SMBCモビットは「おまとめローン専用」の商品は取り扱っていません。
貸金業法に基づいたおまとめローンでは、年収の3分の1を超えた借入額であっても利用可能です。
しかし、SMBCモビットはおまとめローンとして利用しても、総量規制の範囲内でしか借りられません。
まとめたいローンの借入残高が総量規制より低ければ問題ありませんが、それよりも大きい金額にまとめたい場合は利用できません。
SMBCモビットをおまとめローンとして利用した人の口コミや、メリット&デメリットを見ていきましょう。
銀行カードローン | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
横浜銀行カードローン | 年1.5%~14.6%(変動金利) | 10万円~1,000万円 (10万円単位) |
千葉銀行カードローン | 年1.4%~14.8%(変動金利) | 最大800万円 |
そもそも「おまとめローン」とは?
今回の内容を紹介する前に、SMBCモビットをはじめとした貸金業者・消費者金融から提供されている「おまとめローン」について確認しておきましょう。
【おまとめローンとは】
複数社からの借金を1つにまとめて返済する方法のこと
例えばA社で50万円、B社で20万円、C社で30万円の借金をしているとしましょう。
D社のおまとめローンを利用してA~C社の借金を完済することで、返済をD社に一本化させることができます。
複数の返済を一本化することで毎月の返済額を減らすことができ、余裕をもって返済することができるようになります。
返済回数も上記の例で言えば「月3回→月1回」に減らせるため、返済日前に返済金額を入金させておく手間も少なくなります。
毎月の返済金額を用意するのに苦労している方が、返済金額と返済先をスリム化する方法として、おまとめローンはおすすめです。
SMBCモビットおまとめローンの口コミ
他社で3社の借入を利用しており、おまとめしたいと思い、SMBCモビットを申込しました。その日に審査合格でき、無事1本化できました。金利は今までとほとんど同じですが、審査スピードに満足です。追加借入も可能ですので、返済後もいざというときのお守りとして保有しておきたいと思います。
他社での借入返済がまちまちで不便を感じていました。知人の話を聞いてSMBCモビットに申し込んだところ、翌日に審査合格のお知らせが。その日にすべての手続きが完了できました。これから毎月1日の返済ですので助かります。
他社の借入をおまとめしたいと思っていました。光熱費の引き落としなどで三井住友銀行を利用していたので、SMBCモビットの「WEB完結申込」が便利だと感じ申込を行いました。その名の通り来店不要で、無事審査に合格。しかし金利はこれまでとほぼ同じで、返済金額もほとんど変わりません。もう少し低い金利であればと感じています。
結果としておまとめローンの審査を通過できて、借金を返済しやすくなったのでSMBCモビットには感謝しています。
ただ、他社と比べて「電話での申し込みのみ」という点に不便さを感じました。ほかの消費者金融ではWEBからの申し込みにも対応していましたので、電話で聞き取りをされてしまうというのが少しストレスに感じました。ただ、なかには「電話で直接相談したい」という方もいるでしょうから、そのような人にはおすすめだと思います。
銀行カードローンと消費者金融からの借入をおまとめしたいと思い、インターネット広告で目に留まったSMBCモビットを申込しました。しかし審査に不合格。後から調べると、銀行カードローンはおまとめできないと知りました。もう少し慎重に申し込むべきでした。
他社の借入をおまとめしたいと思い、SMBCモビットを申込しました。アルバイトでも利用可能と聞いていましたが、審査に不合格。収入の少なさを受けた総量規制の影響が問題だと思いますが、やはり納得はできませんね。
細かな借入件数5件をおまとめしたいと考え、SMBCモビットで申込しましたが、審査に合格できませんでした。借入件数が多いと難しいという情報も耳にしていましたので、不安に感じていました。やはり残念な気持ちが高いです。
SMBCモビットのおまとめローンを利用するメリット

SMBCモビットのおまとめローンは、最低金利の低さや最高限度額の大きさが魅力があります。
しかし、良いところばかりではありません。
他のローンのおまとめをする場合のメリットやデメリットには、どんなものがあるのでしょうか。
返済を一本化して管理しやすくできる
SMBCモビットに限らず、おまとめローンには複数ある借金を一本化できるメリットがあります。
例えばA社、B社、C社の3社から借りているケース。カードローンごとに返済日はバラバラであり、最大で毎月3回の返済日が訪れることになります。
毎月3回の返済に遅れないよう、忘れずに口座にお金を入金し続けるのは大変です。一般的な銀行口座では土日祝日の入金は手数料も取られるのでさらにお金を使ってしまいます。
このような複数社からの借り入れでも、SMBCモビットのおまとめローンに一本化できれば「5日、15日、25日、末日」から好きな日程を選んで返済できます。
毎月の返済が月1回に減ることになれば、返済忘れを防止することに繋がるでしょう。
おまとめ後は金利や毎月の返済額が安くなる可能性がある
基本的には、おまとめローンで借入額が上がれば、その分だけ金利は低くなります。
分かりやすいのが「まとめた結果、借入額が100万円を超えたパターンでしょう。
貸金業法では以下のとおり借り入れ残高に応じて金利を引き下げるように決められており、借入額が100万円以上になった場合はすぐに金利が年15.0%に引き下げられます。
元金 | 金利上限 |
---|---|
10万円未満 | 20.0% |
10万円以上100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
もし今借りているお金の合計が100万円以上であって金利15%より高い金利で借りている場合、まとめることで金利が引き下げられて毎月の返済額が安くなります。
返済が難しくて困っている方は、積極的におまとめローンの利用を検討してみると良いでしょう。
カードローンとして追加借入ができる
今の複数の借金を他のおまとめローンで借入した場合、一般的な場合は返済のみを行っていく方式になります。
たとえば、20万円+30万円+20万円の合計70万円をおまとめローンで借りた場合、70万円の元金と利息を返済し続けます。
万が一、急にお金が必要になっても、新たにお金が借りられる訳ではありません。
SMBCモビットをおまとめローンの代わりに使う場合、通常のカードローンとしての利用が可能なので、また借りたくなった時に追加の借り入れがスムーズにできます。
webでの手続きで手間がかからない
SMBCモビットは、web完結(条件を満たせば郵便物などがない申し込み方法)や、webを利用したカード申込があり手間がかかりません。
書類を揃えて金融機関や金融業者に持って行き、手続きのために何度も通う必要がなく、ネットでスムーズにローン契約ができます。
自分の生活スタイルに応じてローン契約の手続きができるので、忙しい方も安心です。
最大160回までの長期返済に対応
元々カードローンは長期間の返済を想定した商品ですが、SMBCモビットのおまとめローンも「最長160回(13年4ヶ月)の長期返済が可能です。
複数社から借り入れしている場合は毎月の返済額が大きくなってしまいますが、おまとめローンなら長期返済によって毎月の返済額を安く抑えることが可能になります。
ただし、返済期間が長くなると毎月の返済額が安くても利息の支払総額が高くなり、返済総額が高くなる点に注意が必要です。
毎月の返済額が減って楽になった分を繰り上げ返済などに回し、利息元本がどんどん安くなるようにしていくことをおすすめします。
返済日の選択肢が4つもある
すでに紹介したとおり、SMBCモビットのおまとめローンでは4つの返済日から自由に選択できます。
【SMBCモビットのおまとめローンで選択できる返済日】
5日、15日、25日、末日
返済日が選択できないローンの場合、給料日の直前に返すことになり、そのころには返済するお金がなくなっている心配もあります。
SMBCモビットでは4つもの選択肢があるため、返済日にお金が足りない心配は無用でしょう。
4つの選択肢の中から給料日の直後にもっとも近い日を選択し、給料から生活費を下ろす時に返済額分を口座に残しておけば確実に返済できます。
SMBCモビットのおまとめローンを利用するデメリット

総量規制の範囲内でしか借りられない
貸金業法に基づいたおまとめローンでは、年収の3分の1を超えた借入額であっても利用可能です。
利用する方のメリットが優先されるので、カードローンのような年収の規制を受けません。
ところが、SMBCモビットのように貸金業法に基づいたおまとめでない場合は、総量規制の範囲内でしか借りられません。
現時点でまとめたい借入残高が総量規制より低ければ問題ないのですが、それよりも大きい場合は利用できないことになります。
銀行カードローンはまとめられない
貸金業法に基づいて、消費者金融などのカードローンでは銀行カードローンでの借入をまとめることができません。
現在、銀行カードローンや消費者金融などで借入先がバラバラの場合は一本化できないことになります。
追加で借りてしまうと借入残高が減らない
おまとめ専用ローンは、新しい借入はできずに返済のみの利用となっている商品がほとんどです。
申込時点での借入額以上の額は借りられず、まとめた後はひたすら返済して完済するローンとなります。
SMBCモビットのカードローンは、限度額の範囲内で利用できますし、利用していくうちに増額審査などを経て限度額をアップすることも可能です。
そのため、一定期間返済すると「またいつでも借りられる状態」になります。
借りグセがある人は注意
ピンチのときにすぐに解決できる一方、借金の完済を目指してローンをまとめたのに、結局借入残高が減らない、いつまでも返済しないといけない、といった状態になりかねません。
いつでも借りられるなら意志の弱い方にとって、カードローンでの一本化はデメリットになります。
とにかく早く完済してしまいたい方は、返済のみのローン商品のほうが適しています。
SMBCモビットのようにおまとめローンでないローンでまとめる場合には、そのデメリットを十分把握しておきましょう。
結果的に返済総額が増える可能性もある
おまとめローンは借金をまとめることができるのですが、返済総額が絶対に安くなるわけではありません。
おまとめローンは複数の借り入れを1つにまとめることができて毎月の返済額を安くできるのですが、返済期間が長くなると利息の金額が多くなります。
借入残高×金利(実質年率)÷365日×借入日数
借入残高や金利が同じでも、借入日数が長くなるほど利息の総額が高くなってしまうので、結果的に返済総額が高くなってしまう可能性があることを知っておきましょう。
SMBCモビットのおまとめローンを利用する流れ
おまとめローンを利用する際は、通常のカードローンと同様に審査を受ける必要があります。
スムーズにおまとめローンを借りるためにも、手続きの流れを把握しておくと良いでしょう。
SMBCモビットのおまとめローンの審査の流れを簡単に表記すると以下のとおりです。
- 申し込み
- 審査結果連絡
- 契約
- 借り入れ
1.申し込み
おまとめローンを利用するには、SMBCモビットへの申し込みと審査が必須です。申し込む際は、以下の電話番号に電話をかけましょう。
【SMBCモビットのおまとめローンの申し込み先】
0120-24-7217(営業時間:9:00~18:00)
電話では、他社での借り入れ状況(借り入れしている元本の額、金利、毎月の返済額、振込返済先口座)が確認されます。
気を付けたいのは、通常のカードローンと違って、申し込み方法が電話に限定されている点です。
WEBからの申し込みはできないので注意しましょう。また、すでにSMBCモビットに入会している方が対象であるため、いきなり申し込むことはできません。
2.審査結果連絡
申し込みが完了した後は、審査を実施したうえでスマートフォンのショートメッセージ機能に契約可能か否かの連絡が入ります。
電話でも連絡が入る事がありますが、その場合は申込者が希望する連絡先に担当者個人の名前で電話がかかります。
3.契約
審査が完了したあとは会員専用サービスの「Myモビ(スマートフォン版)」で契約の手続きが可能になります。
なお、申し込みの手段は電話だけでしたが、契約手続き自体はWEBで完結します。郵送物も発生しないため、郵送物が原因による家族バレの心配はないでしょう。
4.借り入れ
契約後はSMBCモビットから申込者が現在借りている金融機関・貸金業者へ利用者の名前で振込が行われます。
このとき、従来の借り入れ先への支払いは銀行振り込みによって行われますが、振込手数料は必要ありません。
SMBCモビットのおまとめローンの審査は厳しい?
SMBCモビットのおまとめローンに限らず、ローンを利用する方は必ず消費者金融・金融機関の審査をクリアする必要があります。
一般的に「消費者金融のカードローンは審査が甘い」と思われていることも多いですが、SMBCモビットのおまとめローンの審査難易度はどのくらいのものでしょうか?
借入総額が大きくなると審査は厳しくなる
SMBCモビットだけでなく「おまとめローン」全般にいえることですが、基本的におまとめローンの審査は一般的なカードローンよりも厳しくなります。
理由は「借入金額の大きさ」です。
そもそも、おまとめローンは複数社からの借り入れを1つにまとめるので借入金額が大きくなります。
また、総量規制の対象外のため、年収3分の1を超える金額をまとめることもできてしまいます。
それだけの金額を融資するSMBCモビットとしては、どうしても慎重に審査をすることになるでしょう。
過去の滞納や家族構成、働き方など、一般的なカードローンよりもかなり厳しくチェックされることは覚えておきましょう。
審査通過のための4つの対策
通常のカードローンよりも審査が厳しいとはいえ、商品として提供されている以上は審査を通過することは十分に可能です。
ここでは、審査通過の可能性を高める4つのポイントを紹介します。
返済の延滞は絶対にNG
すでにカードローンを利用している場合、返済の延滞を発生させるのは絶対にNGです。
カードローン等を一定期間(61日以上または3ヶ月以上)にわたって延滞させた記録は信用情報機関に記録されます。
審査でその記録が残っている状態では、SMBCモビットのような大手ではまず審査落ちになると思っておいた方が良いでしょう。
SMBCモビットのカードローンの延滞だけでなく、他社のカードローンやクレジットカードについても同様です。
過去の延滞情報の記録はどの業者も閲覧することができるため、1社でも延滞が記録されれば他の業者の審査でも影響します。
借入先を少しでも減らす
おまとめローンとはいえ、あまりに多くの消費者金融からお金を借りている状態は印象がよくありません。
借り入れ先が多いと「借り入れ癖があって返済能力が低い」「計画性がない」といった悪い評価につながるでしょう。
すでに完済直前の借入先があれば、そちらを完済してからおまとめローンに申し込むことをおすすめします。
転職・退職前に申し込む
会社を転職・退職する予定があるなら、おまとめローンに申し込むのは転職・退職の前にしましょう。
審査を通過するには安定した収入を得ている実績が求められますが、転職すると勤続年数がリセットされてしまいます。
よって勤続年数が積みあがった退職前のほうが申し込みに適しています。
また退職後は無職になって安定収入を得ていないことになるので、こちらは退職前に申し込んでおかないとまず審査を通過できません。
複数申し込みをしない
複数のおまとめローンに同時に申し込むのは、審査に悪影響になるので避けたほうが無難です。
信用情報機関には6ヶ月以内に申し込んだローンの情報が記録されており、何度も繰り返し申し込んでしまうことで「お金に困って必死に申し込みをしている=返済能力が低い」という評価になってしまうことがあります。
この状態は俗に「申し込みブラック」と呼びます。おまとめローンを利用したいなら複数社への申し込みはせず、SMBCモビットに絞って申し込むことをおすすめします。
SMBCモビットのおまとめローンは「すでに入会している人が対象」
消費者金融によっては入会前でも申し込める業者もありますが、SMBCモビットに関しては初めての方はおまとめローンを利用できません。
おまとめローンを利用するなら、まずSMBCモビットに入会・契約をして、そのうえでおまとめローンの審査もクリアすることになります。
今はまだSMBCモビットに入会していない方の場合、都合2回の審査をクリアする必要があることから、急ぎ度合いによってはSMBCモビットのおまとめローンを利用することは現実的ではないかもしれません。
ほかの消費者金融や銀行カードローンのおまとめローンも視野に入れましょう。
SMBCモビットのおまとめローンの利用条件
SMBCモビットでおまとめローンを利用するためには、以下の条件を満たす必要があることを覚えておきましょう。
申し込み条件 | ・満年齢20才~65才の安定した収入のある方 (SMBCモビットの基準を満たす方) ※アルバイト、パート、自営業の方も利用可 |
その他の条件 | SMBCモビット会員であること |
資金使途 | 他の貸金業者、または「みなし貸金業者」からの借入金返済に限る |
年齢の要件以外に、SMBCモビット会員であるという条件がついています。
初めてSMBCモビットを利用する方がおまとめローンを利用することも不可能ではありませんが、通常の借り入れ審査→おまとめローンの審査という2回にわけた審査になる点には注意が必要です。
また、おまとめの対象について「貸金業者」「みなし貸金業者」に指定されている点も特徴です。つまり、SMBCモビットでは銀行カードローンの借り入れはおまとめの対象外ということです。
SMBCモビットのカードローンスペックは?
SMBCモビットのカードローンをおまとめローンとして活用したいなら、ローンの金利や限度額などのローンスペックを把握しておく必要があります。
おまとめローンを利用しようとしたのに、逆に返済額が大きくなってしまう事態に陥らないためです。
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1万円~800万円 |
申込 | web完結やwebやローン契約機を利用したカード申込 |
借入 | 振込キャッシングやスマホATM取引による借入 |
返済 | 口座からの自動引き落としやATM、振込での返済 |
カードローン(WEB完結でカードを発行しない場合もあり)ですから、利便性の高さは十分といえるでしょう。
SMBCモビットでまとめると金利がかえって高くなる可能性も
SMBCモビットは「おまとめローン専用の商品」は取り扱っていません。
複数の借入を1本化することはできても、必ずしも金利が下がるとは限らないわけです。
たとえばプロミスで50万円、アイフルで30万円を借りていて、この80万円をSMBCモビットにまとめたとしましょう。
プロミスの上限金利は17.8%ですが、SMBCモビットの上限金利は18.0%です。
よって単に借換えしただけでは、かえって金利が高くなる可能性もあります。
確実に金利を下げる場合、まとめる金額を100万円以上にする必要があります。
借入金額を100万円まで抑えると、利息制限法の原則に従って上限金利が15.0%になるためです。
貸金業者を利用する人の金利負担に上限を設ける法律です。
現在では借入金額によって上限が年15~20%に制限されます。
- 10万円未満:上限年20%
- 10万円~100万円未満:上限年18%
- 100万円以上:上限年15%
SMBCモビットでまとめた場合の返済額
SMBCモビットのカードローンでは、最終借入した後の利用残高によって返済額を設定しています。
毎月の最低返済額は以下のとおりです。
最終借入後残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超、20万円以下 | 8,000円 |
20万円超、30万円以下 | 11,000円 |
30万円超、40万円以下 | 11,000円 |
40万円超、50万円以下 | 13,000円 |
50万円超、60万円以下 | 16,000円 |
60万円超、70万円以下 | 18,000円 |
70万円超、80万円以下 | 21,000円 |
80万円超、90万円以下 | 24,000円 |
90万円超、100万円超 | 26,000円 |
引用元:SMBCモビット|返済日・返済額
借入目的によって審査に通らないこともある
SMBCモビットでは、おまとめ目的での借入は不可とは明記していません。
しかし、申込で資金使途は記載する必要があります。
この際「おまとめ」「借換え」と正直に書くことで、審査に通らない可能性もあります。
ただ審査の過程や審査否決の理由は、申込者には教えてもらえません。
審査に通らなかったとしても、おまとめ目的だから通らなかったのか、収入などが低いと判断されたのか、それとも信用度が低かったのかは申し込んだ方にはわからないのです。
特におまとめローンは利用額が大きくなる傾向があるので、審査に通りにくいという点は覚悟しておいたほうがよいでしょう。
大前提!「絶対通るおまとめローン」は存在しない
消費者金融の口コミを見てみると「〇〇は審査が甘い」という表現をよく目にしますが、これは間違いです。
SMBCモビットに限った話ではありませんが、審査内容が公表されることはありません。
よって、審査が甘い・厳しいを判断することはできません。
また、おまとめローンは総量規制の範囲外ですが、かといって「いくらでもまとめられる」と決まってはいません。
年収に対してあまりに金額が大きい場合、返済できないリスクも増大します。
よって審査落ちになる可能性も高くなると覚えておきましょう。
なお、SMBCモビットのローンは正式なおまとめローンではないため、まとめるにしても総量規制を下回る金額でないといけません。
おまとめローンの審査は甘いどころか厳しいと覚悟しておく
おまとめローンの審査難易度が簡単といえないのは、すでにお伝えしたとおりです。
ただ、審査はほかのローンより「厳しい・難しい」と考えておいた方が賢明です。
おまとめローンを利用する人は、すでに何社からも借入をしていて返済できないくらいの利息を払っている状態です。
初めてカードローンを利用する人(信用情報がまっさらな人)と比べても審査は慎重に行われると考えるのが自然です。
特にSMBCモビットは「おまとめローン」ではないので、なおさらですね。
「他社借入の件数が多い」「総量規制ギリギリまで借りている」という状態では、審査落ちしてしまうことも普通にありえます。
他社の消費者金融おまとめローンとの比較

消費者金融にもおまとめローンを取り扱っているところはあります。
レイクは現在関連会社がおまとめローンを扱っているのみで、借換え専用ローンの新規受付はストップしています。
それでは、大手消費者金融のおまとめローンとSMBCモビットのローンを比較してみましょう。
消費者金融 | 金利 | 限度額 | 申込可能年齢 | 貸金業法に基づくおまとめ |
---|---|---|---|---|
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | 満20歳以上69歳以下 | × |
アコム (貸金業法に基づく借換え専用ローン) |
7.7%~18.0% (貸付金額100万円以上の場合7.7%~15.0%) |
1万円~300万円 | 満20歳以上 | ○ |
プロミス おまとめローン |
6.3%~17.8% | 300万円まで | 満20歳以上65歳以下 | ○ |
アイフル かりかえMAX |
3.0%~17.5% | 1万円~800万円 | 満20歳以上 | ○ |
金利だけの比較では、SMBCモビットもおまとめ専用ローンとあまり違いなく感じます。
それでは、さらに金利の低いローンとして銀行のローンを見てみましょう。
金利 | 限度額 | 申込可能年齢 | 申し込み条件 | |
---|---|---|---|---|
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | 満20歳以上69歳以下 | 指定なし |
SBI新生銀行 (かりかエール) |
10.5%~18.0% | 10万円~400万円 | 満20歳以上70歳以下 | 20歳~70歳までの安定収入のある方 |
東京スター銀行 (スターワン乗り換えローン) |
12.5% | 30万円~1,000万円 | 満20歳以上65歳未満 | 年収200万円以上の給与所得者の方 |
横浜銀行カードローン | 年1.5~14.6%(変動金利) | 10万円~1,000万円 (10万円単位) |
満20歳以上69歳以下 | 安定収入がある、指定の地域に居住または勤務、保証会社の保証を受けられる方 |
紀陽銀行 おまとめローンプラス |
6.5%~14.0% | 10万円~500万円 | 満20歳以上完済時満80歳以下 | 安定した収入がある、住居または勤務先が営業区域内、保証会社の保証を受けられる方 |
西日本シティ銀行 おまとめローン |
4.5%~15.0% | 10万円~500万円 | 満20歳以上75歳未満 | 住所が営業エリア内にある、保証会社の保証を受けられる方 |
銀行ではおまとめローンだけでなく、低金利のカードローンをおまとめに利用することができます。(一部借換え目的に利用できないカードローンもあります)
銀行ローンは最高金利が低い!
SMBCモビットなどの消費者金融と銀行のローンの違いは、やはり「金利」ですね。
最低金利では、SMBCモビットよりも高い銀行カードローンやおまとめローンも見つかります。
しかし最高金利では確実に銀行のローンのほうが低いです。
ローンでは利用当初は最高金利が適用されることが多くなっています。
信用度が高くないため、最高金利での返済となるケースが多いのです。
いきなり最低金利が適用される可能性は低いので、最高金利が低いとより利息を抑えられることになります。
それでも銀行おまとめローン=使いやすいとならないこともある
「銀行おまとめローンやカードローンのほうが低金利などのメリットが大きいなら、消費者金融のおまとめローンやカードローンは利用しにくいのでは?」と考える方も多いでしょう。
しかし、ここで注意したいのは銀行おまとめローンの申込条件です。
年収や勤務形態の条件があるところ、営業エリア内に住居などがあること、といったように誰でも気軽に申し込めないローンも少なくありません。
銀行カードローンでは、申込条件は年齢や安定した収入などのものが多いです。
しかし、低金利ローンだけに審査は厳しくなるでしょう。確実に返済する方を審査可決としたいからです。
銀行おまとめローンや、銀行カードローンの審査に通らない場合に、SMBCモビットのような消費者金融のカードローンやおまとめローンはおまとめ先として利用価値があります。
SMBCモビットでのおまとめに向いている人
SMBCモビットは正式におまとめローンをリリースしていないので、ほかに候補になる消費者金融はたくさんあります。
それでも、あえてSMBCモビットを選ぶ場合のメリットを紹介します。
会社への在籍確認を回避したい人
SMBCモビットのWEB完結申込を利用することで、会社への電話連絡なしで在籍確認を終わらせることができます。
通常の消費者金融では所属する会社に電話がけが行われます。どうしても避けたいという人も多いでしょう。
SMBCモビットのWEB完結なら、電話連絡がなくなります。
ただし、以下の条件を両方とも満たすことが条件です。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている
- 全国健康保険協会は行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証を持っている
まとめた金額が100万円を超える人
SMBCモビットの金利は年3.0~18.0%ですが、100万円未満の借入では上限金利が適用されることが一般的です。
そのままでは他社の金利と同等か、下手すると金利が高くなってしまうこともあります。
一方で100万円以上の借入ができれば、法律の上限である年15.0%まで金利が引き下げられます。
100万円以上の金額を借入したい場合、SMBCモビットでも金利が低くなる可能性があります。
ただし、年収などの属性が弱い場合、審査に通らない可能性も考えられます。
ほかの消費者金融のおまとめ審査に落ちた人
おまとめローンの有無に限らず、消費者金融の審査内容は会社ごとに変わります。
ほかの消費者金融の審査に落ちた場合でも、SMBCモビットの審査をあっさり通過できる可能性もあります。
ただし、落ちるのが不安だからと言って「何社も同時に申込」という事態は避けて下さい。
何社も同時に申込すると「それだけお金に困っているの?」と疑われることになり、審査に悪影響を与えます。
これが俗にいう「申込ブラック」と呼ばれる状態です。
SMBCモビットでおまとめできなかったときの対処法
SMBCモビットのローンに申込しても、絶対に審査を通過できるかは分かりません。
むしろ、審査落ちになる可能性もあります。
もしSMBCモビットの審査を通過できない場合、ほかにどんな選択肢があるのでしょうか?
ほかの消費者金融を検討する
SMBCモビットに落ちても、ほかの消費者金融の審査を通過できる可能性は十分にあります。
それぞれの消費者金融で基準が全く異なるからですね。
他の消費者金融を利用すれば、正式に「おまとめローン」に申し込むこともできます。
たとえば「アイフル」では以下の2つのおまとめローンを展開しています。
- おまとめMAX:アイフルと他社の借換え
- かりかえMAX:他社借入金の借換え
どちらも同じ商品ですが、おまとめする金融機関にアイフルを含むかどうかで変わります。
いずれも金利が3.0~17.5%と、通常のキャッシングローンの上限金利18.0%より低いのがメリットです。
年18.0%で借りているローンをまとめることができれば、間違いなく金利が低くなるわけですね。
銀行カードローンに申し込む
カードローンを使っているのは消費者金融だけではありません。
「銀行カードローン」も選択肢になります。
金利が消費者金融より低く、おおむね15.0%以下で借入することができます。
消費者金融から借換えするだけで、利息の負担を抑えられるのがメリットです。
銀行は総量規制の対象外ですから、SMBCモビットのフリーローンでは借りられない金額でも融資を受けられる可能性はあります。
ただし、銀行カードローンは2018年1月より即日融資には対応していません。
また、過剰な貸付防止のために現在は貸金業法の総量規制と同等の規制を行っているケースもあります。
任意整理など別の選択肢も検討する
どうしても「おまとめローン」が使えるローンの審査に通らない場合、そのまま放置してはいけません。
返済を遅らせると利息に加えて遅延損害金が年20%で請求されることになり、ますます完済が遠のきます。
たとえば「任意整理」といった方法で借金を減額できるか検討しましょう。
任意整理は債権者と交渉して借金の返済額や返済期間を決め直すことです。毎月の返済金額を大幅に減らすこともできます。
ただ、任意整理でも他の債務整理でも、事故情報として信用情報に記録される点は覚えておきましょう。
SMBCモビットとおまとめローンに関するQ&A
最後に、SMBCモビットとおまとめローンに関する疑問と回答をQ&A形式でまとめました。
SMBCモビットでのおまとめを検討している方はぜひご覧ください。
おまとめは、専用の「おまとめローン」を使って複数のローンを1つにまとめることです。
一方の借り換えは1社のローン商品を、別のローン商品に乗り換えする借り方を指します。
そもそもSMBCモビットには「おまとめローン」という商品はありません。
一般的なカードローンで審査を受けることになります。
カードローンの審査にかかる時間は「最短30分」です。
ただし、申込の時間帯や本人の年収・信用情報によっては翌日以降の審査回答になる可能性もあります。
SMBCモビットの融資限度額は800万円ですから、不可能ではありません。
ただ、SMBCモビットのローンはおまとめローンではないため、「総量規制」が適用される点に注意が必要です。
600万円を借入する場合、最低でも1,800万円の年収が必要になります。
まとめ
SMBCモビットでは、おまとめ専用ローンとしての取り扱いはないものの、借入件数を減らしたり金利を抑えたりできるなら、おまとめとして利用することも可能です。
おまとめローンではないカードローンをおまとめローンとして利用する場合には、通常の借入での申し込むよりも難しさがあります。
利用額が大きくなること、現在のローンの借入状況、おまとめを利用した後の返済額や金利などをしっかりシミュレーションして比較しないといけないからです。