SMBCモビット

SMBCモビットの金利は高い?金利を下げる方法や利息を抑える方法を紹介

「SMBCモビットの金利は高い」「他のカードローンよりも利息が高すぎる」という口コミや評判を見かけて、申込を迷っている方も多いのではないでしょうか。

SMBCモビットの金利は、消費者金融のカードローンとしては平均的な数字です

消費者金融のカードローンの最大のメリットは、融資までのスピードと利便性の高さです。

銀行カードローンやその他のローンと比較すると、金利が高いと感じるかも知れませんが、うまく活用すれば利息を抑えてお金が借りられます。

SMBCモビットの金利の決まり方
他の消費者金融との金利を比較して高いのか
SMBCモビットの金利を下げる方法はあるのか

といったSMBCモビットの金利について分かりやすく解説しています。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)・CFP認定者・ 貸金業取扱主任者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。
このページの概要
  1. SMBCモビットの金利は高い?
  2. SMBCモビットの金利の決まり方
  3. SMBCモビットの利息を確認する方法
  4. SMBCモビットの金利を下げる方法
  5. SMBCモビットと金利引き下げ交渉をするポイント
  6. 返済期間を短くすれば利息を抑えられる
  7. SMBCモビットの金利から利息を返済シミュレーション
  8. SMBCモビットと無利息期間があるローンの利息を比較
  9. 返済遅れは絶対NG!金利が年20.0%追加される
  10. SMBCモビットの金利・サービスから見る「向いていない人」
  11. SMBCモビットの強みは「融資の難易度」「電話による在籍確認なし」
  12. SMBCモビットの金利に関するQ&A
  13. まとめ

SMBCモビットの金利は高い?

「金利が高い」という口コミがあるローンに申し込むかどうかを迷うのは当たり前ですよね。
しかし、本当にその金利は高いのでしょうか。

SMBCモビットの金利を他の消費者金融と比較

SMBCモビットの金利は「実質年率3.0%~18.0%」です。

この金利は、消費者金融の金利としてはごく平均的といえます。
アコムやアイフルなど、その他の大手消費者金融の金利と比較してみましょう。

消費者金融 金利 借入限度額
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
アコム 3.0%~18.0% 800万円
レイク 4.5%~18.0% 500万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円
アイフル 3.0%~18.0% 800万円※

※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です

プロミスの金利が17.8%と0.2%低いものの、レイクやSMBCモビットなどの消費者金融の金利は18%となっています。

つまり、消費者金融のカードローンを利用するなら、SMBCモビットのカードローンは決して金利が高いわけではないということです。

金利には3.0%~18.0%と幅があります。
カードローンに申し込むと、いきなり3.0%の利息で借りられるわけではありません。初めてカードローンを利用する方なら、ほとんどの方が18.0%となると考えて比較しましょう。

SMBCモビットの金利は銀行カードローンと比べると高い

SMBCモビットと、他の消費者金融のカードローンでは、金利に大きく違いがないことがわかりました。
それでは金利が低いといわれている銀行系カードローンと比べてみます。

金融機関 最低金利 最高金利 限度額
SMBCモビット 3.00% 18.00% 800万円
三井住友銀行カードローン 4.00% 14.50% 10万円~800万円
三菱UFJ銀行 1.80% 14.60% 10万円~500万円
みずほ銀行カードローン 2.00% 14.00% 800万円
楽天銀行カードローン 1.90% 14.50% 10万円~800万円
イオン銀行カードローン 3.80% 13.80% 10万円~800万円

消費者金融のカードローンでは、最高金利に大きく違いがありませんでした。

しかし、銀行カードローンでは、最高金利が15.0%以下のものばかりでSMBCモビットの18.0%とは大きな違いが発生しています。

実際にSMBCモビットと銀行カードローンの利息を比較してみましょう。

それぞれ「最高金利が適用され30日を利用した」場合に、借入額に応じた利息を算出しています。(利用日数などによって、利息額は変化が生じることもあります)

利用額 SMBCモビット
(18.0%)
イオン銀行
カードローン(13.8%)
三井住友銀行
カードローン(14.5%)
5万円 739円 567円 595円
10万円 1,479円 1,134円 1,191円
30万円 4,438円 3,402円 3,575円
50万円 7,397円 5,671円 5,958円

このように、10万円以内などの利用額が低い場合はあまり違いが大きくありませんが、借入額が上がるにつれて利息の負担が大きくなってしまいます。

やはり、銀行カードローンは大きな金額を借りる場合や、返済が長期に渡る場合など、できるだけ低金利で利用したいときに適しています。

ただし、銀行カードローンは2018年以降、即日融資ができなくなっています。
借入までのスピードを求める方なら、やはり消費者金融がおすすめとなります。

SMBCモビットでは、申込のタイミングに気をつければ即日融資も可能です。

「金利」と「利息」は異なるので注意

金利が年18.0%と解説しましたが、前提として知っておきたいのは「金利と利息はイコールではない」ということです。

両者の意味の違いを最初に理解しておきましょう。

  • 金利:返済する際に元本に追加する金額の割合
  • 利息:融資した側が返済時に追加で受け取る金額のこと

金利の確認だけでなく、実際に計算して「利息額がいくらになるか」まで理解することが重要ですね。

利息を計算するときの計算式は以下のとおりです。

借入残高×金利(実質年率)÷365日×借入日数

たとえば10万円を60日間借りた場合の利息は「10万円×18.0%÷365日×60日=2,958円」といった具合ですね。

SMBCモビットの金利の決まり方

SMBCモビットの金利は申込後の審査の段階で、それぞれの属性や収入、利用履歴などを元に決定されます。

審査で見られる大きなポイントは3つの要素です。

  1. 利用者の返済能力
  2. 利用限度額
  3. 返済履歴に問題がないか

それぞれ詳しく解説します。

1.利用者の返済能力

金利が高いという状態は、考え方によっては「消費者金融から信用されていない状態」といえます。

いつ返済が滞るか分からないと不安に感じるから、万が一の際の損失をカバーするために高めの金利になっているわけです。

逆に「この人は返済能力が高い」と判断されたらどうでしょうか。
確実に返済してくれれば、高い金利で保険をかける必要もありません。

他社で低い金利を用意されて優良顧客を奪われないように、金利を下げてでも留めようとするでしょう。
よって、年収などの属性が高い人は、金利が低めに設定される可能性が高まります。

2.利用限度額

SMBCモビットの金利が確実に下がるのは「利用限度額が100万円になったとき」です。

利息制限法という法律で「100万円以上の利用限度額は上限金利15.0%」と決まっているからですね。

法律で決まっていることですから、利用限度額が100万円以上なら確実に18.0%→15.0%に引き下げられます

定期的に増額の申請を行い、利用限度額100万円を目標にするのも1つの方法です。

3.SMBCモビットの返済に問題がないか

3つめの要素はSMBCモビットでの返済履歴です。

まず見られるのが「SMBCモビットの利用が初めてかどうか」になります。
SMBCモビットの利用が初めての場合、原則として上限金利である18.0%が適用されます。

「この人は本当に信用できる人物か?」が分からないので、当然ですね。

逆にSMBCモビットでお金を借りた経歴がある場合、利用の仕方が問題なかったかを調べられます。

「利用履歴・返済履歴が十分に長い」「延滞や遅れなしでまじめに返済している」という事実が分かれば、金利が18.0%より引き下がる可能性があります。

初めての借り入れは最低金利にはならない

SMBCモビットの金利は3.0~18.0%と幅があります。

後述する一定の条件を満たせば上限金利の18.0%から徐々に下がっていきますが、最初の契約時は低い金利を期待してはいけません。

はじめてSMBCモビットから借入する場合は、返済実績も何もない状態です。
信用できるか分からない人物に、低い金利が適用されることはありません。

最初は18.0%の金利で支払い利息をシミュレーションしましょう。

SMBCモビットの利息を確認する方法

SMBCモビットの金利から計算された利息は、パソコンやスマートフォンから確認できます。

「いくら支払うんだっけ?」と分からなくなった時のために、確認の仕方を覚えておきましょう。

パソコンで利息を確認

パソコンの場合は、会員専用サービスの「Myモビ」にログインして「利用状況照会」をクリックします。

「現在の取引状況」を見れば、利息が記載されています。

スマホで利息を確認

スマートフォンの場合、スマートフォンのWEBサイトから確認できる方法と、スマホアプリから確認する方法があります。

いずれもパソコンと同じく、Myモビ→ご利用状況照会→現在のお取引状況の順に見ていくと利息が確認できます。

アプリで利息を確認

SMBCモビットのアプリ「Myモビ」で利息を確認するのはとても簡単です。

  1. アプリを起動して「Myモビ」にログインする
  2. 「その他の手続き」をタップする
  3. 「取引状況照会」をタップする
  4. 利用残高や利息が確認できる

SMBCモビットの金利を下げる方法

ここまで利用当初に適用される可能性が高い最高金利で、各カードローンを比較してきました。

「最高金利よりも低い金利で借りられることはないの?」
「金利はずっと下がらないの?」

という点が気になった方もいるのではないでしょうか。

100万円以上の利用で金利は15.0%に引き下げ

SMBCモビットの金利は、利用していくうちに引き下げとなることがあります。

通常カードローンでは限度額に応じた金利が適用されるので、限度額が大きくなれば金利も低くなる可能性が高くなります。

低い金利で利用したいなら、限度額の増額を申し込むというのも一つの方法です。

貸金業法に基づいて、上限金利は限度額100万円以上なら15.0%となります。

元金 金利上限
10万円未満 20.0%
10万円以上100万円未満 18.0%
100万円以上 15.0%

カードローンの最高金利が18.0%でも、限度額が100万円以上なら法律を遵守しないといけないので15.0%以下に設定するしかないのです。

利用実績が優秀な場合は交渉で金利が引き下がることがある

利用実績が優秀な場合も、金利が引き下がることがあります。

優秀な利用者が他社に流れてしまわないよう、金利を低くして引き留めることが期待できるわけです。

自分でタイミングが掴めない場合、「SMBCモビットから増額の案内がきたとき」が目安になります。

増額の案内がくるということはSMBCモビットの基準をクリアしているわけですから、優秀な人物と見なされている可能性があります。

闇雲に金利引き下げ交渉を行うより、可能性は高くなります。

限度額の増額は審査がある

「とりあえず限度額アップを申し込もう!」という前に、注意しないといけない点があります。

まず、増額にあたって必ず審査が行われます。
それまでの利用履歴、返済履歴、収入の再確認、他のローン利用などが厳密に審査されます。

また、100万円の限度額にするなら総量規制に基づいて年収は3倍必要です。
つまりこの場合なら300万円以上の年収がないと増額はできません。

さらに、他の貸金業者からの借入、クレジットカードのキャッシングも総量規制額に含まれます。
他の借入があればさらに年収が高くないと増額は望めません。

増額の審査がデメリットになることもある

履歴に問題があったり、収入が極端に下がっていたりすると、増額審査は否決になります。

また、増額審査を申し込んで審査状況などによっては、利用停止や追加借入できなくなるケースもあるので注意が必要です。

増額を申し込みさえすれば、すぐに金利が下がるわけではありません。

SMBCモビットと金利引き下げ交渉をするポイント

返済実績が優秀と判断されれば、金利引き下げ交渉が成功する確率が上がります。

では、どんな人が「消費者金融にとって優秀な人」なのでしょう?
金利引き下げが成功しやすくなるポイントを紹介します。

取引期間はできるだけ長くする

取引期間をできるだけ長くして、取引の実績を積み重ねましょう。

借入実績が増えるほどSMBCモビットに対する信頼も上がり、「返済が延滞するリスクが少ない」と判断されます。

金利が一気に大きく下がるわけではありませんが、地道にコツコツと金利を引き下げたいなら有効の方法です。

半年以上の利用が金利引き下げ交渉の目安

引き下げを交渉してもよい取引期間の長さはどれくらい?と気になりますね。

具体的には、半年以上の利用実績が金利引き下げや増額申し込みには必要と言われています。

少なくとも半年以上はSMBCモビットでお金を借りている実績があり、返済日にはきちんと返済している人が金利引き下げの対象者になります。

さらにSMBCモビットで借りている額も実は重要です。

契約時の限度額の8割程度までが借入額のリミットと考えておきましょう。

限度額いっぱいまで借りて、返済日に返した後すぐに借りていると「お金に困っている」のではないかと疑いを持たれるのです。

半年以上SMBCモビットで借りていれば誰でも金利を引き下げられるわけではありません。

また金利の引き下げ幅も自分で決められるわけではないので、確実な利用実績と返済を心がけましょう。

絶対に返済を延滞しない

金利を引き下げるためには、遅延や延滞を絶対に起こさないことが肝心です。

遅延や滞納が起こると「返済が遅れる・止まるリスクがある人」と判断されて、金利の引き下げに応じてもらいにくくなります。

最悪の場合はSMBCモビット以外の金融機関で借りられなくなるリスクもあります。

他社で借りている場合、どの延滞もNG

SMBCモビット以外でも借入している場合、どの金融機関でも延滞がNGです。

特に61日以上の返済遅れがあると「事故情報」として記録されてしまい、SMBCモビットでも延滞の事実が確認できるようになります。

これは、各消費者金融、ローン会社、金融機関は、信用情報機関でローンやクレジットの利用や返済状況、延滞の情報を共有しているためです。

SMBCモビットで延滞しなければ大丈夫、と簡単には考えず、借入の返済、分割での支払い、クレジットカードの支払いも同様に遅れないようにしましょう。

金利を引き下げるために増額申請をしても、延滞の実績があると逆に「限度額の引き下げ」「利用停止」になる可能性もあるので注意しましょう。

他社借入をSMBCモビットでまとめる

SMBCモビットではおまとめローンは取り扱っていませんが、他社の借入額をSMBCモビットで借りて返済すると結果的に借入先を一社に絞れます。

借入件数は多いよりも少ない方ほうが信用度は高くなり、信用度が高いと金利も低くなる傾向があります。

複数の借入をSMBCモビット一社でまとめると、金利の引き下げ依頼をしやすくなるでしょう。

借り換えの検討をSMBCモビットに伝える

金利引き下げ交渉のテクニックの一つに、他社への借り換えを検討していると伝える方法があります。

やはり利用者の他社への借り換えは、優良顧客であるほど避けたいとお金を貸す側は考えるものです。

本当に借り換えるのではなく、SMBCモビットにそのまま借り続けてほしいと思わせる方法です。

この方法を使うには、もちろんこれまで返済に遅れず、利用期間や利用額の条件も満たしていないといけません。

返済期間を短くすれば利息を抑えられる

カードローンでの支払い利息を抑える方法は、できるだけ低金利のローンで借りるのは当然ですよね。

ただ、低金利のカードローンで借りたから、支払い額(返済総額)が低くなるかというと、実は別問題です。

利息の算出方法を確認してみましょう。

借入額×金利÷365(日)×利用日数=利息

ここで注目したいのは利用日数です。

単純にいえば、利用日数が長いと支払う利息が多くなります。
利用日数は融資を受けてから返済するまでの期間ということです。

金利が高くても、利用日数が短いと金利が抑えられるケースもあります。SMBCモビットと、銀行カードローンで比較してみましょう。

SMBCモビット
10万円を7日間利用
10万円×0.18÷365×7=345円

イオン銀行カードローン
10万円を14日間利用
10万円×0.138÷365×14=529円

このように、利用期間が長いと支払う利息は低金利ローンでも多くなります。

金利の高めのローンを利用する場合には、お金に余裕があるときに随時返済を取り入れていくと、利息を抑えられます。

SMBCモビットの金利から利息を返済シミュレーション

SMBCモビットの金利は、他の消費者金融と比較して高すぎないことは分かりました。

ただ、実際にどれくらいの利息が計算されるかが分からいと不安ですよね。
ここでは、いくつかのパターンに分けて金利がいくらかかるのかシミュレーションしてみましょう。

10万円を30日後に返済した場合

10万円を借りて、単純に30日後に返済する場合に必要な利息は以下のとおりです。

10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円

50万円を1年後に返済する場合

今度はもっと金額を増やして、50万円を1年間借りたら利息がどうなるか計算してみます。

50万円×18.0%÷365日×365日=90,000円

利息の計算式は「借入残高」「金利」「日数」で決まります。
同じ金利でも、借入金額と日数が大きいほど利息は高くなるわけです。

繰上げ返済を駆使すると金利はどうなる?

SMBCモビットでは毎月決まった返済額に加えて、任意の金額を繰上げ返済することができます。

金利と借入残高が同じでも、毎月の返済額を増やして返済日数を減らすことで利息を安くすることができます。

今回は最低の返済額だけで返済した場合と、毎月一定額を返済した場合で支払う利息の差額をシミュレーションしてみましょう。

10万円を最低返済額で返済した場合

10万円を借入して最低返済額だけ返済した場合、以下のようなシミュレーション結果になります。

最低返済額 4,000円
返済月数 32ヶ月
最終月の返済額 2,260円
発生する利息 26,260円

10万円を最低返済額+3,000円の繰り上げ返済で返済した場合

10万円を借りた場合の返済額は毎月4,000円が最低ですが、自分の判断で返済額を増やすこともできます。

3,000円を追加した場合の利息額は以下のとおりです。

最低返済額 7,000円
返済月数 17ヶ月
最終月の返済額 1,384円
発生する利息 13,384円

26,260円-13,384円=12,876円で、支払う利息が半分ほどに減っているのがわかります。

返済額を多くしたほうが結果的に負担が減るので、無理なく可能な限り多めの返済を心がけましょう。

SMBCモビットと無利息期間があるローンの利息を比較

SMBCモビットでは、他社消費者金融のような初めての利用者を対象とした無利息期間がありません。

無利息期間とは文字通り利息がかからない期間で、消費者金融がサービスの一つとして利用者に提供しているものです。

初回利用者が30日程度無利息になるサービスが多いので、無利息期間が適用されるローンと、SMBCモビットを比較してみました。

※無利息期間は、消費者金融によりサービスや適用条件、無利息期間がスタートする時期が異なります。

今回は比較しやすいように、契約日の翌日に借入(=無利息期間スタート)とし、いずれも30日間無利息であった場合で算出しています。

また、金利は各社最高金利が適用された場合とします。

30日後に一括返済を行った場合の返済額

それぞれ、5万円~30万円を借りて、30日後に一括で返済した場合の利息を計算した表です。

消費者金融 金利(年率) 5万円借入の
利息
10万円借入の
利息
30万円借入の
利息
SMBCモビット 3.0%~18.0% 739円 1,479円 4,438円
プロミス 4.5%~17.8% 0円
(731円)
0円
(1,463円)
0円
(4,389円)
アコム 3.0%~18.0% 0円
(739円)
0円
(1,479円)
0円
(4,438円)
アイフル 3.0%~18.0% 0円
(739円)
0円
(1,479円)
0円
(4,438円)
レイク 4.5%~18.0% 0円
(739円)
0円
(1,479円)
0円
(4,438円)

カードローンの借入額が大きい場合、無利息期間中に一括で返済できると、無利息サービスのメリットが大きくなります。

しかし、借入額が大きい場合は、一括返済よりも月々一定額以上を返済する可能性が高いでしょう。

そのため、無利息期間終了後にかかる利息、返済総額をきちんと比較してカードローンを選ぶほうがよいのです。

5万円の利息額を比較

各消費者金融が決める最低返済額(毎月必ず返済しないといけない額)での返済と、毎月1万円ずつ返済での総返済額の比較です。

決められた最低返済額は、消費者金融により異なります。

最低返済額が小さいと、月々の負担は小さいですが返済期間が長くなるため、利息額が大きくなる可能性があります。

下記の表は5万円を借り入れして、最低額で返済した場合と、1万円ずつ返済した場合の返済総額の比較表です。

消費者金融 最低返済額での利息総額
(最低返済額)
1万円ずつ返済した利息
SMBCモビット 5,778円
(4,000円)
2,375円
プロミス 9,922円
(2,000円)
1,548円
アコム 6,965円
(3,000円)
1,567円
アイフル 4,794円
(4,000円)
1,567円
レイク 4,794円
(4,000円)
1,567円

最低返済額通りに返済すると、本来なら他社より0.2%最高金利が低いプロミスの返済総額が大きくなってしまいました。

これは、プロミスの最低返済額が月2,000円ともっとも低いため、返済期間が伸びてしまった為です。

SMBCモビットと最低返済額が同じアイフルで、無利息期間分の差額は900円程度です。

あまり大きな額ではないので、随時返済で十分にカバーできる額といえます。

10万円の利息額を比較

10万円借りた場合での、利息を比較してみましょう。

利息の違いは無利息期間があるかないかよりも、月々の返済額の大きさに応じた返済期間によって大きく表れることがわかります。

消費者金融 最低返済額での利息総額
(最低返済額)
1万円ずつ返済した利息
SMBCモビット 26,260円
(4,000円)
9,158円
プロミス 23,533円
(4,000円)
7,327円
アコム 17,656円
(5,000円)
7,416円
アイフル 23,884円
(4,000円)
7,416円
レイク 23,884円
(4,000円)
7,416円

SMBCモビットで無利息期間がないのが気になっても、月々の返済額によって利息は軽減できます。

10万円借りた場合も、無利息期間分の違いは2,000円程度とあまり大きい額ではありません。

30万円の利息額を比較

返済期間が長くなると想定できる、30万円を借りた場合の総返済額を比較してみます。

30万円を借りた場合は最低返済額が10,000円を超えるため、最低返済額のみで計算しています。

消費者金融 最低返済額での利息総額
(最低返済額)
SMBCモビット 88,683円
(11,000円)
プロミス 80,566円
(11,000円)
アコム 64,168円
(13,000円)
アイフル 81,164円
(11,000円)
レイク 70,379円
(12,000円)

借入額が大きくなると、無利息となる金額も大きくなるため、やはり無利息期間があるほうが利用者にメリットが大きいように思えます。

SMBCモビットの総返済額が最も大きく、金利や最低返済額が同じアイフルと比較しても約7,500円の違いが無利息期間分の差として表れています。

無利息期間の差は、借入額が大きくなったため大きな額になっています。

しかし、利息総額の1割未満と考えて、SMBCモビットのメリットである電話連絡や郵便物なしで申し込めるWeb完結の利用を選択するのもひとつの方法です。

無利息期間は、原則としてその消費者金融を始めて申し込む方が1度だけ受けられるサービスです。

そのため、無利息期間だけでなく、自分の借入予定額、無利息期間となる30日間でどのような返済計画を立てるのかも加えて比較したほうが総返済額を抑えられるでしょう。

返済遅れは絶対NG!金利が年20.0%追加される

SMBCモビットに限った話ではありませんが、お金を借りた以上は絶対に返済の遅れはNGです。

信用がなくなって金利の引き下げ交渉ができなくなるだけでなく、年率20%の遅延損害金まで支払う必要があります。

支払う利息を減らすために金利引き下げ交渉をするはずだったのに、返済を遅らせて遅延損害金を負担するようでは本末転倒です。

SMBCモビットの金利・サービスから見る「向いていない人」

銀行と同等の金利で借入したいと考えている人は、SMBCモビットをはじめとした消費者金融は向いていません。

銀行カードローンでは上限金利15.0%以下のところも珍しくありませんが、消費者金融では基本的に18.0%が上限です。

この3%の金利差が我慢できないのであれば、銀行カードローンが選択肢になります。

ただ、銀行カードローンは最短即日の融資に対応していません。また電話がけの在籍確認もほぼ必須です。

メリットとデメリットを理解したうえで利用する金融機関を決めましょう。

無利息期間サービスを利用したい人

無利息期間サービスを利用したい場合、SMBCモビットは選択肢から間違いなく外れます。

SMBCモビットは大手と呼ばれる消費者金融のなかで、唯一「無利息期間サービス」を利用できません。

無利息期間サービスを使えば初回に限れば銀行以下の利息負担で借りることもできますが、SMBCモビットは初回から通常通りの利息負担になります。

ただ、代わりに「在籍確認の電話がけを回避できる」という替えがきかないメリットがあります。

「無利息期間」「電話がけの回避」のどちらを重視するかで、SMBCモビットを選ぶべきかが変わりますね。

ATMの利用手数料を掛けたくない人

SMBCモビットには、ほかの消費者金融と違って自社のATMがありません。

三井住友銀行のATMなら手数料無料で利用できますが、ほかのATMでは手数料がかかります。
必要な金額は以下のとおりです。

  • 取引額1万円以下:110円(税込)
  • 取引額1万円超:220円(税込)

ほかの消費者金融、たとえばプロミスなら三井住友銀行ATMとプロミスATMの両方で手数料がかかりません。

ATMメインで利用するなら、ほかにもっと有力な消費者金融があるかもしれません。

SMBCモビットの強みは「融資の難易度」「電話による在籍確認なし」

金利だけみればSMBCモビットよりも銀行のほうが低いですから、お金のことだけ考えたら銀行カードローンのようがよさそうですよね。

ただし、SMBCモビットには銀行にはない2つのメリットがあります。

SMBCモビットの融資の難易度

まず審査の難易度

銀行は最短即日の融資には対応しておらず、低金利であることから審査は慎重に進められます。
低い金利設定にしたのにもし返済できないと、銀行の損失が大きいですからね。

一方SMBCモビットを始めとした消費者金融は金利が高めな分、銀行とは異なった独自の基準で審査が行われます。

最短即日での融資も可能ですから、「どうしても今日中に借入れしたい」といった場合には有力な選択肢になります。

電話による在籍確認なし

もう1つは「電話がけによる在籍確認を回避できる」こと。

銀行カードローンの場合は原則として、職場に電話をかける在籍確認を回避できません。

逆にSMBCモビットでは、WEB完結による申込を利用することで電話がけによる在籍確認から、書類による在籍確認に切り替えることができます。

「職場に電話がかかるのは絶対に回避したい」と考えている人で、以下の条件に合致する人はSMBCモビットがおすすめです。

  • 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている
  • 全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証を持っている

会員サービスが充実!インターネット返済は無料

SMBCモビットは、会員専用ページが充実しています。

会員ページ「Myモビ」なら、インターネット返済が無料です。

カードローンでは、随時返済すると返済期間が短くなり、利息負担の軽減につながります。

しかし随時返済の際に手数料がかかってしまうと、せっかく減らした利息の意味がなくなってしまいます。

Myモビから随時返済すれば、手数料を気にしなくてよいのでお得です。

返済でTポイントが貯まる!

SMBCモビットでは、契約後Tポイントサービスの利用手続きを行うと、返済のたびにTポイントが貯まります。

契約時にTカード機能付きモビットカードを選べば、返済の都度Tポイントが付与されます。

また、Web完結申込の方も、Tポイント利用手続きをすればTポイントが貯まります。

返済額のうちの利息分200円ごとに1ポイント貯まっていきます。

利息の返済でTポイントが貯まるのは、なかなかお得ではないでしょうか。
さらに、Tポイントの1ポイントを1円相当で返済に使えるのもうれしいですね。

SMBCモビットの金利に関するQ&A

SMBCモビットの金利は他社よりも高い?

SMBCモビットの金利は年3.0~18.0%です、
ほかの金融機関のざっくりとした金利は以下のようになります。
•銀行カードローン:年2.0=14.5%程度
•大手消費者金融:年3.0~18.0%程度
•中小消費者金融:年4.5~20.0%程度
銀行カードローンよりは高いですが、中小消費者金融よりは低めの設定です。
金融機関全体としては平均的な金利といえるでしょう。

SMBCモビットは利息のみの返済も可能?

SMBCモビットでは「利息のみの返済」は原則として認められていません。
ただし、あくまでも「原則」であって、個別の相談次第では認められる可能性もあります。
どうしても返済が厳しい場合は、SMBCモビットのフリーコールで相談してみましょう。

まとめ

SMBCモビットの金利は、銀行カードローンと比較すると高めではあります。
ですが、消費者金融ローンではごく平均的といえる数値です。

SMBCモビットの特徴であるWEB完結の申込、さらにカード申込いずれも借入まではスピードがあります。

SMBCモビットで融資を受けるのは、早く借りたいときがやはり最適といえるでしょう。

また、一時的な借入ですぐに返済できるなら、SMBCモビットのような消費者金融カードローンの金利もあまり気にする必要がなくなります。

借入時に自分が優先したいことを明確にしておくと、金利以外の点でも比較して最適なものを見つけるられるでしょう。

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