株式投資の初心者にとって「米国株」は非常にハードルが高いものと感じるのではないでしょうか?
しかし、実際には取引する通貨や手数料が異なるだけで、基本的な仕組みは日本の株式投資とあまり変わりません。
最近は多くの個人投資家が注目していて、証券会社同士で競うように米国株のサービスを拡充しています。
今回は米国株投資におすすめの証券会社について、厳選した5つの会社を紹介します。
米国株投資におすすめの証券会社一覧
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 | PayPay証券 | DMM.com証券 | |
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米国株取扱数 | 5,194本 | 4,955本 | 496本 | 4,550本 | 146本 | 1,621本 |
取引手数料 | 0~22ドル | 0~22ドル | 0~20ドル | 0~22ドル | 基準価格の0.5~0.7% | 買付は金額に関係なく0円 |
為替手数料 | 1ドル:0.25円 | 1ドル:0.25円 | 1ドル:0.25円 | 1ドル:0.25円 | 1ドル:0.25円 | 1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
分析ツール | 米国株アプリ 米国株スクリーナー |
– | 松井証券 米国株アプリ | 銘柄スカウター米国株 | – | DMM株 PRO+ DMM株 STANDARD スマホアプリ『DMM株』 |
NISA | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
公式サイト | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 | – | – |
日本株にはない米国株投資の魅力
ここでは、日本株にはない米国株ならではの魅力を解説します。
- 右肩上がりで成長する市場に投資できる
- 1株から購入できる
- 年4回の配当金が受け取れる
右肩上がりで成長する市場に投資できる
日本の株も個別でみれば有能な銘柄はたくさんありますが、市場全体でみた時は30年でほとんど成長していないことをご存知の人もいるでしょう。
一方の米国は短期ではリーマンショックやコロナショックなどで暴落した時期はありますが、長期的には右肩上がりで推移しています。
日本の日経平均株価(日経225)と米国のダウ平均で、1991年~2021年の30年の株価の推移を比較すると以下のとおりです。
1991年 | 2021年 | |
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日経平均株価 | 22983.77円 | 28791.71円 |
ダウ平均 | 3,168.83 | 36,338.30 |
日経平均株価を見ると、30年間で5,000円と少ししか成長していません。
一方のダウ平均ではなんと11倍以上に成長しているのが分かります。
個別の株式によっては、さらに大きな成長が見込めるものもあるのです。
米国の圧倒的な成長を享受できるのが、米国株投資のメリットです。
1株から購入できる
米国株は1株から購入でき、少額投資に向いているのがメリットです。
日本株の場合は基本的に100株単位での取引なので、1,000円の株でも100株で取引するためには10万円の自己資金が必要になります。
100株未満や1株単位で取引できる「単元未満株」もありますが、全ての証券会社で取り扱っているわけではありません。
米国株はどの銘柄でも1株数千円~数万円あれば投資を始められます。
年4回の配当金が受け取れる
日本株で配当金を受け取れるタイミングは年2回が一般的ですが、米国株では多くの企業で年に4回、配当金が配られます。
これは決算が四半期ごとに行われるためです。
年4回の配当金が受け取れるのは、インカムゲイン(配当収入)がメインの投資家には嬉しいポイントでしょう。
さらに米国株の場合、決算のタイミングによって配当月が以下の3パターンのいずれかに分類されます。
- 1、4、7、10月
- 2、5、8、11月
- 3、6、9、12月
上記3パターンの銘柄を揃えれば、3つの銘柄だけで「毎月配当金が手に入るポートフォリオ」が組みやすいのがメリットです。
米国株向けの証券会社を選ぶポイント
米国株を買うには、米国株式を取り扱っている証券会社を選ぶことが前提です。
ここでは数ある証券会社の中から米国株向けの証券会社の選び方を解説します。
主な選定ポイントは以下のとおりです。
- 取り扱い銘柄数
- 取引・為替の手数料が安いこと
- 逆指値注文ができること
- 詳細な分析ができるツールがある事
取り扱い銘柄数
このように考えている人は、できるだけ取扱銘柄数が多い証券会社がおすすめです。
米国株の取扱銘柄数については記事の後半で詳しく紹介しますが、なかには5,000銘柄を上回る証券会社もあります。
銘柄数が多いと、それだけ投資の選択肢が増えます。
名前を知る人が少ない小型株に投資できる可能性を少しでも高くするには、取扱銘柄が多い証券会社がおすすめです。
取引・為替の手数料が安いこと
米国株を売買するにあたって、必要になる手数料は以下の2つです。
- 取引手数料
- 為替手数料
「取引手数料」は大手のネット証券で「約定代金の0.495%(税込)が一般的で、手数料の上限が用意されている場合もあります。
たとえばSBI証券は約定代金の0.495%ですが、上限が22米ドルに設定されています。
テスラの株をSBI証券で1株購入する場合、計算式は以下のとおりです。(2022年5月9日現在の終値)
865.65USD×0.495%=4.28USD
1ドル130円(2022年5月9日現在)として計算すると約556円です。
同じ証券でSBI日本株を購入する場合の取引手数料が「10万円以下で99円(税込)」であることを考えると、かなり割高といえるでしょう。
米国株を売買する度にかかるため、できる限り手数料が低い証券会社を選びましょう。
もう1つの手数料は「為替手数料」です。
米国株は日本円で買うことができず、米ドルへ両替をする必要があります。
両替をすると手数料がかかるため、こちらもできるだけ安い証券会社が望ましいでしょう。
大手のネット証券では1ドルあたり0.25円(25銭)が相場です。
1ドルで見ると大した金額には思えないのですが、金額が大きいと無視できないコストになっていきます。
証券会社で10,000ドルを交換した場合、手数料だけで2,500円が必要になる計算です。
逆指値注文ができること
米国株向けの証券会社を選ぶ時は、注文方法にも注目しておきましょう。
一般的に米国株を含む個別株の注文方法は以下の2つです。
- 希望する売買価格を指定する「指値注文」
- 希望する売買価格を指定せず、1番早く成立する価格で取引する「成行注文」
ただ、上記2つだけでは長く米国株投資を続けるのに不十分な場合があります。
急な株価の暴落に備えて「逆指値注文」ができる証券会社が望ましいです。
逆指値注文は「価格が上昇して指定した値段以上になったら『買い』」「価格が下落して、指定した値段以下になったら『売り』」を行う機能のことです。
目を離した隙に株価が急落したとしても、指定した逆指値注文が執行されることで損失を最小限に抑えることができます。
詳細な分析ができるツールがある事
米国株は日本株と比較して、情報が入手しにくいことがデメリットです。
日本株は決算書の読み込みなど比較的簡単にできますが、英語で書かれた米国株ではなかなかそうは行かないでしょう。
そこで、証券会社が独自に用意している米国株の分析ツールが役に立ちます。
たとえばマネックス証券の「銘柄スカウター米国株」。
マネックス証券の利用者が使える米国上場企業分析の無料サービスで、以下のような機能を備えています。
- 過去10期以上の企業業績をグラフ表示
- 四半期業績の推移で直近の業績トレンドを確認可能
- 配当について、通期や四半期データを表示
- 気になる銘柄を一覧比較できる銘柄比較機能
銘柄スカウター米国株では売り上げや営業利益などの重要な成績について、過去10期以上にわたってグラフ表示できます。
また、長期的な業績だけでなく、3ヶ月ごとの四半期業績の推移の確認も可能です。
銘柄比較機能を使うことで株価や時価総額などの基本情報やPER・PBR・利回りなどのデータも比較できます。
米国株投資におすすめの証券会社ランキング6選
米国株を購入するためには米国株を扱う証券会社を選ぶことが必要で、そのサービス内容は会社によってさまざまです。
前項で紹介した選び方を参考に、自身に合った証券会社を決めていきましょう。
今回紹介するおすすめの証券会社は以下の6つです。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- マネックス証券
- PayPay証券
- DMM.com証券
SBI証券
【SBI証券のおすすめポイント】
3つのポイントから選んで投資信託にポイント投資できる米国以外の取扱い外国銘柄が豊富取引手数料が最低0ドル~
SBI証券はネット証券で口座開設数ナンバー1を誇る証券会社で、ポイント投資や証券会社で最低水準の手数料体系が魅力です。
特にポイント投資は「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」の3つに対応していて、貯めたポイントを使ってNASDAQやS&P500指数に連動したインデックスファンドに投資できます。
外国株の取扱銘柄数についても5,000銘柄を超えていて、ネット証券でトップクラスです。
米国株以外にも中国・韓国・インドネシア・ベトナム・シンガポール・マレーシアなどアジア各国の株を購入できるのも強みです。
「将来的には新興国にも直接投資してみたい」と考えている方にはイチオシの証券会社と言えます。
証券会社名 | SBI証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022/5/9時点) |
5,194本 |
売買手数料 | ・最低取引手数料:0ドル ・取引手数料:約定代金 × 0.495 % ・上限取引手数料:22ドル |
為替手数料 | 1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | 〇 |
分析ツール | 米国株アプリ 米国株スクリーナー |
NISA | 〇 |
楽天証券
【楽天証券のおすすめポイント】
SBI証券に匹敵する口座開設数を誇るネット証券スマホアプリ「iSPEED」で米国株の取引が可能楽天ポイントでのポイント投資にも対応
楽天証券はSBI証券に匹敵する規模のネット証券で、手数料体系も類似しています。
スマホアプリ「iSPEED」に米国株取引機能が追加されたことで、アプリでの情報閲覧はもちろん、注文から管理まで幅広い手続きが可能です。
また、ポイント投資に注力しているのも魅力的。手に入れた楽天ポイントを使えば、インデックスファンドを含む投資信託だけでなく、国内株式(現物)・米国株式(円貨決済)まで購入できます。
ポイ活で楽天ポイントを集めている人なら実質無料で買えてしまうのは、楽天証券ならではのメリットです。
証券会社名 | 楽天証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022/5/9時点) |
4,955本 |
売買手数料 | ・2.22米ドル以下:0ドル ・2.22米ドル超4,444.45米ドル未満:約定代金 × 0.495 % ・4,444.45米ドル以上:22ドル |
為替手数料 | 1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | 〇 |
分析ツール | – |
NISA | 〇 |
松井証券
【松井証券のおすすめポイント】
1株から購入する事が出来て約定代金が222円以下の場合は手数料が無料となるのが強み。少額で投資したい人には手数料を気にしないで投資できる。またサポート面が充実しており電話質問したい場合はお勧めの証券会社です。
サポートの充実さと安定したシステムが売りの証券会社です。また財務内容に関しても自己資本規制比率が高く安心の企業体制なのが大きな特徴です。個人の貴重な資産を安心して預けられます。
大手ネット証券との大きな違いは、サポート面です。最近、大手では多くなったチャット問い合わせですが、松井証券ではフリーコールにも対応しています。投資に関する質問からPC&スマホ操作方法についてもサポートしています。
証券会社名 | 松井証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022/5/9時点) |
496本 |
売買手数料 | ・2.22米ドル以下:0ドル ・2.22米ドル超4,444.45米ドル未満:約定代金 × 0.495 % ・4,444.45米ドル以上:22ドル |
為替手数料 | 1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | × |
分析ツール | 松井証券 米国株アプリ |
NISA | × |
マネックス証券
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国・中国株に注力した証券会社特徴的な注文方法が豊富取引ツール・銘柄スクリーニング機能が充実
ネット証券で以前から「米国株と中国株に力を入れている」ことで有名だったのがマネックス証券です。
取引できる米国株の数は4,560本。SBI証券や楽天証券に次ぐ、ネット証券トップクラスの本数を誇ります。
特徴的な注文方法を数多く揃えているのもメリットです。
- 逆指値注文のトリガーとなる価格を自動修正する「トレールストップ注文」
- 指値注文と逆指値注文を同時に出せる「ツイン注文」
など、米国株取引を有利に進められる注文を備えています。
証券会社名 | マネックス証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022/5/9時点) |
4,550本 |
売買手数料 | ・最低取引手数料:0ドル・取引手数料:約定代金 × 0.495 %・上限取引手数料:22ドル |
為替手数料 | 買付時の手数料は0円売却時は1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | 〇 |
分析ツール | 銘柄スカウター米国株 |
NISA | 〇 |
PayPay証券
【PayPay証券のおすすめポイント】
証券会社が厳選した銘柄に投資できる金額単位で株式を購入できる独自システムがある
PayPay証券の米国株の取扱い銘柄数は146銘柄と、今回紹介するほかの4社と比較して少ないです。ただ、逆に言えばPayPay証券が厳選した優良銘柄に絞って投資できるということでもあります。
さらにPayPay証券の他社にはないメリットとして「最低1,000円から投資できる」というものがあります。
1株から購入できる証券会社は多くありますが、金額指定で購入できるのはPayPay証券ならではのメリットです。例えば、買付株価が2000円の株を5000円購入すると2.5株保有になります。
この投資方法のメリットは以下の2つです。
- 1株の株価が高い銘柄に投資しやすい
- ドルコスト平均法が使える
毎月一定額でコツコツ買い増ししたい人はPayPay証券も選択肢に入りますよ。
証券会社名 | PayPay証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022年3月22日時点) |
146本 |
売買手数料 | 現地時間 9:30 ~ 16:00 →「基準価格」に0.5%を乗じた価格 上記以外の時間帯 →「基準価格」に0.7%を乗じた価格 |
為替手数料 | 1米ドル:0.35円 |
逆指値注文 | × |
分析ツール | – |
NISA | × |
DMM.com証券
【DMM.com証券のおすすめポイント】
米国株式の取引手数料が一律0円国内株式と米国株を1つのアプリで取引できる
DMM.com証券のメリットは「米国株取引の買付手数料が一律0円」ということです。
買い付けるだけなら手数料がかからないので、長期間同じ銘柄を保有し続ける長期投資でお得に利用できます。
わずかに思える売買手数料でも、何度も支払うと無視できない大きな金額になってしまいます。手数料が0円に設定されたDMM.com証券なら、何度買付しても手数料はかかりません。
さらに国内株式と同じ1つのツール・アプリで取引が可能なのもメリットです。
わざわざ別のアプリを立ち上げる必要がないので取引が非常にスムーズになります。
取引ツールはシンプルな操作で取引『かんたんモード』とPCツールに匹敵する機能を備えた『ノーマルモード』に切り替えが可能。利用者のレベルに応じて画面を使い分けられます。
証券会社名 | DMM.com証券 |
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米国株取扱銘柄数 (2022/5/9時点) |
1,621本 |
売買手数料 | 約定代金にかかわらず一律0円 |
為替手数料 | 1ドル:0.25円 |
逆指値注文 | × |
分析ツール | DMM株 PRO+ DMM株 STANDARD スマホアプリ『DMM株』 |
NISA | 〇 |
米国株で失敗しないために知っておくべき指数とETF
米国株投資はApple・Microsoft・Googleなど、世界的な銘柄に個別で株式投資できるのが魅力ですが、個別株投資は難しいものです。
1社に集中投資して、もしその企業で不祥事が発生したらどうでしょうか?株価が急落して、資産が半分以下になってしまう可能性もあります。
「米国株投資はやってみたいけど、個別株を絞り込むのは怖い……」という人は、ETF(上場投資信託)を選択しましょう。
【ETFとは】
Exchange Traded Fund の略。
日経平均株価やNYダウなどの指数に連動するように運用されている投資信託
【株価指数とは】
株価指数とは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもの。
たとえば東証株価指数(TOPIX)は昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
これによって時系列でみた時に連続性を保ちながら、対象とする株価の動きを長期的に評価できます。
米国株に関する指数に連動することを目指す投資信託で、個別株と同様にリアルタイムで取引できます。
ここからは、米国株ETFを選択する際におすすめの指数について2つご紹介します。
S&P500指数
S&P500指数は、ニューヨーク証券取引所とNASDAQに上場している代表的な500社を選定して算出する指数です。
アメリカの2つの巨大市場から500社を選定した有名な指数で、アメリカの株式市場の状態を表す指数として世界中で注目されています。
ダウ平均が30社から成るのに対して、こちらは500社から構成されていることで分散が効いています。
ナスダック指数と違って金融銘柄が含まれていて、ハイテクが値を下げやすい利上げ局面では相対的に値が落ちにくいメリットがあります。
逆に利下げでハイテクが大きく躍進する際や、金融業が大きく落ち込むとナスダックよりも落ち込む可能性があります。
S&P500指数に連動した有名なETFには「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」があります。
代表的な構成銘柄 | ・アップル ・マイクロソフト ・アマゾン・ドット・コム ・アルファベット ・メタ・プラットフォーム ・バークシャー・ハサウェイ ・JPモルガン・チェース など |
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過去5年の値動き (2022年3月22日現在) |
+90.33% |
ナスダック総合指数
ナスダックに上場している全銘柄を対象にしているのがナスダック総合指数です。
1971年2月5日の時価総額を100とし、その後も時価総額を指数化しています。
S&P500と比較すると構成銘柄はハイテクやITに集中していますが、ペプシコやコストコといった日本でも馴染みのある生活必需品企業が含まれるのも特徴です。
ITの比重が高いことで利下げに強く、過去の利下げを背景に2020年~2021年は大躍進を遂げました。
ナスダック指数を扱う代表的なETFには「インベスコQQQ ETF(QQQ)」などがあります。
代表的な構成銘柄 | ・アップル ・マイクロソフト ・アルファベット ・メタ・プラットフォーム ・テスラ ・ペイパル など |
---|---|
過去5年の値動き (2022年3月22日現在) |
+137.42% |
米国株と証券会社に関するQ&A
最後に、米国株に適した証券会社選びに関する疑問と回答をまとめました。
NISAを利用して米国株を含む外国株式銘柄に投資できるかは証券会社によって異なります。
たとえばSBI証券で米国株式を売買する場合は「外貨建商品取引サイト」で行いますが、NISA対象の銘柄には「NISA対象銘柄」と表示されています。
一方、松井証券など一部の証券会社ではNISA口座での米国株投資には対応していません。
NISAを活用したい場合、選ぼうとしている証券会社がNISAによる外国株投資に対応しているかは事前に確認しておきましょう。
日本株にはないリスクでもっとも注意しなければいけないのは「為替変動リスク」です。外国株を購入する場合、その企業の株価に加えて為替の変動が大きく利益に直結します。
為替レートが円高の時期にまとめて外貨に交換しておくことで、円安の時期に両替するよりも有利に取引を進められます。
まとめ
米国株投資に強い証券会社として5つの会社を紹介しましたが、いずれの会社も独特の強みを持っています。
- SBI証券:銘柄数が業界トップクラス
- 楽天証券:楽天ポイントによるポイント投資ができる
- マネックス証券:独自の注文形式が豊富
- PayPay証券:金額単位での投資が可能
- DMM.com証券:取引手数料が無料
迷ったときには取扱い銘柄数が多い「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」がおすすめですが、他2社も大手にはない尖ったメリットがあります。
米国株以外のメリットも比較しながら、自身の投資スタイルに合う証券会社を探してみましょう。