お金のトラブル

闇金押し貸しの予防と対策!覚えのない振り込みにご注意ください

自分の口座に、知らない人や会社から身に覚えのないお金が振り込まれていたらそれは闇金の「押し貸し」の可能性があります。

押し貸しとは銀行口座へ少額のお金を勝手に振り込んできて、後日高い利息と一緒に返済を求めてくる闇金の手口です。

そのような被害にあわないために、押し貸しの手口や被害にあった時の対処の仕方などを紹介します。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

闇金から押し貸しの嫌がらせ?原因と手口

押し貸しは、自分の銀行口座に知らない人から入金があった事から始まります。

そして後日には、「貸したお金に利息を付けて返してほしい」と要求される詐欺のことです。

押し貸しの原因は、闇金に個人情報が流れた場合が多いです。

闇金から押し貸しをされる場合、闇金側にとって必要になる情報が3つあります。
これらの情報が闇金側に渡っていると押し貸しをされる危険があります。

  • 口座番号
  • 名義人氏名
  • 名義人電話番号

    それではこれらの情報がどのようなケースで闇金に渡ってしまうのでしょうか。

    ①闇金から借りていた方は嫌がらせを受けやすい

    過去に闇金を利用した経験があるという人の場合、その時に登録した個人情報(氏名、住所、銀行口座番号など)が闇金業者間で流れているかもしれません。

    個人情報が流出していなくても、手を出したことのある闇金業者が、押貸しをするという事もあります。

    ②闇金から借りていなくても申し込みの個人情報を使う

    また、借入の申し込みの途中で「怪しい」と思い、手続きを途中でやめても勝手に振込をしてくる闇金もいます。

    そもそも闇金に手を出そうとする人は、お金を借りる事に関しての知識が薄く、誰にも相談できずに行動してしまう人も多いようです。

    闇金はお金を借りる事に対して知識のない人を選んで押し貸しをしてきます。

    近年急増!ネットオークションで個人情報が狙われる

    インターネットの普及により、近年はネットオークションを利用する人も少なく在りません。
    実はインターネットでの取引が原因で被害に遭うことも増えています。

    例えば、ネットオークションで有名なヤフオクでも、取引が成立した時は相手に口座番号などの情報を教えてしまった事で、後日見知らぬ人からお金が振り込まれたという事もあったようです。

    闇金が狙っているのは、即決や振込期限が短い出品者です。急ぎでお金が必要な出品者だと思われると、即決で商品を落札して、振込先口座などの個人情報を手に入れ、押し貸しを強行してくる事例が増えています。

    ネットオークションを利用する際は、「Yahoo!かんたん決済」のような個人情報が表に出ないようなサービスを利用すれば押貸しの被害を防げます。

    闇金から押し貸しをされたときの対処法

    闇金は違法業者であり、借りたとしても返済の義務がないとは法律上のことです。

    実際には、そもそも闇金は違法業者のため法律を守るような取立ては行いません。
    押し貸しは放置で良いというネット情報もありますが非常に危険です!

    素人判断で行動を起こすことは危険が伴います。ネット情報に振り回されずに振り込まれてしまったときには専門家の力を借りることが重要です。

    ①振り込み前なら口座の解約を銀行に連絡

    闇金から「お金を振り込みます」と連絡が来るケースがあります。

    もしくは「お金を振り込みました」という連絡があってもまだ実際には振り込まれていないケースです。

    お金が振り込まれる前なら対処法は非常に簡単です。
    トラブルに奈留前にすぐに解決ができます。闇金にかかわった口座はすぐに解約をしましょう。

    また、闇金から連絡があった電話番号は今後のトラブルを防止するためにすぐに変更をしましょう。

    ②押し貸しをされたら闇金に強い弁護士に相談をする

    闇金の被害にあった時は警察に相談するという方法がありますが、警察に相談しても解決にはならないことがほとんどです。

    たとえば警察に相談し、業者に警告してもらえば職場への電話がなくなる事はありますが、個人への催促はなくならないことが多いからです。

    被害届を出すにしても、実際に暴力などの危害を加えられないと受理してもらえない可能性が高いです。

    押し貸しを受けたら消費者センターや弁護士事務所に相談

    すでに振込されている場合は押し貸し被害に合っているので、自力で解決するのは簡単ではありません。

    その場合は、まず消費者センターや弁護士事務所、司法書士事務所などの専門家に問い合わせするのが一番です。闇金への返金口座がわからないためです。

    その理由は、

    1. 振り込み名義人は偽名を使える
    2. 振込銀行、振込口座はわかっても口座番号は表示されない

    現在の銀行振り込みの方法では、闇金側の口座を相手に知られることなく振込みができます。だからこそ押し貸し対策に強いエキスパートを選ぶ必要があります。

    任意整理や自己破産、過払い金請求などの債務整理に強い弁護士は多くいますが、闇金に強い弁護士、司法書士は多くはありません。実際に闇金事例をどれだけ扱っているのか必ずサイトをチェックして事例数を調べましょう。

    返金を請求!闇金が応じなかったら供託制度

    供託制度とは法務局が窓口となって、国がお金を預かる制度です。闇金への返金を直接行うのではなく、供託制度を利用して法務局に預かってもらい、やみ金が法務局に取戻請求を行う必要があります。

    供託制度は法令によって明確にルールが決められています。また手続きも非常に複雑になっており個人で行うことは困難です。

    供託制度を利用したい場合でも、弁護士など専門家に相談することをお勧めします。

    これをやったら闇金の思うツボ!やってはいけないNG行動

    押し貸しにあったとき、間違った対処法をしてしまうと闇金の罠にずるずると引き込まれることになり兼ねません。

    チェックするのは以下の3つの項目です。

    1. 振り込まれる前なら銀行口座と携帯電話の解約
    2. 振り込まれた後なら弁護士司法書士へ相談
    3. 振り込まれたお金には手をつけない

    この3つを覚えておけば闇金に押し貸しをされても対処法を考えることができます。ここでは絶対にやってはならない間違った対処法をその理由をご説明します。

    押し貸しを利息をつけて返済するといつまでも支払うことになる

    押し貸しの常とう手段として、押し貸しする金額はそれほど多くはありませんが、法定外の高利子付きで返済を要求してきます。

    払わない場合は、当然のように怒鳴ったり脅したりしてきます。そうなると、現状から逃れたいという思いで、つい払ってしまうことがあります。

    しかし、脅せば払ってくれると思われるとどんどんつけ上がり、ますます縁を切るのが難しくなります。自己判断で対応してしまうと後々大変な事になるので、どんなことがあっても支払う事だけは避けなければなりません。

    押し貸された元金を返さないと職場に電話がかかってくる

    「督促があっても無視や放置しておくのが一番」という意見もありますが、それはおすすめできる方法ではありません。怪しいメールが届く程度の詐欺であれば、無視しても問題ありませんが、この件に関しては無視や放置はよくありません。

    理由は、すでに口座の情報が相手方に知られて入金がされており、詐欺行為が始まっているからです。口座情報とともに住所や電話番号、勤務先などの情報も知られている事が多く、悪くすれば、自宅や勤務先に電話がかかってくる事もあります。

    中には闇金から押し貸し被害を受け、放置していたため嫌がらせの電話が勤務先へかかってくるようになり、会社をクビになってしまったというケースもあります。

    違法業者へは返済の義務無し。ラッキーで済ませてはいけない理由

    闇金などの違法業者からの借り入れには返済の義務はありません。しかし、返済の義務花区ともそもそも違法業者である闇金は、法律にのっとった取立てを行うわけではありません。

    勤務先にも取り立ての電話が鳴り止まなくなり働き続けることが難しくなるでしょう。闇金からの押し貸しを受けた場合、放置が最も危険な方法です。必ず問題を解決しましょう。

    闇金にかかわってしまった口座と携帯電話は解約する

    一度でも闇金を利用したことがある、もしくは闇金とは知らずに問い合わせてしまったことがある場合、いつ闇金の被害にあうか知れません。

    闇金からの押し貸しを防ぐ方法はいたって簡単です。

    1. 闇金に知られた電話番号を解約
    2. 闇金に知られた銀行口座を解約

    この2つだけで十分に予防ができます。

    まとめ

    押し貸し対策は様々な方法がありますが、最も確実な方法は法律の専門家に相談する事です。闇金業者はどんな事でもしてくるので、自分だけで対処しようとするのは無理があります。

    専門家に依頼した段階で、闇金は何もしてこなくなる可能性が高いので、最も安全でかつスピーディな解決法と言えます。

    少しでも「自分では無理」と感じた時は、少しでも早く闇金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談する事をおすすめします。

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