体的に考えておくと、スムーズな返済が可能になります。

提携ATMで返済する場合の操作方法

コンビニでの返済手順を紹介します。

  1. 「その他のお取り引き」を選択
  2. 「クレジットカード」を選択してカードを挿入
  3. 「ご返済」を選択
  4. 手数料についてを確認し「確認」を選択
  5. 暗証番号の入力後「カードローンのご返済」を選択
  6. 紙幣を投入して、画面に表示された金額と確認。一致していれば「確認」を選択

以上のステップでATM返済は可能です。

設置ATMにより多少手順は異なる場合もありますが、借入と同様に銀行のキャッシュカードでの入金とあまり変わらない手順で返済ができます。

返済日前にATMで返済したらどうなる?

ATMで返済する場合は「ATM返済型」で契約しましょう。

SMBCモビットの返済期日は「毎月5日・15日・25日・月末」から選択できます。

返済期日について例をあげて確かめておきましょう。

【例】毎月15日を返済期日とする場合

たとえば前回返済日が6月15日だった場合、翌6月16日から7月15日が返済期間となります。

返済期間中であれば返済期日よりも前に返済したとしても、たとえば6月30日に返済すると7月15日分の返済が完了したと判断されます。

お金の都合に応じた返済計画を立てやすい点もATM返済のメリットと言えます。

追加返済(臨時返済)も可能

SMBCモビットの返済の基本は「毎月一回の決められた日に返済」する「約定返済」ですが、手元のお金に余裕があれば約定返済に加えて追加返済(臨時返済)もできます。

資金に余裕がある時に臨時返済をすることで、以下のメリットがあります。

  • 返済期間が短くなって早く返済義務から解放される
  • 利息が少なくなって総返済額が少なくなる

利息が減る理由は、以下の「利息の計算式」を見ると良く分かります。

利息=借入残高 × 金利(実質年率)÷365×借入れ日数

同じ金額を同じ金利で借りたとして、借り入れた日数に応じて利息は変動するのです。

臨時返済によって借入れ日数が短くなれば利息は再計算されるため、返済期間が短くなった分だけ総返済額が少なくなります。

一括返済も可能

一括返済とは、文字通り「借り入れた金額と利息を一括で返済」する方法です。

臨時返済のパワーアップ版ともいえる方法で、返済期間が一気に短縮するために返済総額がその分だけ大幅に安くなります。

一括返済の必要金額を算出する場合、SMBCモビットの「Myモビ」にログインし、現在の利用残高を確認しましょう。
一括返済の金額(元金+利息)を簡単に算出できます。

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ただし、一括返済でATMを利用する場合には、端数つまり1,000円以下の硬貨で返済する額に注意が必要です。

ATMにより硬貨で返済できないこともあり、その場合は一括返済時に1,000円以下の残高が残ってしまいます。

残高が残ると聞くと不安になりますが、1,000円以下の場合は無利息残高といって、利息も付かず増えることはありません

SMBCモビットでの契約がある限り、返済を請求されることもありません。

無利息残高は、SMBCモビットを解約する際に支払う必要があります。
なので、解約を考えていない場合は、そのままにしておいても問題ありません。

SMBCモビットの提携ATMの設置場所

SMBCモビットは日本全国に約14万台の提携ATMを利用することが可能です。

直営ATMはありませんが、借入や返済に大変便利に利用できるでしょう。

SMBCモビットの提携ATM

借り入れと返済の両方に対応したATMの一部を紹介します。

利用明細と領収書が発行されるATM

  • 三井住友銀行(手数料無料)
  • 三菱UFJ銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • ローソン銀行
  • セゾンカード
  • プロミス
  • 熊本銀行
  • 福岡銀行
  • 三十三銀行
  • 十八親和銀行

店舗により明細書と領収書が発行されるATM

  • イーネット

後日明細と領収書が郵送されるATM

  • ゆうちょ銀行

SMBCモビットの提携先は、上記以外にもさまざまな金融機関があります。詳しくは公式ホームページでご確認ください。

>>SMBCモビット|提携ATM一覧

三井住友銀行ATMなら手数料無料

提携ATMでの返済は、コンビニに立ち寄ったついでや金融機関に行った際に行えるため大変便利ですがデメリットもあります。

それは、利用の都度「手数料が発生する」ことです。

取引金額 利用手数料
10,000円 110円
10,001円以上 220円

1回あたりの金額は大きくありませんが、何度も取引をすると馬鹿にできない金額になります。

ATMでの借入や返済をメインの利用方法とする場合にも、できるだけ手数料がかからない方法を選択しましょう。

手数料がかかる金融機関やコンビニでの借入や返済は、緊急時などに限定しておくほうが節約できます。

「三井住友銀行」のATMであれば、借入も返済もATM手数料が発生しません
近くに三井住友銀行のATMがあるなら、お得に取引が可能です。

返済だけ利用できるファミリーマートのマルチメディア端末Famiポートも手数料がかかりません。

SMBCモビットは自社ATMがない

SMBCモビットの特徴でもありますが、自社のATMがありません。

アコムやアイフル、プロミスといった大手消費者金融は、自社でのATMを持っていることが一般的です。
そこを「手数料無料で取引できる場所」として紹介しています。

しかし、SMBCモビットには自社ATMはありません。
代わりに、三井住友銀行のATMが手数料無料で利用可能です。

SMBC=Sumitomo Mitsui Banking Corporation

SMBCの名前から分かる通り、SMBCモビットはSMBCグループに属するためです。

三井住友銀行のATMが近くにあれば、自社ATMがないデメリットはあまり気にならないでしょう。

SMBCモビットATMの利用可能時間

SMBCモビットのATMはいつ利用できるのでしょうか。

「緊急にお金を借りたい」「返済日を忘れていて大急ぎで返済したい」などの場合は営業時間が重要になりますね。

提携ATMの営業時間

ATMが利用できる時間は、設置されている店舗によって異なります。

たとえばセブン銀行をはじめとしたコンビニのATMなら、原則24時間借入・返済が可能です。

まれにメンテナンスの時間はありますが、ほぼいつでも利用できるでしょう。

一方、三井住友銀行のATMは手数料無料な点がメリットですが、三井住友銀行の営業時間内でしか利用できません。

店舗により営業時間が異なりますが、日曜日を除きATMなら24時間営業していることもあります。
(毎週日曜日21:00~翌月曜日7:00は休業)

手数料を抑えて利用するには、上手に提携ATMの検索を行う必要がありますね。

SMBCモビット提携ATM利用時の手数料

SMBCモビットでは、三井住友銀行ATMと返済時のみ利用できるFamiポートでのレジ返済以外は手数料が必要です。

提携ATMの利用手数料

三井住友銀行以外の提携ATMでは、下記の手数料がかかります。

取引金額 利用手数料
10,000円 110円
10,001円以上 220円

借入・返済いずれの場合も手数料がかかるため、何度も借入と返済を繰り返すと手数料負担も相応に大きくなってしまいます。

SMBCモビット提携ATMを使うメリットとデメリット

SMBCモビットで「お金を借りる・返す」手段の両方で便利に使えるのがATMです。
提携ATMを利用するメリット・デメリットを解説します。

SMBCモビット提携ATMのメリット

  • 全国の提携ATMで借り入れ・返済が可能
  • スマホがあればカードなしでも取引ができる

SMBCモビットで提携ATMを利用した、借入や返済のメリットを確かめましょう。

全国の提携ATMで借り入れ・返済が可能

SMBCモビットには自社のATMがありませんが、全国各地の提携ATMで借り入れ・返済が可能です。

銀行やコンビニの多くのATMが提携の対象で、全国にある約140,000台のATM(2020年9月現在)が使えます。

提携ATMの多さから、SMBCモビットの直営ATMがなくても、いつでもどこでも借入や返済が便利に行えるでしょう。

スマホがあればカードなしでも取引できる

SMBCモビットでは、WEBで申し込み手続きを完了できる「WEB完結申込」があります。

WEB完結申込は、郵便物がないことや電話連絡が入らないのでローン利用をバレたくない方におすすめの申し込み方法です。

郵便物がないのでモビットカードは発行されません。

これまでは、WEB完結申込をした方は、ATMを利用できなかったのです。

しかし、現在はスマホATM取引といって、専用アプリをダウンロードすればモビットカード不要でATMで借入や返済を行えます。

SMBCモビットのスマホATMを利用できるのはセブン銀行ATMです。

お近くにセブン銀行ATMがあり、アプリをダウンロード済みのスマホだけ持っていればカードレスでの借入や返済もできるようになりました。

カード申込でもスマホATM取引が利用できる

WEB完結申込と別のもう一つの申込方法である「カード申込」を利用していても、スマホATM取引は利用可能です。

「カードを持ち歩きたくない」「家にカードを忘れてしまった」などの場合でも、スマホATM取引なら借入や返済が行えます。

提携ATM以外のコンビニのレジで支払うこともできる

提携ATMを使わずに、ファミリーマートに設置されたマルチメディア端末「Famiポート」を使っての返済も可能です。

Famiポートの画面上で返済の手続きを行い、手続きが終わったらマルチメディア端末から支払い用紙が発行されます。

支払い用紙を持ってレジに向かい、指示に従って支払いをしましょう。

提携ATMの利用は、スマホATM取引でも手数料がかかりますが、Famiポートでの支払いであれば手数料がかかりません。
マルチメディア端末での返済を選択することで、お金の節約に繋がります。

ATMと違って硬貨でも支払えるため、端数が出る最終の返済や一括返済での利用にも最適です。

マルチメディア端末は注意点には「手続きから30分以内に支払いを済ませる」必要があることです。

マルチメディア端末は発券後30分以内に手続きしないと、キャンセル扱いになります。

発券してから他の買い物や、のんびり立ち読みをしている間に30分を超えてしまうと、最初から手続きを繰り返すことになるので注意しましょう。

また、約定返済日当日に返済しようとして深夜の「日付をまたぐ時間」に手続きが間に合わない場合は「返済遅れ」になります。

ついうっかり時間をオーバーしただけで、余計な遅延損害金を支払うことになるだけでなく、信用の面でもマイナスです。

SMBCモビットの提携ATMが使えないときの返済方法

提携ATM返済ができない場合、別の返済方法を利用することになります。

ATMは営業時間していない時間だけでなく、メンテナンス時間など利用できない時間もあるので、返済遅れにならないためにも余裕をもった計画を立てましょう。

銀行の口座振替で返済

ATMは自分で返済タイミングを決められるのがメリットですが、一方で手数料がかさむデメリットもあります。

また、自分で毎月決まった日にコンビニまで足を運ぶのは意外と面倒です。

できるだけ手数料や手間がかからない取引方法を選ぶことが、カードローンを長く使う場合のコツとなります。

毎月の基本の返済を「銀行口座からの口座振替」に設定しておくと、返済忘れのリスクを減らせます。

決められた返済日に銀行口座から自動的に引き落とされるためコンビニに移動する必要もありません。
銀行口座に返済分のお金の残高があれば、自動で引き落とされるため忘れることもありません。

ただし、SMBCモビットの場合、口座振替を選択できる銀行は「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「ゆうちょ銀行」の4つに限定されます。

口座振替による返済を希望する場合、上記いずれかの銀行口座を開設しておきましょう。

銀行振込で返済

銀行や信用金庫などの自分が持っている口座から、SMBCモビットの口座に振込で返済することも可能です。

ネットバンキングを利用すれば、家にいながら返済手続きができます。

ただし、振込手数料は利用者が負担することになるため、頻繁に利用すると大きな金額になってしまいます。

最終返済日で返済金額に1,000円以下の端数が出るときに使うなど、利用回数は減らしておく方がお得です。

また、振り込んだ時間によっては当日の処理が間に合わず「翌日以降の振込予約」にされてしまう場合があります。

銀行により反映のタイミングが決まっているので、返済期日当日の振込の場合、手続きが間に合わずに翌営業日の振込になり「返済遅れ」になってしまう可能性があるわけです。

振込による返済を選択するのは、返済期限に余裕がある時に限定しておく方が良いでしょう。

まとめ

SMBCモビットで提携ATM取引を行う手順はとても簡単です。

カードを使った借入や返済以外に、スマホATM取引も利用できるようになりさらに利便性が高くなりました。

便利な反面、三井住友銀行ATM以外の提携ATMでは、利用ごとに手数料がかかるデメリットには気を付けたいところです。

ファミリーマートのマルチメディア端末を利用した返済、口座振替などATM以外での利用方法もチェックしておきましょう。

やはりカードローンは利息と手数料を上手に抑えて、便利に使っていくのがベストの利用方法といえます。

借入・返済の利用方法が多く選択しやすいSMBCモビットなら、お得な利用も可能でしょう。

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