お金を借りれる場所

ゆうちょ銀行(郵便局)でお金借りる4つの方法

ゆうちょでお金借りるやり方として便利なサービスの一つが、定期預金などを担保にする「貯金担保自動貸付け」です。

通常貯金の残高を超える払戻しの請求があったときに、その不足分が自動的に貸し付けられるだけでなく、ゆうちょ銀行ATMからキャッシュカードや通帳でお金を借りることもできるため、消費者金融やクレジットカードのキャッシングに抵抗を感じる方でも利用しやすい方法です。

貯金担保自動貸付けは他のカードローンとは異なる特徴もあります。

そのほかJP BANKカードでのキャッシングなど、ゆうちょ銀行でお金借りる方法を詳細に解説していきます。

FP監修者
森本 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)CFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。

ゆうちょ銀行(郵便局)でお金借りる4つの方法

ゆうちょでお金借りるやり方には、2022年6月現在は以下の4つの方法があります。

  1. 貯金担保自動貸付け
  2. ゆうちょ銀行のクレジットカード「JP-BANKカード」でキャッシング
  3. 住宅ローン
  4. かんぽ生命の保険の契約者貸付

    ただし、ゆうちょ銀行口座を持っていれば誰でも借りられるわけではありません。

    貯金担保自動貸付けの場合、ゆうちょ銀行に担保となる貯金があることが条件です。
    そしてJP-BANKカードの場合には、「JP BANKカード」を持っている必要があります。

    また、かんぽ生命の契約者貸付は、かんぽの解約返戻金のある生命保険に入っていることが前提条件です。

    ①ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けのやり方

    ゆうちょの便利なお金借りる方法は、自動貸付というものです。

    自動貸付は「貯金担保自動貸付け」という正式名称からもわかるように、「自分の貯金を担保にお金を借りるやり方」です。

    貯金担保自動貸付けはどんな貸付?

    貯金担保自動貸付けが可能なのは、総合口座に預け入れられる以下の貯金です。

    • 担保定額貯金
    • 担保定期貯金

      口座から引き出しや引き落としの際に、担保となる貯金があれば、通常貯金の残高の不足分が自動的に「貸付」という形で補われるシステムになっています。

      総合口座通帳を作ると自動貸付が付加されるため、申し込みは不要です。

      自分の通常貯金口座にお金がないときでも、担保となる貯金があれば解約することなくそれを利用して非常に低金利にお金を借りることができるのです。

      例えば、通常貯金の口座に10万円があり15万円引き出そうとした場合、通常であれば残高不足でお金を引き出すことはできません。

      しかし担保となる定期貯金・定額貯金があれば不足分の5万円が自動的に貸付となり、15万円引き出すことができます。

      将来の積み立てである定期預金を担保にお金を借りる方法です。

      結局は自分が積み立てているお金=貯金を一時的に使っているのと同じなわけですね。

      審査がないのはメリットですが、返済しなければ定期預金は減っていく一方です。積み立てを切り崩している点には注意が必要でしょう。

      貯金担保自動貸付けの概要

      申込方法 申込不要。総合口座通帳を作ると自動的に付加サービスとなる
      貸付金利 返済時の約定金利(%)+0.25%(担保定額貯金を担保)
      預入時の約定金利(%)+0.5%(担保定期貯金を担保)
      貸付限度額 預入金額の90%以内 1冊の総合口座通帳につき300万円まで
      貸付期間 貸付日から2年間(貸付けの日から2年以内に担保とする貯金が満期を迎える場合は、その満期までの期間、元利金継続(継続預入)の担保定期の担保定期貯金を担保とする場合は、貸付期間の範囲内で貸付けも継続されます。)
      返済方法 返済日に指定口座に入金後自動引き落とし
      利用での条件など 返済回数が決まっている。定期預金の満期日までに完済

      貯金担保自動貸付けは定期預金が担保である以上、返済ができなくなったときに定期預金を解約して返済をします。貸付を受ける日の元利金額の90%以内までが限度額ですが、ひとつの通帳につき最高300万円までとなっています。

      返済できなければ定期預金を解約することになります。

      定期預金を解約しない貸付のメリットとデメリット

      • 審査なしでお金を借りられる
      • 金利が低い
      • ゆうちょ銀行ATMからお金を借りられる
      ①審査なしでお金を借りられる・最短即日融資

      担保となる定期預金があるため審査は必要ありません。
      最短当日中に借入」が利用できます。

      また、総合口座を利用中であれば、貸越機能がついているためいつでも借入ができます。

      対象となる貯金があれば、審査がないため学生や無職の方でもお金を借りることができます。

      ②金利が低い

      「担保定額貯金を担保とする場合は返済時の約定金利(%)+0.25%」
      「担保定期貯金を担保とする場合は預入時の約定金利(%)+0.5%」

      もともと金利が低いと嘆いていた定期預金の金利がここで役に立ちます。

      ③ゆうちょ銀行ATMからお金を借りられる

      総合口座通帳をお持ちであれば「貸し越し機能が付加サービス」となっており、ゆうちょ銀行ATMからキャッシュカードまたは通帳を使って引き出しができます。

      担保になっているのが自分の積み立ててきた定期預金であるため、本当の借金とは異なります。

      ただし、返済できなくなってしまうと、定期預金が減る、最悪の場合解約になります。

      借金でないからと気軽に利用し続けていると、気が付いた時には備えがなくなっていた!という事になりかねません。

      審査なしで借りられるとはいっても、自分が積み立てている定期預金です。返済ができなければ、将来に向かって積み立てている貯金がなくなってしまいます。
      貯金担保自動貸付まとめ
      • 担保となる貯金がないと使えない
      • 定期預金を解約しなくてもよい
      • 審査がない
      • 積み立て残高の90%までは使える

      自動貸付けの必要書類

      貯金担保自動貸付けでは、「貸付け」「弁済」でそれぞれ必要なものが異なります。

      貸付けに必要なもの
      • 総合口座通帳
      • お届け印
      • 本人確認書類

      ※通常貯金の現在高を超える払戻し時に自動的に貸付けを行う。
      ※ATMでキャッシュカードまたは通帳により、通常貯金の現在高を超える払出しをすることでも貸付けを行います。

      弁済に必要なもの
      • 総合口座通帳
      • 本人確認書類(取扱金額が200万円を超える場合、提示が必要な場合あり)

      ※自動的貸付け中に通常貯金への預入の取扱いを行うことにより、自動的に返済を行う
      ※ATMでキャッシュカードまたは通帳により、通常貯金に返済金を預入することでも返済できる。

      あくまで自動的に貸付け、返済が行われるのが特徴です。上記の書類・持ち物があれば借入・返済できます。

      ただ、返済の際に「取扱い金額が200万円を超える」ケースでは、本人確認書類の提出が求められる場合もあります。

      担保不要の借り入れができない点に注意

      ゆうちょの自動貸付けを利用すれば、貯金を担保に自動的にお金を借りられます。
      しかし、逆にいえば貯金を持っていることが条件です。

      あくまでも「有担保」だからこそ、低金利に自動貸付けを受けられます。

      無担保で借入する手段としてはフリーローンやカードローンが考えられますが、現在は郵便局での新規取扱いを終了しています。

      無担保で借入したい場合、銀行や消費者金融のカードローンやフリーローンを検討するようにしましょう。

      自動貸付けの返済ができないと定期貯金は解約になる

      自動貸付けは文字通り自動で借入できるので、ついつい貯金感覚で使ってしまうこともあります。
      ただし、返済できない場合は担保になっている定期貯金は解約になる点に注意が必要です。

      解約後は借入金額と利子を差し引いた金額が、通常貯金の口座に入金される仕組みです。

      あくまでも担保を使った借金であることは忘れないでください。

      貸付期間は「貸付けの日から2年(貸付けの日から2年以内に担保とする貯金が満期を迎える場合は、その満期までの期間)」です。

      自動貸付けが出来ない場合に考えられる2つの原因

      自動貸付けは、貯金がないと利用できないのは当然です。それ以外にも、以下の2つが発生していると利用できません。

      • 担保の貯金が満期を迎えた
      • 貸付けの金額が上限に達した

        定期貯金の満期を迎えると担保がなくなるため、融資を受けることはできません。

        貸付けの上限に達した場合も同様です。預入金額の90%以内、1冊の総合口座通帳につき300万円を超える場合は借入ができなくなります。

        口座貸越サービス

        ゆうちょ銀行のサービスに「口座貸越サービス」があります。

        「口座貸越サービス」とは、利用中の通常貯金で、払戻し(引出し)や、公共料金・クレジットカード等の引き落とし(自動払込み)等の際に残高が不足する場合、自動的に不足額をゆうちょ銀行が利用者へ融資するサービスです。

        ただし貯金担保自動貸付けがご利用可能な場合は、それが優先されます。

        厳密にいえば「お金を借りる」サービスではなく、好きな時にキャッシングとして引き出しができるサービスではありません。

        一方、うっかり入金し忘れてしまったという場合でも自動貸越により引き落としが行われますので便利なサービスです。担保定期預金・定期貯金を保有していなくても利用できます。

        口座貸越サービスを申込できる方は、以下の通りです。

        以下の条件を満たす個人のお客さま
        ・日本国籍を有する方または永住許可等を受けている外国人の方
        ・契約時の年齢が満20歳以上70歳以下の方
        ・ゆうちょ銀⾏の通常貯⾦を保有している方(通常貯蓄貯⾦は除く)
        ・安定した収⼊があり、継続してお取引が⾒込まれる方(年⾦収⼊も可、また無職の既婚者の方で配偶者がこの条件に該当する方)
        ・ゆうちょ銀⾏所定の保証会社の保証を受けられる方
        ※本サービスのご利用には、ゆうちょ銀⾏およびゆうちょ銀⾏所定の保証会社による審査がございます。ご希望にそえない場合もございますことを、ご了承ください。
        なお、審査の詳細については、お答えすることができません。

        引用元:ゆうちょ銀行/口座貸越サービス

        ②ゆうちょ銀行のクレジットカード「JP-BANKカード」でお金を借りる

        貯金担保自動貸付以外にも郵便局でお金を借りる方法があります。

        それは、ゆうちょ銀行発行のクレジットカード「JP BANKカード」でキャッシング機能を使うというものです。

        JP BANKカードではU29若者向けカード、一般カード、ゴールドカードがあります。
        それぞれの基本スペックを見ておきましょう。

        U29 若者向けカード

        ブランド・カード名称 申し込み条件 年会費 キャッシング枠
        JP BANK VISAカード
        アレンテ
        満18歳〜29歳
        (高校生のぞく)
        初年度年会費無料
        以降1,375円
        0〜30万円
        JP BANK JCBカード
        エクステージ
        5年間年会費無料 0〜50万円
        (学生不可)

        一般カード

        ブランド 申し込み条件 年会費 キャッシング枠
        VISA/マスターカード 満18歳以上
        (高校生のぞく)
        初年度無料
        以降1,375円
        0〜30万円
        JCB 0〜50万円

        ゴールドカード

        ブランド 申し込み条件 年会費 キャッシング枠
        VISA/マスターカード 満25歳以上で安定収入のある方 年会費11,000円 0〜50万円
        JCB 満20歳以上で本人に安定収入のある方

        このほかに、JP BANKカードにはキャッシュカード機能ありの「一体型」と機能なしの「単体型」とがあります。

        一体型にすればお財布の中もすっきりしますし、キャッシュカードで買い物も、お金を借りることもできます。
        そこは個人の使い勝手の良さで選んでもいいでしょう。

        JP BANKカードのキャッシング金利は15.0%。大手消費者金融の上限金利が18%程度ですから、キャッシング金利としては比較的低めと言えます。

        発行ブランド、カードの種類によってキャッシング枠の設定が異なります。JCBブランドの若者向けカードでは、学生の方はキャッシングできないようになっています。

        発行時の対象者も異なりますので、自分に適したクレジットカードを選びましょう。

        JP BANKカードの申し込み方法

        一般的にクレジットカードの申し込みはWEB上で手続きが完了しますが、これまでJP BANKカードの申し込みはWEB完結できませんでした。

        しかし、2020年3月30日より、Webで申し込み受付を開始しました。

        総合口座(通常貯金)のキャッシュカードをお持ちであれば、PC・スマートフォンから申し込みが可能です。

        JP BANK カード ラインアップ(お申し込みはこちら)

        JP BANKカード申し込みの流れ

        1. 希望のカードを選択
        2. メールアドレスの登録
        3. ワンタイムパスワードの受信・入力
        4. 氏名・生年月日の入力、口座振替設定
        5. その他のお客様情報の入力
        6. 申し込み完了 受付完了メールの受信

          以前はWebから申し込み後、1週間程度で郵送される入会申込書に押印のうえ必要書類と合わせて返送、その後カードの到着まで1ヶ月ほどかかるというものでした。

          現在も公式サイトでは「Webで申し込む」と「入会申込書請求」とどちらか選ぶようになっているため注意しましょう。

          返済方法

          キャッシングリボの返済は、実質年率15.0%の利率で利息を算出し返済していきます。

          元利定額返済となります。
          また、リボ払い以外にも一括返済が利用でき、その場合も同様に15.0%の利率です。一括返済では、元利一括返済となります。

          JP BANKカードのキャッシングの注意点は?

          • 時間がかかる
          • 総量規制の対象になる
          ①時間がかかる

          JP BANKカードは2020年3月30日より申し込みがWeb完結できるようになりましたが、即日発行クレジットカードや数日程度で発行できるクレジットカードも少なくない中ではやはりかなり時間がかかる部類に入ります。

          急ぎでお金が必要という人には向かないでしょう。

          特に以下のケースでは、申し込みにあたり事前に手続きが必要となるためさらに時間がかかる可能性があります。

          申し込みにあたり事前手続きが必要なケース 必要な手続き内容
          ゆうちょ銀行に通常貯金口座を持っていない方 通常貯金の口座開設手続き
          通帳に記載・押印された「住所・氏名・届出印」
          と JP BANKカード入会申込書に記入・押印する
          「住所・氏名・届出印」が異なる場合
          「住所・氏名・届出印」
          の変更手続き
          すでにJP BANKカードを持っている方
          (ブランドやキャッシュカード機能の
          切り替え等)
          JP BANKカードの
          廃止手続き
          キャッシュカードを持ってない方が、
          キャッシュカード機能なしJP BANKカード
          を申し込む場合
          キャッシュサービス
          の利用申し込み手続き
          ②総量規制の対象になる

          クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象借入となります。つまり、年収の3分の1を超えて借りることはできません。キャッシング枠を、年収の3分の1より大きく設定できないので注意しておきましょう。

          他の総量規制対象の借入(消費者金融のカードローンなど)がすでにあれば、その額も含めて年収の3分の1以下にする必要があります。

          クレジットカード自体のキャッシング枠の額が大きくても、その額をすべて利用できるわけではないのです。

          JP BANKカードまとめ
          • 審査が必要
          • 時間がかかる
          • 総量規制の対象になる

          ③住宅ローン

          ゆうちょ銀行では2022年6月時点でフリーローンやカードローンの新規取扱はありません。ただ住宅ローン取扱は行っています。ゆうちょ銀行が取り扱う住宅ローン商品は以下の通りです。

          1. ゆうちょフラット35:ゆうちょ銀行と住宅金融支援機構が提携して提供する、最長35年の全期間固定金利住宅ローンです。変動金利とは違い金利上昇のリスクがありません。
          2. ソニー銀行住宅ローンの申込媒介
          3. 新生銀行住宅ローンの申込・契約の媒介
          住宅ローン比較表
          契約先 ソニー銀行 新生銀行
          商品名 住宅ローン
          変動セレクト住宅ローン
          固定セレクト住宅ローン
          パワースマート住宅ローン<プラス>
          取扱手数料 【住宅ローン】44,000円(消費税込み)
          【変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン】
          融資金額の2.2%(消費税込み)
          融資金額の2.2%(消費税込み)
          ご融資金額 500万円以上2億円以下(10万円単位) 500万円以上1億円以下(10万円単位)
          返済期間 【住宅ローン・変動セレクト住宅ローン】
          1年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
          【固定セレクト住宅ローン】
          10年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
          ※借換えの場合は残存期間が上限
          5年以上35年以内(1年単位)
          ただし、「長期固定金利タイプ」の場合は21年以上35年以内(1年単位)
          返済方法 元利均等返済方式
          ※半年毎増額返済(ボーナス返済)併用可能
          元利均等返済方式
          ※半年毎増額返済(ボーナス返済)併用可能
          団体信用
          生命保険
          必須加入(保険料はソニー銀行負担) 必須加入(保険料は新生銀行負担)
          団信種類 がん団信50%保障(適用金利上乗せなし)
          がん団信100%保障(適用金利に0.1%上乗せ)
          3大疾病団信(適用金利に0.2%上乗せ)
          生活習慣病団信(適用金利に0.2%上乗せ)
          一般団信(適用金利上乗せなし)
          ワイド団信(適用金利に0.2%上乗せ)
          介護団信(適用金利上乗せなし)
          一般団信(適用金利上乗せなし)

          参照:ゆうちょ銀行/住宅ローン比較表

          これらの取扱はゆうちょ銀行ローン取扱店が行います。利用を検討される方は身近のローン取扱店に相談してみるとよいでしょう。

          ④かんぽ生命の保険の契約者貸付でお金を借りる

          郵便局でお金を借りる方法として、日本郵政グループの行う生命保険業、かんぽ生命から借りる方法があります。

          かんぽ生命の生命保険の解約返戻金を担保とした契約者貸付です。

          かんぽ生命の契約者貸付はどんな貸付?

          契約者貸付制度は保険契約者の請求により、生命保険の解約返戻金の一部を借入できる制度です。

          一般的な契約者貸付では解約返戻金の70~80%を利用することができ、自身の解約返戻金を担保とした貸付のため「借金」ではないので信用情報に影響することもありません。

          カードローンなどと比べて非常に金利も低いです。

          ただし、利息が複利計算であることや、期限内に返済しないと契約自体が失効してしまうなどといったリスクもあります。

          契約者貸付の対象となるのは、下記の解約返戻金がある生命保険に加入している人です。

          • 終身保険
          • 養老保険
          • 学資保険

            ※定期保険、保証期間の設定がない終身年金保険、財形商品および確定拠出年金商品には契約者貸付制度がありません。

            かんぽ生命の契約者貸付の必要書類

            かんぽ生命の契約者貸付を利用する際の必要書類は次の通りです。

            • 保険証券(保険証書)
            • 印鑑
            • 保険契約者の本人確認書類

              委任代理人による手続きを希望する場合には、併せて以下の書類も必要になります。

              • 保険契約者本人の意思確認書類
              • 委任代理人の本人確認書類
              • 委任代理人の印鑑
              • 保険契約者が作成した委任状
                ※委任状はかんぽ生命公式サイト、もしくは郵便局でも受け取り可能です。

                かんぽ生命の契約者貸付の概要

                かんぽ生命の契約者貸付では、郵便局での手続き完了後にかんぽ生命で審査、その後郵便局の窓口または預貯金口座への振り込みで受け取りとなります。

                請求の内容によっては審査に時間がかかる場合もあります。

                申込方法 保険契約者本人が郵便局で手続き
                貸付金利 年2.5%〜年6.0%
                (貸付期間中の利率。貸付利率は契約の加入時期等によって異なります。)
                貸付限度額 解約返戻金の一定範囲内
                貸付期間 貸付を受けた日の翌日からその日を含めて1年間

                かんぽ生命の契約者貸付のメリットとデメリット

                • 金利が低い
                • 信用情報に載らない
                • 保険を継続したまま借りられる
                ①金利が低い

                大きなメリットは貯金担保自動貸付の場合と同様、やはり金利の低さです。

                自身の生命保険の解約返戻金を担保としているため、金利はカードローンなどと比べると非常に低く、加入時期が平成11年4月1日から平成19年9月30日までの場合には貸付期間中の利率は年2.50%となります。

                ②信用情報に載らない

                契約者貸付では一般的に、自身が積み立ててきた生命保険の解約返戻金を元手とするため、貸付の際の審査がありません。

                かんぽ生命の契約者貸付の場合には審査は一応ありますが、電話で問い合わせたところ信用情報に記録が残ることはないそうです。

                ③保険を継続したまま借りられる

                契約者貸付であれば、どうしてもお金が必要な時でも生命保険を解約することなく、今のままの保険を継続したままお金を借りることができます。

                • 手続きにやや手間がかかる(新規利用時)
                ①手続きにやや手間がかかる(新規利用時)

                大手保険会社の生命保険であれば、契約者貸付はインターネットからの申し込みで最短即日の借入ができるケースも少なくないのですが、かんぽ生命の場合、新規利用時は保険契約者本人による郵便局での手続きが必要になります。

                また、請求内容によっては審査に時間がかかる可能性もあります。

                契約者貸付の手続きが2回目以降で、次に該当する場合はかんぼ生命の会員向けホームページサービス「マイページ」で手続きができます。

                ・簡易生命保険契約(民営化前の契約)
                ・かんぽ生命保険契約で、契約者貸付のお手続きが2回目以降のご契約
                ・振込先口座、保険料振替口座または年金受取口座にゆうちょ銀行の総合口座をご指定されているご契約(保険料振替口座は設定されてから3カ月以上経過している口座)
                ・保険契約者さまと被保険者さまが同一人であるご契約
                ・保険契約者さまの取引時確認を行っているご契約
                ・貸付利率の減免を受けていないご契約
                ※郵便局で貸付金の口座振込みのご請求をいただいた後、一定期間(一週間程度)はご利用いただけない場合があります。また、郵便局でのお手続きの場合は、お時間を要します。
                ※ご契約の状況によって、ご利用いただけない場合があります。

                引用元:かんぼ生命/よくあるご質問/契約者貸付について

                契約者貸付まとめ
                • 解約返戻金のある生命保険に加入していることが前提
                • 保険を解約しなくてもよい
                • 審査はあるが信用情報には載らない
                • 解約返戻金の70~80%まで借入可能

                郵便局ではコロナ対策の緊急小口資金の特例貸付の取り扱いは終了している

                新型コロナウイルスの影響が日本中に広がった2020年からのことは、皆さんの記憶にも新しいでしょう。

                国では新型コロナウイルスによる困窮者のための制度として、従来からある「緊急小口資金」の内容を拡充しました。

                新型コロナウイルスの影響で収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持が必要な世帯向けに20万円までを無利子で融資する制度です。

                2020年5月28日から9月30日までのあいだ、郵便局で受付業務の代行を行っていました。

                ただ、2020年9月30日で終了しており、現在は代行業務をしていない点にご注意ください。

                ゆうちょ・かんぽで取扱い終了になったサービス一覧

                郵便局(ゆうちょ・かんぽ銀行)でお金を借りる手段として、すでに受け付けが終了してしまったサービスもあります。

                ①カードローン「したく」

                ゆうちょ銀行ではスルガ銀行との提携で利用できたカードローン「したく」がありましたが、2018年10月で受付を終了しました。

                取扱いが中止になったのは、スルガ銀行の不正融資問題で処分があったためですね。

                ゆうちょ銀行がスルガ銀行のローン契約を媒介している形で、20歳~70歳の安定収入がある人が利用できていました。

                金利も7.0~14.9%と低めで、ゆうちょとスルガ銀行などのATMを利用して借入ができる利便性が高いカードローンです。

                取扱いは終了しているものの、すでに利用している人は引き続き取引が可能です。

                ②フリーローン「夢航路」

                ゆうちょ銀行ではパーソナルローン「夢航路」という名称でフリーローンを提供していました。

                このフリーローン「夢航路」も、現在はゆうちょ銀行とスルガ銀行の提携解消により新規申し込みの受付終了となっています。

                ③財産形成貯金担保貸付・国債等担保自動貸付

                資産を担保にして融資を受けられるサービスのうち、以下の2つについては受付終了しているので注意が必要です。

                • 財産形成貯金担保貸付
                • 国債等担保自動貸付

                  これら2つは、2019年3月29日で新規受付を終了しました。国債等担保自動貸付を2019年3月29日の時点で利用中の方は、2020年3月31日まで貸付を受けることができていました。
                  財産形成貯金担保貸付けは「財形定額貯金、財形年金定額貯金又は財形住宅定額貯金」を担保に、預入金額に利子を加えた金額の90%相当額を借入できていました。

                  国債等担保自動貸付は利付国債や個人向け国債を担保にして、担保の80%まで(上限200万円)まで借入が可能でした。

                  それぞれ取扱いは終了しており、現在の制度で担保にできるのは貯金だけになっています。

                  混乱しないように、ゆうちょ・かんぽで取扱い終了になったサービスを一覧でまとめました。

                  取扱い終了になったサービス サービスの概要
                  カードローン「したく」 スルガ銀行のローン契約を媒介したカードローン
                  フリーローン「夢航路」 スルガ銀行との提携で提供していたフリーローン
                  財産形成貯金担保貸付 財形定額貯金、財形年金定額貯金又は財形住宅定額貯金」を担保に、預入金額に利子を加えた金額の90%相当額を借入
                  国債等担保自動貸付 利付国債や個人向け国債を担保にして、担保の80%まで(上限200万円)まで借入

                  これらのサービスはすでに終了しています。
                  ネットでは提供されていた当時の情報が記載されていることもありますが、勘違いしないように気を付けて下さい。

                  Q&A

                  ゆうちょの通帳のマイナスはいくらまで可能?

                  通帳がマイナスになるのは貯金担保自動貸付を利用しているためです。貯金担保自動貸付は担保になっている貯金の90%以内(1冊の総合口座通帳につき300万円まで)お金を借りることができます。

                  ゆうちょで自動貸付できないときはある?

                  担保となる定期預金や定額預金がない
                  総合口座通帳に、担保定額貯金または担保定期貯金を預け入れしておかないといけません。担保があることで審査なしで借りられるので、預け入れがない場合は自動貸付を利用できません。

                  貯金担保自動貸付の取扱が停止されている
                  担保定額貯金や担保定期貯金で、自動貸付の取扱が停止されていることがあります。この場合はもちろん自動貸付を利用できません。

                  ゆうちょ銀行ではカードローン・キャッシングは利用できる?

                  ゆうちょ銀行では以前はフリーローンやカードローンの取扱もありましたが、現在はともに新規取扱を終了しています。これらを使ったキャッシングはできません。

                  ゆうちょでキャッシングしたい場合、選択肢は「クレジットカードのキャッシング」のみです。ゆうちょ銀行ではJP BANKカードというクレジットカードを扱っていて、一般カードの場合で10~30万円(ゴールドなら10~50万円)のキャッシング枠を設けることも可能です。

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